98 / 98
98.挙式
しおりを挟む
「ねぇ、テツさん。どうかな?」
ヒラッと振り返り、ドレスを見せてくれているのはアリーだ。
可憐なその姿に俺は、すっかり虜になってしまっている。
「あぁ。綺麗だよ。誰よりも綺麗だ」
「もう。テツさんったら」
なにやらピンクの雰囲気を出している。
だが、その雰囲気を出しているのはここだけでは無い。
「レイさん! すごく綺麗だぜ!? この世で一番綺麗だ!」
「ふふっ。そう? ショウはいつもそう言ってくれるから嬉しいわ」
「当たり前のことを言ってるだけだぜ?」
ショウもタキシードの様なものを着て、レイもドレスを着ている。
それぞれの場所でみんなおめかしをしているのだ。
「ヒロさん……私は綺麗ですか?」
「当たり前だよ? でも、ホントに僕なんかで良かったの?」
「僕なんかではありません! ヒロさんだから良かったんです!」
マリア王女は一際豪華なドレスを着ている。
それは仕方のないこと。
今準備しているこの挙式はヒロとマリア王女の結婚を祝う式なのだが。
マリア王女の意向でテツとショウも一緒に式を上げたらどうかと提案があったのだ。
俺は、アリーに確認したら二つ返事でやりたいと返事を貰い。
ショウはまだ、プロポーズをしていなかったが、俺が気づいた時にはいい感じになっていて。
式を共に上げるとこになったのであった。
「それでは、始まりますよー!」
「「「はーい」」」
使用人に案内されてアリーをエスコートして外に出る。
巨大な教会のようなところが見えた。
聖ドルフ国は宗教国家という事もあり、巨大なステンドグラスがある教会のような所がある。
今回はそこで三組合同の挙式を行うのだ。
三組が正面に並ぶ。
参列者は沢山いる。
ベルンの人の殆どが来てるんではないかというくらい街の人が押しかけた。
そして、召喚された中では仲間はずれのようになってしまったアケミだが。
襲撃をされた際は彼氏といて、守るために戦っていたんだとか。
今回は彼氏と参列している。
イフト達紅蓮の炎と、フルル達の暁ももちろん参列している。
パンパンッ!
魔法が空へと打ち上がり、会の始まりを告げる。この世界での挙式は、そんなに長くやることは無いらしい。
神父のような人が出てきてお辞儀をする。
「王女様、ヒロ様、この度はご結婚おめでとうございます。ご友人もおめでとうございます」
まぁ、俺達はついでだからしょうがない。
扱いが少し雑な気もするが、何も言うまい。
なにより、マリア王女が不機嫌だ。
大方、ヒロの友人を無碍にしたとでも思っているんだろうが、仕方がないことだ。
一国民でもない俺達と王女の結婚なのだから、差が出て当たり前だ。
大人な俺はお辞儀で対応する。
「いついかなる時もお互いを尊重しあい、添い遂げることを誓いますか?」
「「「誓います」」」
「それでは、誓いのキスを」
それは聞いてないぞ。
アリーを見ると目を瞑り待っている。
ここは俺が行かない訳にはいかない!
