純情なる恋愛を興ずるには

有乃仙

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純情と非純情のあいまで

一  きっかけ

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「もう、こいつは分かってると思うけど、島山しまやま総太そうた
 態度の悪い黒髪の生徒を指さし、興は簡素に紹介した。
「名前の方は初めて知った」
 確かに彼は知っているが、知ろうとなんてしていないし、興も名字しか言っていなかったので知りもしなかった。もっとも、知っているというのは〝人物〟はということだが。
「あ、そうかよ」
 純のほぼ正面にいるその黒髪の不良――島山は愛想の欠片もなかった。だからなんだと言いたげでもある態度は面白くないことがあったかのようでもある。
 教師を説得して園芸部への入部が決まった翌日。今日からさっそく部に加わるということで、頻繁に出てくるという不良メンバーを紹介されているところだった。その紹介役を興がしているのは、なんと、興が部長だからだ。部としてまともに機能しているとは思っていなかったので、部長なんてのがいるとは思ってもいなかったことだ。
「んで、島山の隣にいるのが兼田かねだ。名前は知らね」
正木まさきだ! なんで知らねえんだよ!」
 言葉だけで次を示された、島山とは対照的にニヤニヤしていた茶髪の不良は拳を作りまでした。
「覚える機会がなかった」
「十分あっただろうが!」
 適当にも見えなくない興に、兼田正木というらしい彼は声を荒げた。
「これじゃあ、俺の名前も分かってないな」
 さらにその隣にいた、金髪と、三人の中で一番目立つ髪色をした不良がぼやくように憶測を走らせる。そういえば、彼も名字で呼ばれていたが、なんと呼ばれていただろうか。
「ああ」
 兼田が騒いでいたが、気にも留めず興は肯定した。
「やっぱり」
「ああ、じゃねえよ!」
 予想通りと金髪が声音を出したのと兼田が叫んだのが重なった。金髪は落ち込むこともなく、むしろ、仕方なさと諦めがあるのに対し、兼田は覚えられていなかったことはよほど不服なことらしかった。
「そいつは佐々木な」
 しかし、興も全く相手にせず、金髪への紹介へと移る。とはいえ、名を知らないので、名字だけの紹介だ。
「おい!」
 だが、無視されることにもなった兼田にとっては不満が抜けることではなく、反応すらない興に噛みつく。
「まあまあ」
 それを宥めたのは、金髪――佐々木だ。
「まあまあじゃねえよ!」
 それでも、感情が高ぶっている兼田を静まらせるまでにはならなかった。今度は逆側へ怒声が飛ぶ。
「長く居んのに名前覚えられてねえんだぞ!?」
「覚える機会がなかったからだろ?」
「なわけねえだろうが!」
 佐々木は落ち着ききっていた。興の言ったことをそのまま用いてもいることからどうでもいいのかもしれない。だが、納得していないようである兼田が同じことを言われたからといって、反発が消えるわけがない。一段と声量が増す。
「うるせえよ!」
 不機嫌そうにしていた島山から怒気が張り上がったのは、そこでだ。気に食わなさそうにしていた表情がうるさげにしかめられたり眉尻が痙攣していたりしたが、とうとう勘に触ってしまったようだ。
 突然の怒声には、同じく怒鳴っていても驚かされるほどだったらしく、兼田はびくりとした。
「てめえ、フルネームで言ったのかよ!? 名乗ったのか!? ああ!?」
 勘に障るというか、もう我慢の限界だったのかもしれない。兼田以上の怒気が島山には含まれていた。
 兼田はそれほど長く叫んでいたわけではなかったのだが、島山にはそれだけでも怒れるくらいだったらしい。
「……名乗ってない」
 その怒りは効果があり、声音が弱るまではいかなかったが、兼田をたじろがせた。
「俺も名乗ってないな」
 それと、島山の指摘に思い当たったのは兼田だけではなかった。佐々木もだった。が、興の反応に気分を害することがなかっただけあり、佐々木の態度は変わらずにいる。
「だからだろうが! 教えてもいねえくせして文句言ってんじゃねえ!」
 指摘通りのことに島山は立て続けに怒鳴るが、名乗っている名乗っていないは関係ない気がする。言ったらこっちにまで怒気が飛んできそうなので言わないが。
