8 / 98
8.心の救い
しおりを挟む
チュンチュンッ
チュンチュンッ
「ん?」
部屋の中を見渡す。
俺は死んで……あぁ。何だか転生とやらをしたんだったな。
体が若返っているのも夢ではないようだ。
昨日、この部屋を使う時、アリーと俺は一揉めあったのだった。
◇◆◇
武器屋を出た後。
「他には? 防具屋?」
「いや、もう大丈夫だ」
「えっ? 防具は?」
「それなんだがな。今日くらいの魔物だと防具はかえって邪魔な気がしていてな」
「うーん。そうかもですけど、油断は禁物ですよ!?」
「あぁ」
「ホントにわかってますか!?」
顔をグイッと近づけて来る。
そんなに近づけられたことがない。
プイッと顔を逸らす。
「むーーー」
そのまま家までむすくれていた。
そして、家に着き、ご飯を頂いた。
またとても美味しいご飯だった。
そして、今日は寝るぞと言う時、俺は外で寝ると言ったんだが。
それをアリーが許すわけなかった。
「何言ってるんですか!? いて欲しいって言うのはそういう意味じゃありません!」
「そうかもしれないが、部屋はないだろう?」
「お父さんの部屋は誰も使ってません! どうぞ、使ってください!」
亡き父親の部屋をこんな何処の馬の骨とも分からない男が使っていいんだろうか?
「あー、お母様?はいいんだろうか?」
「私はミリーって言うのよ? 気軽にミリーって呼んで?」
体をしなっとしてこちらを見つめてくる。
ミリーさんも年齢を感じさせないような若さがあって、魅力的で困ってしまう。
「もう! お母さん! 真面目にしてよ!」
「あらあら、良いじゃない。その部屋はあの人が使ってたままにしています。いつでも使えるようにしてるので、使ってくださいな」
その言葉の端々に未だに旦那さんのことが忘れられずにいつ帰ってきても良いように部屋を保っていると、そう聞こえた。
俺なんかがそんな大事な部屋に入っていいのだろうか。
気が重くなってしまう。
「しかし、そんなに大切な部屋をだな────」
「いいから使って! わかった!?」
腰に手を当てて顔をこちらに突き出して睨むように怒鳴ってきた。
なぜそんなに俺に優しくしてくれるのだろうか。俺には不思議でしょうがない。
それが顔に出ていたのであろうか。
母とは凄いものである。
「テツさん、あなた何故こんなにも優しくしてくれるのかが不思議なんでしょう?」
「あぁ……その通りだ。何故わかる?」
「ふふふっ。答えは簡単よ。この子の父親に似ているからよ」
「ガイさんに?」
「あら、名前も知ってるのね。だから、この子もそこまで肩入れするんだと思うわよ? まぁ、それだけじゃないでしょうけど?」
「お母さん!」
また顔を真っ赤にしてミリーさんに食ってかかっている。
本当にアリーは難しいなぁ。
そう思っていると、ミリーさんが笑いかけてくれた。
「だから、使いなさい」
その言葉には優しさと断れない何かが含まれていた。
「はい。使わせて頂きます」
深く礼をすると部屋を借りることにしたのであった。
父親の部屋と言うだけあって、武器を置くところや、武器の手入れをする道具などもあり、凄く俺好みの部屋であった。
ガイさんとは前世で繋がっていたりするのだろうか?