気合を入れていざ。
「チュッ」
ゆっくりと目を開けると照れたような、はにかんだ笑顔のアリーがいた。
もう最高です。
みんな顔が赤くなっている。
ショウなんか既に茹でダコの様に顔を赤くして湯気を上げている。
「それでは、皆様に幸あらん事を……」
神父が最後の言葉を終えて去っていく。
すると、騎士団が出てきた。
なにやら物々しい雰囲気に皆が気圧される。
俺はニコニコしていた。
あの騎士団長は何を言うのか楽しみだからだ。
「この度は、我らが姫と英雄達の挙式だ! みんなー! 飲んで食べろー! 宴だー!」
「「「おおぉぉぉぉ!」」」
はははっ。
やっぱり。楽しいこと大好きだからな騎士団長。
そこからは飲めや、食べれやと賑やかになった。王城からのシェフが作った料理はどれも美味しく。
ガイさんはめちゃくちゃ食べてミリーさんに叩かれていた。フルル達もここぞとばかりに料理をかき込んでいる。
俺とアリーも酒を少し飲みながら食事を摘んで来る人来る人と話をしている。
少し落ち着いたのは夕方頃だろうか。
昼頃に始まった会だからだんだんと皆疲れてきたのだろう。
親父達はまだまだ元気な様子だが。
「テツさんは、お父さん達に混ざらなくていいんですか?」
「あぁ。綺麗なアリーを見ていたいからな」
「もう。みんなが居る前で恥ずかしいです」
「大丈夫だぞ? 事実だからな」
「もう……テツさんたら」
頬に両手を当てて照れているアリー。
その姿も可愛く。
愛おしい。
「アリー。改めて、礼を言うよ。ありがとう」
「ふふふっ。なんですか? 改まって?」
「俺は、この世界に最初は罪を償うためだけにきた。それが、アリーと出会って。俺が人を好きになって良いんだろうかって……悩んだ時期もあった……」
少しアリーの顔が暗い顔になる。
「そんな時もありましたね」
「そんな時に救ってくれたのはアリーと、ミリーさん。そして、俺でいいって言ってくれたガイさん。街の人達もか。沢山の人に支えられているだなって思った」
「ヒロさんが抜けてますよ?」
「ははは。たしかに、ヒロもだな。あいつも召喚されなきゃ会えなかったわけだから。奇跡だ。神様がヒロを寄越してくれたんだろうか」
「それは分からないですけど、良かったじゃないですか。親友に会えて」
「あぁ。まぁ、殺したの俺なんだけどな」
「それは置いておいて!」
アリーが怒った顔になる。
「すまん。そうだな。この世界にこれて感謝しかないな」
「私はテツさんに感謝してますよ? テツさんが居なきゃ、たぶん私は今生きていません。というか、ベルンはなかったでしょう」
以前に神が少し現れた時、そんな事を言われた。ベルンの人達を救ったことで償いは終わったと。
そこからだろうか。
少しアリーと居てもいいのかなと思い始めたのは。
「感謝しています。ありがとうございます」
頭を下げるアリー。
「俺は自分の好きな人達を守っただけだ。世界を守ることは出来ない。けど、手の届く範囲で自分の大切な人達は守りたかった。守れてよかった」
「ふふっ。この国でも、英雄ですね?」
「そう言って貰えて有難いな」
「ガハハハ! お前達は仲がいいな!」
乱入して来たのはガイさんだった。
「もう! 行かないでって言ったのに! ごめんね! テツくん!」
ミリーさんも追いかけてきたみたいだ。
「いいですよ。俺がアリーを独り占めしてるから」
「はっ。テツ。俺達に遠慮するこたぁねぇ。俺達はもう家族だ」
「そうよ? 遠慮なんかいらないって前から言ってるのに!」
ムスッとした顔をするミリーさん。
ガハハハと笑っているガイさん。
「では、改めて、父さん、母さん、これからも宜しくお願いします!」
「ガハハハ! ドンと来い!」
「……母さん……母さんて……」
ミリーさんがウルウルしている。
「テツさん、大好きです! ずっと一緒です!」
アリーが太陽のような笑顔で微笑んでくれた。
俺はこの太陽の元、これから生きていく。
ヒラッと振り返り、ドレスを見せてくれているのはアリーだ。
可憐なその姿に俺は、すっかり虜になってしまっている。
「あぁ。綺麗だよ。誰よりも綺麗だ」
「もう。テツさんったら」
なにやらピンクの雰囲気を出している。
だが、その雰囲気を出しているのはここだけでは無い。
「レイさん! すごく綺麗だぜ!? この世で一番綺麗だ!」
