楊端和とロゾ

Kimv

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陵辱の始まり

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★序章
開戦後10日目の事である
ここは遼陽城の貴賓室
楊端和とロゾが向かい合っている

実はロゾから犬戒軍の主な将がブネンのみとなった時点で山の民に共闘を申し出ていた。
ロゾは戦後に弱体化した遼陽城を趙に攻められる事を恐れての申し出となっていた。
何故なら趙にとって、遼陽城の犬戒は治外法権で、目の上のコブでしか無く、弱体化したら攻め落とされる危険が高まるだけだからである。
そこでロゾは楊端和に共闘を持ちかけたのである
現在は犬戒軍と山の民が遼陽城に立てこもり、趙軍を牽制し足止めしている
犬戒は秦に与力し、山の民を遼陽城に留める事で武力を保ち、これまで通り支配しようとしていたのである。
こういった打算に基づいて、犬戒は、山の民を遼陽城に引き入れた。

犬戒と山の民は、趙軍の動向を探る見張りを除き、共に激闘を癒すように、昼の早い時間から各自で休息を取っていた。

遼陽城の貴賓室で休息を取る楊端和のもとに、ロゾが突然訪問してきた。
しかし、楊端和も共闘を申し出てきた相手だけに無下に追い返すわけにも行かず相手をしていた。
昼間という事もあり、楊端和はロゾを部屋に入れ、今後について協議をしていた。

当面の趙との戦いに向けた作成の方向が決まり、一段落した所で、ロゾは
「さー 今後の共闘を祝って乾杯だ
 地酒の良いのを持って来た
 是非飲んでくれ」
楊端和「いや、遠慮しておく」
ロゾ「毒なんて入ってねーよ」
と言って自ら一気に飲み干した。
それを見た楊端和も安心して
楊端和「そうだな 乾杯」

こく・・・こく・・・ 

それは、甘く口あたりがよく、楊端和は少しずつゆっくりと飲み込んでいった。 

「ん・・・」 

楊端和が小さく鼻から息を漏し器は空になっていた。 

「・・・・これで満足?」 

楊端和が笑みを浮かべる。 
表情とは裏腹に、全身にはびっしょりと汗が浮かんでいた。 

「ああ、もちろんだ。
 これから、趙に対抗しなければならない、まずはその準備だ。」 
「準備?」 
「じきに判る。ほうら、身体がだんだん熱くなってきたのではないのかね?」 

その通りだった。楊端和の身体の芯のほうから熱くなってくる。 

(ど・・どうなっている・・・頭までボーっとしてくる・・・) 

楊端和の露出した胸元あたりには、もう汗が浮き上がってきた。 

突然、ロゾが楊端和の両手首を掴んだ。 

「あっ!」 

ロゾに両手が挙げられ、床から楊端和を浮かせ、バンザイするポーズで吊される。 

「や・・やめろっ!」 

抵抗しようとする楊端和だったが、身体に力が入らない。 

「これからは、オレに従ってもらう
 犬戒と山の民が一つになる為に
 お前は、オレの女になってもらう
 まずは身体検査をさせてもらうぞ。」 

ロゾが両手を吊された楊端和の姿を上から下まで舐めるようにじっくりと眺めていく。 
鎧を身に着けない楊端和の女体は、艶やかなS字曲線が生々しく強調されていた。 

「や・やめろ・・・同盟では無いのか!
 こんな事して恥ずかしくないのか!」 

両腕を高く掲げたまま必死の表情で身体を捻り足掻く楊端和。 
だがしかし、身体はまるで高熱を出したかのように熱く火照り、思うように動かない。 
まるで、身体の指揮系統が遮断され、快感だけ脳に伝達されているようだ。

「ど・・・どうなっているんだ?」 
「ふふふ・・・足掻いても無駄だ。 
 それでは山の王などとほざく
 不埒な女の取り調べをさせてもらうぞ。」 

ロゾの指が楊端和の顎を上げ、整った顔に丹念に指を這わせる。 
頬や唇、髪に隠れていた白い耳を丹念に、くすぐるように撫で回す。 

「まさに芸術品だな、いや実に美しい。」 

ロゾの指が耳の穴を穿るように優しくこねる。 

「ひっ!」 

身体の芯から来る感覚に、楊端和の身体がピクンと震える。 

(こんなことで・・・どうして・・・) 

頭の頂から足の指の先までまるで酔ったときのように熱く火照る。 
身体の内部いたるところから甘美で怪しい感覚が湧き上がり、楊端和の身体中を駆け巡る。 

「はうっ!」 

突然、楊端和は嬌声をあげた。 
顔から首を伝わり、少しずつ下に下りてきたロゾの手が楊端和の胸に軽く触れたのだ。 
だが、それはまるで自慰の時に性器を直接弄ぶような快楽を楊端和に与えてくる。 

「・・・・な・・・何を飲ませた・・・・」 

身体を震わせながら、楊端和はロゾを睨み付ける。 

「君が飲んだのは、我らに伝わる催眠効果のある媚薬入りの酒だよ。」 
「び・・・媚薬?」 
「元々は政略結婚で、女を籠絡する為に作られた薬なんだがね 。
これを飲まされたら最後、身体の自由を奪われ快感漬けにされて、どんなに身持ちの硬い女も 、男が欲しくて溜まらない淫乱になってしまう。
そして、男が飲むと絶倫になるという素晴らしい薬だ。」 

言いながら、ロゾが乳房を下から持ち上げるように、ゆっくりと揉み始める。 

「うっ・・・うう・・・・」 

首を横に振り、必死に快楽を押し殺そうとする楊端和だったが、 きつく閉じられた唇からは、声が少しずつ漏れはじめている。 

「どうした、辛そうじゃないか、山の王よ。 
少しは只の女と違うところを見せて貰おうじゃないか。」 

後から楊端和の両手を吊していた手を離し、身体を自分に寄りかからせ、背中や尻を遠慮無く撫で回す。 

「ヒッ!」 

自由にされた腕がだらりと垂れ、まるで力が入らない。 
膝がガクガクと震え、ロゾに支えられなければ立っていることすらできない。 

「か弱い女に、卑怯な薬まで使わなければならないなんて・・・ 
実に情けないわね・・・・・」 

ろくに動けない身体をロゾに弄ばれながらも、清一杯の皮肉を言ってみる。 
だがしかし、今やその無駄な抵抗は、もはやロゾを喜ばせるだけでしかない。 

「君のどこが、か弱いというのかな?もしかしてここのことか?」 

言いながら、ロゾは服の上からでもわかるほど勃起した乳首を指でピンと弾く。 

「あうっ!」 

再び嬌声。 

「良い反応だ。」 

ロゾは、服の上からでもわかるほどにツンと勃起した乳首を摘み、じっくりとしごき挙げていく。 

「・・・や・・・やめろ・・・・この変態!」 
「・・・この薬を飲まされてまだそんな口を叩けるとは大したものだ・・・ 
性感中枢に直接訴えかけてくる快楽に対してその強気がいつまで続けられるかどうか楽しみだよ。」 

ロゾは悪魔のような笑みを浮かべながら楊端和の反応を一つ一つ楽しんでいた。 

「うっ・・・・あぁっ・・・・な・・・なに・・・これ・・・」 

体の内部から防ぎようがない官能の炎であぶられていく感覚。 
それは次第に圧迫感を増し息苦しくさえなっていく。 
その甘美な感覚を楊端和の女の性感帯が敏感に捉え、とろりと反応を始めていく。 

「ひっ・・・あっ・・・・」 

信じられない快楽に楊端和の口から自然と甘い声が漏れる。 

「可愛い声も出せるじゃないか。」 

そう言うと、ロゾは再び器に酒を注ぎ、邪悪な表情を浮かべ、楊端和ににじり寄ってくる。 

「い、いや・・・」 

その時、楊端和は本心から目の前の中年男に恐怖を感じていた。 
這ってでも逃げようと、必死に身体を捻り足掻いてみる。 
だが、ろくに力の入らない身体では逃げることが出来ない

「ふふふ・・・君をとろけるような悦楽の世界へ誘ってやろう」 

そう言うと、ロゾは身体をじたばたさせ無駄な抵抗を繰り返す楊端和の様子を楽しげに見ながら、 
器の中の酒を口に含んだ。 
そして、ロゾは楊端和の身体を抱き寄せ、その美しい顔に自らの欲望に歪んだ顔を近づける。 

「ん・・・むうっ・・・」 

唇を塞がれた楊端和はロゾを引き離そうと必死に抵抗する。 
しかし、自由にならない身体では全く無力だった。 
せめてロゾの舌の侵入を阻止しようと口を閉じようとするものの、 
その執拗な舌使いで無理矢理こじ開けらてしまう。 

「んぐっ・・・んぐ・・・・・・」 

生温かい液体が口内に流し込まれるのを感じたが、もう後の祭りであった。 
吐き出すにも目の前にいるロゾが絶え間なく流し込んでくるため、為す術がない。 

こく・・・・ 

白い喉が小さく鳴る。 
楊端和は憎むべき男の唾液ごと、再びあの悪魔の液体を飲み込まされてしまった。 

彼女が飲み終わったのを確認すると、ロゾはゆっくりと唇を離した。 
唾液が細い糸となって二人の唇の間を繋ぐ。 

「ん・・・・・ん・・・はぁ・・・はぁ・・・・」 

ようやく解放されて、たまらず楊端和は息を吐き出す。 

「どうだね?こういう飲み方も悪くはないだろう?」 
「気に入るわけないだろう!!」 

楊端和の美しい顔が怒気で染まる。 

「それはそれは失礼した、お詫びにこんどはキチンと楽ませてあげよう。」 

言いながら、さらにロゾは身体を楊端和へ密着させる。 
左手で頭を撫で、艶やかな金髪の豊かな髪の感触を味わいながら、 
右手を肩から腰へと下へと降ろしていく。 
くびれた腰をすうっと指で沿ったその手は、楊端和が誰にも触れさせたことがない場所へと到達した。 

「い、いや・・・・あ、はあっ!」 

ロゾに秘裂を撫で上げられ、思わず声を漏らしてしまう楊端和。 

(こんな奴に身体を弄ばれるなんて・・・・) 

嫌悪感のあまり、涙が出そうになる。 
だが、これはまだ始まりでしかない。 
ロゾが何度も慈しむように撫でているうちに、快楽はさらに大きくなっていく。 

「うあ・・・はっ・・ああっ!」 

抵抗しようとするものの、敏感な部分を執拗に擦られているため、身体にはまるで力が入らない。 

(わ・・・私の身体・・・ど・・どうなっているの・・・) 

まるで自分の身体では無いようだった。 
快感物質が脳から継続的に分泌され、頭の中に靄がかかったかのように思考能力が奪われていく。 

「あっ・・・・ああっ・・・・・」 

快楽をもはやこらえきれない楊端和の目は涙で潤み、口の端からは自然に涎が零れてしまう。 

「ふふ・・・なかなかいい反応をするようになってきたぜ・・・・・さて・・・そろそろ、いいかな?」 

後ろからロゾが楊端和の乳首をつまみ上げた。 

「あっ!!」 

びくん、と楊端和の身体が反り返った。
脚は身体を支えられなくなり、全身から力が抜ける。 
軽い絶頂に押し上げられたのだ。 
そして膝から楊端和は崩れ落ちた。 

「腰が抜けるほど気持ちよかったのか?」 

認めたくはないが、その通りだった。 
悦楽の波がこれ以上続くと、本当に自分が別のものに変わってしまいそうな気がした。 

「はあ・・・はあ・・・」 

膝立ちの体勢で、荒い呼吸を繰り返していた。 

「どうだね、感想は?」 

ロゾが楊端和の顎を掴み、頭を上げさせる。彼女から既に凛とした表情は消えていた。 

「もう・・・・やめろ・・・・・・・・私を辱めるならもう十分だろう・・・・・・・・」 

潤んだ目をわずかに逸らしながら、半ば投げやり気味に呟く楊端和。 
一度絶頂を向かえても、身体の火照りはまるで治まる気配がない。 
身体が疼き、それは確実に刺激を求め始めている。 
だが、これ以上の快楽を受ければ、本当に頭がどうにかなってしまいそうだった。 
ロゾは、それを全て察しているが、もちろん止める気はない。 

「一度イッたくらいでもう根をあげるのかね?」 

ニヤリと笑いながら言うと、ロゾは太腿に手を当て、そして両手を足の付け根までまでつうっとなぞる。 

「あっ・・・」 

求めていた刺激に、楊端和は目を瞑り、天を仰ぎ、卑猥な声をあげてしまう。 

「まだまだたっぷりと楽しもうじゃないか、夜は長からな。」 

ロゾは腰をかがめると、 後から楊端和の乳房を揉みはじめた。 

「ひっ・・・・あっ・・・・・あああ・・・・・」 

形の整った両胸をゴム鞠のように揉みしだきながらロゾは楊端和に更なる欲情を与えていく。 

(だ・・・ダメ・・・・・・) 

わずかに残った理性が、楊端和の頭の中の靄を少しだけ振り払った。 
奥歯を噛みしめ、首を横に振り、必死に快楽を振り払おうと最後の抵抗を試みる。 

「うっ・・・・うぅぅっ・・・・・」 

だがしかし、その抵抗も今まで経験したことのない快感の嵐の前には全く無力だった 。
くいしばった口から歓喜の悲鳴が漏れ止まらない。 
ゆさゆさと乳房を揺すられるだけで頭が真っ白になりそうな快感に襲われる。 

「ほらほら、良いんだろう?胸の先が更に尖ってきたぞ?」 
「あ、や、やめ、あはああっ!!」 

いつしか、歯を食いしばっていた楊端和の口は、だらしなく半開きになっていた。 
可愛らしい舌を子猫のように覗かせるその口からは、だらしなく涎が垂れ始めている。 

「あぁっ・・・ぁっ・・・・」 

焦点が定まらない目で、楊端和はロゾの方を見つめている。 

「どうした?気持ちよすぎて言葉がないか?」 
「そ・・・そんなこと・・・・・あるわけ・・・・ない・・・・」 
「本当かな?」 
「ひいっ!」 

再び秘裂を触られると、涎を流しながら快感に染まった美しい顔を振り乱して悶えてしまう。 
抵抗する力も気力も、既に楊端和には残っていない。 

「あ・・・ああ・・・・・・」 

楊端和はロゾの愛撫に身を任せ、ただひたすら快楽を享受していた。 
最後まで抵抗を続けていた理性も、薬と愛撫により、少しずつ崩壊へと近づき始めている。 
そんな楊端和の様子を見たロゾは、更に彼女を屈辱的な快楽地獄へと誘っていく。 

「自分だけ気持ちよくなっていないで、今度は俺も楽しませてはくれないか?」 

愛撫を続けていたロゾの手が離れ、だらりと垂れたままになっている楊端和の右手をぎゅっと掴んだ。 
そして、空いた手で己の肉棒を露出させると、そこに楊端和の右手をそっと当てさせた。 

「!!」 

突然手に感じた、堅く脈打つ熱くモノの感触に楊端和が驚愕する。 
直接見ることは出来ないが、本能的に彼女がそれが何かは察することができた。 

(い・・いやぁ・・・・) 

男と肉体関係も結んでいない楊端和にとって、手のその感触はあまりの衝撃だった。 
だが、何故か拒絶の声を出すことができない。 
気持ち悪いと思ったのも、触った時の一瞬だけだった。 
ロゾは、楊端和の白く細い指を導き、一本一本肉棒へと絡ませていく。 
そして、楊端和の手はそれに抵抗することもなく、ただされるがままになっていた。 
ペニスに自分の指が絡むたびに、楊端和はドキドキと心臓の鼓動が早まっていくのを感じていた。 

(ど・・・どうして・・・・) 

彼女は自分の反応に困惑していた。 

「あ・・・・・」 

ロゾは、片手で乳房を揉みながら、楊端和の顎を掴み、すっかり快楽に流されきった楊端和の眼をのぞき込む。 

「なかなか良い表情になってきたではないか。一度この薬の味を知った女は一生、この極上の快楽の虜だ。嬉しいだろう?」 
「そ・・そんな・・・・」 

楊端和が何かを言いかけたところで、ロゾは再び酒を口に含み、楊端和の唇を塞ぐ。 

「ん!」 

そしてキスをしながら、ロゾは楊端和の乳首を摘み、二本の指で秘部を突き上げる。 

「んー!」 

ロゾと唇を重ねながら、楊端和は二度目の絶頂を感じていた。 

「あ・・・・はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・・・」 

唇を解放された楊端和は、ぜぇぜぇと荒い呼吸を繰り返し、必死に酸素を吸収する。 
もはや憎まれ口を叩く気力もない。 

「さあ、キチンと手でしごいてくれよ。」 

ロゾはニヤニヤ笑いながら、肉棒を握らせたまま楊端和の側面に移動し、 
頭を掴み、視線を移動させ、彼女が己の手で肉棒を握る様をじっくりとみせつける。 

「あぁ・・・・・・・あ・・・・・」 

弱々しい声で拒絶する楊端和だが、身体はもう完全に快楽の虜だった。 

ロゾは肉棒を楊端和にゆっくりとマッサージさせて、楊端和はただ涎を垂らしながらじっと見つめ、されるがままになっている。 

「私のモノがそんなに愛おしいのかね?」 

声に反応し、だらしない表情で振り向いた楊端和に、 ロゾは優しく、恋人に対するように優しく楊端和の乳房と股間を愛撫する。 

「う・・・あっ・・・・あっ・・・」 

抵抗する力を完全に失った楊端和は、次第にロゾの愛撫のリズムに合わせ、 その卑猥な声を隠すことなく発し始めている。 

「ふふ・・・良い具合に出来上がってきたな。
あと少し、この酒を飲んだら君がどこまで淫らになるか・・・・・
クックッ・・・・・楽しみだよ。」 

ロゾは、酒の器を掴むと、くいっと口の中に含む。 

「ん・・・」 

再び、楊端和はロゾと唇を重ねた。 
それは、これまで以上のディープキスだった。 
楊端和は、今度は自ら積極的にロゾと舌と舌を絡ませていた。 
そしてロゾの唾液がブレンドされた薬を、拒むことなく嚥下していく。 
長い時間をかけてたっぷりと楊端和の口を犯し続けていたロゾの唇と舌が、ようやく離される。 

「う・・・あ・・・・」 

はぁ、はぁ、と荒い呼吸が繰り返される。 
もはや頭の中は真っ白で、何も考えられない状態だった。 

「うう・・・・・・・・」 

何か言いたかったが、それが何かすらももう思い出せない。 

「それだけ飲めばもう理性を保つことはできまい。ほら、ちゃんと握れ。」 

ロゾに強く握るよう促される楊端和。 
すると、無理矢理握らされていただけだった楊端和の右手に、次第に力が入ってきた。 

「それでいい・・・ちゃんとしごくんだぞ・・・」 

自分の手で補助しながら、ロゾは楊端和に手淫のやり方を仕込んでいく。 
薬と、そして官能の炎より、楊端和は身も心も快楽の虜となっていた。 

「ほら、私のペニスを握った感想はどうだ?言って見ろ。」 
「あ・・・・あつい・・・・・・」 

そんな言葉が、自然と楊端和の口から出ていた。 

「そうか・・・クックック・・・」 

言いながら、片手で楊端和の頭を撫でつつ、片手で顎を持ち上げ再び唇を合わせ、理性の全てを吸い取るように、口をすい、さらに舌を強く吸い上げた。 
ロゾの肉棒をしごく楊端和の手に、ロゾの補助は必要なくなっていた。 
既に、楊端和の右手は、ロゾの補助無しに逸物をしごきたてていた。 

「ふふふ・・・・そうだ・・・少しずつ、強く握っていけ・・・・・・そうそう、上手いぞ」 

ロゾに言われるままペニスに愛撫を続けているうちに、それは変化をはじめた。 

「や・・・ん・・・。うん・・・あん・・・」 

吐息を漏らしながら、楊端和はその行為に熱中していた。 
ムクムクとロゾの肉棒はどんどん起立し、熱く硬く大きなモノに変化していた。 

(お・・・・大っき・・・い・・・。それに・・・熱い・・・) 

手をもぞもぞと動かし、ゆっくり、丁寧に、そして愛おしそうにロゾの逸物をしごく。 
ためらいは無くなっていた。先走りが楊端和の手に付着し、粘液のイヤな感触が手を流れる。 

(あ・・・) 

だが、今の楊端和にそれを不快と思うことは出来なくなっていた。 
その脈をうち続ける、まるで悪魔の胎動を思わせるそれを、 自らの意志で、そして愛おしそうにしごく行為に没頭していた。 

「君だけ楽しんでいては不公平だ・・・・・・私も楽しませて貰おうか?」 

ロゾが楊端和の目の前に仁王立ちになった。 

「ああ・・・・・」 

呆然としている楊端和の目前に、ロゾは肉棒を突き出す。 

「これが欲しいのだろう?」 

ロゾはとろんとした表情の楊端和の頭を押さえ、肉棒を頬にグリグリと突きつける。 

「さあ遠慮することはない、味わってみたまえ。」 
「あ・・・味わう・・・?」 
「そうだ、まずは舌で舐めるんだ、ほらやってみろ。」 

楊端和の頭を掴み、ペニスの先端に唇を近づける。 

「舌を出せ。」 

されるがまま口を開き、舌を出す。 
頭を掴み、ペニスに舌に触れさせる。 

「!!」 

電撃のようなものが楊端和の頭の中を走った。 
舌を亀頭に這わせ始める。 
先端部をペロペロと舐め、尿道口に舌先を差し込む。 
するとロゾのモノはそれ自体に意思があるようにピクン、ピクンと反応する。 
それを見て、楊端和はさらにそれを舌で愛撫した。 

「先だけでなく、そのカリの裏も・・・そう、そこだ・・・」 

楊端和はロゾに命令されるがままに舌を使っていた。 
遠慮がちではあるが、口からちょこんと出た舌が、ゆっくり、じっくりとロゾの肉棒を清めていく。 

「棹の部分にも舌を這わせて・・・、根元までいったら、その下の袋の皺も舐めろ。」 
「ん・・・・・」 

袋の皺の一本一本にまで舌を這わせると、再び先端に向かって口を移動させる。 

(は・・・ん・・・) 

「ほら・・・美味しいだろう?」 

ロゾが優しく頭を撫でる。 

「ん・・・・」 

楊端和は先端部をペロペロと舐め、尿道口に舌先を差し込む。 
するとロゾのモノはそれ自体に意思があるように、ピクン、ピクンと反応する。 
それを見て、楊端和はさらにそれを舌で愛撫した。 

