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「マスクマニアで、アイムソーリー」K・ジャック(84)
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「他に、無いの?」
ハ●ブサが聞いてくる。
「何が?」
「ウンチクだよ。君はウンチク話し出したら、やめられない止まらないだろ。かっぱえびせん」
「ある。実は、『心が折れる』に関しては、自分で、調べてみたんだ」
「何を」
ハ●ブサが問う。
「うん。神●選手の前に、本当に(心が折れる)って使った人がいないかどうかさ」
「おお。わざわざ、君が調べるなんて珍しいね」
「うん。だってさ信じられるか。神●さんはレジェンドでスーパースター(!)だけど、たまたま使った言葉が普遍性を持って、日本に広まったなんてこと本当にあるだろうかと疑ってみたんだ」
「その気持ち、わからなくもないな」
ハ●ブサがバク転する。
「だってさ、『心が折れる』って、一般的に使われまくっているだろ。正式な使用法として、『デジタル大辞泉』にも載っているんだよ(←マジ)」
「で結果は?」
ハ●ブサは、興味津々だ。
「神●さんの前にも、使用例があった」
ジャックは言った。
「嘘だろ」
「本当なんだ」
「誰が使ってたんだ?」
「きっと、驚くぞ」
「誰だい?」
「レジェンド・芥●龍之介だ」
「げげげげの鬼太郎。また、芥●龍之介かよ。お前、これさすがに作り話だろ。できすぎた話が続き過ぎている。ウンチクというより、よくできたホラ話じゃないのか?」
「いや。本当だ。1921年発表の短編小説『好色(作・芥●龍之介)』で使用されている」
「マジか」
「マジだ。だが、現代と微妙に意味が違い『気持ちが相手に向く』という意味」
「よくわからないな」
「つまり、おねーちゃんを口説いたら、やっと振り向いてくれたみたいな意味だ。きっと(やっと、あのキャバ嬢の心を折ったよ)みたいな感じだと思う」
「全然違うな」
「でもさ、ジャック」
「何だい?」
「……芥●龍之介と、神●忍が闘ったら、どっちが強かっただろうな」
ハ●ブサは、ポツリとつぶやいた。
ハ●ブサが聞いてくる。
「何が?」
「ウンチクだよ。君はウンチク話し出したら、やめられない止まらないだろ。かっぱえびせん」
「ある。実は、『心が折れる』に関しては、自分で、調べてみたんだ」
「何を」
ハ●ブサが問う。
「うん。神●選手の前に、本当に(心が折れる)って使った人がいないかどうかさ」
「おお。わざわざ、君が調べるなんて珍しいね」
「うん。だってさ信じられるか。神●さんはレジェンドでスーパースター(!)だけど、たまたま使った言葉が普遍性を持って、日本に広まったなんてこと本当にあるだろうかと疑ってみたんだ」
「その気持ち、わからなくもないな」
ハ●ブサがバク転する。
「だってさ、『心が折れる』って、一般的に使われまくっているだろ。正式な使用法として、『デジタル大辞泉』にも載っているんだよ(←マジ)」
「で結果は?」
ハ●ブサは、興味津々だ。
「神●さんの前にも、使用例があった」
ジャックは言った。
「嘘だろ」
「本当なんだ」
「誰が使ってたんだ?」
「きっと、驚くぞ」
「誰だい?」
「レジェンド・芥●龍之介だ」
「げげげげの鬼太郎。また、芥●龍之介かよ。お前、これさすがに作り話だろ。できすぎた話が続き過ぎている。ウンチクというより、よくできたホラ話じゃないのか?」
「いや。本当だ。1921年発表の短編小説『好色(作・芥●龍之介)』で使用されている」
「マジか」
「マジだ。だが、現代と微妙に意味が違い『気持ちが相手に向く』という意味」
「よくわからないな」
「つまり、おねーちゃんを口説いたら、やっと振り向いてくれたみたいな意味だ。きっと(やっと、あのキャバ嬢の心を折ったよ)みたいな感じだと思う」
「全然違うな」
「でもさ、ジャック」
「何だい?」
「……芥●龍之介と、神●忍が闘ったら、どっちが強かっただろうな」
ハ●ブサは、ポツリとつぶやいた。
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