やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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「マスクマニアで、アイムソーリー」K・ジャック(74)

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「そろそろ、日々の執筆スタイル変えようと思うんだ」
 ジャックが切り出す。

「何だいジャック。執筆スタイルって」
「今さ、小説書く時、H●KBの高級キーボード使ってるんだけどさ」
「良いよね。あのキーボード。高いけど。このところの在宅ワークの増加で、売り上げもかなり伸びてるらしいよ」
「うん。で、H●KBをポ●ラにしようかと思うんだ」
「あ、ポ●ラか」
「うん」
「ポ●ラって小説家に評判いいけどね。方向性は真逆だねぃ」
「何だい。真逆って」
「ああ。H●KBは、超高級志向のキーボードだろ。ポ●ラも割と高いけど、どちらかといえば、打鍵感の高級さより、持ち運びしやすさとかに重きを置いているだろ。だから、全然方向性が違う。H●KBは深めのストロークでフカフカ沈む感じで、ポ●ラは、ストロークが浅くてカチャカチャって感じだ」
「まあ、そうだな」
 ジャックが納得する。
 ハ●ブサの解説は正しい。的を射ている。

「大丈夫か。指、痛めるぞ。突然、あんなにタイプが全く違うキーボードになんて変えたら」
「ありがとう。そんなに心配してくれて」
 ジャックが礼を言った。

「まあ、どっちにしても、ストーリーが稚拙で、下手クソなのは変わらないとは思うけどな」
 これが、ハ●ブサの結論だった。
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