やる気が出る3つの DADA

「るんるんるん」⇔ホログラムのカエル⇔「 るるんぶるるん」⇔アンドロイドのカッパ

「‥‥‥があああああっ」
　倉橋は、叫んだ。　　
　無理も無い。それもそのはずである。去年ラストの日（大晦日）に、三島の肛門が突如として分解を始めた。
（げ）
　驚いていると肛門は、そのまま倉橋の身体を、パックリと飲み込んでしまった。
　肛門の内部は、真っ暗だった。暗いけれども人々の思い出が溶け込んだ不気味なシチューのような印象である。

　それは、異様なほどに、とても異様な光景だった。

　―――結局、倉橋が次の世界へワープする為の入り口は、他の国のように上下するエレベーターなどでは無く、目の前の文豪・三島太郎の肛門だったようだ。