58 / 58
58.フォーテア前のエリアボス
しおりを挟む
「行くぞ! 挑発!!」
ブルーモンキーがガントに殺到する。
ガンッガンッ
盾で抑え込んでいるが、攻撃が僅かに当たる。
「ヒーリング!」
「ガント大丈夫か!?」
「まだまだ、体力は大丈夫だ!」
モーニと俺が問いかけると元気に返事を返すガント。だが、ずっと抑え込んでいるため精神的な疲労の方が大きいだろう。
「ダークウェーブ!」
ズバァァァン
イブの魔法で一旦間合いを取らせる。
「ハァ!」
ドスッ!
キキィーー!
首筋への中段突きで一体を攻撃するが、倒せない。そこへ違うブルーモンキーが襲ってくる。
「フッ!!」
バキッ
頭へ上段蹴りを放つが倒せない。一旦距離をとり、モーニとイブの所まで下がる。
「ブルーモンキーが邪魔で、ビックモンキーまでたどり着けない。イブ、何かいい魔法がないか?」
「いつもは。巻き込むから。使ってない。ブラックホール。なら。威力ある。」
「なら、それで行こう。おれとガントでブルーモンキーを集めるから、一網打尽にしよう」
「了解。」
方針を決めるとブルーモンキーの元へ向かう。
「ガント! 俺たちで気を引くぞ!」
「よしっ! 挑発!!」
ガンッ ガンッ
「ハァ!」
ガントは盾に引き付けて、俺は攻撃しながら気を引きつける。
「ハァ! こっちだ!」
だんだん集まってきた。
「撃つ。」
「よしっ。ガント引くぞ」
「おう!」
ダンッ
「ブラックホール」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ブルーモンキーの群れを。
黒い渦が飲み込んでいく。
大半は飲み込み少し残った。
「フーマはビックモンキーを頼む! 後は任せろ!」
「了解!」
目の前がひらけた。
「身体強化! 身体加速!」
ダンッ
周りの景色がスローモーションで流れる。
もう少しで辿り着くと思った時。
目の前に拳があった。
ズガァァァァン
「うっ!」
ドシァァ
大きく吹き飛ばされた。
「ヒーリング!」
体が光に包まれる。
「気を付けなさいよ!」
「すまん! サンキュー!」
モーニにお礼を言って再度ビックモンキーを見て構える。
完全にタイミングを合わされたな。
もう一度ビックモンキーへ迫る。
腕を振りかぶってタイミングを見計らっている。
少し前へ出て振り下ろしてきた所で止まる。
ズガァァァァァン
振り下ろされた所をチャンスとみて、俺は左腕を登る。
一体一では負けられないぜぇ。腕は使えなくするぞ。
「ドリルサイクロン」
ギュルギュルギュル
「ハァ!」
腕に突き刺すと、そこから光の粒子がサラサラ出ていく。
ギャァァァァァ!
左腕は上げようとしても上がらない。
「よしっ! 次は風衝」
ダンッ
腕から飛び上がり顔を狙う。
「セリャァァァ」
ドバァァァァァァン
顔から光の粒子が多数流れている。右腕で顔を抑えながら暴れている。
ギァァァァァァ
ドガァン ドガァン
ガムシャラに右拳を振り下ろしている。
どうやら狂乱状態になったようだ。
「よし。最後のひと押しを攻めるぞぉ」
「風神!!」
ブォォォォ
風の力を借りてビックモンキーへと、肉薄する。
ドガァァンッ
腕が振り下ろされるが避け、懐に潜り込むことに成功した。
「フッフッッ!!」
ズギャン ズギャン
右、左と中段突きで攻撃する。
「ハァァ!」
地面を蹴りつけて跳躍する。そして、胸に前蹴りを放つ。
ズドォォォン
ギャャャャャャャャャ
胸を抱え込んで倒れる。
ビックモンキーの体を駆け上がる。
ダダダダダダッ
ダンッ
頭上にジャンプして重力に任せて落下する。
足を振り上げると。
踵を振り下ろす。
ズガァァァァァァァァァンッ
顔が地面に叩きつけられ、倒れるビックモンキー。
顔から光の粒子に変わっていった。
「よしっ! 勝ったぞ」
「やったな! フーマ」
パチィンッ
ガントとハイタッチする。
「一時はどうなる事かと思ったけど、なんとかなったわね」
腰に疲れたように手を乗せた格好で言うモーニ。
「私の。おかげも。ある。」
ない胸を張るイブ。
「そうだな。ありがとうな、イブ」
俺の礼には、コクッと頷く。
「凄かったよなぁ! ゴゴゴゴってよぉ!」
「もっと。褒めてもいい。」
ガントに褒められて満更ではない様子のイブ。
「じゃあ、いよいよフォーテア行きますか!」
ガントを先頭にフォーテアに向かうのだった。
なたして、どんな景色がフーマ達を待っているのか。
ブルーモンキーがガントに殺到する。
ガンッガンッ
盾で抑え込んでいるが、攻撃が僅かに当たる。
「ヒーリング!」
「ガント大丈夫か!?」
「まだまだ、体力は大丈夫だ!」
モーニと俺が問いかけると元気に返事を返すガント。だが、ずっと抑え込んでいるため精神的な疲労の方が大きいだろう。
「ダークウェーブ!」
ズバァァァン
イブの魔法で一旦間合いを取らせる。
「ハァ!」
ドスッ!