「先だけでなく、そのカリの裏も・・・そう、そこだ、うまいぞ。」 

薬により楊端和の頭は既に快楽の虜になっていた。 
ロゾの男根をしゃぶりながら股間の熱さはさらに上昇している。 

「では、今度は口に入れてごらん」 
「は・・・い」 

楊端和が亀頭に唇を被せ、吸い込もうとする。 

「もっと大きく口をあけるんだ!」 

楊端和がさらに大きく口を開けると、なんとか先端部を含むことが出来た。 

「ん・・・、んん・・・、ん・・・」 
「そのまま舌で舐めろ。そうだ・・・・」 

ロゾは楊端和の頭を抱えるとゆっくり前後に動かしだした。 

「ふふ・・・なかなか上手いではないか。歯は使うんじゃないぞ・・・、いいぞ・・・」 

ロゾが更に深く入れる。 

「ん~ん!んっんっ!」 

苦しくなり楊端和は抗議の声をあげた。 

「がまんしろ、もう少しだ、うっ、いいぞ・・・」 

ロゾの男根が震える。 

「さあ、残さず飲み込むんだぞ!」 

そう言うと、ロゾは楊端和の頭を押さえ込み、 大量の精液を心地よさそうに、そして遠慮無く楊端和の口の中に放出した。 

「ん!!」 

生臭い匂いが口一杯に広がり、おもわず吐き出しそうになる。 

「うぅ!?うぶ…うっ…むぅ…ぶえ…」 

次々にドピュッ、ドピュッと流れ込む粘液を、窒息しないために必死に嚥下しようとする。 
しかし、生まれて初めて飲まされる精液を全て飲み込むことなどとてもできない。 

「んー!んー!」 

口に肉棒を突っ込まれながら、喉に張り付くように絡みつく精液に喉を詰まらせる楊端和が涙を流す。 
だがしかしロゾに頭を押さえているため逃げることも出来ず、口の中にどんどんと粘液が流し込まれる。 
飲み込みきれない精液が口から溢れ、吹き出た粘液は床や楊端和に真っ白な染みを作っていった。 

ロゾの射精が終り、精液に満ちた口内からズルズルと肉棒が引き抜かれる。 

ダラダラと精液が滴りながら楊端和の口から流れ落ちる。 
完全に肉棒が引き抜かれると、楊端和の口からゴビュッと粘液が溢れ出た。 

「おやおや・・・・せっかくの美人が台無しだ・・・・」 

ロゾの嘲笑をよそに、楊端和は激しく咳き込みながら、口から白濁を零し、穢れきった様子で呆然としている。 

「これは頑張ったご褒美だ。」 

ロゾが後から楊端和の耳たぶを噛みながら、 とどめとばかりに両乳首をまとめて摘み上げ、強めに引っ張る。 

「ひぃぃぃっ!!」 

絶頂が楊端和の頭の中を白く灼いた瞬間、がくりと楊端和は唾液と精液に汚れた床の上に、俯せに倒れた。 

「クックック・・・・なかなかいい拾いものだな。」 

ロゾは、だらしなく口から精液を垂れ流しながら失神している楊端和を後ろ手に縛り上げるとベッドに座らせる。 
口をから涎を流し、顔を精液で汚した楊端和は、ヒクヒクと動くだけでただ呆然としている。 
ロゾは楊端和の下半身を裸にし、胸をもみながら、肉芽を優しく刺激した。
楊端和は再び襲いかかる強烈な快感に身体をエビ反りにしたが、ロゾは肉芽への刺激を繰り返し楊端和を追い詰める。
「あ、あぁぁぁ·······」
楊端和は嬌声を上げながら、再び身体を貫く衝撃の様な快楽の中で失神した。













★楊端和 落ちる(10日目)

楊端和は意識を取り戻すとべッドに全裸で四肢をくくりつけられていた。
どれだけ時間が経ったか解らないが、先程の媚薬入りの酒の効果は無い様だ。
しかし、その体の太腿から花唇にかけて、ロゾが何やら丹念に塗り込んでいる。

な、何をしているロゾ

媚薬を塗ってるのさ。
さっきの媚薬入りの酒は、効く時間が短か過ぎるし夜は長いからな。
それと強力過ぎて使いすぎると正気に戻れなくなるから、こちらに変えてやる。
あれで一晩楽しむと、明日の朝には廃人になってるぜ。
そうなると、山の民どもが黙って従わないだろ。
正気のお前がオレの女になって、オレの思い通り山の民をうごかせれば全て計画通りという訳さ。
安心しろ。
これは頭の神経には作用しないが、なかなか強力な媚薬だぞ。
直ぐに気持ち良くなって、オレの女になる事を誓いたくなるぜ。

ロゾ、こ、こんなことして……、ただじゃすまないぞ!
返す言葉でロゾは楊端和の乳首をつまみ上げた。 
「ひぃぃぃっ!!」 
あえぐと知的な唇がめくれて、のぞける歯の白さはドキリとするほどだ。

色白の官能的な裸身がピンク色に上気を
帯びてきている。
ほどよく脂の乗った太腿が小さく震えて、その間では美麗な花唇が妖しい
ぬめりを示している。 

ロゾも全裸になると、股間の一物がムクムクと天をあおいだ。
恐るべき巨根である。
肉幹も極太ならカリ首の張りだし方も見事だ。
ロゾはゾッとする薄笑いを浮かべてベッドに近づく。
楊端和の金髪をねじりあげて顔を起こすと、酒をその口に持っていった。

飲め

う・・・ぐぐぐ・・・

さっきの媚薬入りの酒じゃないが、少しは酔っといたほうがいいぞ。しらふじゃあまりに刺激が強すぎるからな。
ことにおまえのような女には

むりやり酒を喉に流しこまれてむせている楊端和に、本気とも冗談ともとれる言葉を告げた。
楊端和は理知的な顔にありありと脅えを浮かべて、やめろ、と弱々しく言うばかりで、またも媚薬ぬりこまれてしまう。

さすがにロゾは女の扱いも手馴れたものだ。

拘束された楊端和の肢体を、高価な美術品でも鑑定するようにロゾはそっと撫でている。
媚薬をぬりこまれて、まばゆい雪肌はねっとり熱を帯びている。
火照る太腿の表面へ指先を軽く走らせるだけで、楊端和は大げさにビクンとした。

本当にいい身体してるな、山の王。
これじゃ敵に目をつけられるて、大変だったろうし、楊端和が武力を持っていなければ、とっくの昔に他の山の民たちに輪姦されていただろう。
勢いのある胸はツンと底から持ちあがり、まっすぐに伸びた脚はムチムチと
柔らかな筋肉をつけている。
その完璧な美しさについ嘆息がもれてしまう。

これまでの人生で、これほどの美貌と肢体を合わせ持った女に会うのは初めてだった。
武力で山の民を纏めたとは聞いていたが、どうせ地昧で野暮臭いペチャパイの女だろうとタカをくくっていた。

ロゾは優しく胸を撫でた

ああっ、触るな!

やせ我慢するな。
フフフ。
こうして撫でられるだけで、マ×コがとろとろになってうずいてるはずだぞ

内腿を少しずつ指で這いあがると、美女のふっくらとした秘唇が無防備にさらされている。
花弁を開かずとも、サーモンピンクの粘膜はしどろに蜜に濡れているのが見てとれた。 

やめろ……
や、やめてくたさい

楊端和は先ほどから、媚薬のせいとは言え、何度も絶頂に押し上げられた記憶がよみがえり、すっかり女に戻ろうとしていた。

とうとうロゾに恐れていた部分を指であばかれ、楊端和は悲痛な声で叫んだ。

ずいぶん清純な造りだな。しかし、ククク、なかはこんなにずぶ濡れだ。
ほら、ほら、ヤケドしそうに熱くなってる

楊端和は、媚薬で敏感になった粘膜を指でかきまわされただけで、脳天まで閃光が走り抜けた。
こんな衝撃的感覚は初めてで、ガクンガクン激しくあがくと手足の伽が食いこんだ。
その痛みで楊端和は我れにかえる。

これじゃたまらんだろ。
おまえ、俺の魔羅が欲しくて気が狂いそうなんじゃないのか?

ち、違うわ!

嘘つけ。こんなにマxコをひくひくさせて

やめて!・ ああ、卑怯だわ

楊端和は最後の力を振り絞って言い放った。
長い金髪が顔先にばっさり垂れかかり、その隙問から怒りに燃えた瞳がロゾをまっすぐにとらえている。
ここまで追いこまれても衿持を捨てない楊端和の芯の強さに、ロゾはいささか驚いた。

フフン。じゃ、抜いてやるよ。あとで吠え面かいても知らないぜ

自信たっぷりの表情で、ロゾはいったん指を引き抜いた。
とろりとした蜜液にまみれた中指をそのまま口に持っていき、
「このマン汁の粘りがたまらんな」とうまそうにしゃぶるのだ。

それから乳ぶさをわしづかみにした。
下半身を愛撫していた時よりもぐっと乱暴になり、ぶるんぶるん揺さぶった。

戦場で暴れているにしては若い乳じゃないか、山の王よ。
この引き締まったスリムなボディには贅沢すぎるおっぱいだ

あああ

楊端和はなんとも情感的な表情となり、紅唇から吐息を吐いた。
胸を責められただけで、下半身全体に妖美な感覚が生じてくる。

こいつは縄で縛ると見栄えがするだろな。ウン、あとでさっそく試してみようか

両手を使ってさまざまに揉みほぐしたり、ギュウッと強く隆起全体を握り締めたりしながら、ロゾはそんな勝手なことを言う。
そのかたわら楊端和の反応を冷酷に観察していた。
あの激烈な媚薬を使われていまでも正気でいられるはずがないのだ。
ますます顔面をボウと妖しく紅潮させている楊端和を眺めて、そろそろ我慢の
限界が近づいているとロゾは見てとった。

やめて……。こ、これを、はずして。お願いです

駄目だな。おまえと戦うつもりはないんでね。

あ、ああっ、抵抗したりしません。本当です。だから、これを、はずして

銀色の枷でがっちり拘束された手足を、もどかしげに揺すり、楊端和は訴える。
そのたびに鍛え抜かれた全身の筋肉がはずみ、胸乳が波打つ。
楊端和は、さっきの感情から、ロゾに女にされる事にうろたえていた。
肌の火照りが狂おしいまでに高まっている。
それだけならまだ我慢できるのだが、秘苑に塗りつけられた媚薬が、肉襞を弱火であぶるようにじっとり溶かしてくる。

楊端和は、さっきロゾの指でかきまわされた感触が忘れられず、もう一度人れてほしくてたまらず、生汗が噴きだす。

(どうしよう……。ああっ、みじめだわ。
好きでもない相手といて、こんな気待ちにさせられるなんて)

くやしくてならなかった。
部下を人とも思わず、日和見で味方を簡単に裏切る、楊端和が最も許せない人間だ。
そんな人間の屑に、官能を狂わされた自分をさらすのは死ぬよりもつらかった。

ああっ、ひどいわ。ねえ、私の身体に……ねえ、いったい、なにを使ったのよ

もう祭しはつくだろ。フフフ。男が欲しくなる薬さ。
淫乱女よりも、おまえみたいにお堅い女に使うほうがなお効果的らしい。
もう欲しくてたまらないんだろ、あそこが

楊端和は激しく首を横に振った。
気品にみちた美貌はさらに熱っぽく上気して、女っぽい全身に汗がヌラつきだした。
ロゾは左手で執拗に乳ぶさを揉みあげながら、右手で太腿の付け根をまさぐり、
そしてピンと張りだしたクリトリスをいじる。

いや・・・・・・ア、うアア、いやよ、そんなところ触らないで

欲しいんだろ。人れて、と言え

楊端和の忍耐強さにロゾは舌を巻いている。
今まであの媚薬を使った経験だと、この半分の時間もかからないうちに女たちは降参していた。

あんまり無理すると、頭が変になっちまうぞ。
おまえ、オシッコ漏らしたみたいに肉汁が垂れ流しじゃないか

それはあながち誇張した言い方でもなく、さっきまで清楚なたたずまいを見せていた秘唇は真っ赤に充血して、内側からは透明な粘液がとめどなく流れだしているのだ。
こうなると我慢較べだった。
官能の極限まで耐え抜く楊端和の姿にエロチシズムを感じ、ロゾの尿道からもカウパー腺液が溢れている。
愛撫の合間には股間をキュッキュッと指でしごいている。

う、うっ、いっそ殺して

楊端和は身を反らせて呻くように言った。
その瞳は淫らな潤みを帯びながらも、なお凛然とした強い意志の力を感じさせた。
あきれた女だ、とロゾは胸中でつぶやいた。

根負けしたロゾは、楊端和本人の口からおねだりさせるのを諦め、ふたたび中指を挿人した。
軽く攪拌してみると、先ほどよりも粘膜の温度がさらに上昇し、蜜液の濃度も増してヌチヤヌチヤしている。

責める指を二本に増やして、とびきり窮屈な肉体を強引にこじ開けた。
キャアア、と少女のように脅えきった悲鳴がほとばしる。

少し馴らしておいたほうがいいだろ。
言っておくが俺の魔羅はこんなもんじゃないぞ

楊端和の肉壁は新鮮な弾力で指をはじきださんばかりだ。
秘口の窮屈さといい、粘膜のつくる畝の太さといい、あまり使いこまれていない
のは明らかだった。

これから調教してマゾの悦楽を教えてやれば、思わぬ堀だし物になるかもしれない、とロゾは征服欲をたぎらせた。

ううう……いやっ、うああ……

イキたいんだろ、山の王。そらそら、イッて楽になるんだ

小刻みなピッチで二本指を操り、媚薬にただれた膣道を突き進んでいく。
楊端和の首がガクンと後ろへ倒れ、今にも絶息しそうな気配だ。
それでもなおヨガリ声をもらすまいと、歯を食いしばっている。

左右に開かれた太腿がピーンと硬直した。
眉根が険しく析れて、貴族的な鼻先から切羽つまった感じの吐息があふれでた。

いいのか。ほら、オマ×コいいのか

ア・・・アア・・・イヤッ・・・いやよ・・・

どこまでも端正な顔立ちがぐしゃりと崩れ、泣きべそをかいている。
しかし、決して快美感を告げようとはしない。
その表情がセクシーで、ロゾは一気に指のピッチをあげた。

溶けた粘膜が肉のさえずりを淫らに響かせ、楊端和のあえぎ声がにわかに高まる。
ロゾが「オマ×コイクんだろ」と誘ってみるのだが、楊端和は歯を食いしばったまま首を左右に振るばかり。

次の瞬間、芯がぽっきり折れたように身体の力が抜けた。
ロゾの指の動きに合わせて、すらりとして夢のような美しさの下肢を揺すり、
とうとう楊端和はエクスタシーをきわめるのだ。 



 

ざっくり垂れ落ちた乱れ髪に顔を隠して、楊端和は声をたてずに泣いている。
唾棄すべき男の指で犯され、絶頂へ達してしまうくやしさ、情けなさが胸を噛んでいた。
しかしまだなにも終わっていないのだった。
本格的な凌辱はこれからなのだ。
しかも媚薬で狂わされた自分の肉体にか甘美な倦怠感がひろがっている。
女に生まれたことを恨んだ。
これ以上生き恥をさらすくらいなら、いっそ死んだほうがましに思えた。

ロゾがベッドにあがってきた。
固定してあった楊端和の足枷の位置を移動させ、M字型に膝を立たせると、尻の下に小さめの枕をあてがった。

ああっ……

女の源泉がいやというほど露呈され、楊端和は新たな羞恥と不安に唇を噛んだ。
いよいよレイプされてしまうのだ……。
どうしても観念できずに、力のない声で「いやよ」「もう、やめて」と弱々しく繰りかえすのだが、もちろんロゾが聞き入れるはずもない。

このままじゃおまえだってつらいはずだ。
へっへ。マ×コが火照りに火照って、指で軽くイカされたくらいじゃ、とても満足できないだろう

にやけた表情でロゾは楊端和の目前に膝立ちすると、満々と充血している勃起を
誇らしげに指でしごいた。
それを見た楊端和はあまりのショックで気を失いそうになった。
なんという肉塊だろう・・・・。
さほど豊富ではないにせよ、それなりに目にしてきた楊端和だが、これほどおぞましい大きさのぺニスを目にするのは初めてだった。

まさか処女でもあるまいに、そんな顔をすることはねえだろ

待って!・・・ああ。ちょっと待って。そんなもの、とても無理だわ・・ヒィィ、いや・・・入れないで
 
激しく顔を勤かすと、艶のある金髪がざわざわ揺れた。

クク・・・あれほどの武力の持ち主が精けない声を出すな。山の民たちに笑われるぞ

山の死王とまで言われる女のそんな大仰な狼狽ぶりがなんとも新鮮で、ロゾの欲望はいやますばかりだ。
腰を落として狙いをつけた。
ゆっくり王冠部を突きだす。
粘膜が軽く触れ合うだけでもで楊端和は悲鳴を放ち、手足にかまされた拘束器具を軋ませて悶えた。

そうして何度目かの往復運勤で、濡れた秘口にすっぽりと王冠部がはまった。
ぐいっと力を入れてめりこませる。
ヌラヌラと粘っこい潤み具合は充分すぎるほどだ。
しかし予想以上に腔道が狭く、しかも肉襞が緻密に重なり合っていて進まない。

ロゾはニヤリとした。
こんな気持ちのいいことで骨が析れるのは大歓迎だった。
山の死王とまで言われる美女の苦悶の様子がサディスチックな興奮をいっそう煽るのだ。

デカいだろ、山の王。どうだ

うううああ……らーっわっ……や、やめてえっ

剛直が少しずつ体内に埋めこまれる。
そのたびに、楊端和は綺麗な顎の線を見せてビクンとのけぞり、しなやかな
全身の筋肉を緊張させる。

そうら、入る、入るぞ

と、とても無理よ、あああ、無理よ。入れないでえ

媚薬のせいで痛みはそれほどでもないが、巨根の圧迫感は強烈だ。
閉じた肉襞をこじ開けられるたびに息がとまりそうな衝撃なのだ。
またも膣道深くをズブズブえぐられる。

レイプの恥辱を噛みしめるよりも身体がこわれてしまう恐怖が先立ち、楊端和は泣くこともできない。
ただ悲鳴まじりの哀訴だけが口をついて出る。

いいオマ×コしてるな、へへへ。
粘膜が吸いついて、こんなにキユッキユッ締まってるぞ

女体に覆いかぶさり、反復運動にふけるロゾは、いかにいい気持ちかを告げながら、しきりに卑猥な唸りをもらしている。
まるで楊端和の受けているショックなどおかまいなしである。
ゆったりとしたぺースで抽送を行ない、連結を深め、肉の快楽に酔いしれている。 

なんという不潔な男だろう……。
不安と恐怖に錯乱する頭のなかで、楊端和は、灼熱の憎悪を燃やした。

・・・許さない・・・・
 
うっすらと涙を滲ませた黒瞳で相手を見据えた。

なんだと?

絶対にあなたを許さないわ。ええ、いつか必ず、あなたを殺すから

ハアハア呼吸を乱しながら、それでもきっぱりと楊端和は告げた。
一瞬、ロゾは眠たげな細い目をカッと見開いた。
だがすぐに元のクールな表情に戻った。

フフッ。女に殺されりゃ本望だ。しかもおまえのような美人ならなおいい

ああっ、私、本気よ

よしよし。その前に、死ぬほどいい気待ちにさせてやるからな。
そうすりゃすぐに気が変わる。
俺の女になりたいって、おまえから泣きついてくるんだ

自信たっぷりに言うと、力をこめて肉刀を繰りだしてきた。
秘奥まで剌し貫かれる新たなショックに楊端和は呻いた。
まだ挿人は終わっていなかったのだ。
圧迫感は増して、全身が砕け散りそうな衝撃が押し寄せてくる。
さっきの激しい言葉とは打って変わって、気弱な叫び声が口をついて出る。

う・・・ううぁあ

そら、そら、へへへ、どうだ、デカいか? 
こいつが、気に入ったか。そうなんだろ

勢いよく腰を送りこみながらロゾは得意気にしゃべっている。
もう容赦はしなかった。
鼻っ柱の強い女をすすり泣かせるのはレイプの醍醐昧だった。
ようやく根元まで巨根を咥えこませると、本格的なピストン運勤に入った。

熱い収縮を示す膣をしゃにむに貫く。
茎胴にねっとり巻きつく肉襞の感触がたまらない。

次第に楊端和の反応が変化しはじめた。
ロゾの繰りだす抽送にあれほど激しく嫌悪を示していたというのに、払膜と粘膜がこすれ合う度が深まるにつれ、息づかいに甘いあえぎがまじりはじめてきた。

もちろん媚薬の効果だった。
粘膜の摩擦を繰りかえすほどに、麻薬的悦楽が生じるのが犬戒の媚薬の特徴だ。
今、楊端和は知的な顔立ちを妖しく染めあげ、自分の意志ではどうにもならない快感に戸惑い、押し流されまいとして懸命である。

形のいい唇を開いてはまた閉じながら、吐息があふれるのをこらえようとしている
先ほどの軽いアクメの時とは較べものにならないほど、その表情といい、官能の気配が濃厚なのだ。

もう観念しろ、山の王。俺と一緒にセックスを楽しむんだよ。なあ

ロゾはすぐ間近で楊端和の顔を覗きこみ、囁きかけた。
上気した目もとの艶っぽさ、そして控えめに紅を塗った唇の悩ましさに見とれてしまう。
吸い寄せられるように口を近づけた。
ここまで追いこめばもう舌を噛み切られる心配はなかった、楊端和は泣きそうに眉をしかめ、首を振った。

やせ我慢するな。フフフ。こんなに淫らに、チ×ポに食いついてるくせに

肉茎をスライドさせると巻きついた膣襞がざわめき、楊端和は切なげにアアンと鼻を鳴らした。
その心とは裏腹に、媚肉は溶けきってロゾの並みはずれた男根に寄り沿い、ぴっちりと一体化しているのだ。
ロゾがわざと肉擦れの音をたてて攪拌するたびに、いやでも楊端和はその事実を悟らされる。

まったく不思議な女だ。
こんな色っぽい身体をして、あれほどの武力を使うとはな。
おまえみたいな女は初めてだ 

いったんキスを諦め、すらりとした首筋を舐めまわす。
指は乳ぶさに食いこませて乱暴に肉にを揺さぶり、媚薬効果で倍くらいに膨らんだ乳首を揉みつぶす。

ああン……あうフン……

楊端和は俤泣をもらした。
顔はもう真っ赤に染まり、汗の粒がびっしり浮かんでいる。
ロゾの興奮も異様に高まっている。
山の王と言われる美人の果肉に包まれ、甘くヌラヌラしごかれる快美感ときたら、これまで経験したことがないほど素晴らしい。

口を吸わせるんだ

胸乳を責めながらロゾは舌を突きだし、執拗にキスを迫る。

いっ いやツ

最後の力を振り絞って抵抗する楊端和だが、それも限界に近づいている。
肌と粘膜にすりこまれた媚薬はますます威力を発揮して、燃えさかる肉体は何センチか宙に浮揚しているようだ。
これ以上欲望を抑えつづけたら、本当に頭のどこかが損傷してしまいそうなのだった。
とうとう唇を奪われた。
火の玉のようなくやしさに、喉の奥で声にならない叫びをあげた。
凌辱を受けながら、まさか相手とキスを交わすなんて……。。
それでもロゾの舌で荒々しく粘膜を愛撫させると、下腹部まで高揚が伝わる。
うっとりとなって油断した隙に舌を吸い上げられてしまった。

甘い口をしてやがる

うう

いい気持ちか? へへっ。あそこがまたキユッキユッ締まってるぜ

どんどん舌が入りこんできて、ディープキスを強制される。
男まさりの楊端和にとってはたまらない屈辱である。
だがロゾの言うように膣道がひとりでに反応してペニスを巻き締めてしまう。

ムフンッ、ムフウンッー。

乳ぶさを粘っこく揉みほぐされ、唾液がしたたるロゾの舌と、きつく舌を絡ませ合ううちに、楊端和の鼻先から濃厚な鳴咽があふれでる。
肉体の昂りは臨界に達した。
相手の口を振りほどいて楊端和は、拘束された四肢を悶えさせ、妖美なエクスタシーの声をふりまくのだ。

あぁん・・・・あ・・・ぁあん・・・あん・・・

無意識に腰を振っていた。
子宮感覚が鮮烈になる。
生まれて初めての体験だった。
いやらしい腰つきだとロゾにからかわれても、勤きをとめることはできず、さらに螺旋的な魔界の果てへと昇りつめていく。 



 
 
★10日目のその後

ずいぶん派手にイキまくったな。
あれだけョガると、人生観が変わるんじゃないのか?