「ふふっ。そう? ショウはいつもそう言ってくれるから嬉しいわ」
「当たり前のことを言ってるだけだぜ?」
ショウもタキシードの様なものを着て、レイもドレスを着ている。
それぞれの場所でみんなおめかしをしているのだ。
「ヒロさん……私は綺麗ですか?」
「当たり前だよ? でも、ホントに僕なんかで良かったの?」
「僕なんかではありません! ヒロさんだから良かったんです!」
マリア王女は一際豪華なドレスを着ている。
それは仕方のないこと。
今準備しているこの挙式はヒロとマリア王女の結婚を祝う式なのだが。
マリア王女の意向でテツとショウも一緒に式を上げたらどうかと提案があったのだ。
俺は、アリーに確認したら二つ返事でやりたいと返事を貰い。
ショウはまだ、プロポーズをしていなかったが、俺が気づいた時にはいい感じになっていて。
式を共に上げるとこになったのであった。
「それでは、始まりますよー!」
「「「はーい」」」
使用人に案内されてアリーをエスコートして外に出る。
巨大な教会のようなところが見えた。
聖ドルフ国は宗教国家という事もあり、巨大なステンドグラスがある教会のような所がある。
今回はそこで三組合同の挙式を行うのだ。
三組が正面に並ぶ。
参列者は沢山いる。
ベルンの人の殆どが来てるんではないかというくらい街の人が押しかけた。
そして、召喚された中では仲間はずれのようになってしまったアケミだが。
襲撃をされた際は彼氏といて、守るために戦っていたんだとか。
今回は彼氏と参列している。
イフト達紅蓮の炎と、フルル達の暁ももちろん参列している。
パンパンッ!
魔法が空へと打ち上がり、会の始まりを告げる。この世界での挙式は、そんなに長くやることは無いらしい。
神父のような人が出てきてお辞儀をする。
「王女様、ヒロ様、この度はご結婚おめでとうございます。ご友人もおめでとうございます」
まぁ、俺達はついでだからしょうがない。
扱いが少し雑な気もするが、何も言うまい。
なにより、マリア王女が不機嫌だ。
大方、ヒロの友人を無碍にしたとでも思っているんだろうが、仕方がないことだ。
一国民でもない俺達と王女の結婚なのだから、差が出て当たり前だ。
大人な俺はお辞儀で対応する。
「いついかなる時もお互いを尊重しあい、添い遂げることを誓いますか?」
「「「誓います」」」
「それでは、誓いのキスを」
それは聞いてないぞ。
アリーを見ると目を瞑り待っている。
ここは俺が行かない訳にはいかない!
気合を入れていざ。
「チュッ」
ゆっくりと目を開けると照れたような、はにかんだ笑顔のアリーがいた。
もう最高です。
みんな顔が赤くなっている。
ショウなんか既に茹でダコの様に顔を赤くして湯気を上げている。
「それでは、皆様に幸あらん事を……」
神父が最後の言葉を終えて去っていく。
すると、騎士団が出てきた。
なにやら物々しい雰囲気に皆が気圧される。
俺はニコニコしていた。
あの騎士団長は何を言うのか楽しみだからだ。
「この度は、我らが姫と英雄達の挙式だ! みんなー! 飲んで食べろー! 宴だー!」
「「「おおぉぉぉぉ!」」」
はははっ。
やっぱり。楽しいこと大好きだからな騎士団長。
そこからは飲めや、食べれやと賑やかになった。王城からのシェフが作った料理はどれも美味しく。
ガイさんはめちゃくちゃ食べてミリーさんに叩かれていた。フルル達もここぞとばかりに料理をかき込んでいる。
俺とアリーも酒を少し飲みながら食事を摘んで来る人来る人と話をしている。
少し落ち着いたのは夕方頃だろうか。
昼頃に始まった会だからだんだんと皆疲れてきたのだろう。
親父達はまだまだ元気な様子だが。
「テツさんは、お父さん達に混ざらなくていいんですか?」
「あぁ。綺麗なアリーを見ていたいからな」
「もう。みんなが居る前で恥ずかしいです」
「大丈夫だぞ? 事実だからな」
「もう……テツさんたら」
頬に両手を当てて照れているアリー。
その姿も可愛く。
愛おしい。
「アリー。改めて、礼を言うよ。ありがとう」
「ふふふっ。なんですか? 改まって?」
「俺は、この世界に最初は罪を償うためだけにきた。それが、アリーと出会って。俺が人を好きになって良いんだろうかって……悩んだ時期もあった……」
