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13.ダンジョン探索の授業
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最初の授業から数日経って慣れてきた日。
今日はダンジョンダイブする授業があるらしい。
みんなホールに集まってソワソワしている。
そっか。みんな、ダンジョンは初めてか。
僕は潜ったことあるからなぁ。
「静かにしろー! 今から学園で管理しているE級ダンジョンに潜る! 三人くらいでパーティを組んでおけ!」
皆話し合いながらパーティを組んでいく。
三人ということだとあぶれる人が出てくるわけで。
「あれー? カーラちゃん余っちゃったの?」
「う、うん。ウチ、人付き合い苦手で。あんまり仲良い人とかできなくて……なんか浮いちゃってて」
苦笑いしながら近づいてきたのは人族の金髪の女の子。目が青くて綺麗。大人しくて凛とした顔をしてる。
「じゃあ、一緒に組もうよ。別に四人でもいいよね?」
「僕はいいよ」「オレも構わないさ」
僕たちは誰が加わろうと構わないんだよね。
誰が加わってもこれ以上に目立つのとかないと思うし。
「この子、同部屋なの」
「そういう事か。なら同部屋どうし上手くやろう」
僕がカーラさんに声をかけるとペコリと会釈だけされた。なんだか、慣れるまで時間がかかりそうだなぁ。
「あー。組んだかぁ?……ん? そこ! なんで四人なんだよ?」
「別に人数多くてもいいですよねー?」
エリスさんは強い。先生にもそんな感じで言えるの凄いなぁ。
「ダメだ。特にそこの黒襟。お前抜けろ」
「えっ?」
「あー。黒襟はソロだな」
「そんなぁ」
なんて横暴な。僕だってパーティで潜ってみたかったのに。みんながどういうふうに攻略するか見てみたかったのになぁ。
「ちなみに、探索用撮影機入れるから。全員と一緒には潜れないから観察する。みんなに配るが、危なかったらこれを使え」
教官が手に持っているのは黒い丸い物。
昔の煙玉みたいだな。
「これを叩きつけると煙と共に転送魔法陣が発動してここへ戻ってくる」
へぇ。そういうのあるんだ。
僕なんて命懸けで潜っていたものだけどね。
皆でその玉を受け取ると潜る準備をする。
それぞれ得意とする装備を装着する。
僕は装備するほどでもないかな。
あれ、目立つしね。
ダンジョンの入口は、ホールをでて裏にあった。ここはダンジョンコアをわざと残して僕たちみたいな生徒が使う用にしているんだとか。
E級ダンジョンは学院で管理しているここに潜るのだが、D級からは一般ダンジョンらしい。まぁ、それは二年生の話らしいけど。
「じゃあ……そうだなぁ。黒襟から行くか」
「僕からですか? なぜ?」
なんで最初なんてめっちゃ目立つ順番なんだ。
「単位やらねぇぞ?」
「そういうの脅迫だと思うんだけど」
「なんだぁ?」
「わかりましたよぉ」
目立たないように縮こまって歩いていく。
既に目立っているので無駄なのだが。
ダンジョンの入口へ行くと魔法陣を起動させる。
人が二人ほど通れる広さの通路に出た。
後ろを見ると探索撮影用のカメラがついてきていた。
「おぉ。ついてきてる」
着いてきていることを確認すると進むことにした。E級ダンジョンは基本は三階層。サクッと行こう。
スタスタ歩きながら曲がり道や分かれ道は頭を先に出し、安全を確保してから曲がる。
これ基本なんだよね。
あっゴブリンだ。
拳の衝撃波で即座に迎撃。
ガコッと床が沈むと横から槍が来る。
クルッと前宙して避ける。
前方にキラリと光る糸が。
手刀で糸を切る。
罠解除。
その後も順調に全部屋探索して降りていく。
最後の三階層でゴブリン三体が出てきた。
僕の場合は衝撃波、三発で終わった。
探索が終わったので来た道のりをまた歩いて戻ってきた。
「戻りましたぁ」
「さすがだな黒襟。危なげなく戻ってきたな」
「E級ダンジョンだからこんなもんじゃないでしょうか?」
うん。全然目立ってないね。
よかった。タイムもまぁまぁでしょ。
時間にしたら五分くらい?
「04:52:23。このダンジョンの最初のアタックで史上最速タイムだ。記録更新おめでとう! はい拍手!」
拍手してんじゃないよ。
なんで最速タイムなの。
そんなわけないでしょ。
僕のE級ダンジョンRTAは12秒だよ?
嘘でしょ。失敗した。もっとゆっくり探索するんだった。
「てなわけで、こんな感じでやってみてくれ。そして、危険だと思ったり、怪我をしたら転送装置を使うこといいか?」
「「「はい!」」」
クラスはなんか一体感が出てる気がする。
なんで? 僕だけ仲間はずれ?
