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~NEW【緊急事態宣言】発令!もう何回目の発令か、覚えてないよぅ(20)~
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「まいったな」
倉橋が、ため息をついている。
倉橋は、警備員の制服を着込んだまま、テントの中で行き場を失っている。
東京五輪の警備員のフリをして、五輪会場に忍び込んで、【コツメテロ】を行うつもりだったのだが、とんだコトになったのものだ。
「ダダダダダ、ダダダダダ、ダダダダダDADA」
「ダダダダ、ダダダダダダ」
「目撃ドキュゥン」
「バリバリイ」
戦闘は続いている。
「どうする、コツメ」
倉橋は聞いた。
倉橋はボストンバッグの中で怯えているコツメロボットに、なにか打開策はないか、聞いてみたのだ。
コイツは、ドーブツの姿をしているが、本来はD・ナミックス社で製造された高性能マシーンなのだ。
もしかしたら、何か、よい意見が聞けるかもしれない‥‥‥
「コツメ、なんとか言えよ」
倉橋が話しかける。
『‥‥‥』
無言である。
「おい、大丈夫か? バッテリーが切れそうなのか? コツメ【戦闘】が怖いのか?」
そのうち、
『キュッキュ』
「お?」
『キュキュキュキュ』
コツメの元気そうな鳴き声がした。
――愛くるしいが、これではとうてい【打開策】は見つかりそうになかった。
倉橋が、ため息をついている。
倉橋は、警備員の制服を着込んだまま、テントの中で行き場を失っている。
東京五輪の警備員のフリをして、五輪会場に忍び込んで、【コツメテロ】を行うつもりだったのだが、とんだコトになったのものだ。
「ダダダダダ、ダダダダダ、ダダダダダDADA」
「ダダダダ、ダダダダダダ」
「目撃ドキュゥン」
「バリバリイ」
戦闘は続いている。
「どうする、コツメ」
倉橋は聞いた。
倉橋はボストンバッグの中で怯えているコツメロボットに、なにか打開策はないか、聞いてみたのだ。
コイツは、ドーブツの姿をしているが、本来はD・ナミックス社で製造された高性能マシーンなのだ。
もしかしたら、何か、よい意見が聞けるかもしれない‥‥‥
「コツメ、なんとか言えよ」
倉橋が話しかける。
『‥‥‥』
無言である。
「おい、大丈夫か? バッテリーが切れそうなのか? コツメ【戦闘】が怖いのか?」
そのうち、
『キュッキュ』
「お?」
『キュキュキュキュ』
コツメの元気そうな鳴き声がした。
――愛くるしいが、これではとうてい【打開策】は見つかりそうになかった。
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