純情なる恋愛を興ずるには

有乃仙

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番外編

番外小話  阿部先生の花

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「花がない」
「はい?」
 隣から発せられた独り言に体育教師は怪訝にした。
「せめて、教師に女性がいればいいんだが」
「ああ」
 その言葉で教師は意味を理解した。花とは女のことだ。けど、彼からそんなことが出てくるのは意外でもあった。落ち着いており、見本になる年配の教師だと思っていたが、年齢がいくらであれ、そのことへの関心は無くならないらしい。
「今の若者は、女性なら教師相手でも危険になることがあるらしいですからね。ここは男子校ですし、よほどのことがない限り女性は来ないんじゃないですか?」
 本当のところは知らないが、女性教師がいないのは、性別の違いと男の多さが理由だろうとは想像している。それに、生徒たちは思春期に入る年代でもあり、性への好奇心が増す時期でもある。同性同士でトラブルが起きたことがあると聞いたこともあり、そんなところへ異性は来させられないだろう。
「う~ん。だよねえ。花でも植えようか」
「植物の花ですよね?」
 予測がつくことではあったが、体育教師は確認しておいた。
「当たり前だろう? 女性を植えたら事件になるだろ」
「ですよねえー」
 マイペースで話す年配教師には、体育教師は事件と聞いても緊張感が全くでなかった。

                  □□□

「う~む」
 阿部は悩んでいた。
 温室。敷地の奥とまではいかないが、校舎からも離れたところにあったハウスを使わせてもらい、女性の代わりの花を育て始めたのだが、手に負えない状況に陥ることになってしまっていた。
 植えすぎで、一人では管理しきれなくなったのだ。
 けれど、減らすことはできない。殺風景な学園の敷地に物足りなさを感じてしまっているからだ。それどころか、運良くある花壇を手入れすることを決めている。これを変更するのはできかねる。けど、一人ではやりきれない。しかし、せっかく育てた花を放置するのも気が引ける。いや、そもそも、花から手を引く考えが阿部にはなかった。
 打開策を考える阿部は、暫くしてから、のちのち校長に要望を出しに行こうと決めた。

「というわけでですね、園芸部を作りたいと思うのですが」
 その日の放課後、阿部は校長室へと足を運んだ。のちのちとは思ったが、早めに行動することにしたのだ。
「教師から部活立ち上げの話が出るなんて初めてですよ」
 阿部の要望を聞き、まず校長が返したのは感想だった。
「というか、あなたの趣味でしょう。あなたでなんとかしてください」
 阿部と校長では阿部の方が年上だ。立場として阿部は敬語を使うが、校長は年齢のことを踏まえて敬語を使う。阿部が上とした言葉遣いを校長がしているのはそのためだ。
「それはそうなのですが。だからといって、枯らしてしまうのも可哀想でして」
 趣味から始まったわけではないのだが、知らぬ者から見るとそういう風に見えるらしい。しかし、今、口にしたことは紛れもない事実だ。
「まあ、いいでしょう」
 しばしの黙考後、校長は許可を出した。
「入部は原則ですが、変えることは自由です。その変更も含め、来年の新入生が部活を決め終わる時までは、規定数にいかなくとも部として認めます。来年、もし規定数に満たなければ、それ以降は部として認めませんので、阿部先生が責任を持って管理してください」
 なんと懐が広いことだ。来年まで待ってくれるのは、今年はもう生徒たちも部活を決め、二学期を迎えているからだ。そんな時に新規立ち上げをしたところで変更する者はまずいないだろう。まして、血気盛んな年代でもあり、スポーツへ興味が湧く者が多い。そこへ、地味でもある園芸部が生徒を呼び込めるはずがない。
「分かりました」
 分かっている分、それ以外、言いようがあるはずがない。
「ありがとうございます」
 阿部は頭を下げた。