勃起を深々と埋めこませたままでロゾは、熱く火照った楊端和の頬を指で撫でた。

山の王なんかより、こうして俺に抱かれていたほうが、おまえには似合ってるんだ

ひ、ひどい。あんな薬を使って、女を辱しめて……卑怯だわ

なおも気丈に言葉をかえす楊端和だが、しかしオルガスムスのあとだけに表情はうつろで、瞳は霞みがかっている。

まだ素直になれないのか。ほらほら、休んでるヒマはないぞ

すぐにロゾはピストン運勤を吋開させた。
楊端和がきりりとした顔を歪め、「もう許して」とあえぐさまを楽しみながら、
蜜汁にまみれた肉層ヘダイナミックに抜き差しする。
粘膜は収縮を取り戻して、ふたたびロゾの分身に甘美に吸着する。
あまりの快感にロゾは痙れきっている。
いくら媚薬を用いたとはいえ、これほどの一体感、結合感をもたらす女はいなかった。

おまえが気に入ったぞ、山の王。俺の女になるんだ。いいな

い、いやよ。誰が、あなたみたいな男と……

そうかな。おまえのここはすっかり俺に馴染んでるみたいだぞ。
フフッ。もう離れたくないって言って、しがみついてくるぞ

あ、ああああ・・・・いやっァ・・・駄目ェ

官能の源泉をえぐられると途端に楊端和は腰砕けになって、あまえるような音色の涕泣を響かせるのである。
あれはど理知的な女が今はどろどろの欲情にまみれていた。
求められれはキスに応じてしまうし、そればかりか自らも舌を動かし、相手の
口腔へ愛撫のお返しをする。

オマ×コいいんだろ

アアン……くやしい

そりゃ、そりゃ。気持ちいいと言うんだ

極太の肉塊を咥えこまされながら、ほどよく引き締まった官能的な裸身がクネクネと淫らな舞を見せる。

わからない。ああ、どうすればいいの

楊端和は金髪をざわめかせ、悩殺的な声で言った。
M字に開かされた太腿がブルブル震え、美麗な乳ぶさが揺れ動いている。
いよいよロゾの律勤が激しくなり、二人は呼吸を合わせて情感のあえぎをふりまく。

出すぞ。いっぱい出すぞ

頂点に向かいながらロゾが雄叫びを放つ。
それを聞いて楊端和は途端におびえた顔になった、

待って、やめてちょうだい。お、お願いだから、なかで出さないで

ふざけんな。たっぷり中出ししてやる

い、いやよ・・・・・あっ、ああっ・・・・ううう・・・・・

子宮に熱い精の塊りが叩きつけられた。
二弾、三弾と人朧の粘液が襲いかかる。
とうとう獣の刻印を流しこまれる絶望に、楊端和は泣いた。
恥辱の涙を流しつつも、一段と膨らんだロゾの分身に責め抜かれ、倒錯した
秘悦の虜になっていた・・・・
 
 





★妖しい呪縛  (10日目)

ペッドの上で楊端和がロゾに犯されるのが続いていた。
ただロゾの男根で荒々しく貫かれ、楊端和がすすり泣く音色がたまらなく悩ましかった。
強力な媚薬を使われたあげくレイプされるくやしさがにじみでているのだ。

さらに楊端和がロゾの巧みな手管でイカされる瞬間の声は、山界の死王と呼ばれることがまるで嘘のような女っぽさにみちていた。
ベッドで楊端和が長い金髪の光沢を放って悶えている。

やがてベッドをきしませ、ロゾの射精がはじまった。
白濁を注ぎこまれながら、汚辱の涙とともに楊端和がひときわ熱く絶頂に達する時の妖艶さはこの上なく淫らだった。



今度は、ロゾが楊端和を縄で縛り始めた。
信じられないが、あの楊端和が、おとなしく縄で縛られている。

いったん手足を自由にされて床に立ったというのに、楊端和はさしたる抵抗もみせず、後ろ手に縄を受けている。
もちろん楊端和は首を振って激しくいやがってはいるのだが、濃厚な色責めで
足もとがふらふらしているし、全身に力が入らない様子だ。
ロゾになにか告げられ、尻をぴしりと叩かれると、がっぐりうなだれてしまい、
されるがままになる。

しなやかな裸身に縄が巻かれていく。
胸縄にはさまれて美しい乳ぶさがぷっくりと前へ飛びだす。
桜色の乳首がピーンと淫らに張りつめているのがエロチックだ。

楊端和はよほどロゾのでかいチ×ポに狂わされたんだろう。
山界の死王と恐れられる楊端和を一晩でここまで手なずけるとは、女に滅法強いロゾの絶倫ぶりを証明したようだ。

どうだ、くやしいか、楊端和? 

緊縛を完成させ、ロゾは生贄の色っぽさに改めて見とれている。
後ろ手にかっちり縛りあげられ、楊端和は立たされていた。
背中の縄尻は、天井を走る剥きだしの梁を通り、床につなぎとめられている.
その根元でいっぱいまで引き絞ってあるため、楊端和の身体はいくらか前かがみになり、引き締まった体躾にそぐわないほどの乳ぶさの量感がいやでも強調されてしまう.

しかしいい身体してるな、おまえ。
戦場で武力なんか使わせておくのはもったいないくらいだ

こ、こんな格好は、いや。
お願いです。
こ、これを、ほどいて……

楊端和は女っぽい肩を揺すり、しきりに訴える。
その声はさんざんよがり泣きを放ったあとだけに、弱々しく掠れている。

お前は俺の女だ。
どう扱おうと、お前に拒む権利なんかない。
覚えとけ!

あ、あなたの・・・・女になんかなりません

一瞬勝気さを取り戻して楊端和は言った。
ロゾはなにも言わず、ニヤリと不敵に笑った。
楊端和の凛然とした美貌は妖しい火照りを帯びている。
媚薬はあと一、二時間は彼女の肉体を狂わせ続けるはずだった。
欲情に破れた黒目は切なく潤んで、その目で見つめられると、ゾクゾク快感が
走るのだ。
楊端和の細い顎をしゃくりあげたロゾは、引き締まった口元が喘ぐのを眺め、
乱暴に口を覆いかぶせた。
楊端和に逃れるすべはなかった。
臭い舌が差し込まれ、口の中を淫靡に愛撫される。
さらに唾液をたっぷりためた舌腹で、舌腹をネチャネチャまさぐられるうち、
楊端和はふたたび情感の溶けきった吐息をあふれさせるのだ。

今度は立ったままハメてやる。せいぜい狂うがいい。
そのあとでも、まだ生意気な口を叩けるかどうか

ああ……やめて

熱くしこる乳ぶさをきゅうきゅうに絞りまくられながら、恐ろしい言葉を告げられ、楊端和は不安でたまらず抒情的な眉根を寄せた。
股間にロゾの手が入りこんできた。
先程、豪恨を咥えこまされた興奮が生々しく残る花唇を指で荒らされる。
媚薬のもたらす峻烈なうずきがふたたび全身をかけめぐるのを、楊端和はどうすることもできない。 

いざロゾが背後から貫こうとした気配を感じ、楊端和が暴れた。

いやああ

天井へ向けてピンと張りつめた縄が左右に揺れる。
ロゾが勢いよく分身を送りこんだ。

潤んだ膣口をとらえた。
楊端和は悩ましい腎丘を打ち振ってなんとか逃れようとするが、チャンスを逃さずロゾは粘膜へ亀頭をめりこませた。
あとはげ体をダイナミックに動かし、極細の膣道ヘー気に分身をこじ入れていく。

うっう……うっああ……

楊端和が血のまじったような絶望的な呻きをこぽす。
卑劣きわまるロゾに、縄で縛られて凌辱を受けるとは。
先程からの拘束されてレイプされた時よりもはるかに屈辱は深かった。

やめて。アア、やめて

いくら逃れようとしてもいったん蜜壷に挿人された剛直ははずれない。
いや、身動きすることでかえって膣肉をえぐられてしまい、狼狽の声を放つ。

色っぽい声出しちやってよう。へっヘヘ
                 
立位で吊るされたまま後ろから貫かれ、楊端和は自然と前のめりになっている。
そのため、歪に前に絞り出された豊乳の量感がいやでも強調され、それが波打つたびに妖艶らを振り撒くのだ。

そらっ、そらっ、山の王!どうだ俺のチンポはどうだよ。
いいんだろ、いい気持ちなんだろ

ロゾのたくましい肉柱が秘奥まで襲い掛かってくる。
楊端和は頬を妖しく紅潮させ、うろたえた。
ズボズボ荒っぽい出し入れを繰り返されるうちに、すでにどろどろに溶かされた果実がざわめき、子宮まで燃え広がってきたのだ。

感じてはいけないと思い、しきりに嫌々をする。
まばゆい光沢に濡れ輝く髪がしどろに乱れ、甘い香りを振りまいて、ロゾを悦ばせてしまう。

おうおう、なかなかいい感じじゃないか。
マ×コはめられてる時の方がよっぽど美人に見えるぜ山の王さんよ

楊端和の切なげに歪んだ表情といい、細い肩先のくねるさまといい、すべての
反応が大人の色香と、濃厚な披虐美にみちてロゾを息苦しいまでに幻惑するのだ。
ロゾは、後ろから楊端和を貫いたまま乳ぶさを揉んだり、充血したクリトリスをまさぐっている。

いやよっ.ヒイイ、いやよ、触らないで

楊端和の総身に鳥肌がひろがる。

精神力の並みはずれて強い彼女でさえ、あまりのショックに気がおかしくなりそうだった。

ロゾは力強く分身を操作し、着実に楊端和の肉襞を責め崩している。
すでに何度も絶頂に押し上げられた上に、強烈な媚薬効果もあって、膣道をほぐし、子宮をとろけさせていくのは造作もなかった。 

楊端和のそこはこのうえもなく快美な構造をしていた。
上下から膣壁が迫ってきて、ヌラヌラと甘美な締めつけを示してくる。
と同時に、膣口がキュッキュッとぺニスの根元に吸着する。
さきほどからロゾは痺れきった声を連発させていたのはこのせいなのだ。

おお、たまんねえな、山の王

ウヒヒヒ。この女、性格はきついけど、粘膜はメチャ優しくて、ぴったりチ×ポに寄り添ってきてくれるんだから、たまらんな···

ロゾは官能的なカーブを描く腰つきを抱え、さらに楔を打ちこむ。
楊端和が必死に快楽の鳴咽をこらえているのが、後ろから責めていてわかった。
あの泣く子も黙る山の王を感じさせているのかと思うと感激もひとしおである。

ぐぐぐぐ・・・

舌を吸わせろよ
楊端和の顎を掴み振り向かせた

そしてロゾは腰をやや落し気味にし、楊端和の身体を持ち上げ、後背位の体制で秘奥の源泉を直撃するスライドを開始したのと同時に双乳を両手で丸ごと握り締めて揺さぶる。

うあン・・・・
たまらず楊端和は理知的な口を薄く開けて喘いだ。
待ってましたとロゾが舌を差し込んだ。
楊端和の口腔へたどりつく。
しっとりと濡れきった粘膜の感触に有頂天となり、しゃにむに舌と舌を擦り合わせる。

よほど気持ちがいいのだろう、ロゾは、喉奥で憤辱の叫きをもらしている。
野獣の穢らわしい舌で、白分の舌を吸いつくされるおぞましさに顔面が真っ赤だ。

その舌を噛み切ってやりたかった。
さっきまでならそうしただろう。
しかし膣肉を深々と貫かれ、全身を官能の渦に呑みこまれてしまいそうな今
となってはとてもそんな気力はなかった。

(ああっ、どうすればいいのよ。こんな奴に嬲りものにされて……)

最後まで戦いつづけるのだ、と必死に自分に言い聞かせる。
しかし窒息しそうなくらいの激しい接吻を受けながらうずく膣襞をズンズン突きまくられ、もう楊端和の意識は臓朧となっている。

舐めしゃぶり、あるいは大量の唾液を垂らし、ヌチャヌチャと不潔な音をさせて
口中を愛撫する。
堀の深い横顔を濃紅に染め上げ、懸命に耐える楊端和だが、いつしか鼻先から
被虐の陶酔に浸る吐息が溢れ出している。

イキたいのかよ、山の王。へへへ・・・我慢しなくていいんだぜ

なあ、派手にオマ×コ、イッてみろよ

ロゾは楊端和の乳房をこってり揉みしだきながら、淫猥な口調で迫る。

あああ、いやア、もう、やめて 楊端和はフラフラになって弱々しく叫んだ。
ただの強姦ではなかった。
まず媚薬酒で気を失うまで絶頂に押し上げられ、それから拘束されての媚薬責めにされたうえで巨根に貫かれて濃厚に犯され、いまは縄をかけられてさらに濃厚にファックされたのだ。
普通の女なら、もうととっくに気を失っているだろう。

ロゾが美しい丸みを帯びた腎丘を強くしばく。
そうしながら結合した下半身をぐいぐい揺さぶると、楊端和は腰くだけになって、いよいよ本格的なよがり声を放つ。

イヤッ、イヤ、ああん

凄艶な表情をさらし、背中までの金髪をざわめかせ、オルガスムスを迎える楊端和。

出すぞ、精子をかけるぞ、山の王

ロゾの巨体が揺れた。
子宮壁を持ちあげるような勢いで、粘液が叩きつけられる。

ああンっ、うあんんん

それを受け、楊端和はひときわ熱い鳴咽を響かせた。 

しかし、まだロゾは満足せずに楊端和を犯した。
体力の限界近くで何度もエクスタシーを迎えた楊端和は、もう途中から立っていられなくなり、吊るされたままロゾに両脇を抱えられ、背後からの抽送を受けた。
あまりのみじめさに泣きじゃくりながら、どうにか精を受けとめたのだった。





天井の梁から縄が外されると、楊端和は夜具の上へ放りだされた。
そのまま寝てしまいそうなほどに肉体はぼろぽろに疲れきっていたが、もちろんロゾが休ませてくれるはずもない。

縄尻をつかまれ、身体を引き起こされる。
両膝をついた格好でうつ伏せにされ、挑みかかってきた。

ああ・・・やめて・・もう、やめてちょうだい。お願いだから・・・

これくらいで根をあげるなんて、山の王らしくないぞ

快美感を引きずってトロンとしていた顔立ちが途端に険しくなる。

眉を曇らせ、紅唇を喘んでくやしさを露わにする楊端和に、ロゾは大いに満足していた。

なおも楊端和は夜具のにで、緊縛された裸身を打ち振り、はかない抵抗を見せているが、長時間にわたる陵辱を受け、力が全然入らないのだろう、あまりにも弱々しい勤きだ。
縄で根元を締めつけられた乳ぶさがそのたびに、ゆさり、ゆさりと淫美にはずんだ。

これだけ気をやったんだから、オレの女になる覚悟は出来たか?
毎日可愛がってやるぞ
さあ素直に言うんだ。
もう二度と生意気な口は利きません、私はあなたの奴隷です、とな

ま、まさかあなた……こ、これから毎日私に……

わなわな震えながら楊端和はようやく言った。

バ、バカにしないで……誰があなたなんかの……
い、イヤです!

そう。そうこなくちゃな、それでこそ俺が見込んだ女だ

あっさり陥落してもらっては愉しみがないというものだ。
もしここで堕ちてしまっていたら、さぞやロゾは失望したことだろう。
楊端和に対する興味が半減したかも知れない。
そうとは知らない楊端和は、プライドと持ち前の反骨心で抵抗を続けた。
ロゾはにやりとして言った。

しかし、すっかり血の気が引いた楊端和に満足したのか

おまえのような美人が身悶え、苦悶する顔も毎日みたいものなんだがな

そんな……

楊端和は怒りと同時に絶望した。
まだまだ虐めるらしい。

さ、わかったな。じゃあ続きだ

ま、待って、まだ、あああっ!!

すでに何度もの男根をぶちこまれ、無残に赤く腫れたラビアはぱっくり口を開いて、サーモンピンクの肉襞が白濁にまみれている。

それを眺めながロゾは激情がこみあげて、背後から覆いかぶさり、一気に貫いた。

い、いやあぁー・・・・

楊端和が凄絶な叫びを放つ。

うっうう……ああ、いやようう 

どうだっっ、うおお・・・

繊毛の茂みをつまんでは下腹全体を撫でさすり、クリトリスを揉みつぶし、秘肉の合わせ目にも触れる。

あ……ああン、だめェ

楊端和は振りかえり、ゾクリとするなまめかしい表情を向けてきた。
ロゾが唇を奪い、舌を絡ませ、たっぶり唾液を流しこんでやると、楊端和の反応はすさまじく、訴えるように鼻を鳴らし、唾液を吸い上げられた。

そしてロゾは正面から、楊端和に挿入し、口を強くあわせ、舌を吸い上げなから、再び膣内に放出した。

あぁぁ······、いゃ·······

いいかげんに観念して俺の女になれば良いものを···

ふっ、絶対にこの女の方からすり寄らせてやる。
ロゾは思いなおし、すさまじい恥辱に悶え苦しむ楊端和の髪をムンズとわしづかみ、その顔面に怒張を突きつけた。

しゃぶれ

楊端和は声をたてずに泣いている。
長い睫毛が涙に濡れ光り、頬がぴくぴく引きつって、楊端和はたまらなく興奮する眺めだ。

しゃぶれ!
ロゾ様のチ×ポをありがたくいただくんだ!
さっき教えただろう

楊端和の淫水で白濁して、ぬるぬるだが、めったに風呂に入らないロゾの男根は、恥垢とホルモン臭が混じり合った
強烈な悪臭をふりまいている、カウパー腺液のしたたる亀頭で鼻や口を小突かれ、頬を平手で叩かれ、楊端和の美貌がぐしゃりと歪んだ。
まさかこれほどの地獄がこの世に存在するとは・・・・・。
相手を罵りたくても、性器が押し入ってくるのが怖くて口を開けない。

その間にもロゾが、灼けつく腔裴をこねくりまわしてくる。
もう粘膜が荒れて痛いほどなのに、指で軽くこすられるとくやしいことに性感が燃えあがってくるのだ。

くっくっ。山の王もざまアねえなあ。
情けねえ顔せずにさっさとしゃぶれ
ロゾの不潔なぺニスを押しつけられ、気高い美貌がカウパー腺液でぬるぬるに穢されている。
悲憤の涙とそれがまじって、別人のようにみじめったらしく映る。

うっぅ・・・ぐぐぐ・・・

と楊端和がひときわ激しく呻いた。
ついに、優美な唇に性器が押しこまれた。

ロゾは髪楊端和の毛をつかんで頭の動きをコントロールし、フェラチオを強要する。
楊端和の火照った横顔が悲痛にこわばり、鼻先からもらす吐息はまるで翼を
もがれた天使のように哀切だ。

いいか、山の王。
俺様のチ×ポはうめえだろう?
愛しくて仕方ねーだろ?

ぐ・・・うぐぐぐ・・・・

猛り狂う男根が喉の奥を突いてくる。
しかも口の中で嘔吐を催すような腐臭と酸味がひろがる。
ショックの極限の中で楊端和は自分の脳細胞がまとめて破壊されていく音を聞いた。

一生懸命気持ちよくさぜるんだぞ

自分の一物を咥えた楊端和の顔を眺めおろして、ロゾは異様にサディスチックになっている。
噛み切られるのではという恐れもまた快感につながっていた。
とにかく楊端和に精液を呑ませることができたら、死んでもいいくらいの気分なのだった。

先程からロゾに荒々しく凌辱されるうち、楊端和は、自分でも戸惑うほどの倒錯的な性の痺れを覚えていた。
蜜部に激しく叩きこまれるストロークと精液を受けた後には、女っぽい腰部を甘くくねらせてロゾの肉棒に舌を巻きつかせ、悩ましい唇でせっせと揉みしごく。

強烈な媚薬が狂わせているのか、自分のなかに披虐の性癖がひそんでいたのか、
そんなことはもうどうでもよくなっていた。

楊端和を奴隷のようにロゾに尽くしていた。

それから翌朝明方まで、わずかな仮眠を許された以外ずっと楊端和は、ロゾの人間離れした性欲の相手を務めさせられた。

おまえが気に入った。
気の強いはねっかえり女のくせに、縛られてオマ×コされると滅法マゾっぽくなるのがいい。
おとなしく俺の女になるなら、俺がおまえも山の民も守ってやろう。

荒々しく楊端和を抱きながらロゾが告げた言葉の数々・・・・・。
あたかも魔法の言葉のように、それは楊端和の心と身体を縛りつけていた。

途中、縄をほどかれても抵抗する気力はまったく起きなかった。
気も遠くなりそうな回数のオルガズムを味わわされたことで、楊端和の鋭い野性の牙はぽっきり析られてしまったのだ。

そしてまた、楊端和は明方までロゾの相手をさせられ、何度も絶頂に押し上げらるた。



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★翌日 そして調教へ(11日目)

翌朝、楊端和は無理をして、何事も無かった様に、山の民に元気な姿を見せ、食事を共に取った後、趙軍が業の救援に行かないよう牽制を指示した。

ロゾも何事もなかった様に、山の民との連携を犬戒に指示した。


そして夜になり、楊端和は貴賓室に戻り内側から厳重に部屋の鍵しをた。
しかし、それはムダだった。
なぜなら、楊端和が貴賓室に入る前に既にロゾが、貴賓室の物陰に隠れていたからである。

ロゾは楊端和が貴賓室の鍵を内側から掛けたのを確認し姿を現した。
その時の楊端和の狼狽ぶりは、傍目にもわかるほどだった。
ロゾはすかさず楊端和の両手を縛り、下半身をさらけ出させて、昨夜と同じ様に縄おかけた。
楊端和は昨夜、何度も凌辱を受けながら絶頂に押し上げられ、不覚にも失神してしまった事を思い出し、軽い旋律をおぼえた。

そして、ロゾが手に持っているのは、昨晩楊端和の理性を無残に打ち砕いた、あの媚薬である。
それを目にして楊端和が震えあがった。

やめて・・・・・そ、それを塗らないでっ………あああ、ロゾ様、お願いです
いつの間にか、楊端和はロゾ様と呼んでいた。
ロゾに奴隷扱いされ、自然と受け入れつつあるのだろう。

ヘヘヘ・・・・これも奴隷になるための修業なんだよ、

ヒ、ヒイイ……

ロゾの指先が、すでにねっとり潤みだした膣肉を巧みに抉り、隅々にまで丹念に媚薬を塗りこんでゆく。

もう駄目・・・・
これ以上されたら私、おしまいになってしまう。
楊端和ははっきりとそう悟った。

さあ始めようか
今日は昨夜の事を思い出し、お前を調教する事だけを考えてたぜ。

ロゾは酒をぐいと喉に流しこみ、笑みをもらした。

楊端和は自分が震えているのがわかって情けなかった。
生まれてからこの方、他人に対し、これほどの恐怖感を抱いたのは初めてだった。

おい、おまえ……

縄で縛られて縮こまる楊端和が顔を起こし、長い睦毛をしばたたかせた。
うっすらと涙に濡れた目がたまらなく官能的である。

これから毎晩可愛がってやるから楽しみにしてな

そう言い渡しながら楊端和の端整な顔が引きつるのを見て、ロゾのぺニスはぐんと隆超するのだ。

さ、まずはひざまずいてなめるんだ

だ、誰があなたなんかの····

官能的な肢体を、恥辱にブルブル震わせて楊端和は抗議する。
気性の激しい男まさりの女の泣きべそ顔が、こんなにも欲情を誘うものかとロゾは思った。

おまえがどんなつもりだろうとそんなことは関係ない。俺の命令がすべてなんだ

い、いやです……

早くしねえか、この阿女!