少しアリーの顔が暗い顔になる。
「そんな時もありましたね」
「そんな時に救ってくれたのはアリーと、ミリーさん。そして、俺でいいって言ってくれたガイさん。街の人達もか。沢山の人に支えられているだなって思った」
「ヒロさんが抜けてますよ?」
「ははは。たしかに、ヒロもだな。あいつも召喚されなきゃ会えなかったわけだから。奇跡だ。神様がヒロを寄越してくれたんだろうか」
「それは分からないですけど、良かったじゃないですか。親友に会えて」
「あぁ。まぁ、殺したの俺なんだけどな」
「それは置いておいて!」
アリーが怒った顔になる。
「すまん。そうだな。この世界にこれて感謝しかないな」
「私はテツさんに感謝してますよ? テツさんが居なきゃ、たぶん私は今生きていません。というか、ベルンはなかったでしょう」
以前に神が少し現れた時、そんな事を言われた。ベルンの人達を救ったことで償いは終わったと。
そこからだろうか。
少しアリーと居てもいいのかなと思い始めたのは。
「感謝しています。ありがとうございます」
頭を下げるアリー。
「俺は自分の好きな人達を守っただけだ。世界を守ることは出来ない。けど、手の届く範囲で自分の大切な人達は守りたかった。守れてよかった」
「ふふっ。この国でも、英雄ですね?」
「そう言って貰えて有難いな」
「ガハハハ! お前達は仲がいいな!」
乱入して来たのはガイさんだった。
「もう! 行かないでって言ったのに! ごめんね! テツくん!」
ミリーさんも追いかけてきたみたいだ。
「いいですよ。俺がアリーを独り占めしてるから」
「はっ。テツ。俺達に遠慮するこたぁねぇ。俺達はもう家族だ」
「そうよ? 遠慮なんかいらないって前から言ってるのに!」
ムスッとした顔をするミリーさん。
ガハハハと笑っているガイさん。
「では、改めて、父さん、母さん、これからも宜しくお願いします!」
「ガハハハ! ドンと来い!」
「……母さん……母さんて……」
ミリーさんがウルウルしている。
「テツさん、大好きです! ずっと一緒です!」
アリーが太陽のような笑顔で微笑んでくれた。
俺はこの太陽の元、これから生きていく。
0
お気に入りに追加
1,222
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(16件)
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
追放されたら無能スキルで無双する
ゆる弥
ファンタジー
無能スキルを持っていた僕は、荷物持ちとしてあるパーティーについて行っていたんだ。
見つけた宝箱にみんなで駆け寄ったら、そこはモンスタールームで。
僕はモンスターの中に蹴り飛ばされて置き去りにされた。
咄嗟に使ったスキルでスキルレベルが上がって覚醒したんだ。
僕は憧れのトップ探索者《シーカー》になる!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
五話 誤字報告
肉なり焼くなり〜
◯煮るなり焼くなり
冒頭のマノシシ料理の余韻が作者さんにも残ってしまったんでしょうかねw
17話
複数の敵の中で、負傷した敵がいる場合。
「仲間意識の強い」動物・魔物、人系の敵なら確かに「怪我をした存在」は足枷になります。
ですが、「仲間意識の薄い」動物・魔物や人の場合、怪我をした存在は情け容赦なく置き去りにされます。放置です。枷にはなりません。
なぜなら常に「自分の命」の方が大切だと考えて行動するからです。
じゃあなぜ群れて行動するのか。それは狩りをする時に効率が良いから。
確実に仕留めてその後食事をするために、自分一人だと実力不足だった場合。
人間のような知恵を持つ存在なら罠を仕掛けることで一人で狩りをできますが、罠を仕掛けることができない場合、足りない部分を補うために仲間と連携をとります。
以上のことから、「仲間意識の強い敵の場合」の説明のほかに、「仲間意識の薄い敵の場合」の説明として、「お前たちがやった作戦は仲間意識が薄い敵なら間違っていない」と言った発言があった方が良いと思いました(°▽°)
炎に重さは何はずだ
無いはずだ
お読み頂いてありがとうございます!
ご報告ありがとうございます!