                  □□□

「許可が下りたんですか」
 感心しきった表情をしているが、阿部の隣席の体育教師は驚いていた。
「ああ。時季が時季だから、来年までは猶予をくれることになったよ」
「もう、みんな部活を決めて励んでますからね」
 今年の新入生も、学校と寮、そして部活とでの新しい生活に慣れ始めている頃だ。
 そう口にする一方、体育教師は内心、感服もしていた。
(というか、よく短期間でハウスまで温室に変えたよな)
 花がないといって植えることを決めてから、まだ一ヶ月半しか経っていない。そんな短い間でよく、ハウスの修繕から花の育成までやったことだ。まあ、花は種や苗から育てたわけではないようだが。だが、先日見せてもらったが、見事なまでの変わりようだった。そんなに女性を欲していたというのだろうか。確か、妻子持ちだった気がしたが。まあ、子供は成人済みであるが。
(この人でも、やる時はやるということか)
 少しズレているかもしれないが、体育教師はそう思っておくことにした。

                                                       □□□

「十八人か……意外に集まりましたね」
 部員の名簿を見た校長は、口にした通り、意外そうに名が連なった用紙に視線を落としていた。
 募集の張り紙を掲示板に出して二週間。一日一人の入部計算をしても数人だが多い希望者が集まってくれた。ただ、
「ええ。でも、全員が不良という問題がありまして」
 そう。希望者が出てくれたのはいいが、問題児だらけという難点があった。
「それでも入部させたんですね」
「やる気があるということだったので」
 部として成立させるためと思われるかもしれないが、不良たちの話を聞いたうえで入れることにしたのだ。でなければ、部活動への姿勢が想像できる輩を入れる気ははなっからない。
「他に一人、一般生徒が希望したのですが、不良と何かあっては困るので断らせてもらいました。本当、実に残念なんですが……」
 母親が植物園に勤めるほどの花好きが影響して花が好きになった生徒で、阿部としては即入部させたかった。だが、その生徒が来るのが遅かった。不良の入部を許可した後だったため、大事なものを手放す気持ちで断ることになったのだ。
「…………。まあ、来年を期待することですね。一般生徒が多く入ってくれば、不良がいることは気にもならないでしょうからね」
 視線を上げた校長は数秒黙した後、慰めるようなことを口にした。残念な気持ちがどれ程のものか察せられるくらい表情に出ていたのかもしれない。
「そうだと嬉しいですね」
 阿部はそう返した。


 それから二ヶ月後。
 阿部は困っていた。
 予想通り不良のやる気は嘘で、すっかり幽霊部員に甘んじられていた。姿すら見かけない。
その変わり、一度断った一般生徒が再び入部を希望してき、不良に負けないという意欲を信じ、入部させることになっていたのだ。その意欲はたがえることなく、不良が近くにいようが――何もしてこない限りではあるが――気にせず作業をしていた。芯もしっかりしており、母親から学んだ知識でアドバイスをしてくれることもあるほどだ。細身でいっけん華奢に見えるが意外と力もあり、阿部の力では無理なこともやってくれる。実に頼りになる生徒だ。
「僕、この温室見てから、僕もやりたいって思ってたんです」
 笑顔でそうまで言ってくれるほどだ。
 そんな生徒がいて、何も困ることはないだろうと思えることだが、この生徒、今年で卒業してしまう生徒でもあった。
 この生徒がいなくなれば不良しか残らない。そのことが、阿部を困らせていた。
 来年、誰か入ってきてくれると嬉しいのだが。もちろん、不良以外で。