いきなりロゾは怒声を発した。
楊端和は息を呑んでロゾを見て、目と目が合った。
赤みを帯びたその目が楊端和を射すくめた。
それは、有無をいわせぬ魔光だった。

楊端和はがっくりと首を折った。
縄が食いこんだ華奢な肩が震えている。
力と力の勝負に負けたなら決して屈しなかったろう。
どれほどのダメージを負うことになるにせよ、恐れずふたたび立ち向かっていったに違いない。

しかし女としての肉体が屈していた。
縛られサディスチックに揉嗣され、数えきれないくらいに達したエクスタシーの
記憶と、ロゾに注ぎこまれた大量の体液の感触が身体にはっきりと痕跡を残し、
楊端和の闘争心をくじいていた。

弱々しい表情でロゾに口唇奉什をするために態勢を直した・・・・・。
これまで潔癖に暮らしてきた楊端和には、そんなただれた行為が世界が存在するとは思ってもみなかった。
しかも相手は自分をレイブした男なのだ。

早くしないか

奴隷奉仕への期待と興奮にその声が上ずっている。

ああ、こんなふうにして性奴隷(情婦)にされていくのか……。 

楊端和は女に生まれたことを恨んだ。
今こうした格好で向き合う自分が、どれほど相手を悦ばせているかと思うと、火の玉のようなくやしさがこみあげるのだ。

楊端和はどうにか態勢を整え近づくと、ロゾが後ろにまわって髪をおろした。
こしの強い少しウェーブした髪がさらさら流れだして、背中のなかほどへ垂れかかった。
それが実にセクシーで後ろで眺めているロゾが溜め息をついた。

こっちを向いてみろ

楊端和は奥歯を強く噛んでいる。
やがて羞恥と屈辱に耐えながらロゾのほうへ向き直り、行儀よく正座した。

ちゃんと顔をあげて見せろ、こら

ああっ、恥ずかしい
へっへへ。髪を下ろすだけで見違えるほど色っぽくなった

きりりとした唇が真っ赤に染まり、ねっとり濡れ輝いている。
そのあまりの悩ましさにロゾの股間はいきり勃つ。
少しウェーブした金髪をはらはら揺すり、縄をかけられて恥ずかしそうにあえぐ楊端和の風情もたまらない。
着ているものをかなぐり捨てたロゾは楊端和の前へ行って仁王立ちした。

さ、なめるんだ

ああ……できません

パーンと頬を張られた。
脳天まで痺れる強烈なビンタだった。

いつになったら素直に命令を聞けるんだ!
山の王はそんな偉いのか?

う、う、う

今度は髪をつかまれた。
ぐいぐい引き絞られ楊端和は、かつて山界の死王と恐れられ、敵を震えあがらせたのが嘘のように気弱にすすり泣くのだ。

なぜこのような真似までしなければならないのか……。
胸がつぶれそうな思いで、楊端和はロゾに近づいて行く。

なにしろロゾの股間では極太の一物がピーンと直立している相手に、縄かけられて口で奉仕するなど、馴れていない楊端和はひどく手間取ってしまい、またロゾに怒鳴りつけられる。
ロゾの下腹部から毒キノコのような不気昧な亀頭が顔をのぞかせ、そのたびにゾソッと粟肌が生じる.

どうだ。愛しいだろ、こいつが

露呈した巨根をロゾは自慢気に揺すった。
楊端和は豊かな金髪のなかに顔を伏せ、なんとか見まいとしている。
そうしてうろたえるさまがロゾには新鮮だった。

今さらなにを照れてやがる。
昨日は、この魔羅にねばねばのマン汁をこすりつけて、狂いまくったんじゃないか

やめてください

まず今日はたっぷりこいつをしゃぶらせてやるからな。

昨夜ここで凌辱の仕上げをした時はずっと緊縛したままだったし、楊端和は疲労困憊していてじっくりフェラチオさせるどころではなかった。
見おろせば悩ましい縄で縛られた、真っ赤な挑発的な唇がある。
激烈な快楽の予感にとめどなくカウパー腺液が流れだしている。 

やがておまえのほうからおしゃぶりさせてほしいっておねだりするようになる。
女はみんなそういうもんだ

ぐいと顔先に肉刀を突きつけられた。
その圧倒的な迫力に、昨夜の灼けつく興奮がまざまざと甦り、楊端和は目もとを紅く染めた。

早くしないか

ああっ……みじめだわ

頭をパン、パンと小突かれ、楊端和はどうしようもなく剛毛に覆われた男根に
舌をからめた。
たくましい弓なりに沿って舌を行き来させる。
それだけでも火の玉のような恥辱で、カアッと顔面が火照る。

さらに激しく舌と唇で肉茎をしごかされる。
茎胴を走る血管がぷっくりと浮かびあがり、カリ首はヌッと突きだし、鈴口からは粘り気のあるカウパー腺液がしたたってくる。

口に咥えてみろ

ロゾの言葉に楊端和は身を一瞬こわばらせた。
ああ、こんな不潔な物を……。
黒眼がちに潤んだ目で相手をチラリと見上げ、縄で絞り出された胸を揺すって吐息をつく。

それから観念したように目を閉じ、官能的な紅唇を開いて肉塊に顔をすり寄せたー
しかし咥えこむのが大変だった。
べニスが太すぎて、顎がはずれそうになるほど口を開かなければならない。
それに強烈な性臭がムンと鼻をついて、楊端和は眉根をピクつかせ弱々しくあえいだ。

ほらほら、どうした。その歳にもなってそんなやり方しかできないのか

う、ぐぐっ 

もっと唇でキュツ、キュツと締めつけながらしごくんだよ。
歯を立てるんじゃない、馬鹿め!

ただでさえつらいのに、そのうえ罵倒されて楊端和は真っ赤になる。
どこかぎごちなく根元を指であやし、先端へ唇をかぶせてチュプチュプやりながら、美貌を苦しげに歪めた。
口と舌でぺニスを愛撫するのは、昨日が初めてだった。
フェラチオという行為自体が女にとって屈辱的に思えたし、余りにもロゾの男根のサイズが巨大で戸惑うばかりだ。

悪戦苦闘しながらそれでも少しずつ楊端和はコツをつかんでいる。
スムーズな口の動きと連動させ、唇を滑らせていく。
自分の唾液で肉茎がヌラヌラする感覚がとてもいやらしく思えて胸の鼓勤が高まる。

よし、少しよくなってきたぞ。頬をもっとすぼめてみろ。
口全体をぴっちりと魔羅に吸いつかせるんだ

むフン、うフン……

自分でも不思議だった。
いつしか相手を悦ばせようと奉仕にのめりこんでいるのだ。
自分をレイプした男にこんな不潔な愛撫を強制されて、まさか従順になるなんて……、

ここでロゾは媚薬を塗られ従順になった楊端和をみて、大丈夫と判断し、楊端和の縄を解き、前で両手を縛った状態にして指を使うよう、さらに細かな指示を飛ばした。
性感のツボに沿って指を動かすやり方や、空いている片手では玉袋を愛撫したり、肛門をまさぐったりすること。
舌の使い方についても、口腔に含んだまま裏筋をたえず粘ばっこく責めるように、などと居丈高に命じる。

ああん……むふン

楊端和はわずかに残る上着に包まれた隆起をユサユサさせ、言われるままに濃密な砥めしゃぶりを行なうのだ。

だいぶ上手くなった。
おまえ、お堅そうに見えて案外色事の呑みこみが早いんだな

ロゾにほめられ、髪を撫でられ、楊端和は甘ったるい吐息を鼻先でふりまくのだ。 

どうだ。だんだん、愛おしくなってきたんじゃないのか?
しゃぶればしゃぶるほど頼もしく思えるだろ。
今にこのくらいデカくないと物足りなくなるんだぜ

怒張を咥えこんだまま、楊端和は否定するように小さくいやいやをする。
だが一途にフェラチオ奉仕しながら、ロゾに卑猥な言葉を囁かれると、本当に
その気になってしまいそうで怖かった。
まるで催眠術をかけられているような感じなのだ。

上着のなかにロゾの大きな右手が入りこんだ。
感じやすくしこった乳ぶさを乱暴に揉みしだかれ、乳首をつままれる。
楊端和の頬がさらに熱く火照り、頭上でロゾが満足気に唸った。
口中で分泌されるカウパー腺液が濃くなり、苦みが増してきた。
普通なら激烈な不快感を覚えるはずなのだが、楊端和は相手の興奮に引きずりこまれている。
茎胴をあやす指に力をこめ、ぴたりと吸着させた唇の動きをより大胆にさせる。

オー、気持ちいいぞ、おおう

ロゾが獣めいた声で叫んだ。
左手では金髪をつかんで自分好みに顔の動きをコントロールし、右手では柔らかな肉丘をこねくりまわしながら楊端和を見おろす。
たまらない眺めだった。
極太のペニスを通してたっぷり淫気を吸わされたせいか楊端和の理知的な顔立ちは妖しく上気を帯びている。
そしてムンムン色香を放っている。

乱れた上着に包まれた上半身から、下半身がフェラチオしながら微妙なうねりを示しているのがいい。

情感の溶けた吐息といい、あれだけの武力をもちながら、実はマゾ性を隠し持っていることを如実に物語る。

もうすぐ出してやる

ああ……

切り揃えたような長い睫毛を震わせ、楊端和は表情に不安を浮かべた。
一段と勢いを増して喉を貫く巨根が不気昧だった。
しかし愛撫の手をゆるめるとすかさずロゾの叱咤が飛ぶ。
無念さを噛みしめつつ甘美な紅唇でヌラヌラと唾液を滑らせ、情熱的に肉棒を揉みしごく。

俺の一発目は量がすごいぞ。くく。
ちゃんと全部呑まないと承知しないからな

んぐっ、んぐん

そらそらっ、しゃぶれ、しゃぶれ!

ロゾは激しい勢いで美女の顔面を揺さぶり、それに合わせて自分の下半身をぶつけさせる。
苦しげな、それでいて被虐の官能をにじませた楊端和の呻きがサディズムを刺激した。
猛る怒張を喉奥めがけて突きたてながら、とうとう雄叫びを放ち、白濁を飛ばした。
大量の粘液に喉を灼かれ、真っ赤になって楊端和が悶える。

呑め! 呑むんだっ 

さらにドピュッ、ドピュッと粘液の塊りが喉に襲いかかる。
嘔吐を催す強烈な臭気、口にひろがる地獄の苦みに楊端和はパ二ック寸前だ。
しかし皮肉なことに、媚薬で朦朧としながらも昨日のイラマチオさせられた記憶が楊端和を救っていた。
もし昨日の精液を口で受けとめた経験がなければ、死にも値するこの衝撃に耐えられなかったかもしれない。

いいぞ。オオ、いい気持ちだぞ

頭上で響く悪魔の雄叫びを聞きながら楊端和は、女として生まれたことを呪っていた。 

 






★さらなる調教へ(11日目)

口内発射を遂げたあと、ロゾは再び楊端和の裸身を麻縄で縛りあげた。
抱くのなら普通に抱いてほしいと、楊端和が涙を浮かべ訴えても無駄だった。
いや楊端和が嫌悪を示せば示すほど、ロゾの変態性欲を悦ばせるばかりなのだ。

後ろ手に緊縛された楊端和の肢体に獣欲をうずかせ、ロゾは犯した。
体位をさまざまに変え、しっとりと張りのある柔肌の感触を楽しみ、媚肉の名
器ぶりに酔いしれた。

昨夜の媚薬レイプでマゾの種子を植えつけられ、それが体内で芽を吹きつつある楊端和は、不覚にも官能を狂わされた。
媚薬でただれて、とろける膣を巨根でえぐられ、言葉でいたぶられ、くやし泣きとともに恥辱のエクスタシーを何度も迎えたのだった。
一時間あまりも緊縛セックスはつづいた。ようやくロゾは満足して、楊端和のなかに埋めこんでいた一物を引き抜いた。

楊端和は官能美の極致のような裸身を夜具に横たわらせている。
淫情に破れたことを羞じているのか、顔をそむけたままハアハア肩で荒い呼吸を
している。

蹂躙を受けつづけた聖裂はぱっくり開いて、鮮やかな鮭紅色の肉襞は濁液にまみれている。
それを覗きこんでロゾはひとり悦に入りながら、まず自分の股間を拭き、次に楊端和のクレバスの後始末をする。

我れながらずいぶん発射したもんだ。
フッフ。おまえの汁気も相当なもんだが

アア……縄をほどいてください。
じ、自分で、やりますから

汚された女の部分を拭うこともできず、あまりの羞恥に楊端和はすらりと
引き締まった太腿をピーンと緊張させている。

水臭いことを言うな。俺に任せておけばいい。
しかし、いくらでも奥から流れてくるぞ。
こんなにザーメンをぶちこんでもらえば女冥利につきるだろ

なおもロゾはネチネチと言葉でいたぶり、楊端和の火照った顔が切なげに歪むのを楽しんでいる。
後始末をすませてから酒を一気に喉へと流しこみ「アーうまい」と上機嫌に唸った。

しかしオマ×コはいいもんだ、日頃の疲れもすべて吹き飛ぶ。
おまえみたいな美人を縛ってヤるのはまた格別だな

楊端和の顎をしゃくりあげ、こちらへ向かせた。
凛然とした美貌全体が今は妖しく紅潮している。
印象的な二重瞼は重たげに上気し、潤んだ瞳でゾクリとする色っぼい眼差しを
注いでくる。
ロゾは思わず口づけをし、楊端和の口内をくまなくなめ、楽しんだ。
唇を離すと、名残惜しそうに体液が糸を引いた。

お願いです。縄を、もうほどいてください

フフフ、なにを言ってやがる。こんなのはまだ序の口だぜ。
おまえだってわかってるくせに

頬や首筋のほつれ毛を直してやりながら言う。
その口調は楊端和をもう完全に自分の所有物にしたという自信にみちている。

こ、こんな、やり方はいやなんです。
ねえ、ロゾ様。
ど、どうか縄をほどいてください

縛られたまま女っぽい肩先をくねくね動かし、訴える楊端和。
そんな仕草がどれほど相手を悦ばせているか気づいていない。

へへへ・・・いやだという割にはずいぶん派手に潮を噴いてたんじゃないのか

ああっ………やめて

ククク・・・・まあいいからおまえも飲め

いやいやをする楊端和に顔を寄せ、口移しで無理やりに酒を飲ませる。
楊端和がゴクン、ゴクンとそれを嚥下しながら屈辱にあえぐ音色がまたロゾを痺れさせるのだ。 

楊端和の美しく引き締まったボディは肉丘の突起も豊かで、それが麻縄できつく縛りあげられたことでいっそう凄艶な雰囲気をかもしだしている。

楊端和は媚びを売りながら、ロゾと舌をからませ合い、濃密なキスを交わす。
そして、豊満な裸身を淫らにクネクネさせながら、せっせとロゾの剥きだしの巨根を口で奉仕していた。

ロゾは満足しながら、楊端和に対し

縄の味を覚えたとはいえ、おまえにはまだまだ調教が必要だからな

ロゾは早速、楊端和の肛門調教にとりかかった。
うつ伏せの格好から尻を持ちあげさせて、鍛えあげられた臀丘の美しい張り具合をじっくり鑑賞しつつ、肉襞から淫水をすくいとって菊蕾を優しくいじりだした。
楊端和は肛門からゾワゾワと来る妖しい快感に狼狽した。

いや、そこは止めてください

ふふ、遠慮するな、肛門も捨てたもんじゃないぞ

人に決して見られることのない恥ずかしい場所なのに、そこをあからさまに見られ、いじられる。
その屈辱に楊端和は身を揉んで泣き、恥辱と屈辱で全身が赤く染まった。
そして、さわられるうちに暗く妖しい、それでいてツーンと痺れるような甘美な刺激が襲ってくることに戸惑っていた。

ああ、いやあ……ううん、うんっ……さ、触らないでっ……

ロゾは淫水まみれの指先を菊座に押し当て、そこに菊の花のように広がっている皺をなぞるように刺激しながら、塗り込んでやった。
その粘膜が責める指に吸い付くような感触に、ロゾは一層しつこく触りまくるの
だった。

やっ、くく……んんっ……ああ……

淫水をすくう時に敏感な箇所に触れるのか、楊端和の身体がビクンと跳ね、肛門もきゅっと締まる。
おぞましい、汚らしいという汚辱感に震え、拒絶の声を上げて身悶えする楊端和だったが、それとは裏腹に、いじられる菊座の方は鋭敏に感応し、まるで責めを進んで受け入れるかのように柔らかくほぐれていく。
ぐっと淫水で湿った指先を菊座に押し込んでやると、楊端和は甲高い声を上げて叫ぶ。

あぁぁぁ!そ、それだけはやめてっ!

指の侵入を拒むかのようにきつく締まる肛門だが、ロゾは無視して中へ突入していく。
楊端和は泣き叫んで抗うが尻を振るのがせいいっぱいで、異物の侵入を拒むことはできなかった。
それでなくとも、散々愛撫されてとろけてきていた菊座だ。
徐々に入り口を開け、ロゾの指を飲み込んでいく。

い、いやあ!!

ロゾは指を中程にまで入れた。
そこでいったん指を抜いた。

あう……

ようやく抜かれた異物にホッとした楊端和だったが、すぐに悲鳴を上げることになる。
間を置かず、また指が入ってきたのだ。

まっ、またあ! いやああっ

今度はさっきまでと違い、スルッと中に入ってしまった。
楊端和は見ていなかったが、ロゾは指にたっぷりと蜜壺から出た淫水を塗りたくっていたのだ。
そのため摩擦が消え、楊端和の菊座はいっそう柔らかくなっていた。
ロゾは何度かそうして彼女の肛門内に淫水を流し込もうと、指を抜き差しした。
そして楊端和の髪を掴み、その顔を上げさせた。

ああ……

だいぶおまえの尻の穴もこなれてきたな。そろそろこいつで責めてやろう

あ……ひ……

嬉しいか? これは細い方だ。まだまだ太いのもあるからな、楽しみにしていろ

ロゾが楊端和にかざして見せたのは、細い棒状のものだった。
直径1.5センチほどの太さの木の棒だった。
異様なのは、スパイク状にイボイボがついていたことだ。
そんなものを肛門に入れられるのかと思うと、楊端和は震えが止まらない。

い、いや、やめて!!

ロゾは木の棒を蜜壺に入れて淫水をたっぷり塗りつけると、慎重に楊端和の菊座に埋め込み始めた。

ひぃあっ! ……あ、ああ、いやっ……こ、こんなのいやあっ……ひっ……

そんなところにいかがわしい責め具を挿入されるというだけで、楊端和は悪寒が走り抜ける。
じわり、と引き締めた肛門がこじ開けられる感覚。
必死に括約筋を締めているというのに、さきほどしつこいまでに肛門内に塗られた淫水が、木の棒にもたっぷり塗布されて滑りやすく、そして柔軟になって
いた楊端和の肛門は意外とあっさりとそれを飲み込んでいく。
ロゾの手に、楊端和の菊座が責め具を締めつける手応えが返ってくる。

楊端和、もっと尻を緩めるんだよ。さもないとつらいだけだぜ

そんな、いやよっ……い、入れちゃいやあ!

こんな細いものにもこれだけの圧力がかかる。
これは極上ものだとロゾは舌なめずりをした。
するすると楊端和の肛門に沈んでいった棒は、そのほとんどが直腸内に埋め込まれてしまった。
ロゾはわざとらしく驚いてみせ、楊端和の羞恥を煽った。

なんだなんだ山の王さんよ、なんだかんだ言って、もうほとんど中に入っちまったぜ

いやあ、抜いてぇっ!

もう10センチ……いや12センチは入ったな。大した尻の穴だ

言わないで! ……ああ、お尻にこんな……恥ずかしいっ……ひぃあああっ!

楊端和の悲鳴が1オクターブ高くなった。
ロゾが、埋め込んだ菊座棒を今度は引き抜き出したのだ。
埋め込まれる時の圧迫感もたまらなかったが、抜かれる時の内臓を掻き出されるような感覚は我慢できなかった。

ああ、あああっ……そんな、やめてぇっ!! ……い、いや、ああっ……

ロゾは、楊端和の身悶える様に昂奮し、それでも慎重に菊座を責め抜いた。
ほんの先だけ含ませるくらいまで引き抜くと、今度はまた中に押し込んでいく。
それも、クルクルと回しながら抜き差しするのだからたまらない。
肛門粘膜が周りのイボイボでこねくり回されるのだ。

そ、そんなっ……あ、あううっ、いやあ……あ、あくぅっ……ひいい……

回転させながら何度も出し入れを繰り返すうちに、楊端和の菊座はウソのようにとろけ出し、尻はうねうねとくねり始めた。
美女の口からは、拒絶というよりは快楽に堪え忍ぶ濃厚な艶声が入り込んできていた。
ロゾはねちっこく、その責めだけを20分もし続けた。
楊端和にそれが無限のように思われ始めた頃、突如、責め具が一気に引き抜かれた。
ビリビリっと菊座に弾けた電流に楊端和が悲鳴を上げる。

ひぃぃ!!

楊端和は熱い呼吸を続けている。
責められた菊座から熱が全身に回り、吐息は火がつきそうなくらいに熱かった。
むごく弄ばされた肛門はまだ小さく口を開けており、ヒクヒクと蠢いていた。

ふふふ……

ロゾは楊端和の反応に満足し、今度はさっきより少し太い棒を持ち出した。
直径2センチほどで、さきほどの棒より5ミリ太いだけだ。
しかし排泄器官、それも本格的な菊座責めは初めての楊端和にとって信じられぬほど太く感じられるはずだ。
その棒がまたも肛門に押し当てられると、美女の口から悲鳴が噴き出る。

あっ、ああっ……い、いやもう! ま、まだ、そんないやらしいことを···
ロゾ様 もう許して下さい···

まだ、だと? 何度でもしてやるさ、おまえがこの責めに慣れてくるまでな

やめ、やめて、この……この変態っ、ああっ……

変態なら変態らしく、もっといやらしく責めてやろうか、それ

もっ、いやああ!!

