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93.王都の現状
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急いで駆け付けた訳だが、王都は逃げ惑う人でごった返していた。右往左往する人。侵略に来た国の騎士を何とか食い止める聖ドルフ国の騎士。
悲惨な状態を目の当たりにして考えた事は、避難誘導をしながら敵国の騎士を倒すことだった。
「こっちだ! 隣の国のベルンを目指すんだ!
助けてくれる人達がいる!」
声をかけながら走り回り、街の人を誘導する。
「我らの邪魔をするな!」
「お前達こそ、目的以外の事をなぜする必要がある? 王女が欲しいんだろ? だったら王城を攻めればいいだろう?」
「ふんっ。なんで我らの目的を知っているのかは知らないが、破壊してはダメだという命令はない。我らの好きにして良いのだ」
「お前達がゲスでよかった」
「何を────」
「死んで償え」
闇を伸ばしたナイフで騎士の鎧ごと首を叩き切った。血を吹きながら鎧と共に倒れる。ガシャァアァァアンッと大きな音を立てた。
その音に気づいた周りの騎士たちは様子を見に来た。
「なっ!? 貴様! 何をした!?」
「なぜお前達にそんな言われ方をされなければならないんだ? この国に……俺の親友のいる国に攻めてきたのはお前たちだろう?」
俺の身体は黒く黒くなっていく。
エレメント化と言われる魔法はもう物にしつつある。
この魔法は属性の性質が濃く出る。
その為、魔法を侵食する。
遠くから放たれた炎を受けるが炎はボスッと身体に侵食されていく。
放たれた方に駆けていく。
すると、敵の騎士がいた。
すぐさま肉薄し、首にナイフを突き刺す。
血を流して倒れ伏す。
「おいおい。うちの騎士ちゃん達に何してくれちゃってるのぉ?」
「侵入してきたのはお前たちだろう?」
「あはは。まぁ、そうなんだけどねぇ。戦うしかないのかねぇ。ファイアーエレメント!」
身体が炎に包み込まれた。
全身がエレメント化していく。
これは手強そうだ。
両手のナイフを闇に侵食させる。
柄の部分から徐々に黒くなっていく。
「うちの国以外にもエレメント化を使える人がいたんだねぇ! 面白くなってきたねぇ!」
「俺は最近だけどな」
黒と赤がぶつかる。
ズンッッッと空気が震えた。
相手の赤い剣と黒くなったナイフが激突する。
しかし、こちらは二本ある!
「フッ!」
右で叩きつけていたナイフをそのままに左のナイフを突き立てる。ズリュッと炎に入り切り裂く。
切れ目が入ったが元に戻る。戻るが、修復が遅いようだ。闇の侵食が元に戻るのを阻んでいる。
「くっ! まだまだだよぉ!」
赤い剣を振り下ろしてくる。
両手のナイフで受ける。
急に赤い剣が巨大化した。
受け止めるが、巨大化した炎の剣は重い。
炎が重量となって押しかかる。
「ハッハッハァァー! こういう使い方までは知らなかったでしょぉ! ウラァァァ!」
さらに力を込めてくる。
「ぐっ!」
どうやって増幅させている!?
炎に重さは無いはずだ。
という事は物質化させているということか?
でもそれだと俺には攻撃が通らないはず。
「まだ耐えるか!? これならどうだい!?」
さらに重くなった。
だが、同時に相手は疲労を隠せないでいる。
何がそんなに疲れる? 魔力制御か?
……密度か?
魔力の密度を上げればいいんじゃないか?
それなら俺は鍛錬の時にしていた。
自身の纏う魔力量を上げた。
そして、密度を上げる!
炎の剣の重さは感じなくなった。
「ふっ。なるほど」
俺が余裕の笑みを浮かべると、敵は驚愕の表情をしている。
「なっ!? なんでなんだい!? これに耐えるには、これより魔力密度を上げないと…」
「あぁ。俺はな、密度を上げる訓練は毎日している。もしかして、エレメント化は密度を上げてできるようになるものなのか?」
「それ以外に何があるんだい?」
「俺は密度ではない方法で闇化した。そこからは自分で考えるんだな。最も、これから先の人生があるかは、疑問だがな」
「何を言うんだい? うちに勝てるとでも?」
「俺は負けるつもりは無いし、お前達を許すつもりもない。罪の無い王都の人達を傷付けたんだからな」
「何を言うかと思えば。コイツらはただの人だよ? うちらみたいな選ばれた人間じゃない」
人を小馬鹿にするように、そいつは言い放った。
コイツは俺が守ってきたものをぶち壊しに来たんだな。それは、確定だ。許さん。
次の瞬間。
ゴウッと空間が吹き飛ばされた。
出力を上げて、密度を濃くしていく。
またまだだ。
まだいける。
「やめるんだ! そんなに魔力を固めては暴発するぞ!? 北門にいる俺だけ倒しても王都には六芒星のうち五人が来てる! 勝てっこないさ!」
ふんっ。他にも居ようが大丈夫だ。
この程度どうってことは無い。
この国にも、隣の国にも強者は沢山いる。
魔力の密度は、ただ押し潰すだけだと暴発するんだ。そこで、鍛錬の末に編み出したのが、練りながら魔力を足していく方法。
これだと、どんどん密度が上げれることを発見したのだ。それにより、俺の魔力の密度をあげる訓練は飛躍的にレベルがあがった。
一歩踏み出した瞬間。
地面がめくれ上がり、爆発音のような音が鳴ったかと思ったら敵が目の前にいた。もちろん。制御はできている。
ザンンンッッッッ
空間が切れたかと勘違いするくらいの太く、黒い縦の斬撃が飛んだ。
その後には闇しか残っていなかった。
悲惨な状態を目の当たりにして考えた事は、避難誘導をしながら敵国の騎士を倒すことだった。
「こっちだ! 隣の国のベルンを目指すんだ!