 そうして彼が卒業していき、新しい生徒が入学してきた。
 入部者がいることを期待した阿部だったが、不良しかいないという噂がたった数日で確固たるものとして広がり、一般生徒の希望者はゼロ。幽霊部員としてうってつけと目を付けた不良だけが希望を出してきた。少々自暴自棄になり、不良の希望者全員を受け入れた。
「どうして相談しなかったんですか。まったく」
 教師にある報告義務のもと報告したら、校長に窘められてしまった。が、今さら遅いという捻くれた心が反抗心を起こさせただけだった。
 その日から一週間経ち、新入生が部活を決める最終日。ある生徒が阿部の所へ来た。
 入部かと期待が高まったが、教科のことで頼まれてきたという。がっかりのあまり、手放せない作業中だとして待たせることにした。教師がそんなことをしていいのかと思うかもしれないが、自分だって様々な感情を抱くし、感情で動いてしまうこともある人間だ。冷静になり始めた感情では、彼には悪いことをしたかと思ったが、思いながらも最後まで作業をさせてもらった。
 そうして温室から出てみれば、温室前の道路向かいに置いていたプランターの前に彼はいた。
 不良の噂はないが、髪を茶色に染めている。暗い色合いにしてはいるが、日の下だとやはり目立つ。こちらに背を向けてしゃがみ、何かをしているようだった。まさかいたずらでもしているんじゃないかと近づいてみれば、プランターに生えたまだ小さい雑草を取っていた。よほど暇だったのだろう。顔に暇と書いて、取っては投げ捨てている。阿部がすぐ近くまできたことにも気付かず、暇と書いてあるわりにはそれなりに夢中になっているようだった。そこから、ふと思う。
「花、好きなのかい?」
 阿部は聞いてみた。
 すると、本当に気付いていなかったらしく、彼は小さく肩を跳ねさせ振り向いた。その目も瞠られている。
「花は好きかい?」
「……別に」
 もう一度尋ねると、彼は素っ気なく答えた。
「好きなら、ぜひとも園芸部に入ってくれていいんだよ」
「いや」
「遠慮せずに。私が入部届けを出しておくよ」
 彼は溜め息をついた。その目には、人の話を聞いていない年寄りとでも思っているような色合いが見て取れる。意外に素直な生徒である。
 けれど勿論、聞いていないわけではない。これ以上、不良しかいない部という噂を広げたくないだけである。とはいえ、もう新入生にも伝わりきってしまっているのだが。が、不良が幽霊部員というのも伝わっており、活動しないのなら、さらに一般生徒がいるのなら、入ってきてくれる生徒がいるかもしれないという思いも持っていた。そのため、少しでも可能性がある生徒は引き込みたいと思っていたのだ。
 生徒は、溜め息をついたわりには名前を聞くとあっさりと教えてくれた。「三浦興」という名前だった。
 早速、校長へ報告しに行った阿部であったが、なんと、その生徒、校長と養護教諭の親戚だということが発覚することになった。
 そんな相手を、籍だけだとしても、不良の傍に置けるわけがない。阿部は入部を取り下げることにした。しかし、校長は入部を許可した。
 親戚とはいえ、特別扱いをする気はないからだという。だがしかし、親戚で、自分と同じところにいる以上、名のある親戚の子として、血族に恥をかかせるようなことはさせないと言っていた。地位を意識しているのかしていないのか、判断しかねる発言だ。ただ、その後、しっかり躾けないとななどと言っていたことから、教育する気は満々なようであることは窺えた。
 そんな校長とは反対に、養護教諭は彼に甘い部分があるようだった。校長よりも血筋が近いということもあるかもしれない。校長が親戚の者として接するなら、養護教諭は保護者のような近さで接している。そんな感じをさせた。
 そんな立場と親族との関係がある彼だからこそだったのだろう。
 数週間で不良たちが彼に接触してしまった。彼も彼でいなしていたが、絡むことが増えていった。
 事件が起きたのは、別々の作業のため、阿部と離れていた時だった。彼の同室者が偶然見かけ止めに入ったのだが、そのまま巻き込まれてしまった。
 園芸部に入れたのは阿部だ。校長も許可したとはいえ、こうなるきっかけを作ったことにもなる阿部としては申し訳なく思ってしまわずにはいられない。
 幸いなことといえば、いや、有り難いことといえば、それで彼が退部するということにならなかったことだ。本当、助かった。なにせ、大変なのだ。気付いたら増えていたし、だからとって減らしたくもないし、でもまだもの足りないし。
 かれが言っていたとおり、もう、花好きと認めるしかないだろう。
 認めよう、自分は花好きだ。女性の代わりなんかではなく。花が大好きだ。