早くも先端を含まされた楊端和の菊座は、その小さなおちょぼ口がギシギシいうかのようなきつさを感じていた。
イボイボがついているせいもあり、楊端和は張り裂けそうな苦痛を感じていたが、それ自体は案外すんなりと腸内に侵入していった。
ロゾがぐっと押し込むと、肛門粘膜がそれに引きずられて中へ巻き込まれるように入っていく。
そして抜かれると、今度はそれがめくり出されるように肛門に露出した。
ぬめぬめした内臓のような、そして楊端和が今まで誰にも見せたことがないであろう箇所をじっくり観察し、嬲っていることにロゾはひどく昂奮した。
楊端和の悲鳴とも呻きともつかぬ声を聞き流し、飽きることなく行為を繰り返していた。
高ぶったロゾの獣性が、さらにきつい責めを欲求するのだが、ロゾはその欲望を何とか堪え、慎重かつ執拗に楊端和の排泄器官を責めるのだった。

あ……うう……う、うあ……やあ……あっ……くうんっ……

責める棒は、1.5センチから2センチ、さらに2.5センチ、3センチと5ミリ刻みで太くされていった。
菊座を責める淫具が太くなるたび、楊端和は菊門の粘膜が破裂するかのようなきつさと苦痛を感じていた。
にも関わらず、ロゾが楊端和の肛門に無理をさせないようじんわりと責めるため、楊端和の菊座は裂けもせず受け止めていった。
ロゾの責め口が巧妙だったこともあるが、何より楊端和の菊座の柔軟性と感受性が豊かだったことが大きいだろう。
1時間もかけて尻ばかり責められ、今では直径4センチもの菊座棒を挿入されてしまっていた。

あ、ああう……いっ……う、うう……こ、これ、太い……あ、ああっ……

その太いのに充分馴染んでるぞ、お前の菊座はな

い、いや……あうう……

ロゾは、楊端和の唇からまろびでる声が抗う悲鳴ばかりでなく、甘いものが混じり始めていることに気づいた。
堪えているかのような呻き声もあるが、これは肛門を虐められているという苦痛や汚辱に耐えるものなのか、それとも背徳の快楽を忍ぶものなのか判断がつかない。
ただ言えるのは、楊端和の声が熱く、鼻に掛かったような妖しい響きが籠もってきていたということだった。

ロゾは少々驚いていた。
昨日からこの女を犯してみて、その見事な肉体と天性とも言える敏感な体質を持っていることはわかっていた。
しかし、縄や媚薬責めも快感に変え、こうして初めての菊座責めでも息苦しいほどの感じっぷりを見せている。
本当に一級品の身体だと、改めてロゾは思った。

あ、あああ……んんんうっ……はっ……く、うあう……あっ……

楊端和はもう拒絶する言葉を口にしようとも思わなかった。自分でも、どうしてお尻などを責められてこうも妖しい感覚を得てしまうのかわからない。
わからないが、あれほどイヤだったはずの排泄器官への悪戯や愛撫が、腰を痺れさせるほどの愉悦をもたらしていることは否定できそうになかった。

くく、山の王、おまえ、前も濡らしてるぞ

……

スケベな女だぜ。肛門を責められてオマンコが濡れてくるなんて

言わないで、あぁ···

そんなことは言われずとも分かっていた。
菊座を責める玩具が徐々に太いものに変えられていくうちに、楊端和は自分でも恥ずかしくなるくらいに膣から蜜が零れ出ていたのだ。
膣の奥深いところから、ジュンと分泌し、その熱い愛液が膣道を通って媚肉を濡らすのが、いやというくらい自分でわかるのだ。
おぞましい責めなのに、どうしてもこみ上げてくる暗い肉悦。
楊端和の女体は、その初めて味わう淫虐な快楽に抵抗することができなかった。

こんな……い、いや……いやよ、あうう……あっ……くああっ……

ロゾは憑かれたように楊端和の菊座を責めた。4センチという太さ、しかもイボがぶつぶつといくつもついた棒で美女の肛門を嬲り続けた。
菊座の柔軟さもあったし、たっぷりの淫水を使ったこともあり、木の棒は卑猥な動きで楊端和の尻の穴を陵辱していた。
抜き差しするごとに、ぬぷっ、ぬぷっと淫らな音がし、腸液で薄まった淫水が飛び散った。

楊端和の肛門は太いものをぴっちりとくわえこまされ、粘膜をさらけ出していた。
イボが腸の襞を擦り、菊座の粘膜を擦る。
その摩擦感で楊端和は腰を振らずにいられなくなる。
ぷりぷり動く美女の腰を押さえ込み、ロゾはしつこく楊端和の肛門をこねくり回していた。

ああ……ああっ! ……ひっ、く……あ、あうう、こ、擦れてる……あっ……お、お尻が……

お尻がどうした

お、お尻が……ああ、痺れるぅ……ううんっ……

ロゾはにんまりして、いきなり責め具を楊端和の尻から抜き取った。

ああっ……

突然、強烈な刺激が遠のき、楊端和は慌てたようにロゾを振り返った。
そして責められ続けたヒップは、抜けた菊座棒を追いかけるようにせり上がる始末だ。
楊端和はもうロゾが望む方向に進み始めている。
菊座で感じているのだ。
初めてでここまでの反応を見せるとは思わなかった。
ここは一気に仕上げてしまうべきだろう。
ロゾは棒を床に投げ捨てた。

……

楊端和はそれを物欲しそうな目で追い、ハッと気づいてベッドに顔を押しつけた。
自分でもあさましい欲望に気づいていた。
だが、媚肉を犯されるならともかく、排泄器官をいじられて感じてしまうなどということは彼女のプライドが許さなかった。
しかし、理性やプライドが、時として原始的な本能に駆逐されてしまうことを彼女はまだ知らなかった。

……あ、あひっっ……

責められ、虐め抜かれて熱くなっていた菊座に、突如、冷たいものが突きつけられた。
その感覚に楊端和はビクッとして背後を振り返る。
またロゾが何やら手にして楊端和の尻を割っていた。

こ、今度は何を……

楊端和は恐々とロゾを見た。
ロゾは手にした物体をわざとらしく楊端和に見せた。

そ、それ……

恐ろしさに震える声で楊端和はようやく言った。
ロゾは、右手で持ったそれを左手のひらにパシパシと叩きつけている。

どうだい? 肛門用の張型は

う……

オマンコに突っ込んで女が愉しむおもちゃがあるだろう? あれの菊座用だ

そんな……そんなものでお尻を……

楊端和はわなわなと唇を震わせた。
あのいやらしいイボ付きの棒だけでなく、そんなものまで使って責めるのだろうか。

その責め具はさっきのよりも長かった。
取っ手部分を除けば25~30センチくらいはあるだろう。
なによりおぞましいのは、その形状だった。
まるで球をいくつもつなげたようにボコボコしている。
いちばん先の球は1センチもなさそうだったが、根元にいくに従って大きくなり、最も下のものは3センチ以上ありそうだ。
あんなものでお尻の中をこねくり回されたらどうなってしまうのだろう。
さっきの棒に付いていたイボどころではない強烈な刺激があるのだろう。
楊端和は歯の根も会わ合わぬほどにわなないていたが、同時に、それでお尻をかき回して欲しいという淫らな欲望が心の隅に生まれつつあることに気づき、慌てて首を振りたくった。

ひ……

ロゾの手がぴたりと尻に当てられたが、楊端和は小さく悲鳴をあげただけで、腰を振りたくったり叫んだりという抵抗は見せなかった。
彼女の脳裏には、これからどんな刺激が肛門を襲うのかという悪寒と、認めたくない淫らな期待が入り交じっていた。

ロゾの左手が器用に楊端和の尻を割った。
剥き出された菊座に外気が触れる感触に、思わずあげたくなる悲鳴を必死に堪えた。
ロゾは菊座用の張型を蜜壺に入れ、かき回して淫水をまとわせた。

ひ···
楊端和は久しぶりの、蜜壺への衝撃に軽い旋律を覚えた。

だが、淫水に覆われた責め具が菊座を突き破るようにねじ込まれてくると、たまらず口を割って叫んだ。

ひっっ! ……だ、だめ、ああ、それはいや、許して! ああっ、あう、あ、ぐぐ……

太いものをいきなり含まされるきつらさに、楊端和は首を仰け反らせ、口をパクパクしている。
尻たぶがしこり、ぎゅっと括約筋に力がこもると、ロゾは叱咤した。

何してる! もっと尻の穴を緩めろ!

いやっ……い、入れないで、そんなのっ……く、ああ、き、きつい、やめてぇっ

無理矢理にでも入れるぞ! そうしたらおまえの肛門は裂けちまって血まみれになるぞ!

ひっ!! やゃ···

ロゾの脅迫に、楊端和はぶるっと身を震わせて肩や腿から力を抜いた。
そして、ゆっくりと腰からも脱力し、臀部の筋肉を柔らかくする。
そこにロゾは得物をぐりっと押し込んだ。

あひっ……!!

ロゾは一気に5センチほども挿入した。
先端は細かったし、さんざんいびられてほぐれていた楊端和の菊座はするっとバイブを飲み込んだ。
ロゾは、もう楊端和の菊座がすっかり責めによって柔らかくなったことを知り、さきほどまでの慎重さを捨てて、5センチずつぐいぐいと突っ込んでいく。

あ……あああ……

楊端和は背中で合わされた両手の拳を握りしめた。
その美貌も、目を見開き歯を食い締めて痛烈な刺激を受けて止めた。
醜悪な責め具は、緩き切った楊端和の菊座にすっかり埋め込まれてしまった。
長かった菊座用の張型も、今ではそのほとんどが楊端和の腸内に潜り込んでしまい、柄の部分しか表に出ていない。
もう美女の菊座は直径4センチ以上開かれている。

あ……はあっ……ぐ、ぐぐ……だめ、もう……ふ、太くて、ああ、苦しい……

いいねえ。おまえのその苦しそうな顔がたまらねえよ。もっともっと虐めたくなるってもんだ

あ、ああ、いやあ……

ロゾは、ぬぷっ、ぬぷっという音を立てて、張型の出し入れを始めた。
ほとんど何も障害はなかった。まったく無理なく楊端和の美肛は太い淫具を飲み込み、吐き出していた。

あうっ……ひっ、ああっ……だめっ……や、やめ、そんなっ……かはあっ……いあっ!

抜き差しを始めると、楊端和の媚声に熱気と生々しさが加味されてきた。
腰がうねり、尻はビクンと跳ねる。
背中と言わず、首筋と言わず、じんわりと脂っぽい汗が滲んできていた。

さっきまでの棒とは異なる新たな刺激に楊端和はわななく。
ボコボコしたいくつものボールが、楊端和の菊座を拡げては中へ入り込み、また出ていく。
無数の小さなイボが粘膜を引っ掻いていく鋭い刺激ではないが、大きなもので連続して押し広げられていく感覚も耐え難かった。
ロゾは、跳ね回る楊端和の腰を押さえつけながら挿送しているが、その手を弾き飛ばすほどに激しく身悶えしていた。
媚肉の濡れ具合も一層烈しくなり、下に敷いたクッションは汁まみれになっている。

ずぶずぶと十数回も出し入れを行なうと、今度は出来るだけ奥まで張型を埋め込んだ。
そして取っ手から回転させて振動を送り込んだ。
突如、襲いかかってきた凄まじい刺激に、楊端和は背を仰け反らせて絶叫した。

きゃああっ!! うあ、うああっ! ……やめて、やめっ……ああっ、ああああっ!!

細かい振動が楊端和の直腸を震わせた。
僅かに肛門から覗いた張型による刺激で、楊端和の肛門も細かく痙攣している
様子がロゾにはひどく扇情的に見えた。
回転させている責め具を、ロゾはまたも楊端和の菊座に抜き差しし始めた。

うあああっ……やあっ……こ、これやめてぇっ……ひっ、ひっ……

楊端和はもうじっとしていることが出来ず、責めるロゾの手の動きに合わせて尻をうねらせ始めた。
美女の息苦しいほどの悶えっぷりに、ロゾはいちど張型を抜き取った。

ああ!!

ぬぷり、と卑猥極まりない音を立てて淫具が抜け去った。
楊端和は慌ててその後を追うかのように、尻をぐぐっとせり上がらせた。
楊端和は自らのあさましい行為に気づき、その美貌を羞恥で真っ赤にしてシーツに伏せたが、すぐにまた尻がうねってしまう。
その肛門はまだ完全には閉じられず、じわじわとゆっくり口をすぼめていくのだった。

ロゾが手にした責め具は、楊端和の腸液でぬらぬらしており、その体温で湯気すら立ちそうなくらいに暖まっていた。
ロゾは、楊端和の肉欲がジリジリと焦げ付きそうになる頃を見計らい、またも張型をぐぐっと菊座に沈めた。

うあっ……くああああ……

美女は弾け飛ぶような反応を見せた。
ロゾは張型を少し変形させて、いきなり押し込んだのだ。
再び何度も抜き差しし、楊端和から生臭い喘ぎ声を絞り出させると、また激しくをいじった。

かっ、はあああっっ!!

楊端和はそれこそ背骨が折れる寸前までぐうんと仰け反った。
今度は張型にくねり運動まで加わったのである。
少し反り返った形状に変形させた長い棒がぐるりぐるりと回転し出したのだ。
その強烈すぎる感覚に、美女は裂けるかと思われるくらいの口を開けて絶叫した。
細かい振動が肛門粘膜と腸内粘膜の双方を擦り上げる。
くねり回転は、菊座を拡げるようにうねり続け、反り返り曲がった先端は直腸の襞を抉るようにして楊端和を責め苛んだ。

うっあああっ……止めて……あひっ、止めてぇぇっ……こ、こんなの、ああっ……だめ、だめえっ……あ、ああ、もう……もうおかしくなるっ

どこがおかしくなるほどいいんだ?

お、お尻っ……お尻が……お尻があっ……!

そんなに尻がいいんだな? 尻のどこが気持ちいいんだ?

ああ、いやああっ……おし、お尻っ……お尻の、ああ、穴がぁっ……

ロゾはにんまりした。もうほとんど楊端和は堕としたようなものだと思った。
尻責めなどという恥ずかしいことをされて、その悦楽を全身で受け止めている。
しかも、問いかければ菊座が感じることまで吐露して見せたのだ。

振動し、くねり続ける責め具で、ロゾは何度も楊端和の肛門を掘ってやった。
その時の肛門の動きが生々しく、楊端和の喘ぎ声も今までになかったほどに濃厚なものとなっている。
もう張型を差し込む時は何の抵抗もなくずぶずぶと入り込み、抜く時は菊座がきゅっと堅く締まって、まるで抜くことを拒んでいるかのような蠢きすら見せていた。
ロゾは、いよいよ仕上げだと確信した。

あっ……ああっ……

烈しくも甘美な刺激が突然なくなった。
ロゾが張型を菊座から抜いたのだ。
楊端和は思わず腰を持ち上げ、尻をせり上がらせて続きを求めた。
もうそれがどれほど屈辱的で羞恥を催させる行為なのかわからない。
彼女にあるのは、じりじりと高まるだけ高まった肉悦を、燃え盛っている菊座を何とかして欲しい、という思いだけだった。

そう焦るな、そんなに尻を振って、オレを誘っているのか?

……

こんな男に弄ばされ、ここまで感じさせられた。
その上、言葉でまで苛まれる。
楊端和の胸は屈辱で白く灼けたが、その炎はいつしか官能の妖しい火元へと燃え移っていった。

ロゾは楊端和のむっちりした尻肉を掴んだ。
ぐいっと容赦なく割っていく。
深い尻たぶの谷間の底には、散々虐められた菊座が少し赤く腫れたように見えた。
それでも、ひくひくと「早く続きを」とせがんでいるようで、ロゾの昂奮を煽る。
ロゾは腰をぐっと押した。

あ……

楊端和は一瞬ビクッとした。
それまでの棒や張型のような冷たい肌触りではない。
熱いくらいの熱気を持ったおおきなものが押し当てられている。

あ……あ、何を……

待ってろよ、極楽に連れてってやるからな

あ……ああ……!?

窄まりかけていた肛門に、またも太いものが押し込まれていく。
硬いのだが柔らかい。
楊端和の叫び声が迸った。
まぎれもないペニスの感触だった。

いっ、いやあっ!! な、何を……そんな、やめてっ!!

何を言ってる。おまえ、このままじゃ気が狂いそうなんだろうが

だ、だけど、そんな……そこは違うわっ……い、入れるなら前へ……

ウソをつくな、尻の穴に太いのを入れて欲しいんだろうが

いや、いやっ!! そんな、お尻でなんていやよっ!

楊端和の悲鳴を快く感じながら、ロゾは肉棒で肛門を拡げていく。
少しきついのは当然だろう。
そのペニスは張型より一回りは太かったし、お尻を犯されるという精神的な恐怖で、楊端和も菊座を引き締めていたからだ。

ロゾはぐりぐりと押し込み、亀頭部を何とか肛門に潜り込ませようとした。
楊端和は本気で嫌がり、首がもげそうなくらいに頭を振りたくり、泣き叫んだ。
拳を思い切り握りしめ、肛門が裂けるかのような激痛に耐えた。
手強いとみたロゾが言った。

ふふふ、緊張するな。
口を大きく開けて呼吸するんだ。
自分から飲み込むようにしないと本当に裂けるぜ

いやなのよ、こんなっ……あ、あ、痛い、痛いっ……くぅあああ……

怪我したくなかったら言うことを聞くんだ! いいか、トイレに行った時のように踏ん張ってみろ。菊座を開くようにするんだ

そんな、ああ、無理よ……む、無理に決まってるわっ……あああああ……

それでも柔軟性に富んだ楊端和の菊座は、本人の意思とは無関係ににゅるると開いていく。
楊端和の肛門が限界まで広がり、ようやくロゾの太いペニスの亀頭部を飲み込ん
でいった。

うあ! ひぃぃ……裂け、裂けるぅっ……やめて、ああっ……痛いっ……

いいから自分から尻の穴を拡げるように心がけるんだよ

豊かに張った楊端和の尻の谷間がなくなるほどに割り拡げ、腰を押しつけた。
何とかかんとかカリの部分は楊端和の中に押し込むことに成功した。
ロゾはその感触に陶然とした。
楊端和の腸内の何と熱いことか。
亀頭部が楊端和の腸の熱さを直接受け止めている。
思い切り突き上げたい気持ちを何とか堪え、この美肛を傷つけぬようゆっくりと中へと侵入していく。

う……ああ!? ……い、いや、あ……は、入って……入って、くる!

さすがにしつこいほどに肛門責めしただけあって、カリが入ってしまったあとは案外あっさりとずぶずぶ沈み込んでいった。
そのまま奥まで挿入し、楊端和のたわたわした尻たぶに腰がつくまで押し込んだ。
その深さに楊端和はくらくらしてきた。

あ、あうう、こんな……ああ、深すぎる……裂けてしまうぅ……

腸内の襞が、熱く優しくロゾの肉棒を包み込んでくる。
媚肉の方とはまったく違った締め付けのきつさ、中の熱さにロゾは酔った。
ペニスの根元をきゅううっと締めてくる括約筋の感触は得も言われぬほどの気持ちよさだった。
ましてそれが、あの山の王の尻の中だと思うと、それだけで射精したくなる。

い、いや、あうう……ぬ、抜いて……抜いて……いいいいい……あっ……

そんなに痛いかね?

痛い……ああ、もうホントに痛いのよ……ああ、裂けちゃう……

では少し紛らわせてやろう

な、何を……ああっ……

ロゾは、うつぶせになった楊端和の上半身に手を伸ばし、裸身とシーツの隙間に手を入れて、柔らかくつぶされた乳房を揉み込み始めた。
乳房は汗でぬめぬめしており、まったく触れていなかったのに、乳首は破裂寸前にまで充血し、コリコリに硬くなっていた。
シーツで擦れたせいもあるのだろうが、楊端和が肛門を責められて心ならずも快感を得ていた証拠だ。

なんだ、ここはこんなにコリコリしているじゃないか

ウソっ……ああ、ウソよ、そんな……

ウソじゃないさ。それ

ああっ

勃起した乳首をころころと手のひらで転がされると、胸から脇腹にかけてびりびりと電流が走る。
そのせいで鳥肌が立ったあばら周辺にもロゾの手が伸び、さすり撫で回していった。

あ、ああっ……くあ……あ、あううう……

ロゾは飽きもせず楊端和の乳を揉んだ。
その間、ペニスは菊座に突っ込んだままだったが、腰は動かさなかった。
まずは楊端和の菊座にロゾの肉棒を覚えてもらうことが先決だ。
尻を犯される嫌悪感を薄めさせるためにも、めいっぱい感じさせねばなるまい。

楊端和は混乱してきていた。
尻を貫かれる痛さときつさ、苦しさに呻いていたのに、乳房を責められだすと、今度は胸から痺れるような快感が突き抜けてくる。
痛いのか気持ちいいのかはっきりしなくなってきていた。
それは肛門にも表れていた。
太いものをくわえこまされて苦しそうにひくついていただけの菊座が、もぞもぞ、びくびくと蠢き始め、まるでペニスを絞るような動きを見せてきたのだ。

ふふ、よくなってきたようだな。なら本格的にいくぞ

や……いや……あっ、あああっ!?

ロゾが少しずつ律動を開始し、腰を揺すると、裂けそうな激痛が菊座に走る。
楊端和は大きく口を開けて悲鳴を絞り出した。

だめ、だめっ……う、動かないで! 動いちゃいやあ! い、痛いのよ、動かないで!

甲高い悲鳴が口を割るが、ロゾは腰を止めなかった。
小刻みに小さくピストンしていた。
1センチ、2センチ押し込んではすぐに引く、という感じである。
それでも楊端和にとっては発狂しそうなほどの激痛である。
狭い腸管と肛門がみしみしと軋んでいるかのようだった。

いはああっ、いやっ!! ……もっ、もうだめ、壊れるっ! ……お、お尻、壊れる、どうにかなるっ……き、きついっ……

それでも感受性豊かな楊端和の菊座は、徐々にロゾのおおきなペニスに馴染んでいく。
もっとも、馴染めなければ遅かれ早かれ裂けてしまっただろう。
だんだんと大きくなっていく動きに、楊端和はひいひいと泣き叫んだ。
菊座にはさほど無理はなかった。
ということは、心さえ屈服させてしまえば、楊端和は菊座でも充分感じるようになるだろう。
ロゾはここでも言葉による羞恥責めを使うことにした。
腰を揺すりながらロゾが言った。

素晴らしい尻だぞ、山の王さんよ

いや、痛いのっ……ひっ、ひっ……うああっ……

ウソつくな、もう馴染んでるくせに。俺が突っ込むと肛門が中にめくれ込んでるのがよく見えるぞ

いや、言わないで、そんなことっ!

そら、こうして引いてやると、今度はずるずるとめくれあがってくる。おまえの菊座の襞が丸見えだ

やあっ、見ないでぇっ……ああ、もう、いやああ……

見込み通り、楊端和は被虐の気がある。
それも、言葉で淫らに虐められると身体の方までそれに合わせてとろけてくるようだ。
ロゾが押し込むとひくひく震え、抜く時は締まって刺激してくる。
意識していないだろうに、彼女の菊座はペニスを中へと誘い、精を搾り取ろうという動きすら見せていた。

ロゾは思いきりこねくり回したい欲求に囚われた。
ペニスをぐるぐると回転させたり、上下左右にかき混ぜてやったり、強弱をつけた烈しい律動もしてみたい。
だが、まずは楊端和に肛門で気をやらせてみたかった。
一度、絶頂を味わわせてやれば、この後もっと激しい事も出来るようになるだろう。

楊端和のヒップは、ロゾのピストンに合わせてぶるぶると震え、跳ね、うねくっていた。
外見からは、嫌がっているのか、感じているのかわからないほどになっている。
拒絶の声や悲鳴だけだった楊端和の声も、すすり泣き、呻くそれに変わっていく。

ああ……あああ、もういや……お、おかしくなる……お尻、ヘンになってる……ああ……

楊端和は全身をぶるるっと痙攣させると、それまでの激しい抵抗が失せた。
尻ダンスもいっそう淫らな振りを見せている。
ロゾがぐっとペニスを突き刺し、ずるっと抜くと、そのたびにぐちょぐちょという湿った音がアナルからし始めていた。
肉棒全体に腸液がまぶされている。

ロゾは少し動きを早くしてみた。
ピストンの長さも幅をとった。
ぐぐっと根元まで押し込むと、楊端和の呻き声が少し高ぶってきたように聞こえた。
ロゾは、肉棒の長さいっぱいに使った律動を繰り返してみた。

あ、あはあ……ううっ……あ、あむ……むむぅ……

どうした、よくなってきたのか?

