865 / 1,429
「マスクマニアで、アイムソーリー」K・ジャック(79)
しおりを挟む
「そもそもさ、プロレスと文学って似てるんだよな」
ハ●ブサが言った。
「似てるって? どこが?」
ジャックは驚く。
またもや、レジェンド流の独自のトンデモ理論を展開させようとしているのか。
「似てるんだよ。まず、学歴が関係ないところ」
「学歴」
「うん。芥川●之介が活躍した時代は、東大卒が当たり前だったけど、今のベストセラー作家を見てみなよ。大卒者の方が珍しいだろ」
「そういえばそうだ」
「中には、引きこもりをしていて、半ばそうした暗い体験を文学のエナジーにしてしまっている人もいるほどだ」
「おお」
「これって、プロレスも同じだ。メンタル面で問題を抱えていて、プロレスをすることで、克服した選手も多い。特に、今の女子プロレスラーなんてね」
「なるほど」
「それに、刑務所や鑑別所から出てきた者でもプロレスは受け入れてくれるだろ。これって、文学も同じだ! ゲージュツは、爆発だ!」
「まあ、言われてみれば、そうかもね」
ジャックは、頷く。
「でしょ、でしょ? アマレスでオリンピックに出た選手も、元ヤンキーで裏街道からやってきた選手も、障害を抱えている選手も、同じマットの上で、対等にベルト争いができる。これがプロレスの醍醐味なんだ」
「これって文学も一緒だろ」
ハ●ブサが、バク宙する。
なるほど。文学とプロレスって似てるかも。
やっぱり、ちょっとトンデモ理論めいてるけど。
ハ●ブサが言った。
「似てるって? どこが?」
ジャックは驚く。
またもや、レジェンド流の独自のトンデモ理論を展開させようとしているのか。
「似てるんだよ。まず、学歴が関係ないところ」
「学歴」
「うん。芥川●之介が活躍した時代は、東大卒が当たり前だったけど、今のベストセラー作家を見てみなよ。大卒者の方が珍しいだろ」
「そういえばそうだ」
「中には、引きこもりをしていて、半ばそうした暗い体験を文学のエナジーにしてしまっている人もいるほどだ」
「おお」
「これって、プロレスも同じだ。メンタル面で問題を抱えていて、プロレスをすることで、克服した選手も多い。特に、今の女子プロレスラーなんてね」
「なるほど」
「それに、刑務所や鑑別所から出てきた者でもプロレスは受け入れてくれるだろ。これって、文学も同じだ! ゲージュツは、爆発だ!」
「まあ、言われてみれば、そうかもね」
ジャックは、頷く。
「でしょ、でしょ? アマレスでオリンピックに出た選手も、元ヤンキーで裏街道からやってきた選手も、障害を抱えている選手も、同じマットの上で、対等にベルト争いができる。これがプロレスの醍醐味なんだ」
「これって文学も一緒だろ」
ハ●ブサが、バク宙する。
なるほど。文学とプロレスって似てるかも。
やっぱり、ちょっとトンデモ理論めいてるけど。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
幻想遊撃隊ブレイド・ダンサーズ
黒陽 光
SF
その日、1973年のある日。空から降りてきたのは神の祝福などではなく、終わりのない戦いをもたらす招かれざる来訪者だった。
現れた地球外の不明生命体、"幻魔"と名付けられた異形の怪異たちは地球上の六ヶ所へ巣を落着させ、幻基巣と呼ばれるそこから無尽蔵に湧き出て地球人類に対しての侵略行動を開始した。コミュニケーションを取ることすら叶わぬ異形を相手に、人類は嘗てない絶滅戦争へと否応なく突入していくこととなる。
そんな中、人類は全高8mの人型機動兵器、T.A.M.S(タムス)の開発に成功。遂に人類は幻魔と対等に渡り合えるようにはなったものの、しかし戦いは膠着状態に陥り。四十年あまりの長きに渡り続く戦いは、しかし未だにその終わりが見えないでいた。
――――これは、絶望に抗う少年少女たちの物語。多くの犠牲を払い、それでも生きて。いなくなってしまった愛しい者たちの遺した想いを道標とし、抗い続ける少年少女たちの物語だ。
表紙は頂き物です、ありがとうございます。
※カクヨムさんでも重複掲載始めました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる