やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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～宣言解除後の日常（125）～

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『ばかな、人間どもめ』
　警備ロボットは、線路の傍らで、動かなくなってしまった。
『馬鹿な、人間どもめ』
　さらに、
『バカナ、ニンゲンドヨメモ‥‥』
　ロボットは、ノイズを発生させながらも、同じセリフを繰り返しているようだ。
　小便器を被っているせいで、何を言っても、リアリティが無かった。
（ざまみろ）
　人間様を舐めているから、罰があたったのだ。

　そのうち
『コノウラミハラサデオクベキカ』
「え？　なんて言ったの？」
　倉橋が問う。
　ノイズが、多すぎて、よく聞こえない。
『この怨み晴らさで、おくべきか』
　今度は、はっきりと聞こえた。
　ＡＩは、呪いの文言まで学習しているらしい。

　――さすがに、これは不気味だった。
　

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