やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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“5歳”になったね、ゴミ小説(13)

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「ジャック氏。今ってさ、顔出しNGアーティストブームなのか」

「何やそれ? 何を言い出すのヒダリン」

「いや、けっこう日本のミュージシャンでも、顔出ししない人、増えた印象を受けること多いだろ。今日この頃」

「あ。多いね、この2~3年のうちに増えたね。まあ、それはヒダリンの言うとおりだ」

「珍しく賛同したね」

「そもそも、ヒダリンは他に誰知っている? 覆面アーティスト」

「俺様ヒダリンが知っているのは、バンクシーくらいだよな、大御所の草間彌生も、村上隆も、奈良美智もばっちり顔出ししてるし。あとはおまけで、前衛アーティストJACK氏」

「おまけは、やめやめろろろ」

「ちょっと言い過ぎかい。すまんののの」

「顔出ししてないのは、まあ、比較的新しめのアート界だと、日付絵画シリーズ描いてた“河原温”あたりかな(実際は顔写真ある)。あとは本物のグラフィティアーティストも、結果的に顔は知られてないね。バンクシーも含めて」

「マジかい?」

「マジだ。結局、違法だからさアレって。だから逮捕されないために、素性を明らかにできないんだよ。犯罪者。したら捕まるから」

「本当か」

「ああ、実際に、駅や家の壁に落書きされて、大迷惑している人もいるからな、アレ消すの金かかるんだよ。めんどうくさいし」

「でもでもさJACK氏」

「何だい」

「バンクシーみたいに有名になれば、億単位の価値がある。デパートや美術館で個展も開ける。でもでもさ、無名なアーティストのグラフィティは文字通り、ただの落書き&ゴミってことかい?
世間はつめーてーな、ひゃっこい。さむいっしょ」

「おお、そうだ! それは正論だ、セイロンティー(紅茶)。ヒダリンもたまには、まともなこと言うね。ただの寄生ドーブツのくせにくせに」
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