そんな、違、あうう……

遠慮なくよがっていいんだぜ

ロゾはピストン運動を大きな激しいものにしていった。
楊端和の腸管に深々と打ち込んだその感触がたまらなかった。
楊端和の方も、奥まで貫かれると喉の奥からくぐもった、しかし生臭いような喘ぎ声を洩らし始めていた。
その菊座は、肉棒を締めつけたかと思うとすっと緩み、またきつく締めつける動きを繰り返していた。

楊端和の肛門の妖しい蠢きに、ロゾもぐぐっと射精感が強まってきた。
ロゾは揉み続けていた乳房からようやく手を離した。
もうアナルだけでも気をやれるに違いないと思ったからだ。
それでも、今まで揉み抜かれていた乳房は、ロゾの強い愛撫で薄紅色に染まるほどまで責められていた。

あ、ああ……ああっ……いっ……い、ああ……う、うむっ……くああ……

ロゾは両手でがっしりと楊端和のむちむちした尻たぶを掴み、そこへ腰の律動を
送った。
もうほとんど楊端和の菊座に負担はかかっていない。
むしろペニスを中へ引き入れるような雰囲気さえあった。
尻肉は突かれるごとにぷりぷり震え、腰はロゾの動きに合わせてくねり、うねくった。
縛り上げられた両手も、何かを掴もうとするかのように開き、すぐにぐぐっと握りしめられる動きを繰り返した。

どうだ、もう、そろそろいきそうか?

そっ、そんな、ああっ、こと、なっ、ない……あはっ……うっ、ううんっ……

ロゾに意地悪く囁かれて楊端和はうっすらと思った。
信じられないことだが、自分は菊座を責められて感じてしまっている。
このままされたら達してしまうかも知れない。
楊端和は激しく首を振って、あさましい淫らな思いを断ち切ろうとした。
尻の穴を犯されて気をやるなど、けだものの所業だ。
なのに、肛門の中心を正確に深く抉ってくる肉棒の責めに、楊端和は気が遠くなるような愉悦を感じていた。

ロゾは、ピストンされ続ける肛門に指を這わせた。
拡げられ、腸液で濡れきっている菊座の皺をくすぐるように指で愛撫してみたのだ。
楊端和の反応は強烈だった。

うあああっ! ……くう、それ、ああっっ……いやあっ

いやだ? いいのだろうが

ロゾはそう言って、菊座の皺を嬲りながらいっそう深く重いピストン攻撃をした。
楊端和が裏返ったような悲鳴をあげる。

んああっ……あ、あひっ、ふ、深いっ……ああ、深すぎるっ……あ、あうう、い、あ……

それ、それ、もっと突っ込んでやろう

うっはああっ……ぐ、ぐうう、太い、硬いっ……ああ、
そんな深くまで……ああ、熱いのが……太いのが奥まで、ああ、
来てるっ……ううん、いっ、いいっ……

そうか、そんなにいいのか。なら、もっとやろう

ああ、いいっ……お、お尻、すごいっ……
ふ、太くて、ああっ……

楊端和は人が変わったようによがり始めた。
最後に残っていた僅かな理性が、ロゾの繰り出す淫らな言葉で弾け飛んでしまったのだ。
打って変わった楊端和の媚態に、ロゾも切羽詰まってきた。
きりきりとペニスを締めつける菊座の襞の責めにも限界がある。

くっ……よし、中へ出してやるぞ

そ、そんないやよっ、ああっ

こ、こっちならいくら出したって孕んだりせん

で、でも、ああっ……お、お尻に、ああっ、出すなんて……ああ、いやよ、あっ……う、うむ、いいっ……

美女の凄まじいほどの喘ぎっぷりとよがり声に、ロゾはもう辛抱できなかった。
激しく腰を打ち付けると大きく吠えて射精した。

も、もう出すぞっ、喰らえ、喰らうんだっ!

いや、中はっ……あ、あひっ、い、いく、いっくううっっ!!

ロゾは楊端和の腸管深いところに、濃厚の精液を思い切り放った。

うっ、あああ!? ……あ、熱いのが、ああっ……で、出てる……出てるぅ……あ、あうう、いっちゃううううっ……

ロゾがめいっぱい腰を突き上げ、出来るだけ深いところで射精すると、そのどろ
どろした熱い粘液を受けた腸管から、頭に突き抜けるような電撃が走った楊端和は続けて絶頂に達した。

あ、ああ……

信じられぬほど強烈な快感だった。
快美というより、半ば暴力的な快楽だった。

あうう……

腸襞がへばりついていたペニスを引き抜かれると、楊端和はぶるるっと腰を痙攣させた。
そんな刺激すら、妖しい快感となって彼女の脳髄を襲ってくる。
楊端和は はぁはぁ と荒い息を吐き、ぐったりとしていた。
激しかったセックスを思い起こさせるように、楊端和の菊座は腫れぼったく爛れている。
時折、思い出したように尻たぶがぷるっと小さく震えていた。
そして大量の精液を注ぎ込んだ肛門からは、そこがひくひく蠢くごとにロゾの粘液を噴き零していた。

ロゾはその痴態に息を飲んだ。
それらを見ているだけでロゾは、ペニスに硬い芯が入ってくることを実感する。
矢も楯もたまらず、ロゾは荒々しく楊端和の尻たぶを引きはだけ、その中心にペニスを押し当てた。

あ、ああ……

楊端和はぼんやりと、また犯されると思った。
しかし拒む気力もなかった。
このままロゾに淫猥な責めや背徳的なセックスを挑まれ、それを覚え込まされていく自分を思うと、絶望と共に暗い愉悦を感じてくるのだった。






★12日目

この日も、趙軍の監視と山の民や犬戒たちと協議し、その後、部屋に戻るなりロゾの凌辱を受けていた。
今日は、ロゾが楊端和の寝室に苦もなく侵入していた。
昨夜から明け方はで続いた情事の後、ロゾから

今夜も来るから、カギを明けて待ってろ

そう言われ、楊端和が部屋に帰ってカギをする事を迷ってる所に、ロゾが現れた。

ロゾは楊端和の部屋にカギをすると

さ、今夜も楽しもうじゃないか、服をぬげ

と、楊端和に催促し、挑みかかってきた。

ああ……ああ、もういやっ……

楊端和は身を震わせて呻いていた。

ロゾは、楊端和のこのほぐれた肉を今日はどう料理してやろうかと考えるだけで、股間が痛いほどに屹立してくるのだった。

楊端和は、憎むべき相手なのに、身体が疼いて止まらないのだ。
彼女が意識し始めた頃には、もうその股間はすっかり濡れそぼっていた。

なぜなのかわからない。
拒否している筈なのに感応している自分が信じられなかった。
楊端和は自分が官能を感じていることを覚らざるを得なかった。
乳首もクリトリスも痛いほどに勃起し、媚肉は膣からの涎が止めどなく流れてきた。
固く締めたはずの口が思わず緩み、熱い吐息が零れ出ている。

あ……ああ……ん……

ロゾは、楊端和の肌から口を離し、言った。

どうだ、感じて感じて仕方がないんだろう?

……

楊端和は首を振ったが、その動きは力なかった。
頃合いと見て、ロゾは服を脱ぎ去り、下着も脱ぎ去った。
楊端和はその姿をぼんやりと見ていた。
心では拒否したかった。
ロゾの股間で屹立するペニスから目を逸らしたかった。
しかし肉の疼きが楊端和の精神を飲み込もうとしており、口からは抗う声でなく熱い呻きが出、目線もロゾから外すことが出来なかった。

ロゾに犯され、恥ずかしい姿を晒してしまうという屈辱よりも、火照り、欲情してしまった肉体をこのまま放っておかれたらどうにかなってしまうという恐れの方が強かった。
楊端和の潤んだ瞳に見つめられ、さすがにロゾも耐えきれず、その瑞々しい裸身にむしゃぶりついていった。

あっ、ああっ……

どんなに堪えようとしても、待ちかねたような声を出してしまう。
楊端和は羞恥と屈辱で胸を白く灼いた。
ロゾは、見事な輪郭を描く乳房を後ろから両手で覆い、ゆっくりと揉みしだき始めた。

あ、あうう……

昨日まで媚薬で虐められ、蹂躙されつくされた敏感な肉の塊は、やわやわとロゾの手に愛撫され痺れるような快感が楊端和の背を突き抜けた。
汗やロゾの唾液で濡れた肌はぬるぬるしており、そっと触れられただけでビーンと感じるくらいに敏感になっている。
媚薬で嬲り尽くし、散々いびったはずの乳房だが、その揉み心地はたまらなかった。
手いっぱいに広がる充実したバストを根元から絞り上げるように揉みしだく。
ぷくりと指の隙間から顔を出した乳首を弾いてやると、楊端和は身をよじってその快感に耐えていた。
それでもしつこく乳首を指で摘み、クリクリとしごいてやると、噛みしめた唇から喘ぎとも呻きともつかぬ艶っぽい音色の声を洩らした。

ああ……

胸から遠慮なく潜り込んでくる快楽に、楊端和が思わず薄く唇を割ると、ロゾはすかさずその顔を自分に向け、魅惑的な赤い唇を奪った。
ハッとした楊端和は激しく首を振って抵抗した。
暴力的に犯されはしたが、唇を奪われる事には嫌悪感を抱いていた。
なのにロゾは強引に口を吸おうとしている。

む、ぐ……むぐ……

ロゾは楊端和の唇を食べるかのように口に含み、舌をムリヤリその中へ押し込もうとする。
楊端和も最後の矜持で抗い、パールのような白い綺麗な歯を噛みしめて男の舌を受け入れなかった。
ロゾの征服欲はますます高じて、なんとしてもこの女の口咥を味わおうと思った。
左手で顎を掴み顔を寄せながら、右手は乳房から離し、股間へ突入させた。

ふあっ……あっ、むむっ……

ロゾの指が、熱くなった媚肉とその頂点を愛撫し出すと、楊端和はたまらず口を開けてしまった。
ロゾの舌は、待ってましたと言わんばかりにその口に侵入する。

んん! んむむっ……

楊端和は口を閉じようとしたが、男の舌は完全に中に入り込んでいる。
ロゾの舌を咬み切ってやろうかとも思ったが、さすがにそんなことは出来なかった。
それをいいことに、ロゾは楊端和の甘い口をたっぷりと味わった。

んん……むっ……う……っっんっ……

完全に男の舌を受け入れたわけではなかったが、それでもロゾの舌が動き回るのをどうすることも出来なかった。
気色悪いと思いはしたが、その気持ちもどこか虚ろになっていく。
卑劣な男に、いいように肉体を弄ばされ、薄汚い舌が口の中までも犯していく。
穢されていくという実感が、楊端和を得も知れぬ妖しい官能にまで高めていった。
身を焦がすような汚辱のせいで、まだ積極的に自分の舌を出すところまではいかなかったが、
それでもロゾが繰り出してくる舌は抵抗なく受け入れていた。

むむ……ん、んんう……

ロゾの舌が楊端和の口腔を蹂躙した。
舌を絡め取られ、口中の唾液を吸い取られた。
5分以上も続いた激烈な接吻が終わり、ロゾがようやく口を離した時には、楊端和はもうロゾに逆らおうという気力は根こそぎ奪われてしまっていた。

ふふ……

楊端和はくたっと横たわるだけで、もはや逃げようともしない。
ロゾは力なく伏せっている美女に肉欲を高ぶらせ、うつぶせにひっくり返した。

あ……

楊端和は軽く呻くだけでされるがままだ。
ロゾは彼女の肉付きの良い腰を掴むと、ぐいと手前に引き寄せた。
なすすべもなく楊端和は、膝を床につき、尻を男に突き出す恥ずかしい四つん這いの格好にされてしまった。

あ、もう……許して……ああ……

か細い声で楊端和がようやく言った。
ロゾは、そのぷりぷりした尻を撫でながら答えた。

許してだ? ウソをつくな、こんなに濡れているくせに。おまえも欲情しているのだろうが

……

正直に言ったらどうだ? 楊端和のオマンコは男をくわえこみたくてうずうずしています、とな

そう言われた瞬間、楊端和の膣の奥がじゅんっとなった。
熱いものが媚肉に向かって零れ出ようとしている。
肉体凌辱をされるだけでなく、言葉で辱められても燃えてくる。
我慢しきれぬ屈辱も、耐え切れぬ羞恥も、どれもが楊端和を高ぶらせていった。
ロゾは楊端和のくびれたウェストをがっしり両手で固定すると、肉棒で尻たぶを
割っていく。

ああ……

楊端和は僅かに身体をよじって嫌がる素振りを見せたが、形だけだった。
ロゾのペニスがさらに侵攻し、媚肉に到達し、中に捻り込まれるまでまったく抵抗を見せなかった。

んんっ……はうっ!

ロゾの熱く硬いものが膣を突き抜いてくる刺激が、苦痛なのか悦楽なのか、楊端和には判別がつかなくなっていた。



最初の陵辱が終わり、ロゾの欲求が落ち着いた所で

よし、今日も楽しもうじゃないか

そして、ロゾの巨根に匹敵するサイズの張型を蜜壺に差し込んだ。
突然蜜壺に張型を差し込まれ楊端和は、嬌声をあげた

う·····あ~ん······

さらに菊座にも、昨日楊端和を狂わせたイボ付の張型を挿入した。
さらなる衝撃に楊端和は悲鳴を上げた

ひー、、あぁぁ、、
や、やめて···、そこは·····
ああ……ああ、もうそこはいやっ……

楊端和は身を震わせて呻いていた。
不安と緊張に蒼ざめている楊端和に、ロゾはベッドに横になり、お互いの股に顔を近付けた体制になり、ふたたび紅唇奉仕を強要した。

ザーメン絞りとるまでは、どんなに泣いても抜いてやらないからな

ううっ……あ、あんまりよ。こ、これをはずして。

いいから黙ってこいつを咥えてろ

すでに一度射精しているにもかかわらずロゾの肉塊は隆として天を突かんばかりで、それを楊端和の紅唇にぶちこんだ。
いやおうなしに楊端和は奴隷奉仕せざるをえない。
両手が使えないだけに巨根を相手に苦闘する。
ロゾは、肛門を刺激し、ほぐしている。
楊端和は少しずつ肛門からこみあげる不思議な快感もあいまって、肉茎を舐めしゃぶりながら、どうしてもくやし泣きがこぼれてしまう。

嬉しくて泣いてるのか?
それくらいで泣くなんて山の王らしくないな。

ロゾはフェラチオする楊端和にまとわりついて、肛門をほぐしながら、柔らかな乳ぶさの甘美な揉み心地を楽しんだり、もぞもぞ揺れる双腎を撫でまわしていたが、やがて指先で秘唇に埋め込まれた張型に、いたずらしはじめた。
や、やめて、アアア、そ、そんなことしないで

秘唇をいたぶられる快感と屈辱に、楊端和は唾液でべとべとになった顔をのけぞらぜた。

なにをやってやがる、そんなことじゃいつまでも俺の精子を呑めないぞ

ざわめく金髪をわしづかみにしてロゾは、股間へ楊端和の顔を引き戻した。
紅唇を割ってヌチヤヌチヤと勢いよく怒張を出し入れさせながら、しきりに罵声を浴びせかける。

楊端和は真っ赤になって呻いた。
縄に絞りだされた美乳がブルン、ブルン波打つ。
楊端和の欲情は限界まで高まってきている。
そればかりか口いっぱいにペニスを頬張らされているのに、膣襞をえぐる張型を動かしながら、ロゾの指が肉芽をもて遊んできたのである。
被虐の興奮にどろどろに溶けた粘膜を巧みにもてあそばれ、あまりのショックに
脳の中枢が麻痺していく。

ううグ・…や、やめてぇ

今度はロゾの指が膣襞に長々と差し入れ、粘っこくかきまわして楊端和の媚肉を味わう。

どうした、山の王、戦に較べりゃ、こんなの楽なもんだろ。
情けない顔するな

その口腔をぐいぐい犯しながら、ロゾが怒鴫りつける。
肛門を犯される準備が整いつつある形のいい尻をもぞつかせ、淫靡な苦悶にのたうつ楊端和を見おろしていると、熱いアドレナリンが駆けめぐるのだ。
今この瞬間、この女は山の王から、従順な一匹の牝犬へ生まれ変わろうとしている。
そんな確かな手応えを感じていた。 

とうとう楊端和が肉塊を吐きだした。
首をがくんと倒し、唾液をタラタラしたたらせた唇から、切羽つまった鳴咽を絞りだす。

蜜壺から張型を取出して、ロゾは肛門に蜜壺からすくい出したネバりのある液体をたっぷり塗りつけた。

ああ、いやあ……ううん、うんっ……そこは さ、触らないでっ……

何をいってるんだ?
昨日あんなに楽しんだじゃないか

ロゾは指先を肛門に押し当て、そこに菊の花のように広がっている皺をなぞるように刺激してやった。
その粘膜が責める指に吸い付くような感触に、ロゾは一層しつこく触りまくるの
だった。

やっ、くく……んんっ……ああ……

敏感な肉芽に触れるのか、楊端和の身体がビクンと跳ね、肛門もきゅっと締まる。

どうだ、この美味そうな肛門ときたら

妖美な光沢にヌラヌラする可憐な菊蕾を凝視し、ロゾの目がギラリと光った。
ひっそりと口を閉ざした清楚な形状からして、楊端和の裏門はまだ処女だったのは明らかだった。

おぞましい、汚らしいという汚辱感に震え、拒絶の声を上げて身悶えする楊端和だったが、それとは裏腹に、いじられる肛門の方は鋭敏に感応し、まるで責めを進んで受け入れるかのように柔らかくほぐれていく。
ぐっと指先を肛門に押し込んでやると、楊端和は甲高い声を上げて叫ぶ。

きゃあああ! そ、それだけはやめてっ!

指の侵入を拒むかのようにきつく締まる肛門だが、ロゾは無視して中へ突入していく。
楊端和は泣き叫んで抗うが尻を振るのがせいいっぱいで、異物の侵入を拒むことはできなかった。
それでなくとも、散々愛撫されてとろけてきていた菊蕾だ。
徐々に入り口を開け、ロゾの指を飲み込んでいく。

い、いやあ!!

ロゾは強引に中指を中程までこじ入れる。

いやー

楊端和が悲鳴を放った。

大げさな声を出すな、

ヒイイッ さ、触らないで。ああ、ロゾ様、そこは、許して

甘ったれるなよ。
昨日は此処も楽しんだじゃないか
次はここで相手をするんだ

ロゾは中指を引き抜き、ニオイを嗅いで

流石にくせーな

あぁ···恥ずかしい····
いや····やめて

ふふふ、恥ずかしがるな、もうすぐ忘れられなくなるぞ

ロゾは極限までふくれあがった肉刀を、肛門に押し当てた。
窮屈な肉壁を切り崩していくと、真空に吸いこまれるような感覚がたまらない。 

オオッ、すごいぞ、この尻ときたら

痛い・・・・ううう・・・・痛いっ

巨根がみるみる肛門に呑みこまれていく。
緊縛された流麗な裸身を激しくうねらせ、狼狽を示す楊端和に、ロゾが笑かける。
楊端和が泣き叫ぶ声には早くも秘悦の響きが含まれてきている。
灼けるような激痛が走ったあとに、ズキンズキンと不思議な火照りが生じて、
皮一枚隔てた膣肉までとろかすのだ
堕ちた色地獄の底知れない深さに、楊端和は震え、おののき、そして狂おしく
すすり泣いた・・・・

あきれたもんだぜ。この阿女、菊蕾を犯されてヒイヒイ悦んでやがる

あっあん、どうしよう……イヤよ、いやっん……も、もう、駄目っ

菊蕾全体が締めつけられるような感覚と、ヴァギナを浸潤する倒錯的な快楽が
あいまって、自分で自分をコントロールできなくなる。

イク、って。言えよ

指で収縮する膣襞をこじ開けてロゾは言う。
崖っぷちに追いつめられた楊端和は生汗にまみれつつ「イクー」と叫んで、大胆にくびれた腰部を淫らに悶えさせた。
・・・・・・オルガスムスの波が退くが、まだロゾは精謝しておらず、すぐさま収まる事の無い、激烈な快感に顔面蒼白の楊端和はガクガク震えながら懇願する。

馬鹿野郎。俺の粘液を絞ることもできないで、勝手にイキやがって

す、すみませんでした。あ、ああ、どうか、お願いですから

おまえは今日から奴隷になるんだ。ちゃんと自分の口からそう言ってみろ

楊端和は迷ったが、ここまで身体を蹂躙され、次々に襲いかかる快感に、抵抗する術を持たなかった

……わ、わかりました。楊端和は……ロゾ様の……ど、奴隷になります

口ごもりつつも、早く終わらせたい一心で隷従の誓いをした。
綺麗な金髪がざっくり乱れ、脂汗を噴いた額や頬に張り付いている。
そんな楊端和の狂態を、ロゾは満足そうに眺めている。

次には、こう言うんだ

ロゾはさらに楊端和の耳に言葉を吹きこんだ。

ロゾ様の前で誓ってみろ

うう……楊端和の、オ、オマ×コも、お尻の穴も…すべて、ロゾ様のものです。
いつでも、楊端和はお相手しますから…
…どうぞお好きなように、嬲ってください
まばゆい美貌をぐしゃりと歪め、どこまでも白い歯を奥までさらしてあえぎ、
奴隷の言葉を口にして、魔界に墜ちていった。 




いまは、厳しく縄がけされた楊端和の上半身を前へ押し倒し、膣口に張型を入れたまま、口を開いたセピアの肉門へ猛り狂う一物をねじこんだ。

すげえ、ウオオー
ニ穴同時にふさぐのは強烈だぜ

ヒイイ、無理よ。ああ、ロゾ様、やめて下さい

うるせえ。もうこんなにおまえの肛門に入ってるじゃねえかよ

楊端和の哀願を心地よく耳にしながら、ロゾは引きずりこむような収縮を示す腸腔めがけてピストン攻勢をかけた。 

ヒヒヒ。マンコに張型が入ってると、肛門がぴくぴくしてすごいな

さすがに、この女は身体の造りが違うぜ。
二つの穴で同時に締めつけるんだから、まさに牝犬そのものだな

あまりの衝撃に全身にヌラヌラ生汗を噴いている楊端和へ、いたぶりの言葉を浴びせて、言葉攻めをされる。 

薄い粘膜をへだてて、張型とロゾの肉塊とがこすれ合い、気も狂わんばかりの剌激に、楊端和は裸身をのたうたせる。 

前と後ろの二本差しで、これでようやく奴隷契約が完了したわけだ。
フフフ。文句はないな、楊端和

ロゾが言った。
楊端和は恨みっぽく黒瞳をロゾへ注いで、小さくうなずく。
それから光沢にみちた金髪をざくんざくん打ち振って、破滅的なクライマックスヘと向かう。

あふン……駄目え、あっあン、イクう……もゝっ、狂っちゃうう

ロゾも激しくのけぞった。
肛門へ熱い白濁が注ぎこまれる。
それを受けて楊端和はさらに被虐の感応を痺れさせ、新たな鳴咽をふりまくのだ・・・・

 
 
 
 
 
★13日目
この日もロゾと楊端和は、各軍に的確な指示を出し、趙軍とは膠着状態として、趙軍を業の援軍に行けぬよう足止めしていた。

そして夜になり、楊端和はロゾに呼び出されて、今日は、ロゾの寝室で相手をさせられていた。
既に楊端和にロゾを拒絶する気力もなく簡単に従っていた。
いくら覚悟を決めていても、羞恥心は拭い去れず、恥ずかしそうに服を脱ぐ仕草が色っぽく、ロゾの股間は大きく膨れ上がっていた。


楊端和はこれまで、虐められ、何度も犯されて、性奴隷になる事を誓わせたが、まだ気位を捨て切れていない。
ロゾはそんな楊端和を貶め、もうロゾのものなのだということをわからせるつもりだった。
楊端和はこのままロゾに飼い慣らされ、無理矢理セックスされ続け、奴隷のように這い蹲るようになってしまうのだろうか。
さすがの楊端和も失望に打ちひしがれている

これ以上ここにいて、ロゾに嬲られ続けたなら、楊端和はもうおかしくなりそうだった。
それほどにロゾは楊端和の肉体を貪り、貫き、犯し抜いた。
知性的な楊端和にして、その凄まじいほどの甘美な肉の愉悦に溺れそうになっている。

楊端和は恐ろしかった。
次々と淫らな責めを繰り出してくるロゾがではなく、その責めを徐々に受け入れ
だしている自分の身体が怖かったのである。
激しい行為に慣らされ、それを快楽として享受するようになり、いずれ身も心もロゾの女にさせられる。
それだけは死んでもイヤだったが、肉体はロゾの望むように仕上がってしまっている。


さ、まずは挨拶してもらおうか
ロゾは楊端和の前に仁王立ちになり、フェラチオを求めた
楊端和は、ロゾの服を脱がせて股間に顔を埋めた。

根元まですっぼりとディープスロートで咥えこむんだ
苦しがっても容赦せんからな

ちやんと返事をせんか、こらア

……は、はい、ロゾ様・・・
楊端和は……一生懸命、ご奉仕させていただきます

楊端和はつっかえながら言った。
監禁の間にそうした台詞をもう何度となくロにさせられていた。
それから、しっとり濡れた黒眼でロゾをあおいだ後、形のいい朱唇を開き、舌先を大きく差しだした。
ああンと鼻を鳴らして、ロゾのだらりと垂れさがった肉茎をロに含む。

チャプチャプと口腔で甘く出し入れするうち、みるみる一物が膨らみだした。
すさかず砲身の裏側を舌腹でさすりはじめる。

あン……ロゾ様・・・・頼もしいですわ

へへへ・・・・そうだろ・・・・・頼もしいだろ
またこの珍棒でこってり可愛がってもらいんだよなあ

ロゾは得意そうに口端を吊りあげた。
キスマークをにじませた双乳をわしづかんだで、勢いよく巨砲を反りかえらせている。

細い肩をゆらしながら、柔らかな髪をハラリハラリ揺すってけなげに奉仕する姿が、なんとも愛しさをそそるのだった。
目にしみる白さの背中の、その美しいラインと、赤いギザギザの縄跡。
大胆にくびれた細腰から、悩ましく盛りあがった双丘にかけて、女っぼさが
ムンムン漂っている。

あン、ああン……ロゾ様..... 

