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「K・ジャックの落書きノート/私小説集」(29)
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「殺してみろよ。どうやって殺すんだ」
ヒダリンが、再び挑発してくる。
「挑発するのか。俺様の左手のくせに。なめんな、なめねこ、なめたけ、なめなめ」
俺は、途方に暮れている。
(そうだ。ポメラで私小説を書けばいいんだ)
コンビニの受け取りボックスに、ブルーシートをはる作業を終えた、ポメラが戻ってきていることに気付いた。
俺は、左手をボクサーのように、テーピングでぐるぐる巻きにして反抗できない状態にしてしまった。
私小説の中で、この奇妙なストーリーを書き換えてしまえば、ヒダリンとも“おさらば”できるだろう。
俺は、頭の片隅では「そんな上手いこといくかな」「甘い考えは禁物だぞ」と、思いながらも、受け取りボックスのあるコンビニに向かったのだ。
コンビニは、近所だった。
ヒダリンが、再び挑発してくる。
「挑発するのか。俺様の左手のくせに。なめんな、なめねこ、なめたけ、なめなめ」
俺は、途方に暮れている。
(そうだ。ポメラで私小説を書けばいいんだ)
コンビニの受け取りボックスに、ブルーシートをはる作業を終えた、ポメラが戻ってきていることに気付いた。
俺は、左手をボクサーのように、テーピングでぐるぐる巻きにして反抗できない状態にしてしまった。
私小説の中で、この奇妙なストーリーを書き換えてしまえば、ヒダリンとも“おさらば”できるだろう。
俺は、頭の片隅では「そんな上手いこといくかな」「甘い考えは禁物だぞ」と、思いながらも、受け取りボックスのあるコンビニに向かったのだ。
コンビニは、近所だった。
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