そう思うほどに好きな物が似ていた。
凄く居心地のいい部屋であった。
そのお陰もあってだろうか。
すごく熟睡できたのであった。
◇◆◇
コンコンッ
「テツさーん! ご飯出来ましたよぉ! 裏で顔洗って来てくださーい!」
元気なアリーの声が聞こえた。
朝から誰かに起こされるなんて初めての出来事であった。
まず、こんなにグッスリ寝たのが、前世を思い返しても無いのだ。
部屋を出て裏に行き井戸水を汲む。
バシャッと顔にかけるとキンキンに冷えた水が顔を刺激し、一気に脳を覚醒させた。
家の中に入りリビングに行くと、ミリーさんとアリーがせっせと動いていた。
「あっ! おはよーございます!」
「あら、起きたわね。おはよう」
朝から素敵な笑顔を見せられ、不覚にも二人共にドキリとしてしまう。
まだ脳が起きていないため不意打ちを食らってしまった。
油断は禁物だ。
「おはようございます。手伝おうか?」
「もう出来るから座っててください!」
食卓に座る。
自然とここに座っているが、四人がけのここは二人の対面に当たる。
ということは、父親の定位置であったのだろう。
そう考えるとかなり申し訳ないような気持ちになる。
そして、ここに来てからというもの、残された者の気持ちというのを知ってしまっている。
こんなに、悲しんでいる人達がいる。
俺は、それなのに何十人もの人間を殺してきた。それは悲しむ人を量産していた行為であったのだろう。
それに今更気づくなぞ遅いにも程があるだろう。
「………………ん!…………さん!……テツさん!」
ハッとして顔を上げる。
かなり驚いた顔をしていたアリー。
すごく悲しそうな顔をしている。
どうしたんだ?
「テツさん、何で泣いてるの?」
頬を触ると水滴が付いていた。
ホントだ。泣いている。
俺は、泣けたのか。それを知らなかった。
「わからない。ただ、俺は今まで冒してきた過ちをどうやったら償えるのかと……考えていた」
「過ち?」
アリーが怪訝な顔をしている。
何を言っているんだ?という顔をしている。
「俺は過ちを冒してきたんだ。だが、ここにくればその過ちを償うことができると聞いた」
「なら、そうなんじゃないですか? 何にも悩むことないじゃないですか! この街に来て償える何かがあるってことですよね? だったら、ずっと居ればいいです!」
元気に気持ちよくそう断言するアリー。
あぁ。俺は、この子にどれだけ救われるのだろうか。
この子達の為ならば命も捧げることが出来る。
そう確信した。
チュンチュンッ
「ん?」
部屋の中を見渡す。
俺は死んで……あぁ。何だか転生とやらをしたんだったな。
体が若返っているのも夢ではないようだ。
昨日、この部屋を使う時、アリーと俺は一揉めあったのだった。
◇◆◇
武器屋を出た後。
「他には? 防具屋?」
「いや、もう大丈夫だ」
「えっ? 防具は?」
「それなんだがな。今日くらいの魔物だと防具はかえって邪魔な気がしていてな」
「うーん。そうかもですけど、油断は禁物ですよ!?」
「あぁ」
「ホントにわかってますか!?」
顔をグイッと近づけて来る。
そんなに近づけられたことがない。
プイッと顔を逸らす。
「むーーー」
そのまま家までむすくれていた。
そして、家に着き、ご飯を頂いた。
またとても美味しいご飯だった。
そして、今日は寝るぞと言う時、俺は外で寝ると言ったんだが。
それをアリーが許すわけなかった。
「何言ってるんですか!? いて欲しいって言うのはそういう意味じゃありません!」
「そうかもしれないが、部屋はないだろう?」
「お父さんの部屋は誰も使ってません! どうぞ、使ってください!」
亡き父親の部屋をこんな何処の馬の骨とも分からない男が使っていいんだろうか?
「あー、お母様?はいいんだろうか?」
「私はミリーって言うのよ? 気軽にミリーって呼んで?」
体をしなっとしてこちらを見つめてくる。
ミリーさんも年齢を感じさせないような若さがあって、魅力的で困ってしまう。
「もう! お母さん! 真面目にしてよ!」
「あらあら、良いじゃない。その部屋はあの人が使ってたままにしています。いつでも使えるようにしてるので、使ってくださいな」
その言葉の端々に未だに旦那さんのことが忘れられずにいつ帰ってきても良いように部屋を保っていると、そう聞こえた。
俺なんかがそんな大事な部屋に入っていいのだろうか。
気が重くなってしまう。
「しかし、そんなに大切な部屋をだな────」
「いいから使って! わかった!?」
腰に手を当てて顔をこちらに突き出して睨むように怒鳴ってきた。
なぜそんなに俺に優しくしてくれるのだろうか。俺には不思議でしょうがない。
それが顔に出ていたのであろうか。
母とは凄いものである。
「テツさん、あなた何故こんなにも優しくしてくれるのかが不思議なんでしょう?」
「あぁ……その通りだ。何故わかる?」
「ふふふっ。答えは簡単よ。この子の父親に似ているからよ」
「ガイさんに?」
「あら、名前も知ってるのね。だから、この子もそこまで肩入れするんだと思うわよ? まぁ、それだけじゃないでしょうけど?」
「お母さん!」
また顔を真っ赤にしてミリーさんに食ってかかっている。
本当にアリーは難しいなぁ。
そう思っていると、ミリーさんが笑いかけてくれた。
「だから、使いなさい」
その言葉には優しさと断れない何かが含まれていた。
「はい。使わせて頂きます」
深く礼をすると部屋を借りることにしたのであった。
父親の部屋と言うだけあって、武器を置くところや、武器の手入れをする道具などもあり、凄く俺好みの部屋であった。
ガイさんとは前世で繋がっていたりするのだろうか?
