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NEW「101回目のプロポーズ/ゴミ小説18
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「信じないかもしれないが」
タイソンは、続ける。
「俺は、中身は女の子なんだ。小学生くらいに気づいていて、ずっと自分に嘘をついてきたんだ。これで肩の荷が下りた気がする」
前回、タイソンはカミングアウトをしたばかりで、すっきりした表情をしている。
「肩の荷が下りた?」
偽ブラックジャックが問う。
「ああ。だから、あの手術をしてくれ。できるだろ?
天才的な包茎の手術ができるくらいだから。金はいくらでも払う。もし払えなかったら、エロサイボーグ看護師と一緒に病院でアシスタントをしてローンを払う」
「やめとけ」
偽ブラックジャックが言った。
「なぜだ、WHY?」
「ああ。キサマは肩の荷が下りたかもしれないが、俺を含めて、ここにいる全員が、キサマの重たい荷物を代わりに背負わされたようなものだ」
偽ブラックジャックは、ため息をついた。
(やれやれ)
俺もヒダリンも、ここにいるみんなが同じ感想を抱いているはずだ。
ともかく相変わらず、あたりは静まりかえっている。
しーん
タイソンは、続ける。
「俺は、中身は女の子なんだ。小学生くらいに気づいていて、ずっと自分に嘘をついてきたんだ。これで肩の荷が下りた気がする」
前回、タイソンはカミングアウトをしたばかりで、すっきりした表情をしている。
「肩の荷が下りた?」
偽ブラックジャックが問う。
「ああ。だから、あの手術をしてくれ。できるだろ?
天才的な包茎の手術ができるくらいだから。金はいくらでも払う。もし払えなかったら、エロサイボーグ看護師と一緒に病院でアシスタントをしてローンを払う」
「やめとけ」
偽ブラックジャックが言った。
「なぜだ、WHY?」
「ああ。キサマは肩の荷が下りたかもしれないが、俺を含めて、ここにいる全員が、キサマの重たい荷物を代わりに背負わされたようなものだ」
偽ブラックジャックは、ため息をついた。
(やれやれ)
俺もヒダリンも、ここにいるみんなが同じ感想を抱いているはずだ。
ともかく相変わらず、あたりは静まりかえっている。
しーん
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