やる気が出る3つの DADA

スケキヨの逃避行

スケキヨはただ、ただアオリンから逃げた。後ろからアオリンがすごい勢いで追いかけてくる。

「こら、逃げんじゃねー」とガラケーでスケキヨを撮影している。

スケキヨはすっかり痴漢にされているようだ。マスクをしているのでめちゃくちゃ目立つ。

スケキヨはアオリンを遂に振り切り、線路を走ったり、階段から転げ落ちながらも逃げ続けた。

ある街の公園に紛れ込んだ。公園の中央部には石碑があって何か書いてある。スケキヨは覗き込んだ。

なになに？ラジオ体操発祥の地？

ラジオが体操をするのか？あの無機質な機械が？どうやって？

スケキヨはあまりのおかしさに思わずプププ笑いをしてしまった。

それにしても年々USSRAは暑くなってきている。マスクなんて被ってられるか。

スケキヨは「アッチッチ、アッチッチ。燃えてるんだろうか？」と鼻唄を口ずさみながらマスクを脱いだ。

マスクの下にはリーランド首相補佐官の顔があった。

えっ？

われわれがスケキヨだと思っていた人物はなんとガックンのマブだち、リーランドであった。