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一線
しおりを挟むシャワーを浴びてシャンプーを始めた頃。
扉が開いた様な気がするが、シャンプーが目に入るから開けて確認は出来ない。でも、背中に置かれた手の感触で、それが祐斗の手だと気付く。
「おい、.....」
ひと言発する俺に、祐斗の手がそのまま腹の方に回ってくると、流石に目を開けざるを得なかった。
「ちょ、やめろよ。人がシャンプーしてる時にふざけんなって!」
「ハルキは鈍いなー。こういうシチュエーションってすっごくクるのに。ほら、......」
そう云うと祐斗の手が俺の股間に当てられる。
シャンプーの泡が伝って滑りが良くなったのか、竿を握られて少し擦られたら条件反射と云う奴で硬くなってくる。
男の生理現象。それは仕方のない事だと思う。それに、やっぱり祐斗は上手い、というか.......。
そういう経験は俺よりも遥かに多いんだろう。
「気持ちいいでしょ?」
「...........もう、......いいから、......やめて」
「だーめ、目の前に好みの男が裸でいて、それをただ見ているだけなんて、オレには出来ないから。ハルキは何もしなくていいよ。オレに任せて。」
目を閉じているから余計に神経がその部分に行ってしまう。
触られて、気持ちいいのは確か。やがて、祐斗の身体が俺の背中に密着してくると、尻の辺りに祐斗の硬いものが当たりだす。まさか、俺に突っ込んだりはしないよな、と思いつつも、どこか興奮している自分がいた。
ヌチヌチと当たる祐斗の硬芯は、俺の尻の割れ目に沿って上下に擦られると益々硬さを増した様だ。
徐々に、耳に聞こえる息遣いが荒くなってくる。そして同時に扱かれている俺のもかなりヤバイ状態。
シャワーの湯気で呼吸が苦しくなって、頭のシャンプーの泡をざっと流すとシャワーのコックを捻って止めた。
そのまま壁に頭と手をついて、祐斗にされるがままの俺。
身体ごと俺の背中に擦りつける祐斗は、小さな呻き声を上げながら俺の手を取った。
その手は祐斗の尻に当てられ、グイグイと押す格好になる。きっとこうして撫でられたいのだろうと、俺は向きを変えると祐斗の顔を見た。
高揚した肌と瞳は、いつもの祐斗より色っぽくて、近くで見るとやっぱり綺麗だな、と思う。
祐斗は俺の肩に手を掛けると、身体を押し付けて硬くなったモノを腹の間で上下させて、俺のと一緒に気持ちよくなっている。
俺も結構ガマンしたが、頭に血が昇るし股間は痛いし、昨日トンちゃんに酷いことをしたのに、それすら興奮材料にしてイキそうになっていた。
「ハルキ、.......入れて」
そう云うと、祐斗は後ろ向きになって自分の尻に俺の硬芯を当てがった。
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