キキィーー!
首筋への中段突きで一体を攻撃するが、倒せない。そこへ違うブルーモンキーが襲ってくる。
「フッ!!」
バキッ
頭へ上段蹴りを放つが倒せない。一旦距離をとり、モーニとイブの所まで下がる。
「ブルーモンキーが邪魔で、ビックモンキーまでたどり着けない。イブ、何かいい魔法がないか?」
「いつもは。巻き込むから。使ってない。ブラックホール。なら。威力ある。」
「なら、それで行こう。おれとガントでブルーモンキーを集めるから、一網打尽にしよう」
「了解。」
方針を決めるとブルーモンキーの元へ向かう。
「ガント! 俺たちで気を引くぞ!」
「よしっ! 挑発!!」
ガンッ ガンッ
「ハァ!」
ガントは盾に引き付けて、俺は攻撃しながら気を引きつける。
「ハァ! こっちだ!」
だんだん集まってきた。
「撃つ。」
「よしっ。ガント引くぞ」
「おう!」
ダンッ
「ブラックホール」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ブルーモンキーの群れを。
黒い渦が飲み込んでいく。
大半は飲み込み少し残った。
「フーマはビックモンキーを頼む! 後は任せろ!」
「了解!」
目の前がひらけた。
「身体強化! 身体加速!」
ダンッ
周りの景色がスローモーションで流れる。
もう少しで辿り着くと思った時。
目の前に拳があった。
ズガァァァァン
「うっ!」
ドシァァ
大きく吹き飛ばされた。
「ヒーリング!」
体が光に包まれる。
「気を付けなさいよ!」
「すまん! サンキュー!」
モーニにお礼を言って再度ビックモンキーを見て構える。
完全にタイミングを合わされたな。
もう一度ビックモンキーへ迫る。
腕を振りかぶってタイミングを見計らっている。
少し前へ出て振り下ろしてきた所で止まる。
ズガァァァァァン
振り下ろされた所をチャンスとみて、俺は左腕を登る。
一体一では負けられないぜぇ。腕は使えなくするぞ。
「ドリルサイクロン」
ギュルギュルギュル
「ハァ!」
腕に突き刺すと、そこから光の粒子がサラサラ出ていく。
ギャァァァァァ!
左腕は上げようとしても上がらない。
「よしっ! 次は風衝」
ダンッ
腕から飛び上がり顔を狙う。
「セリャァァァ」
ドバァァァァァァン
顔から光の粒子が多数流れている。右腕で顔を抑えながら暴れている。
ギァァァァァァ
ドガァン ドガァン
ガムシャラに右拳を振り下ろしている。
どうやら狂乱状態になったようだ。
「よし。最後のひと押しを攻めるぞぉ」
「風神!!」
ブォォォォ
風の力を借りてビックモンキーへと、肉薄する。
ドガァァンッ
腕が振り下ろされるが避け、懐に潜り込むことに成功した。
「フッフッッ!!」
ズギャン ズギャン
右、左と中段突きで攻撃する。
「ハァァ!」
地面を蹴りつけて跳躍する。そして、胸に前蹴りを放つ。
ズドォォォン
ギャャャャャャャャャ
胸を抱え込んで倒れる。
ビックモンキーの体を駆け上がる。
ダダダダダダッ
ダンッ
頭上にジャンプして重力に任せて落下する。
足を振り上げると。
踵を振り下ろす。
ズガァァァァァァァァァンッ
顔が地面に叩きつけられ、倒れるビックモンキー。
顔から光の粒子に変わっていった。
「よしっ! 勝ったぞ」
「やったな! フーマ」
パチィンッ
ガントとハイタッチする。
「一時はどうなる事かと思ったけど、なんとかなったわね」
腰に疲れたように手を乗せた格好で言うモーニ。
「私の。おかげも。ある。」
ない胸を張るイブ。
「そうだな。ありがとうな、イブ」
俺の礼には、コクッと頷く。
「凄かったよなぁ! ゴゴゴゴってよぉ!」
「もっと。褒めてもいい。」
ガントに褒められて満更ではない様子のイブ。
「じゃあ、いよいよフォーテア行きますか!」
ガントを先頭にフォーテアに向かうのだった。
なたして、どんな景色がフーマ達を待っているのか。
0
お気に入りに追加
11
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。

最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
タイトルの綴り合ってる?
combatじゃなくて造語?
worldじゃなくて〜するとかのwould?
ありがとうございます!
間違ってましたぁ( ̄▽ ̄;)
低脳が知られて恥ずかしいです。