楊端和は鼻にかかった声で囁きながら、肉塊の根元からゆっくりなぞりあげ、先端まで攻めのぼって、今度は縫い目に沿って強めに舌を走らせる。

いいぞ・・・・、またオッ立ってきたぞ

チロチロと舌先で甘く愛撫され、ロゾはすでに青筋立てて猛り狂っている。

うれしい……

楊端和は頬をポウッと染めあげて、顔を右に左にねじり、横からすっぼり咥え
こんでハーモニカを吹くような動きを見せる。
それから正面に戻り、甘くすすり泣きながら上下運動を開始する。

おいしいか?

アアン……おいしいですわ

うれしげに答えると、垂れかかる金髪を後ろへ払ってまた咥えこむ。
顎を大きく開き、冴えた頬の肉をぴくぴく収縮させて刺激を加える。

へへ・・・・・本当にうまそうに尺八してらア

ロゾが横からのぞきこんだ。

マゾだな・・・・・お前は本物のマゾだったんだ

ロゾは柔らかな双乳を揉みたてながら、勝ち誇った表情で、楊端和を見おろすのだ。

これから毎日しゃぶらせてやる・・・・いいな!

サディズムに酔いしれて告げた。

え……ええ……

楊端和は喘ぐように答える。

さあ・・・・どんどん奥まで咥えてみろ

ン、ンググ……

頭をぐいぐい沈められて、ディープスロートを強要される。
たまらず楊端和はセクシーな腰つきをくねらせて苦しみに悶えた。

もっとうまく喉を使うんだよ・・・・空気の玉を呑みこむ感じで

オラオラ・・・絶対に離すんじやないぞ・・・・がんばってみろ

ムム……ムグ、ググッ……

喉奥を激しく突きあげられ、楊端和は呻いた。

(なぜ、こんな恥辱に耐えなければならないの)

とっくに涸れたはずの涙が、切れ長の目ににじんでくる。
それでも典雅な美貌を真っ赤に染めながら、意地らしいくらい必死に根元近くまで頬ばってゆく。

そうそう・・・・・その調子だぜ、

よし根元まで咥えたら、そこでキュッキュッと唇で緊めつける。
わかるか? ・・・・・そうすりゃオマ×コの入口と同じような感じになって、男はみんな歓ぶんだよ

口マ×コってわけだ・・・・フフフ

もっとだ・・・・もっと強く・・・・ヘヘ、いいぞ・・・結構うまいもんじやねえか

楊端和の頭を押さえこんで、真上からピストン運動のコントロールをしながら、
ロゾは腰骨まで痺れる快感に唸った。

そうしながら同時に舌も使え。
口のなかで、サオをぺ口ぺロと、休みなく愛撫するんだ

……よし、いいぞ・・・・・ああ、感じるぞ・・・・へへへ・・・・・たまんねえよ 

仕上げに楊端和にディープスロートさせることで、ロゾの嗜虐欲は頂点まで高まるのだ。
とうとう射精が近づいた。

アアッ・・・・・出してやるぞ、・・・・・・呑むんだ……そら、そらッー

がっちり頭を押さえつけ、絶対に逃げられないようにしておいて、極限まで
膨れきった怒張を喉奥へ突き刺した。
そうして射精のピッチに合わせてグラグラと顔面を上下に揺さぶった。

ゲエッと楊端和が吐きそうな呻きをあげた。

こら・・・・・吐きだしたらブッ殺すぞ!

きつい匂いのロゾの粘液が激しく注ぎこまれてゆく。
楊端和は涙をにじませ、ギュウッと苦しげに眉を歪めた。
それでも肉棒を頬ばったまま、火を噴かんばかりに顔面を赤くして、ほとばしりを必死で嚥下してゆく。

お、おう……あ、あうう……

ロゾは至上の愉悦に包まれていた。
醜い尻肉をピクピクすぼめて、楊端和への思いのありったけをどっと一気に注ぎこんでいった。
ようやくロゾの濁液を呑みくだした。

口腔いっぱいに巨根を咥えこまされ、容赦なく頭を揺さぶられ、大量の精液を飲まされるのは、ヴァギナを犯される以上にみじめさがつのった。
そしてそのみじめな思いが、なんとも倒錯したエクスタシーを生じさせるのだ。

しかし、まだ楊端和にとって地獄は終わらない。

ようし・・・・・次はこっちだ

すぐさまロゾが、真っ赤に膨れきった蜜壺に挑んできた。

ああ、もう許して

甘ったれるんじやねえよ

ムグ……ムググ……

そこを太い指2本でズンと激しく突かれて、楊端和は切れ長の目から涙を溢れさせた。

へっへ・・・・そうら・・・・・すぐに気持ちよくしてやっからな

ン……ングッッ……

あっ……あああ……あ、い、いや、あうう……

こうしてロゾに犯されるのはもう何度目になるのかもわからない。
わかるのは、これまで生きてきて、してきたセックスの数よりも遙かに多く、この短期間で犯されたということだけだ。

ロゾに触られていない箇所はもうなかった。
ありとあらゆるところを揉まれ、舐められた。
そして3つの穴すべてを凌辱され尽くした。
ロゾは遠慮なく、口腔で、膣で、そしてアヌスで射精した。
ほとんど例外なく、楊端和の身体の中へと精液を放った。

媚肉を犯され、妊娠したかと思うほどに子種を胎内に撒き散らされた。
肛門セックスでも、腸の奥深いところで思い切り射精され、お腹がグルグルと鳴るほどの大量の精汁を吐き出された。
そして口に出された時も、ロゾは楊端和がそれを吐き出すことを許さなかった。
射精した後も、そのまま楊端和の顔を押さえ込み、彼女が精液を飲み干すまで離さなかった。
上から下から、内臓の中へ精液を放たれ、楊端和は身体中が男の精で満たされてしまうのではないかとすら思った。
例外的にロゾが外へ出す時は、必ず楊端和の顔を穢した。
その麗しい美貌を己の精液で染めることにより優越感を味わっていた。

しっとりとしているのに、適度の弾力を保った楊端和の裸身をロゾは心ゆくまで愉しんだ。

ふあっ……ああ、あ……

手のひらで乳房を揉み込むと、たちまち乳首がしこって、楊端和の美しい唇から吐息とも喘ぎともつかぬ艶やかな音色の声が出てくる。

もう楊端和は縛られていない。
ロゾは、ぎゅっと縛る時に感じられる楊端和の裸体の弾力や柔らかさが好きだったが、縛らずに従順する彼女も捨てがたかった。
彼女はもう緊縛されなくとも抵抗を見せなかった。
抗うだけの気力が失せていた。
自分から抱きつくほどに毀れたわけではないが、のしかかってくるロゾを押しのけることも出来なかった。
ロゾに犯され絶頂に達するたびに、彼女からプライドとか矜持とか、あるいは羞恥や屈辱まで一枚ずつ剥がされていくように感じられた。

ロゾは楊端和の乳房に執着していた。
その、肉感的なしっこりとした張りのある胸肉は重かった。
そこを丁寧に揉みほぐしていくと、楊端和は恥ずかしいほどに濡れていく。
そして乳首を口に含まれ、コリコリした乳首を歯で挟み、少しずつ力を入れていくその感触に楊端和は胸を反らせて呻いた。

むむ……ああ……う、ううんっ……

乳房を中心に上半身を舐め回され、責めが下半身にかかる頃になると、楊端和は息詰まるほどの反応を見せている。
最初に観察した時には、つつましく閉じ合わされていた媚肉は、すっかり膨らんで爛れたような色合いを見せている。
襞がめくれて中が覗け、そこには薄紅の膣溝まで垣間見えた。
ひくり、ひくりと痙攣するように蠢き、ロゾを中に誘い込んでいる。

ロゾの肉体をすっかり覚え込んだ楊端和の裸身は、もはや念入りな愛撫すら必要としなかった。
いつでも挿入可能となり、その美貌もあさましいまでの肉欲を切ない喘ぎとともにロゾへ伝えている。
ロゾは楊端和を蔑むような口調で言った。

どうした、欲しいのか、山の王

……

欲しいならそう言うんだな

楊端和は口惜しげに唇を噛んだが、すぐに内部から押し寄せる甘く熱い獣欲に飲み込まれた。

は……

どうした、山の王

ロゾは、わざと楊端和が自らの立場を意識して、嫌がる名で言った。
なのに彼女は方は、なぜかズクンとした熱いものが腰の中に走った。
山の民を武力で束ねて、山界の死王と呼ばれる女がこんなはしたない欲望を持っている。
その実感が、楊端和の被虐感をさらに押し上げ、恥辱すらも奪っていく。

あ、あ……ほ、欲しい……

なにがだね、山の王・楊端和よ

意地悪しないで……も、もう私……

むんむんとした美女の媚態で、ロゾも一気に盛り上がってしまった。
すぐに反り返っていたペニスを掴み、潤みきっていた楊端和の媚肉に押し当てるといきなり貫いた。

んあああっ!! あああああっっ……

楊端和はもう、それだけで最初の絶頂に達した。
ぐぐっと首を反らせ、甲高い悲鳴を上げていた。
もちろんそんなものでロゾは、いや楊端和も満足しない。
愛液でびしょびしょなのにきつく締まっている膣へ、太い静脈を浮き出させていきり立っている肉棒をねじ込んでいく。

もう楊端和の身体は隅々までわかっていた。
ロゾは巧みに腰を使って、もっとも深いところまで挿入し、浅く引き、また押し込むことを繰り返した。
そうするごとに楊端和の膣は、襞を総動員して侵入してくるペニスを絡め取り、包み込む。
抜けようとすると、きつく締まって外へ出すまいとしているかのようだった。

う……うああ……あうっ……そ、そこ、ああっ……お、奥まで……は、入ってるっ……ああっ……

最初から拒絶の言葉はなく、喘ぎ声と嬌声のみを噴き出していた。
楊端和のたくましい腿は、筋肉をびくびくと痙攣させ、次々と寄せてくる甘美な愉悦を堪えていた。
ロゾの疼きを刺激して止むことのない、甘く繊細なすすり泣きが楊端和の喉から忍び出てくる。
ロゾの繰り出す激しい律動を、その見事な肢体で受け止める。
ペニスが出入りするごとに愛液をしぶかせ、恥ずかしい水音を立てているが、楊端和の耳には入らなかった。

はあっ……はああっ……あ、あう、ううんっ、深いぃ……

いつしか楊端和は自分から腰を振るようになっていた。
その媚肉は肉棒をくわえこんで離さず、ぎゅっと締めながらも、さらに深く激しい挿入をねだっていた。
楊端和の身悶えと熱い息づかいで、部屋の空気が濃厚になった気さえする。
見ているだけで射精したくなるほどの痴態に、ロゾは頭を振って反撃に出た。

あ、ああ、む、胸はぁっ……

楊端和は乳房が豊かにも関わらず、びっくりするほどに敏感だった。
乳首が鋭敏なのはどの女性でも同じだが、楊端和のそれはまるでクリトリス並みの感度を持っていた。
それが楊端和自身にもわかっているから、最初の頃は、本能的に胸を愛撫されることを恐れていたようだった。
ロゾは覆い被さったまま、楊端和のヴォリューム満点のバストをぐっと揉み込んだ。
もうビンビンに勃起していた乳首を指でいびりながら、優しく激しく乳房全体を愛撫していった。

くく、どうだ気持ちいいだろう。え、山の王

い、いや、あうう……

いやじゃない。いいと言え

ああっ……

上下同時に責められて、楊端和は喉がひきつれたような喘ぎ声を出した。
上擦った嬌声を張り上げ、真っ赤に染まった美貌を左右に打ち振る。
ロゾは、逃げるようにもがく楊端和の腰を押さえ、結合をさらに深くして懊悩させた。
ロゾが深く突き込み、乳房を鷲掴みにされて揉みしだかれるたびに、楊端和は快楽の頂点へと一歩一歩近づいていった。

やは……やはあっ……ああ、ああっ、もう……

なんだ、今日はやけに早いな、もういくのか

いやあああ……

目眩がするほどの肉悦に狂い、ともすれば崩れ落ちそうになる楊端和の身体を抑え、鋭く重い突き込みを加えていく。
その攻撃をまともに受け、楊端和の細腰は砕けるのではないかと思うくらいに突き上げられた。
ずん、ずんと深く貫かれると、そのたびに尻がぶるんぶるんと大きく震えた。
膣の方は、早くロゾの精を搾り取ろうと、いっそう動きを複雑かつ素早くしていた。

あ、あああ……も、もう……もう我慢できないっ……

我慢しなくていいさ。いきたければいけ。ただし、ちゃんと口にしろよ

ああ……くっ、ああ、もうっ……あ、あ、いきますっ……

よし、いっていいぞ

ロゾは膣をかき回すようにペニスで「の」の字を書くように回転させた。
媚肉が太いものに巻き込まれ、さらなる刺激が楊端和を襲う。
かと思うと、一転して楊端和の肢体がガクガクするほどの強いピストンを何度も行なった。
またしても楊端和が甲高い嬌声を上げて身を震わせた。
ロゾのペニスを食いちぎるかと思うほどの強い収縮を見せ、媚肉も痙攣していた。

あっ、あっ、あっ、あああっ……だ、だめ、いく! ……っあああ、いくうっ

楊端和は血を吐くような絶叫を上げ、背を反らせて深いブリッジを作った。
がくがくっと全身を震わせて一度目の絶頂を味わっていた。

ロゾは思わず射精してしまうところを必死になって耐えた。
全身で愉悦に浸っている美女のしどけない姿を見ると、みるみるうちに官能が刺激され、最奥まで突っ込んで早く出したくなってくる。
しかし、まだまだだ。
こっちが射精するまでに、数え切れぬほど楊端和を頂点に押し上げてやる。
そうすることで、身も心も完全に奴隷とするのだ。

昼間は、持ち前のきりっとした美貌で山の民の前に君臨する美貌の指導者。
しかし夜ともなれば、男の手管に下り、身も世もないほどにセックスに狂い、喘ぎ、わななく美女。
それを虜にしているのは紛れもなく自分なのだ。
そう思うことでロゾは自尊心を満足させていた。

ロゾは、楊端和のきつい収縮が収まり掛けるのを待って、再び攻撃を開始した。

あっ、あああっ……そ、そんな、あうっ……もう、もういったのにぃっ……

何を言ってやがる。いったのはおまえだけだ、俺はまだなんだよ

ロゾは、まだ絶頂の余韻に浸っている楊端和の裸体をまたも貪り始めた。
まるで仕留めた獲物に食いつく肉食獣のような執拗さだった。
扇情的にゆさゆさと揺れる乳房を掴むと、力を込めてぎゅっと鷲掴んだ。
強く握ると、指の隙間から肉があふれる豊満さと柔軟さを併せ持っていた。
鬱血するほどの荒々しい愛撫にも関わらず、楊端和の肉体はその刺激を快楽に変換し、その口からは「ひぃひぃ」という呻きとも喘ぎともつかぬ、掠れた声を出させている。
乳輪ごとぷくんと膨れた乳頭を思い切り指で捻られ、口で吸い取られると、まるで乳首が爆発したのではないかと思われるほどの強い快感が、楊端和の脳髄に到達する。

あくっ! あ、うああっ……お、おっぱい、ああっ……乳首が……乳首がぁっ……

楊端和は、締まりのなくなった口を開けっぱなしで喘ぎ、よだれさえ滴らせながらよがりまくった。
声高に快楽を訴え、腰をぐいぐいと持ち上げてロゾに突きつけている。
どう見ても、楊端和の方が、より深い快美感を求めてロゾを欲しているとか思えなかった。

ロゾは、打って変わったような楊端和の媚態に嗜虐をそそられた。
最奥までは決して突いてやらず、ゆっくりとピストンしてやった。
深浅のリズムこそつけているが、楊端和が本当に欲しがっている奥までは届かせない。
楊端和は、たまらなさそうな、切なさそうな美貌をロゾに向けると、腰をうねらせてより深い結合を求めた。
それでもロゾは楊端和の願いに応えず、腰を引いてしまう。
それでいて、首筋をくすぐるように舐めたり、乳房をさするように優しく揉み上げることは忘れない。
楊端和はジリジリと弱火で炙られるような肉の疼きに耐えきれず、ついあさましい欲望を口にする。

あ、あ……どうして……

……もっと欲しいか?

ああ……

いやなのか

ああっ、い、いやじゃ……ありません

ほう。ではそう言うがいい

……。く……ください……

ロゾはすっと腰を引き、ぐずぐずになった楊端和の媚肉からペニスを抜き取ってしまった。
突然の空疎感に、美女は慌てたようにすがった。

ああっ、な、なんでぇっ!?

なんで、じゃないだろう。そういう時ははっきり言えと何度言えばわかるんだ

ああ、で、でも……

そこまで口にしてしまっては、骨の髄まで色欲に浸ることになる。
この憎い男に、精神まで犯され屈服することになるのだ。

言えないならこれで終わりだ

ああっ、ま、待って!

美女の脳細胞を浸蝕していたピンク色のアメーバは、この時そのすべてを乗っ取った。

言うわ、言います……
ペ、ペニスを……私の、中に……入れてくださ……い……

そんな返事で満足するはずのないロゾは、楊端和の柔らかい裸身を抱きしめたまま
抜いたペニスを擦りつけた。
男女の淫液が混じり合った熱い亀頭部が、内腿やクリトリス周辺をなぞるように行き来している。
皮膚感覚からその淫らな動きを空想した楊端和は、恥辱だとか苦悩だとかのロックを自らかなぐり捨てた。

ああ、もうっ! ……ロゾ様のおちんちんを、ああ……よ、楊端和のオマンコに、くださいっ

……

お願いぃぃ……ロゾ様のたくましいので、オマンコをかき回して……ああ、中に射精してくださいっ!

やっと言えたな

ロゾはニンマリして、楊端和の細腰を抱え込むと鋭い一撃を打ち込んだ。
それだけで楊端和は軽く達してしまった。

うっはああっ!! いく!

まだまだ。こんなもんじゃ満足できないだろう

ロゾが、楊端和のもっとも深いところに肉棒をねじ込むと、楊端和は全身をよじって、その悦楽に歓喜した。
男が軽く腰を引き、そしてまた一気に子宮までぶちこんだ。

うっああ! 深いっ……あ、あうう、いいっ……

愛液を全身にまとわせたペニスが淫らに光を反射して輝いて見えた。
烈しく出入りしているそれは、絡みついた媚肉の襞をひきずるようにめくりだし、中に入る時には巻き込んで奥まで入っていく。
よくこんな狭い穴にこれだけ太いものが、と思えるほど光景なのに、男のペニスは苦もなく膣にズブズブと潜り込んでいた。
互いの陰毛までが絡み合い、一緒に溶け込んでいるようにすら見えた。

あ、ああう、いいっ……き、気持ちよくて、ああっ……ふ、深いの、いいっ……

狂ったように身悶える美女を満足げに見下ろして犯しながら、ロゾは不思議な感覚にすらなってくる。
熟した豊潤な肉体を持っていたとはいいながら、あの楊端和がここまで乱れるとは思いもしなかったのだ。
もちろん彼女が性的に未熟だったにも関わらず、極めて鋭敏な性感の持ち主だったのは確かだろう。
そこに、いきなりきついセックスを何度も挑まれたのだから、その肉体が一気に花開いたというのもわかる。
それでも、最初はあれだけ拒絶していた美女が、尽きることなく性交を繰り返されることにより、自ら進んで腰を振って、より大きな快楽を得ようとしているのである。
これは楊端和の精神的なものも原因にあるのだろう。

高貴な女にありがちだが、まず間違いなく楊端和は、肉体的精神的に辱められることで高ぶり、快感が高まるタイプのようだ。
そのプライドのためか、散々貶めてからでないと自ら欲しがることはないが、そこまで導いてやれば被虐の悦びに身を震わせ、よがり泣いて催促するまでになる。
普段はツンと澄ましている美女なのに、一皮剥けば娼婦顔負けの媚態を演じさせられる。
ある意味、男にとって最高の女なのかも知れない。

あっ、んんっ、強いっ……き、きつく揉み過ぎよ……あっ

しっとりとして手に吸い付くような肌だった乳房は、楊端和のかく脂汗でぬらぬらした手触りになっている。
しかしそのぬめりすら心地よく、むちむちぷりぷりした胸を思う存分揉みしだいていく。
楊端和ほどの美女の暑苦しいほどの媚態を前に、ロゾもすっかり昂奮し、相手を感じさせるというよりも自分がやりたいように愛撫した。
楊端和が弱々しく、しかし感応しながら抗議しても、一切を無視して胸を揉む手にいっそうの力を入れる。
いやだ、きついと言いながらも楊端和の胸肉は高まる快感と昂奮で張り詰め、乳首がもげそうなほどに充血していた。
そこをきゅっとつねってやると、明らかに苦痛とは異なる嬌声を上げるのだった。

ひぃぃっ……きつい、すごいっ……む、胸が……ああ、いいっ……

このマゾ女めが。痛くてきつくされるのが好きなんだろうが、ええ?

