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36.カミングアウト
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競技会が終わってからは三日の休みがあった。
最初の一日は完全に休みとして部屋でだらけていた。
なんにもしたくなかったからだ。
そして二日目、そろそろいいかなと思い、エリスさんとカーラさんへ連絡を入れた。少し話をする時間がとれないかなと。この部屋へと来てほしいと連絡した。
バアルくんにも許可をとろう。
「バアルくん、エリスさんとカーラさんを含めて四人で少しお話する時間をくれないかな?」
「もちろん。どこでかな?」
「ここで、いいかな? あまり公の場でしたくないんだ。ここだけの話だけにしてほしいから……」
「そりゃそうだよね。いいよ。紅茶でも入れようかな」
そういうと席を立って準備し始めたバアルくん。
話をするまでは僕と二人の沈黙は居づらいもんね。
その気持ちはなんとなくわかる。
だって、僕も今緊張しているから。
どういう反応をされるのか。
正直なところ、本当の話をするか迷っている。でも、嘘の話をしたところで見透かされる気もしているんだ。
バアルくん達は鋭いところがある。特にエリスさんなんか敏感に僕の気持ちをキャッチする能力の様なものが垣間見えるから。
前世の様に嫌われて無視されたりハブかれたりするんじゃないだろうか。そう考えると気が重くなってくる。なんだか空気が重くなっているように感じる。息が苦しい。
「ウッ! ゴホッ! ゲホッゴホッ!」
「リオンくん! 大丈夫!?」
緊張のあまり、息をしていなかった。こんなに緊張したのは初めてだ。
「顔色悪いよ? 大丈夫?」
「ちょっと緊張しているだけだから大丈夫。話さないといけないからね」
僕は息が細くなるのを感じていた。なんだか息がしづらい。こんなにこの部屋の空気って息がつまる物だっけ。
窓へと歩みより、窓を開け放つ。
少し冷たい空気が部屋の中へと入ってくる。
深呼吸をする。少し肺に酸素が入ったことで頭がクリアになってきた。なんでこんなに緊張しているかって、友達にどんな反応をされるかの心配だ。良く考えたら失礼だよね。辛辣な対応をされる前提で考えている。
「リオンくん?」
「ごめん。もう大丈夫。僕は最低な人間だ。友達を信じられないなんて」
「オレたちを信用できないの?」
「はぁ。信じているといいながら心の中では信じ切れていないみたいだ。なんか……ひどい奴だよね」
「そこまで深刻な事なんだね。オレたちは大丈夫だよ。信じて欲しい。どんなカミングアウトでも、リオンくんはリオンくんだもん。だから、無理しなくても……」
「そういうわけにはいかないよ。僕は話すって決めたんだ」
「そっか」
バアルくんが紅茶を用意してくれたタイミングで丁度よくドアがノックされた。
「入っていいよー」
応答を返すと恐る恐るドアを少し開けて覗く。
先に入ってきたのはエリスさんだった。
顔を覗かせると様子を見て入ってくる。
「おじゃまするねぇ」
「おじゃましまーす」
エリスさんとカーラさんは意を決して入ってきた。
僕たちの座っているテーブルへと腰を下ろす。
二人とも神妙な面持ちである。
僕が真剣に話があるなんて言ったからだよね。
それは申し訳ないと思っている。
でも、僕からしたら大事なことだから。
「みんな。ごめんね。僕の為に、時間をとってもらって……」
「ううん。どうせ部屋でカーラちゃんとおしゃべりしていたところだし。気にしないで」
「うん。ごめんね……」
そこからしばらく沈黙が続いてしまった。
僕は高鳴る鼓動を抑えこんで、ようやく口を開いた。
「みんなには隠していたことがあって、それには気が付いていると思うけど……」
すると皆が一斉に頷いた。
何かを隠していることは一目瞭然だと言いたげに。
そんなに隠してるのばれてたんだ。
そのことに少しショックをうけながらも言葉を紡ぐ。
「あのさ、この髪とこの襟には秘密があってね」
三人のゴクリという音が聞こえた。
僕も緊張してしまう。
「それというのも、種族を隠すためなんだ」
その言葉を発すると、三人は目を見開いた。そりゃ驚くよね。僕は種族を隠していたんだ。
「……えっ? 種族を隠すためだったの?」
バアルくんが口を開いた。
唖然とした顔をしている。
「うん。そうなんだ。ごめんね。驚いたよね」
三人はそれぞれ顔を見合わせると「プッ!」と噴き出した。
それを皮切りに笑い声が大きくなっていき、次第には大笑いしている。
「あはははっ! ごめん! なんか、世紀の大悪党とかそういうので、身分を知られちゃいけないのかと思っていたからさ。なんだ。そんなことか」
「ちょっと! そんなことで深刻な話みたいにしないでよ!」
「ねぇ、リオンくん、それをずっと悩んでたの? それは逆に怒るよ?」
バアルくん、エリスさん、カーラさんは笑いながら口々に僕への不満を口にする。
でも、僕が竜人だと知ったら。
他の種族だと思っているのかな。木人とかと勘違いしているのかな。彼らの数は僕たちより多いからね。
「りゅ「竜人族とかなの?」」
ぼくの声に被せてきたのはバアルくんだった。
今度は僕の方が唖然とする番だった。
なんで知ってるの?