そう思うほどに好きな物が似ていた。
凄く居心地のいい部屋であった。
そのお陰もあってだろうか。
すごく熟睡できたのであった。
◇◆◇
コンコンッ
「テツさーん! ご飯出来ましたよぉ! 裏で顔洗って来てくださーい!」
元気なアリーの声が聞こえた。
朝から誰かに起こされるなんて初めての出来事であった。
まず、こんなにグッスリ寝たのが、前世を思い返しても無いのだ。
部屋を出て裏に行き井戸水を汲む。
バシャッと顔にかけるとキンキンに冷えた水が顔を刺激し、一気に脳を覚醒させた。
家の中に入りリビングに行くと、ミリーさんとアリーがせっせと動いていた。
「あっ! おはよーございます!」
「あら、起きたわね。おはよう」
朝から素敵な笑顔を見せられ、不覚にも二人共にドキリとしてしまう。
まだ脳が起きていないため不意打ちを食らってしまった。
油断は禁物だ。
「おはようございます。手伝おうか?」
「もう出来るから座っててください!」
食卓に座る。
自然とここに座っているが、四人がけのここは二人の対面に当たる。
ということは、父親の定位置であったのだろう。
そう考えるとかなり申し訳ないような気持ちになる。
そして、ここに来てからというもの、残された者の気持ちというのを知ってしまっている。
こんなに、悲しんでいる人達がいる。
俺は、それなのに何十人もの人間を殺してきた。それは悲しむ人を量産していた行為であったのだろう。
それに今更気づくなぞ遅いにも程があるだろう。
「………………ん!…………さん!……テツさん!」
ハッとして顔を上げる。
かなり驚いた顔をしていたアリー。
すごく悲しそうな顔をしている。
どうしたんだ?
「テツさん、何で泣いてるの?」
頬を触ると水滴が付いていた。
ホントだ。泣いている。
俺は、泣けたのか。それを知らなかった。
「わからない。ただ、俺は今まで冒してきた過ちをどうやったら償えるのかと……考えていた」
「過ち?」
アリーが怪訝な顔をしている。
何を言っているんだ?という顔をしている。
「俺は過ちを冒してきたんだ。だが、ここにくればその過ちを償うことができると聞いた」
「なら、そうなんじゃないですか? 何にも悩むことないじゃないですか! この街に来て償える何かがあるってことですよね? だったら、ずっと居ればいいです!」
元気に気持ちよくそう断言するアリー。
あぁ。俺は、この子にどれだけ救われるのだろうか。
この子達の為ならば命も捧げることが出来る。
そう確信した。
11
お気に入りに追加
1,225
あなたにおすすめの小説
不幸少女は二度目の人生でイージーモードを望む
天宮暁
ファンタジー
人生なんてクソゲーだ。
それが、16年生きてきた私の結論。
でもまさか、こんな結末を迎えるなんて……。
しかし、非業の死を遂げた私をあわれんで、神様が異世界に転生させてあげようと言ってきた。
けど私、もう人生なんて結構なんですけど!
ところが、異世界への転生はキャンセル不能。私はむりやりチートを持たされ、異世界に放り出されることになってしまう。
手に入れたチートは「難易度変更」。世界の難易度を強制的に変える力を使い、冒険者となった私はダンジョンに潜る。
今度こそ幸せな人生を送れるといいんだけど……。
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる