純情なる恋愛を興ずるには

有乃仙

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番外編

後出し(あとがき)

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 ここまで読んでくれてありがとうございます。
 そして、お気に入りに入れてくれていた方、ありがとうございます!
 一応、有乃仙ありのせんです。

 この話は、〝転ぶと相手の股間に顔が埋まる〟というギャグ要素のネタを、王道学園設定で、爽やか×不良でやろうと思って作り始めた作品でした。タイトルも、ギャグ要素を持たせて考えられたもの。
 が、作っている最中に、設定の変更が重なりに重なった結果、こんな内容の設定になりました。端々に初期の設定の名残があるのですが、元設定はどこまで使われているのか、有乃自身もよく分からなくなっているくらい変わりまくっています。
そもそも、全編通してライトな感じで進んでいくはずでした。けど、転ぶたびに股間へ~はいいとしても、運動部がよく転ぶはおかしいだろうと意味づけをしたら、シリアスというか重さが出てしまい、一章とそれ以外の雰囲気が変わってしまいました。反省してます。
 でも、一番の変わり様は内容量かもしれません。当初、40字×40行で百枚から多くとも二、三十枚オーバーで考えていたのですが、それどころじゃないオーバーっぷりに。おかげで、だらだらと長引いた感があります。ちなみに、それを一ヶ月半から二ヶ月近く放置し、こちらのサイトにアップし始めたら訂正箇所が多すぎて修正をかけながらアップするという悲しい出来事が起きていた作品でもあります。スランプ中に無理矢理作ったからですかね?
 次、恋愛ものを書くときは、まとまりのある書き方ができればいいなと思ってます。
 でも、面白いと思ってくれる方が一人でもいれば、大変嬉しいことです。そんな方へ、感謝いたします。


『キズは自分にしか分からないこと』
 転ぶことへの意味づけをしたら、余分なシリアスというか重さが出た第一章です。
 興の元設定は不良だったので、横田たちとの関わりも喧嘩でした。それが、あんな関わり方に変わった際、人数のことを全く気にしていなかったのではなく、気付きませんでした。もう、喧嘩のイメージが定着してて、気付いた時にはあの文章になっており、人数のみ訂正させていただきました。反省点の多い章となりました。面白いと思ってくれる人がいればそれでいいのですが。
 個人的に、純と興が近づくこの一章は序章な感じがします。
 もう一つ、フリースペースにも書いたのですが、指圧のことは有乃自身がおぼろげな記憶です。真意は、そういった事が分かる人に聞いてください。おぼろげすぎて、記憶が混ざって覚えていることもある有乃です。

『純情と非純情のあいまで』
 本来の趣向通りになった二章。(有乃はそう思ってます)
 三章を修正中、この章はいらない気がしたのですが、この章を踏まえての内容が含まれていたので、それを変えるのも面倒だったので、何より更新中だったので、そのまま掲載させていただきました。

『不器用なボクらの恋』
 最終章です。そして、こここそがメインな感じがします。
 にしても、純は鈍感(と言っていいのか……)すぎます。有乃もそれなりにBLを呼んできたつもりですが、もしくは、それなりだからか、ここまでの者は見たことがありません。何故、あそこまで考えているのに分からないんだろう。
 何はともあれ、二人がくっついてくれて良かったです。

『アフター スクールデイズ』
 本当は、『ハート チェンジドゥ アフター』(言い方が合っているかは不明)というタイトルだったんですが、純の爽やかを入れ忘れ、ただのアフターストーリーになってしまったためにこのタイトルに変更することになったというブツ。

『告白のない告白』
 友人様にこの作品を口頭説明した際、島山が可哀想と感想を頂き、自分でもそう思ったので、裏設定にあった、佐々木は島山が好きを表へと移動させることにし、この話が作られました。大体の作品は、ちゃんと恋人ができるんですけど、割り切れていない者がそう簡単に気持ちが移り変わるわけねえだろ、という捻くれ根性が発揮されたためか、それとも、島山というキャラを理解できていたからか。こんな内容になりました。どっちが下でどっちが上かは、考えたくありませんねえ……怖い……

『阿部先生の花』
 阿部視点の話。阿部が謎っぽいと思ったことに加え、彼視点で教師側から見た生徒のことをと思ったものです。本編の補足ですね。なっていればいいのですが。
二章の後にくる予定だった閑話ですが、あんな雰囲気の後に閑話も番外編もいらないだろうと。それに、二章自体いらなかったかもと思い出していたので番外編へ。


 個人としては、失敗作だと思ってます。
 良かったことは、キャラを練り込む前にキャラが勝手に作られていったこと。が、何分、修正中にも変更が重なり、細細したところが分からなくなりましたが……
 性格が決まっても、容姿が決まらなかったのは良智。修正中に決まりました。
 あと、伏線が未消化になっていたりしたらごめんなさい。謝るしかありません。気を付けてはいたつもりなのですが。言い訳させてもらえば、修正中にも設定が変わったので、そこら辺の事情で忘れ去っている可能性があります。
 ですが、もう手を加える気がありません。加えるとすれば、気力が出、改稿する時でしょう。
 なので、良智と景一のことや、異性の彼女持ちのところとかは書きません。これにて終了です。

 ここまで呼んでくださった方、本当にありがとうございます!
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指圧のことは、有乃にとっても何でその情報を得たのか、聞いたことがある気がするなあ……というくらいおぼろげな記憶です
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