ち、違う、ああっ……

違わんな。おまえはこうして痛いほど激しくされるのが好きでたまらないんだろうが。無理矢理に犯されるのが好きなんだな?

あああ……

そうなのかも知れない。
否定したい理性はまだほんの僅か残っているが、それを打ち消すような肉体の快楽に楊端和は溺れている。
そんなことはないと思いたいが、ならばこの快感はどう説明すればいいのか。
憎むべき男に、屈辱的なプレイでいたぶられ、変態的なセックスを強要されていながらも、その行為に官能を覚え、気をやってしまう。
楊端和は言葉でもロゾに導かれていった。

楊端和の出す薄甘いような女の香りと、ロゾが放出した精液の生臭い匂いが、むせかえるほど部屋中に籠もっていた。
その淫らな空気に満ちた室内で、一組の男女は飽きもせず絡み合っていく。

あ、あはっ……うっ、く……ああ、いい……う、うむっ、太い、いいっ……

シーツが吸収しきれないほどに愛液を迸らせ、ロゾがペニスを突き入れるごとに途切らせながらも、楊端和はよがり声を抑えられない。
楊端和の艶っぽい媚声と、肉棒を包む襞の甘美な感触に、責めるロゾも意識が白くなりかかってくる。
腰が熱く痺れてきた。
本能では射精したくてしようがなくなってきていた。
ロゾはそれを振り払うように激しい律動を加えていく。

ふああっ……あ、あ、激しっ……いいっ……あ、あううっ……いいっ

何がそんなにいいのか言ってみろ

あう、ぺ、ペニスぅっ……

楊端和は無理に強要されるまでもなく、男の性器の名を口走った。

いいっ……あう、すごい、硬いっ……く、お、おっきいのが、ああ、奥までぇっ……

深く重い突き込みに、楊端和は夢中で腰を振った。
媚肉から子宮へ、そして全身にまで拡散していく悦楽に身悶えし、その美貌は苦悶する。
あうあうとよがり喘ぐ口に欲情したロゾは、ふいに楊端和の唇を奪った。

はむっ……

一瞬、楊端和は首を振って避けようとしたものの、すぐにロゾの舌を受け入れた。
ロゾの舌が驚くほどによく動くことは、これまでも何度も思い知らされていた。
好きでもない男と口づけするなど虫唾が走る楊端和なのに、何度も強要され、その味を覚え込まされていくと、その手練に痺れるような快感すら感じるようになっていた。
さすがに自分から求めることはなかったが、それでもロゾが唇を寄せると口を開いて受け入れ、自ら舌を絡ませるようにすらなっていた。

んむ……ん、じゅ……むむむ……んっ、んんんっ……ちゅう、んむっっ……

ロゾの舌は楊端和の口腔を蹂躙した。
舌先を尖らせて上顎や頬の粘膜をこすり取り、舌の付け根にまで侵入した。
歯茎の裏までべろべろ舐められた時、楊端和の理性は弾け飛んだ。

むうっ……むむ……じゅ、じゅるじゅるっ……ぷあ、はあ、はあ……あむむっ……

5分以上も熱烈なディープキスを施され、苦しくなって口を離すものの、すぐにまた吸い付かれる。
口中を舐め回され唾液を吸い取られたあと、今度は逆にロゾの唾液が流し込まれた。
どろどろと注がれた唾液を、美女は喉を鳴らして飲み込んだ。
楊端和は胃の中まで穢されたと思った。
肌だけでなく、口や媚肉、肛門の粘膜、そして腸や膣、胃の腑まで汚され、もう全身がロゾのものになってしまった錯覚を受けていた。

ぷあ……ああ……

舌が痺れるほどに強く吸われ、ようやく口を解放された楊端和は熱っぽい視線でロゾを見た。
もう埒をあけて欲しい、最後までやって欲しいと、表情だけでなく全身で言っている。

ロゾの方は、深い律動から、腰を密着させ擦りつける抽送に変換していた。
どこを触れても快楽を訴え、わななき悶える楊端和に、ロゾも狂った。
感情の赴くままに、楊端和の子宮口目がけてぐいぐいと深く打ち込んでいく。

ああ、ああ、そこっ……いいっ……す、すご……おっきいの、当たってるぅ……

ロゾは根元まで捻り込んだ肉棒の先を子宮にくっつけたまま、ぐいぐいと捻り込んでいく。
子宮口がこそげとられるような強すぎる快感に、楊端和は絶叫してよがった。

うっはああっ、だめ、いいっ……そ、それ、いっちゃう、いくっ……

今度は出してやる、存分にいけっ

い、い、いく、いくっ……も、もう、気がおかしくなりそうよっ……いいっ、いきそうっ……

ロゾは容赦なく打ち込んだ。
小突かれ続ける子宮口はもう赤く爛れているだろう。
子宮自体がじわじわと下降し始め、余計に肉棒が突き上がる感覚が強まっていく。

楊端和は、胎内で変化していくペニスの形状をぼんやり感じていた。
ただでさえ大きかった亀頭部が一回りまた大きくなっている。
竿の部分はぶるぶると不規則に痙攣していた。
射精されるのだ。
これまでイヤというほど射精され続けた楊端和は、ロゾが達する瞬間がわかるようにすらなっていた。
またあのおぞましい汚液で穢される。
あんな男の精子を子宮にまで届かされる。
そう考えると、楊端和の被虐の快感は疼きとなって脳髄を痺れさせた。

ああっ……ああ、も、いく……いきたいっ……

よ、よし、出すぞ!

は、早く、ああっ

楊端和は無意識に両脚をロゾの腰に絡ませ、より深い位置での射精を求めていた。
両腕もロゾの背に回し、抱きかかえている。
ぐぐっと亀頭が膨らみ、子宮口を圧迫したのを感じ、楊端和も絶頂に達した。

ううっ……う、うむ、いくっ……

その瞬間、ロゾもたまらず精を放出した。
楊端和もまたいったらしく、腰を突き上げるようにして押しつけ、足の指までよじれて、絡ませていた脚が崩れ落ちた。

う……ああ……で、出てる……どろどろしたのが……あ、熱い……ああ……

楊端和は、子宮の中で弾ける精液の熱さに圧倒され、ぶるるっと大きく痙攣していた。
それでもなお、膣の襞はきゅうきゅうとペニスを絞り、残滓も残すものかとばかりに射精を促していた。
ロゾは、最後の一滴まで楊端和の胎内に射精する快感に耐えながら、またしてもピストンを開始した。

あ、ああ!? ……や、いや……ま、まだ……あああっ

射精し終わったのに、まだ充分に硬いペニスにロゾ自身が驚いていた。
腰が勝手に動き、楊端和の膣を責めている。
狂乱の態を示す美女に、男としての本能が一向に醒めやらないのだ。

激しく速いピストンで、愛液と精液の混合液がぐじゅぐじゅと媚肉から零れ出る。
それでもきつい膣を責めながら、楊端和とのセックスに溺れていくのは楊端和ではなく自分ではないかとロゾは思い始めていた。
ロゾに責め続けられる楊端和は、またしても脚を絡ませ、さらなる快楽をねだっている。

くうっ、す、すごい! あ、あうう、こんな、ああ、いいっ……ま、まだおっきいわ……あ、あっく、硬いの、奥まで来てるっ……

ま、まだまだだ。おまえがおかしくなるまで犯してやるっ

いいっ……き、気持ちよくて、ああっ……お、おかしくしてっ……ああ、もう、ホントにおかしくなるっ……

何度でも射精してやる。おまえの子宮が俺の精液で溢れるまでな

してっ……な、何度でも、ああっ……中で、オマンコに出してっ……

よし、あと2回オマンコに出したら、今度は肛門を犯ってやる、いいなっ

して、何でもしてっ……ああ、お尻もぉっ……お、お尻の穴も……アナルも犯して、中に射精してぇっ……

完全に堕ち切ったような楊端和の言動に、ロゾも二度目の射精が近づく。
媚肉の柔らかい肉がとろけてペニスに巻き付いてくるかのようだ。
じわじわと蠢いて先を促す感触に、さっきあれだけ出したばかりだというのに新たな射精欲がこみ上げてくる。
もうロゾは耐えることなどせず、一気に解き放った。楊端和は続けざまに到達する。

ああっ!! ま、また出てるっ……い、いくぅっっ!!

楊端和はもう、子宮に出される快楽まで得ていた。
何度もしつこく奥で出され、子宮粘膜に精液が染み渡る感覚を覚え込まされたのだ。
ロゾの精子が楊端和の卵子を犯している光景を思い浮かべ、セイラは激しく気をやるのだった。

んんんっ、ま、また、いく! ……ああ、すごい……し、子宮が精液でいっぱい……


今日もまた夜明けまで犯され抜くのだろう。
楊端和は倒錯的な変態セックスを仕込まれていくことに嫌悪感を覚えることすら忘れて行った。






★14日目
明け方、楊端和はようやく開放され、ほんの少しの仮眠しか取れず、体力の限界を感じていたが、周りに悟られる事なく的確な指示を与えていた。

夜になり、今日も楊端和はロゾの部屋に呼び出されていた。

ふう……

連日、明け方近くまで楊端和はロゾに凌辱され尽くしていた。
寝不足と度重なる激しいセックスの疲労で、二日酔いのような鈍い頭痛を抱えたまま、楊端和はロゾの部屋へ急いだ。

楊端和の調教は順調すぎるくらい順調だ。
あれだけ敏感で芳醇な肢体を持っていたのに、ほとんどセックスの経験がなかった楊端和はロゾのどろどろとしたセックスに気が狂うほどの愉悦を得ていた。
もうロゾが強要しなくとも、進んで男根を口にし、アナルセックスをねだり、膣内で射精されることで絶頂に達するようになっている。
それでもまだ気位は残っており、セックスの最中以外はに反抗的だが、それも
時間の問題であろう。
山の民であれば誰もが傅く楊端和を思うままに犯し、嬲り抜いていることを思うと、うずくまった重い疲労も薄まっていくように感じる。
昼間はお互いの立場もあり、よそよそしくしているが、何れそれも変わるだろう。
夜にあれほど激しく求めるのに、昼間のよそよそしさに不満を覚え媚びる様になれば、完全な肉奴隷の出来上がりだ。



ロゾの部屋に楊端和が訪ねてきた。
楊端和は周囲に見られる事を懸念し、鎧姿て、軍議を装って訪問した。

楊端和は、鎧を脱ぎすて、ロゾの股間に顔を埋めて、巨根に口で奉仕をし、熱い迸りを飲み干した。
その後、膣で繋がりこれまでの様に官能を狂わせた恥体を晒していた。

一段落して、ロゾが

今日はゲストが来るから、相手してやってもらう、その後で一緒に楽しもうじゃないか

他の人間が来てると聞いて、楊端和は動揺した。
ロゾ以外の人間に、あの倒錯した姿を見られる事は避けたかった。


部屋の奥からブネンが現れた。
もう一人とは、ブネンだった。
楊端和は動揺したが、ロゾに官能を狂わされた状態では、覚悟を決めざるを得なかった。

楊端和の爪先からてっぺんまでを念入りに眺めてからブネンは言った。
頬がビクピクしている。
楊端和の美貌に圧倒されまいと虚勢を張っているのは明らかだった。

立って一回りしな。ゆっくりとな。
おまえみてえな美人のストリップは滅多に見られるもんじゃない

わ、わかりました

フフン、いいか、山の王だからって偉そうにしやがると承知しねえぞ、こらア。おまえなんか両目つぶっててもボコボコにしてやるからな

少しウェーブの掛かった金髪をいきなりつかんで、荒々しく揺さぶりながら、
ブネンはさらに優位に立とうとして楊端和にネチネチ迫る。
なにもかもが安っぽい男だった。
こみあげてくる侮蔑の感情をそれでも楊端和はつゆとも見せずに、従順な女を演じた。
艶っぽい声で何度も

お気にさわったらごめんなさい
ああ、どうか楊端和を許してください

と詫びを入れ、この愚息にたっぷりと優越感を味わわせてやった。 

命じられたとおりにゆっくりと立上り回って見せた。
すらりと長い手脚、きっく引き締まっているのに豊かな丸みを帯びた肢体を前に、ブネンは興奮を隠せない。
フフン、フフーンという耳障りな声を連発させながら、着衣の下の一物をあやしている。

いい身体してやがる。おまえみてえな女の身体見たのは初めてだな

いかにも芯の強そうな顔立ちに、羞恥の色をポウと浮かべて立ちっくす風情も、
ブネンのような好色な男にはこたえられないのだろう。
楊端和は首を横に傾け、金髪を背中で括って、うなじを見せた。
釣り鐘状に隆起した肉丘の量感に、ブネンはゴクリと生唾を呑んだ。

それから楊端和は、いやらしく腰をうねらせ、情熱的な黒瞳をじっと男に注ぎながら近づいた。
一糸まとわぬ姿になった楊端和に縄がかけられていく。

おまえ、こうされないと感じねえんだってな。
ククク・・・毎晩ズッコンズッコンやりまくってるっていうし、たいした女だぜ、まったく

ああ・・・恥ずかしいわ。どうか軽蔑なさらないで 

きっとロゾが真性マゾだとか生まれつきの淫乱だとか吹きこんだに違いなかった。
それならば、そのように演じてやろうと楊端和は開き直る。
ブネンも着ているものを脱いだ。

流石に親父に掛かると、どんな女も落ちるな。
ウヒヒヒ。今夜はきっちりこの身体で遊ばせてもらうぞ

麻縄で締めあげられた乳ぶさをつかみ、乱暴に指を食いこませながら、
酒臭い息を吐きかけ、ブネンは告げた。

(あ、あんまりだわ、ロゾ様……
・・・・ああ、どこまで私を笑いものにすれば気がすむのよ)

ロゾだけの相手をすると思ってただけに、ただでさえ絶望的な気分だった楊端和の心はさらに深く傷ついた。
ロゾは人格破綻者で、しょせん女を嗜虐の対象としてしか見ていないのだ。

いいわ。どうかブネンさん、楊端和をいじめて。
ねえ、なにもかも忘れるくらい狂わせてほしいんです

まばゆいほどの白い肩先をクネクネさせて甘えると、自分から紅唇を寄せて
ブネンの口へ柔らかな舌を差し入れるのだ。

恋人の様にブネンの相手をし、今はブネンの膝上に乗せられて楊端和は対面座位でズンズン貫かれている。
勝ち気そうな美貌を真っ赤に火照らせ、白い歯をのぞかせた口からは悩ましい情感の鳴咽をもらしている。

あ、ああっ、ブネンさん……も、もう許して。
アッアン……いやん、また感じちゃうう

もうすでに一時間以上つながったままで、責められつづけているのだ。
心ではいくら相手を嫌悪し侮蔑していても、ロゾの奴隷調教によって開花させられた被虐の官能がとろけにとろけて、楊端和は何度もくやしい絶頂をきわめていた。

このくらいで泣き言を垂れるんじゃねえよ。もっともっとよがり狂わせてやる。
フッフン。これがブネン様とするオマ×コなんだよ。そら、そら、そら

まだブネンは一度も発射していない。
甘美きわまる膣襞の絞りこみにカウパー腺液は溢れでているが、できるだけ
長く楊端和と結合していたくて、ぎりぎりのところで踏ん張っていた。

イキてえんだろ、楊端和。フッフン。もうすぐにオマ×コイクんだろ

緊縛された女体をきつく抱擁して、猛り狂う怒張を突きあげる。
秘液にぐっしょり潤んだ粘膜は一分の隙もなくブネンのそれを受けとめ、そればかりかキュウッと前後の膣壁をせりださせては揉みしごく。

おうおう、すげえもんだな、おまえ

イク。ああ、オ、オマ×コ、イク

なすすべもなく楊端和は首をカクンカクンさせている。
縄にはさまれ、ぷっくり弾丸状に突出した乳ぶさが揺れ、膨らんだ濃紅の乳首が
妖しくはずむ。

いや……恥ずかしいわ、ねえっ。私ばかり、いやです

見るも無残なほどにマゾの陶酔をにじませながら、楊端和は媚びを含んだ眼差しを注ぐ。
豊かな金髪がざっくりと顔先へ流れ落ちてきて、その濃厚な花の香りがブネンの
欲望をさらに剌激した。
楊端和の唇を乱暴に吸いとる。
荒い息づかいで舌を入れると同時に、唾液をぬたりぬたり垂れ流し状態で呑ませる。
楊端和はうれしげに鼻を鳴らし、次々に流しこまれるブネンの唾を呑み下した。
頭の芯まで淫楽に痺れきっている楊端和にはそれが媚薬のように思われるのだった。

うふン・・・・むふン・・・

そんなにおいしいのかよ、こら

はい。アアッ、また感じちゃう

上気した二重瞼を開き、甘く屈服した眼差しでブネンをねっとり見つめた。

どうか一緒に、ブネンさんもイッてください。お願いです

へへへ。欲しいのか、楊端和。俺の精子をぶっかけてほしいのかよ

女体へ激しい揺さぶりをかけて肉柱を突き入れた。
そればかりか双腎の谷間へ指を滑りこませ、菊蕾をほじくった。

おまえ、ここも好きなんだろ。ほら、こんなにヌルヌルさせてよ。
お次は肛門でつながるか

ひいい……ううう、、うああ……

肛門に埋めこまれた指が内側を這いまわると、楊端和は悶え狂った。
後ろ手に縛られた裸身をガクンガクンさせたあげく、前のめりに身体を須け、
刺青の入った相手の肩先を甘噛みした。
興奮のあまり、薄く血がにじむくらいに歯を立ててしまう。

出すぞ、こらあ

それが引き金となって、ブネンも一気に快感を爆発させていく。
子宮におさまりきらないほどの大量の濁液が注ぎこまれる。
まだ発作の最中というのに、膣道から溢れた白濁がブネンの股間を濡らしている。

縄を解かれ、楊端和はベッドにうつぶせに倒れていた。

 
今夜は眠らせねえぞ。フッフン。
一睡もしねえで朝までオマ×コやりまくるんだ。
どうだ、ゾクゾクするだろ。眠らなくても元気が出る魔法の薬もあるしな。
ケツに塗りこんでやってもいい。ただしロゾには内緒だぞ···

楊端和は、ぼんやりしながら、さっきのブネンの言葉を反芻している。
どうやらロゾの使った媚薬とは、別の薬を使うつもりでいるらしかった。

ああ、どうすればいいのだろう……
絶望が胸を噛む。
と同時に、下腹部に形容しがた甘い渦巻きが起こる。
こんなふうにマゾ娼婦にされ、少しずつ身も心も悪魔に蝕まれていくことに、
倒錯めいた快感を覚えている自分がいる。
そう気づいて楊端和はうろたえるのだ。
疲れきった身体に甘い陶酔を感じ、ぼんやりとしながら自己嫌悪に苛まれていると、ブネンの怒声が飛んできた。

いつまでボンヤリてやがるんだ。
とっととこい!

髪をアップにして、すらりとしたうなじが露出している。
蒸気したピンクの肌がなまめかしい。

部屋に別の女がいつのまにか来ていて、楊端和は驚いた。
縛られた裸身は胸といい腰といい、まだいかにも幼く、体型に子供っぽさが残る。 キタリだ。
仁王立ちするブネンにフェラチオ奉仕をしていた。
正気を失って目は白目を剥いているが、おいしくてたまらないといったふうに鼻を鳴らして肉棒をしゃぶっている。
明らかに、例の媚薬入りの酒を飲まされたか、別の薬を使われて、正気を失っている。

これからレズビアンでからんでみせろ。
フッフン。おまえ、そっちの気も試してみろ

ブネンは馬面に淫靡な笑みを浮かべ、夜具の上に張型をなげた。
それまでは奴隷に徹していた楊端和だが、さすがに頭に血が昇った。

自分以外の山の民まで卑劣な手段で陵辱されたのを見て、死んだはずのプライドが甦ってきた。

怒りが少しずつ実体化し、体内をめぐる血の勢いは奔流となった。

キタリが夜具に横たわった。
下生えも淡く、ようやく生えはじめたという感じだ。
幼い裸身に麻縄が食いこんだ眺めはあまりにおぞましく、目をそむけたくなる。
しかし楊端和は心を奮いたたせ、直視した。

キタリと目が合った。
薬のせいで瞳はとろんとして、瞳孔が開いている。
人形のような愛らしい顔立ちには、幼さが残っている。

ど、どうして、この子を……

手足が震えてきた。
こんな子供と自分をレズビアンでつながらせようというのか。
男の醜悪な肉欲に、激烈な憎悪を覚えた。

よけいなことは聞くな、馬鹿たれめ。おまえは言われたとおりにすればいいんだ。
早く張型を使って犯せ。

いやです!

正義感の強い楊端和が現われ、怒りに燃える瞳でブネンを睨みつけた。

今すぐこの子を帰してあげて

なにを。こら、淫売のくせに 

ブネンが血相を変えて向かってきた。
強烈な平手打ちが楊端和の頬を見舞った。
さらにかえす甲でもう一発。
衝撃に足がぐらついたが、しかしそれで完全に吹っきれた。
ブネンはよもや楊端和が反撃するとは思っていない。
アップにまとめた彼女の髪を引っつかみ、「この阿女」と残忍そうに口を開いて、さらに折檻を加えようとする。

トゥリャアア

ブネンの死角からむっちりした太腿が前へ伸びきった。
金的蹴りが綺麗に決まった。
苦しげに呻いて前のめりになったブネンの首筋に、さらに手刀を叩きこんだ。

私だけを辱しめていれば、怪我はしなかったのよ、この蛆虫!

ク、クソ。ぶっ殺してやる

ブネンは反撃をしようとしたが、楊端和が剣を取り、切り捨てた。

驚いて部屋に戻ってきたロゾに対しても、楊端和は剣を振るった。
腕を切られてがっくりと膝をついたロゾだが、それでもはいながら壁のほうへ向かった。剣を取りだすつもりなのだろう。
しかし、楊端和はとどめをさした。 


楊端和は鎧を身に着け、キタリの縄を解き、介抱しながら自らの部屋に寝かせた。
 
 そして、バジオウ達山の民の幹部を集め、彼らに犬戒の幹部にロゾとブネンの死亡を悟られぬよう、情報を統制した。
 
 
 
 ★15日目
 夜が明けて、山の民と犬戒の作戦会議の場で犬戒幹部に、ロゾとブネンによる山の民への非道と、彼らの殺害を告げ、このまま共に戦うか、敵として戦うかの決断を迫った。
 
 犬戒幹部にとって、自らのトップと2番手を殺されただけに難しい判断だと思われた。
 
 しかし、犬戒幹部の決断は早かった。
 彼らは人質を取られて従軍してただけで、人質が開放されるなら、ロゾたちの敵を討とうとする者は皆無だった。
 

晴れて楊端和によって、山の民と犬戒が統合された。


後年 楊端和は彼らを率いて趙の邯鄲包囲網に参加し、趙を滅亡に導いている。


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