 だが、その怒りは爆発した対象が横にいる兼田だからか、さらにその向こうで同じ発言をしていた佐々木にまで飛ぶということはなかった。兼田と違い、文句がないからかもしれない。
 だがその分、佐々木は冷静でいることができていたらしく、島山の発言を彼なりに分析していた。
「でも、そう言うってことは、島山は教えたってこと?」
「…………」
 怒鳴っている者に比べれば、佐々木の声は小さい。だが、上手い具合に合間に投じられた言葉は感情が高ぶった島山にまでしっかり届いていた。島山の口が閉じる。
「なんだあ。島山ってば、ちゃっかりってことしてんじゃん」
 それは、二人の形勢を逆転させる雰囲気を孕んでもいた。数秒後、気圧されていたのも一変、兼田が不適に笑む。
 が、それは、沈静化した彼の導火線に即行で火を付けさせることにもなるものであった。
「てめえ! 誰に向かってんな顔してんだあ!」
「ごめんなさい!」
 完全なる私情で怒号する島山に、兼田は有利になった立場を一瞬で投げ捨てた。仲間でも序列はあるということだろう。
「…………」
 というか、新入部員がいることを彼らはすっかり忘れているんじゃないだろうか。下手をすれば、興のことも忘れているかもしれない。
 そんな彼らを、忘れられているかもしれない興はまったく気にも留めていなかった。
「それでだな」
 それどころか、窘めるということもせず、応酬そのものを総無視して説明を続けようとする。
「いいのか?」
 一般生徒と変わりなく見えるが彼らは不良なのだ。しかも、一人はキレてしまっている。そんな彼らを放置して大丈夫なのか。
「ああ。待ってても時間かかりそうだし」
 理解しているかのような興の判断の下し方だった。
 そう言われている不良らは、兼田が後退し、選手交代したかのように口を開いている佐々木と島山が言い合っている。押されたかと思えば言い負かしたりしており、互いに一進一退という感じだ。あれでは、確かにしばらくは決着が付かないだろう。
「んでな。やることはだいたい想像ついてると思うけど、花の管理が主な活動内容」
 彼らの論争から視線をこちらに戻すと、興は園芸部のことを説明し始めた。その顔は、彼らなど全く意に介していない顔だ。同じ不良でも、横田の時とは大違いである。
 そして、説明は早い段階で打ち切られることになった。
「毎日やるわけじゃないけど……」
「おい!」
 怒鳴り声の島山が遮ってきたのだ。
「もういいだろ! 俺は行くからな!」
 決着が付いたのか。いや、怒気が抜けていないことから一方的に終了させたのだろう。島山は身を返した。
 それを止めたのは興である。
「ちょっと待った」
「んだよ!」
 島山にとったら、一秒でもこの場にいたくないに違いない。制止に従うものの、怒鳴りつける勢いの声量をしていた。
「今日は全員、花壇以外の草取りだ」
 そんなことを気にもせず、興は本日の活動内容を告げた。彼らのことは慣れており、こんなやりとりも日常の一つなのかもしれない。だから、島山の怒気も気にしていないのかもしれない。
「はあ!?」
 島山の反応は大袈裟に思えた。他の二人も気の進まなさそうな反応をしているが、小さいものだ。
「んな、驚くなよ。いつものことだろ」
 興もそう言う。
「勢いだよ!」
 が、島山にもちゃんとした理由があってのことらしかった。怒ってはいても、訳を判断できるだけの冷静さも残されていたらしい。
「まあ、それだけなら、阿部がさらに増やしてないってことで、平和でいいんだけど」
 島山とは反対の落ち着きようで言ったのは佐々木だ。見た目からして一番不良っぽいのに一番の冷静さをしているのは意外である。
 しかも、平和の取り方が阿部――顧問の増やすか増やさないかなんて。それが基準になるほどそんなに増やしているというのか。
 だけれど、平和と言ってしまうくらいの判断は興によって切り捨てられることになった。
「ああ、お前らは昨日いなかったから知らねえけど、」
「今度はなに増やしたんだよ」
 表情と声音からして島山は不機嫌だった。三日前の時で怒鳴るほど批判的だったのだ。それが早くも増やされたのだから、それを望んでいない者にしたら不満にならずにはいられないのだろう。もっとも、島山の感情は今し方の怒りもあってのことだろうが。
「木、育てるって言って、種持ってきたんだ」
「木?」
 島山が途中で訝しげに単語を反復させたが、確かに聞き返したくなることだ。
「は?」
「種?」
 しかも、言われたことは突拍子もないことのように思えた。兼田と佐々木も思わぬことを聞いたような顔をしている。
「種って、木の種?」
 純も確認を行う。
「ああ」
 興の回答は迷いがないうえに澄ましてもいた。
「昨日、土作りしたから、昨日からやることが今日からになったんだよ」
 そういえば、昨日来た時、興は土をいじっていた。今日はいいと帰されたが、あの土は木の種を植えるためのものだったのか。
 と、ふと、純は思い出されたことがあった。
「でも、木って育つのに何十年もかかるんじゃなかったか?」
 前に、そんなことを何かで聞いた気がする。
「俺ら卒業してんじゃん」
「卒業した後なんか知らねえぞ、俺は」
 兼田と島山が批判的に言うが、それは純だって同じだ。部活でのことは部活内だけで終わりたい。にしても、今時の園芸部は花だけでなく木まで手がけるのか。
「そんなことより、持ち場振り分けるぞ」
 そんな感心を持つ横で、興は早く行動に移したさそうだった。人数がいても面倒なことだからか、ただ単に早く終わらせたいからか。
「それで純なんだけど、何日かは誰かと必ず組ませるからな」
「俺はヤだぜ」
 即答に近い早さで返したのは島山である。さりげなく拒絶部分が強調された気がするが、紹介の時から愛想がよくなかったことからも、少なからず好感的ではないということだ。
 でもそれは、純も同じである。島山と言わず、不良である彼らのことは好感を持っていない。
「じゃあ、俺と組むか?」
「え?」
 よって、島山以外が好感を持った態度をしたからといって、印象が変わるわけではない。
 兼田が友好的に進言してくるも躊躇ってしまう。
「嫌なのかよ?」
「嫌っていうかなんていうか……」
 はっきり言って嫌である。何か企んでいるような笑みが浮かんでもいるし、人が困る絡み方をしてくるのが簡単に想像できてしまう。それは興もできたらしく、半眼になっている。
「なら、いいじゃねえか」
「兼田。人の悪い顔になってる」
 何が〝ならいい〟のか分からないが、佐々木も予想できたようでそういう突っ込みを入れる。
「ええー」
 反駁したさそうにする兼田だが、それは言葉だけ。にやついた笑みが消えなければ肯定しているようなものだ。
 そんな分かりやすさには、興は半眼だけでは収まらなかったらしく、小さく溜め息をついた。そして、純にとってありがたい指示を出してくれる。
「純は俺と一緒だ」
 表面は小さく、内心では胸を撫で下ろすくらいほっとする。
 が、
「なら、くじ引きしようぜ」
 兼田がそんなことを発言した。
 島山と佐々木の様子からも、今の興の言葉は決定なはずである。なのに、なんでそんな提案が生まれるのか。
「…………」
 それには、純の安心も拒絶に様変わりしてしまう。むろん、胸中でだ。
「…………」
 しかも、その、人の話を聞いていない発言には、仲間までもが何を言ってるんだという顔になっている。
「これなら、誰に当たっても文句はねえだろ?」
 文句はある。思いっきりと。
 まるっと興の発言を聞いていないんじゃないかと思えるほどにいい案を思いついたという顔をしている兼田には、半分が呆れた顔つきにまでなった。
 そしてそれは、純の気持ちにそぐわないのは当たり前として、島山の気持ちにも準じていないものだ。
「俺は嫌だっつったろ!」
 再び怒気が点火し、非難が飛ぶ。
「…………」
 純は受け入れ拒否、興と佐々木は呆れで沈黙したままだ。
「んだよ、一日ぐらいいいだろうが」
 しかし、気迫負けした先程とは打って変わって兼田は意思強くなっている。
「よくねえ!」
 けれど、好まない者と組むかもしれない可能性のある提案を、島山が認めるはずがない。
「俺、ずっと興とでいいんだけど」
 純自身もそういう思いしかない。
 だが、当の兼田は純と組みたいらしく、大反対の島山と言い争いを開始してしまう。
 というか、何故くじ引きになったのか。島山が反対を口にした時点で平等ではなくなっているというのに。今日一日だけのことでもないのだから、興と交互に――純は嫌だが――すればいいだけだ。わざわざくじ引きをする必要はない。
 なのに、兼田の中でどういう経路を辿ってそうなったのか。言い争いの論点も、くじ引きのことだけになっている。