助けてくれる人達がいる!」
声をかけながら走り回り、街の人を誘導する。
「我らの邪魔をするな!」
「お前達こそ、目的以外の事をなぜする必要がある? 王女が欲しいんだろ? だったら王城を攻めればいいだろう?」
「ふんっ。なんで我らの目的を知っているのかは知らないが、破壊してはダメだという命令はない。我らの好きにして良いのだ」
「お前達がゲスでよかった」
「何を────」
「死んで償え」
闇を伸ばしたナイフで騎士の鎧ごと首を叩き切った。血を吹きながら鎧と共に倒れる。ガシャァアァァアンッと大きな音を立てた。
その音に気づいた周りの騎士たちは様子を見に来た。
「なっ!? 貴様! 何をした!?」
「なぜお前達にそんな言われ方をされなければならないんだ? この国に……俺の親友のいる国に攻めてきたのはお前たちだろう?」
俺の身体は黒く黒くなっていく。
エレメント化と言われる魔法はもう物にしつつある。
この魔法は属性の性質が濃く出る。
その為、魔法を侵食する。
遠くから放たれた炎を受けるが炎はボスッと身体に侵食されていく。
放たれた方に駆けていく。
すると、敵の騎士がいた。
すぐさま肉薄し、首にナイフを突き刺す。
血を流して倒れ伏す。
「おいおい。うちの騎士ちゃん達に何してくれちゃってるのぉ?」
「侵入してきたのはお前たちだろう?」
「あはは。まぁ、そうなんだけどねぇ。戦うしかないのかねぇ。ファイアーエレメント!」
身体が炎に包み込まれた。
全身がエレメント化していく。
これは手強そうだ。
両手のナイフを闇に侵食させる。
柄の部分から徐々に黒くなっていく。
「うちの国以外にもエレメント化を使える人がいたんだねぇ! 面白くなってきたねぇ!」
「俺は最近だけどな」
黒と赤がぶつかる。
ズンッッッと空気が震えた。
相手の赤い剣と黒くなったナイフが激突する。
しかし、こちらは二本ある!
「フッ!」
右で叩きつけていたナイフをそのままに左のナイフを突き立てる。ズリュッと炎に入り切り裂く。
切れ目が入ったが元に戻る。戻るが、修復が遅いようだ。闇の侵食が元に戻るのを阻んでいる。
「くっ! まだまだだよぉ!」
赤い剣を振り下ろしてくる。
両手のナイフで受ける。
急に赤い剣が巨大化した。
受け止めるが、巨大化した炎の剣は重い。
炎が重量となって押しかかる。
「ハッハッハァァー! こういう使い方までは知らなかったでしょぉ! ウラァァァ!」
さらに力を込めてくる。
「ぐっ!」
どうやって増幅させている!?
炎に重さは無いはずだ。
という事は物質化させているということか?
でもそれだと俺には攻撃が通らないはず。
「まだ耐えるか!? これならどうだい!?」
さらに重くなった。
だが、同時に相手は疲労を隠せないでいる。
何がそんなに疲れる? 魔力制御か?
……密度か?
魔力の密度を上げればいいんじゃないか?
それなら俺は鍛錬の時にしていた。
自身の纏う魔力量を上げた。
そして、密度を上げる!
炎の剣の重さは感じなくなった。
「ふっ。なるほど」
俺が余裕の笑みを浮かべると、敵は驚愕の表情をしている。
「なっ!? なんでなんだい!? これに耐えるには、これより魔力密度を上げないと…」
「あぁ。俺はな、密度を上げる訓練は毎日している。もしかして、エレメント化は密度を上げてできるようになるものなのか?」
「それ以外に何があるんだい?」
「俺は密度ではない方法で闇化した。そこからは自分で考えるんだな。最も、これから先の人生があるかは、疑問だがな」
「何を言うんだい? うちに勝てるとでも?」
「俺は負けるつもりは無いし、お前達を許すつもりもない。罪の無い王都の人達を傷付けたんだからな」
「何を言うかと思えば。コイツらはただの人だよ? うちらみたいな選ばれた人間じゃない」
人を小馬鹿にするように、そいつは言い放った。
コイツは俺が守ってきたものをぶち壊しに来たんだな。それは、確定だ。許さん。
次の瞬間。
ゴウッと空間が吹き飛ばされた。
出力を上げて、密度を濃くしていく。
またまだだ。
まだいける。
「やめるんだ! そんなに魔力を固めては暴発するぞ!? 北門にいる俺だけ倒しても王都には六芒星のうち五人が来てる! 勝てっこないさ!」
ふんっ。他にも居ようが大丈夫だ。
この程度どうってことは無い。
この国にも、隣の国にも強者は沢山いる。
魔力の密度は、ただ押し潰すだけだと暴発するんだ。そこで、鍛錬の末に編み出したのが、練りながら魔力を足していく方法。
これだと、どんどん密度が上げれることを発見したのだ。それにより、俺の魔力の密度をあげる訓練は飛躍的にレベルがあがった。
一歩踏み出した瞬間。
地面がめくれ上がり、爆発音のような音が鳴ったかと思ったら敵が目の前にいた。もちろん。制御はできている。
ザンンンッッッッ
空間が切れたかと勘違いするくらいの太く、黒い縦の斬撃が飛んだ。
その後には闇しか残っていなかった。
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