最初の一日は完全に休みとして部屋でだらけていた。
なんにもしたくなかったからだ。
そして二日目、そろそろいいかなと思い、エリスさんとカーラさんへ連絡を入れた。少し話をする時間がとれないかなと。この部屋へと来てほしいと連絡した。
バアルくんにも許可をとろう。
「バアルくん、エリスさんとカーラさんを含めて四人で少しお話する時間をくれないかな?」
「もちろん。どこでかな?」
「ここで、いいかな? あまり公の場でしたくないんだ。ここだけの話だけにしてほしいから……」
「そりゃそうだよね。いいよ。紅茶でも入れようかな」
そういうと席を立って準備し始めたバアルくん。
話をするまでは僕と二人の沈黙は居づらいもんね。
その気持ちはなんとなくわかる。
だって、僕も今緊張しているから。
どういう反応をされるのか。
正直なところ、本当の話をするか迷っている。でも、嘘の話をしたところで見透かされる気もしているんだ。
バアルくん達は鋭いところがある。特にエリスさんなんか敏感に僕の気持ちをキャッチする能力の様なものが垣間見えるから。
前世の様に嫌われて無視されたりハブかれたりするんじゃないだろうか。そう考えると気が重くなってくる。なんだか空気が重くなっているように感じる。息が苦しい。
「ウッ! ゴホッ! ゲホッゴホッ!」
「リオンくん! 大丈夫!?」
緊張のあまり、息をしていなかった。こんなに緊張したのは初めてだ。
「顔色悪いよ? 大丈夫?」
「ちょっと緊張しているだけだから大丈夫。話さないといけないからね」
僕は息が細くなるのを感じていた。なんだか息がしづらい。こんなにこの部屋の空気って息がつまる物だっけ。
窓へと歩みより、窓を開け放つ。
少し冷たい空気が部屋の中へと入ってくる。
深呼吸をする。少し肺に酸素が入ったことで頭がクリアになってきた。なんでこんなに緊張しているかって、友達にどんな反応をされるかの心配だ。良く考えたら失礼だよね。辛辣な対応をされる前提で考えている。
「リオンくん?」
「ごめん。もう大丈夫。僕は最低な人間だ。友達を信じられないなんて」
「オレたちを信用できないの?」
「はぁ。信じているといいながら心の中では信じ切れていないみたいだ。なんか……ひどい奴だよね」
「そこまで深刻な事なんだね。オレたちは大丈夫だよ。信じて欲しい。どんなカミングアウトでも、リオンくんはリオンくんだもん。だから、無理しなくても……」
「そういうわけにはいかないよ。僕は話すって決めたんだ」
「そっか」
バアルくんが紅茶を用意してくれたタイミングで丁度よくドアがノックされた。
「入っていいよー」
応答を返すと恐る恐るドアを少し開けて覗く。
先に入ってきたのはエリスさんだった。
顔を覗かせると様子を見て入ってくる。
「おじゃまするねぇ」
「おじゃましまーす」
エリスさんとカーラさんは意を決して入ってきた。
僕たちの座っているテーブルへと腰を下ろす。
二人とも神妙な面持ちである。
僕が真剣に話があるなんて言ったからだよね。
それは申し訳ないと思っている。
でも、僕からしたら大事なことだから。
「みんな。ごめんね。僕の為に、時間をとってもらって……」
「ううん。どうせ部屋でカーラちゃんとおしゃべりしていたところだし。気にしないで」
「うん。ごめんね……」
そこからしばらく沈黙が続いてしまった。
僕は高鳴る鼓動を抑えこんで、ようやく口を開いた。
「みんなには隠していたことがあって、それには気が付いていると思うけど……」
すると皆が一斉に頷いた。
何かを隠していることは一目瞭然だと言いたげに。
そんなに隠してるのばれてたんだ。
そのことに少しショックをうけながらも言葉を紡ぐ。
「あのさ、この髪とこの襟には秘密があってね」
三人のゴクリという音が聞こえた。
僕も緊張してしまう。
「それというのも、種族を隠すためなんだ」
その言葉を発すると、三人は目を見開いた。そりゃ驚くよね。僕は種族を隠していたんだ。
「……えっ? 種族を隠すためだったの?」
バアルくんが口を開いた。
唖然とした顔をしている。
「うん。そうなんだ。ごめんね。驚いたよね」
三人はそれぞれ顔を見合わせると「プッ!」と噴き出した。
それを皮切りに笑い声が大きくなっていき、次第には大笑いしている。
「あはははっ! ごめん! なんか、世紀の大悪党とかそういうので、身分を知られちゃいけないのかと思っていたからさ。なんだ。そんなことか」
「ちょっと! そんなことで深刻な話みたいにしないでよ!」
「ねぇ、リオンくん、それをずっと悩んでたの? それは逆に怒るよ?」
バアルくん、エリスさん、カーラさんは笑いながら口々に僕への不満を口にする。
でも、僕が竜人だと知ったら。
他の種族だと思っているのかな。木人とかと勘違いしているのかな。彼らの数は僕たちより多いからね。
「りゅ「竜人族とかなの?」」
ぼくの声に被せてきたのはバアルくんだった。
今度は僕の方が唖然とする番だった。
なんで知ってるの?
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