 島山の怒声に真っ向から言い返す兼田は、はっきりいって勝手だ。しかし、意思強く返しただけあり、怯むことなく自分の意思を押し通そうとしている。
「三浦。あれ、わがまま入りだしたけど、どうする?」
 そう問いかけてきたのは、こちらに近寄ってきた佐々木だ。佐々木はどう思っているのか、なんとも普通でいる。 仲間のことでありながらそうではない興に意見を聞いたのは、彼が部長だからだろう。
「…………」
 小さな唸りを漏らした興は、完全に迷惑にしている目になっている。
「面倒くせえ……」
 それから小さくぼやく。同じ部に入っているだけあり、性格は把握できているのだろう。しかも、仲間にあれと言われるくらいだから、よほど面倒ということだ。
「純。あいつ、時々すげー面倒臭くなるんだよ。それが出たみたいだ。わりぃけど、くじ引きすっから」
「え……」
 興は言葉通り面倒臭げにしながらも仕方がないというように決めるが、いくら面倒でも純にとってはよくないことだ。
 けれど、興は二人に近づいて行ってしまった。
「くじ引きしてやるから」
 二人の間に入りながら要求を聞き入れる。
 だがそれは、その二人の間では対立する一方を聞き入れたことになるもの。
「やりぃ」
「ふざけんな三浦!」
 喜ぶ兼田に対し、反対の島山が怒鳴る。
「お前はやんなくていい。俺たちだけでやるからな」
 そんな彼に興は言った。やるとはしたが、考慮するところは考慮するらしい。そして気持ちを考えてくれていたのは島山のことだけではなかった。純のことも考えてくれていた。
「兼田。くじ引きやるけど、純をからかうのは一切なしだからな」
 黒髪から茶髪を向くと忠告をしてくれる。
「ええー」
 兼田は不服そうにした。
 実のところは、純も絡まれることは覚悟していた。それも、転んだことを持ち出されるだろうことも。それでも、嫌なものは嫌である。感情では受け付けていない分、避けたいことを不服にされると嫌な気分も倍増してしまう。
「えー、じゃねえよ。些細なことでも言うのが入部の条件だからな」
 興は言った。
「んだよそれ……」
 面白くなさそうにする兼田だが、教師に伝わるとなれば、さすがに控えなければならないと判断したようだった。三年が謹慎になったばかりというのもあるだろう。
 危惧したことが遠ざかることになり、純は内心ほっとした。
「条件つけてまでなら、嘘ついてでも断ればよかったんじゃないか?」
「え?」
 それと同時に佐々木から話しかけられ、純は意味が伝わりきらずに聞き返した。
「無理矢理入れさせられたんじゃないのか?」
 そう言葉が戻ってき、そこで純は理解した。
 純が自分の意思で入ったことを彼らは知らない。知らなければ、噂通りの顧問の強要に負けて入ったと思うことだ。そこに条件が付いているとなれ、条件を付けることで許可したと考えることができる。
「ああ」
 彼ら側の見方が分かり、純は思わず理解の声を出してしまった。
「ああって、もしかして、自分から入ってきたのか?」
 その反応に疑問にする佐々木だが、狂いなく言い当ててしまったことには焦りを感じてしまう。
「そうじゃなくて」
 なるべく口調にまで焦りが出ないよう抑えながら、純は説明した。
「いきなり振られたから、何言ってるのか分からなかったんだ」
 つっかえることなくそう理由を付ける。
「いきなりじゃないだろ」
「俺にはいきなりだったんだ」
 たしかにいきなりではない。が、入部の動機はもちろん、自らであることは知られたくないことだ。
 これで納得させられるか不安になったが、興が事柄を戻してくれたおかげでそのことは終わることになってくれた。
「兼田。言い出したんだからお前がくじ作れよ」
 未だ認めていない目をしている島山の横で、興が提案者に作成を命令する。
「おう! 任せとけ!」
 思う通りになって兼田は嬉しそうだった。笑顔で力強く請け負った。
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指圧のことは、有乃にとっても何でその情報を得たのか、聞いたことがある気がするなあ……というくらいおぼろげな記憶です
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