                   □□□

 そんなこんなで一年が過ぎた。
 事件以降、彼と不良の接触はなくなったわけではないようであるものの、これといったことは起きなくなっていた。それどころか、何の心変わりか、去年の三学期から、彼と同じ学年の不良三名が頻繁に活動するようになっていた。といっても、週に二、三回、気まぐれにしか来ないが。それでも、一週間の半分近くは来ている。きっと、花と接する良さに気付いたのだろう。そう思っておこう。
 そしてさらに、そんなこんなで五月。
 転校生がきた。また季節外れなと思ったが、部員不足――十分な人数はいるのだが、幽霊部員ではいないも同然だ。今では警戒対象というだけで部員とは見ていない――に悩ませられており、生徒を確保したいと思っていた時でもある。三浦と時々不良三名では、まかないきれない量だからだ。これがさらに季節が進み夏となれば、もっと追いつかない。ぜひとも彼を部に引き入れたいものだ。
 前の高校に引き継いで同じ部に入る気はないようであることを聞いたし、チャンスである。あとはどうやって接触し、入部させるかだ。
 それを考えながら、バレるだろうと思いながらも趣味の場を増やしていると、丁度、人手が欲しいなと思っていたところへ転校生が現れた。
「もしかして、私のことを聞いているのかな?」
「それもありますけど……俺、写真に興味があるんです」
 さっそく声をかけ頼んでみれば、確認をされ、他の部に興味があることを言ってきた。曖昧にしたが、間違いなく、園芸部のことは聞いているだろう。
 けど、手伝いが欲しいことは確かだったので、それだけは頼み、勧誘は諦めることにした。したが、温室にまだいた彼を見たことで諦めきれなさが出てきて誘いをかけさせてもらったが、期待は薄そうである。仕方がない。諦めるしかないだろう。ただ気になるのは、若者としての活力が欠いでいるように感じさせることだ。


 翌日。幽霊部員とはいえ、全く活動しないままにさせておかないようにと校長から忠告を受けていたことから部活を強要させ、なんとか出席させることができた横田たち三年に朝のうちに指示を出した阿部は、あるところに来た。
 友人が自然保護に関することに携わっており、自分が花に興味を持ったことを聞いて誘いをかけてきたのだ。
 自然を守り、木を増やして山や森を増やそうという取り組みをしており、その進展状況や結果報告、今後の計画などを話し合うという。花もとても魅力的だが、自然の大事さも知った。終わりに貰った木の種を持ち帰り、阿部も貢献することにした。
 たった三時間だったが、いい時間だったことを身と心に感じながら、種を植えるための物があるかどうか確認するために学校に戻れば、三浦と転校生を巻き込んで横田たちがまたやらかしていることを知らされることになった。それも、その報告者は不良の島山だ。加え、現在進行形ときた。ちょうど向かっていた養護教諭と共に急いで現場へと向かうことになった。

 重い溜め息をついたのは、その場で取り押さえることができた横田ともう一人を、後から駆けつけてきた教師たちも加わって連れて行き、いったん落ち着いた後だ。
 だが、自分にとっての急展開は次の日に起こった。転校生が園芸部への入部を申し込んできたのだ。昨日の一件で、もともとない気はさらになくなっているものだと思っていたが、その一件が逆に、入部決意へと考えを一変させていた。
 何もなければ歓迎していただろう。だが、生徒を守る義務もある教師として、不良に近くなるような入部をさせるわけにはいかない。三浦とて、辞めさせようか考え出しているほどなのだ。けれど、彼の意思も断固としたもので、彼のクラスの担任と一緒になって説得したが駄目だった。しまいにはこちらが折れることになり、不良と何かあれば、些細なことでもいいから報告することを条件に付けることで許可をした。
 その日の放課後。横田たちのことで増えた仕事のせいで、自分もやりたかった木の種植えは三浦に頼むことにした。というか、彼しかこなかった。その際、怪しげなものを見る目を彼はしたが気にしないでおく。それより、昨日のことがありながら、変わらぬ態度でいるその様子が逆に心配させられた。一人にさせておくのも躊躇われたが、転校生が入部届けを出してから行くと言っていたので、彼がいるということで心配は和らげておく。
 昨日の今日で部活をサボった島山たちは、転校生の活動開始日と同時にサボらず来るようになった。横田たちの行いを報告してきたことといい、彼らも変わる兆しがあるのかもしれない。
 実際、転校生との衝突もなく、でも上手くいっているとも言い切れぬラインでやっているようだった。面倒くさがったり怠けたりと不真面目な態度はそのままだが、指示に従って最後まで作業をしていく。
 そのことから、生徒のことはまだまだ注意は必要だが、部活に関しては、まあ、結果オーライということにしておくことにした。

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指圧のことは、有乃にとっても何でその情報を得たのか、聞いたことがある気がするなあ……というくらいおぼろげな記憶です
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