◇◆◇
エリスside
わぁ。ほんとにダンジョンに一人で潜るんだ。リオンくんすごいなぁ。
でも、行かせるってことは、先生もなんか知ってるんだよね。だから、あんな感じに軽く送り出せてるんだと思うのよねぇ。
「いいか? 恐らく、黒襟はこのダンジョンで最速のタイムを出す。目を凝らしてどういう探索をするか目に焼き付けろ!」
この先生がそんなこと言うなんて。
でもそうか。先生でも攻撃を当てられなかったんだもんね。
リオンくんは動きに無駄がない。最小限の動きで罠を避けたり解除したりしてる。
相当場数を踏んでいるみたい。これは、パーティ組んだら足でまといでしかないわね。ほんとに凄い。
みんな真剣に映像を見てる。この前決闘していた、デームくんでさえ食い入るように見てる。みんな真剣にダイバー目指してるんだものね。
「あっ、ちなみにこれダンジョン協会の初心者用動画にアップするから後からでもチェックできるからなぁ」
あらら。またリオンくんの知らないところで黒襟を知る人が増えちゃうね。
本人は不本意だろうけど、ドンドン有名になっちゃう。
ずっと隣にいたいけど……無理なのかな。
えっ?
私今何を思って……。
やだ。恥ずかしい……。
「あぁー。エリスとバアル、アップしたこと言うなよ? あいつに知られたらサーバー壊されそうだから。あいつの存在を公表することによって抑止力にもなるんだ。最近変なやつらがダンジョンを荒らしてる。お前らも学院以外のダンジョンは気をつけろ」
「「は、はい……」」
えぇ。隠し通せるかなぁ。
今日はダンジョンダイブする授業があるらしい。
みんなホールに集まってソワソワしている。
そっか。みんな、ダンジョンは初めてか。
僕は潜ったことあるからなぁ。
「静かにしろー! 今から学園で管理しているE級ダンジョンに潜る! 三人くらいでパーティを組んでおけ!」
皆話し合いながらパーティを組んでいく。
三人ということだとあぶれる人が出てくるわけで。
「あれー? カーラちゃん余っちゃったの?」
「う、うん。ウチ、人付き合い苦手で。あんまり仲良い人とかできなくて……なんか浮いちゃってて」
苦笑いしながら近づいてきたのは人族の金髪の女の子。目が青くて綺麗。大人しくて凛とした顔をしてる。
「じゃあ、一緒に組もうよ。別に四人でもいいよね?」
「僕はいいよ」「オレも構わないさ」
僕たちは誰が加わろうと構わないんだよね。
誰が加わってもこれ以上に目立つのとかないと思うし。
「この子、同部屋なの」
「そういう事か。なら同部屋どうし上手くやろう」
僕がカーラさんに声をかけるとペコリと会釈だけされた。なんだか、慣れるまで時間がかかりそうだなぁ。
「あー。組んだかぁ?……ん? そこ! なんで四人なんだよ?」
「別に人数多くてもいいですよねー?」
エリスさんは強い。先生にもそんな感じで言えるの凄いなぁ。
「ダメだ。特にそこの黒襟。お前抜けろ」
「えっ?」
「あー。黒襟はソロだな」
「そんなぁ」
なんて横暴な。僕だってパーティで潜ってみたかったのに。みんながどういうふうに攻略するか見てみたかったのになぁ。
「ちなみに、探索用撮影機入れるから。全員と一緒には潜れないから観察する。みんなに配るが、危なかったらこれを使え」
教官が手に持っているのは黒い丸い物。
昔の煙玉みたいだな。
「これを叩きつけると煙と共に転送魔法陣が発動してここへ戻ってくる」
へぇ。そういうのあるんだ。
僕なんて命懸けで潜っていたものだけどね。
皆でその玉を受け取ると潜る準備をする。
それぞれ得意とする装備を装着する。
僕は装備するほどでもないかな。
あれ、目立つしね。
ダンジョンの入口は、ホールをでて裏にあった。ここはダンジョンコアをわざと残して僕たちみたいな生徒が使う用にしているんだとか。
E級ダンジョンは学院で管理しているここに潜るのだが、D級からは一般ダンジョンらしい。まぁ、それは二年生の話らしいけど。
「じゃあ……そうだなぁ。黒襟から行くか」
「僕からですか? なぜ?」
なんで最初なんてめっちゃ目立つ順番なんだ。
「単位やらねぇぞ?」
「そういうの脅迫だと思うんだけど」
「なんだぁ?」
「わかりましたよぉ」
目立たないように縮こまって歩いていく。
既に目立っているので無駄なのだが。
ダンジョンの入口へ行くと魔法陣を起動させる。
人が二人ほど通れる広さの通路に出た。
後ろを見ると探索撮影用のカメラがついてきていた。
「おぉ。ついてきてる」
着いてきていることを確認すると進むことにした。E級ダンジョンは基本は三階層。サクッと行こう。
スタスタ歩きながら曲がり道や分かれ道は頭を先に出し、安全を確保してから曲がる。
これ基本なんだよね。
あっゴブリンだ。
拳の衝撃波で即座に迎撃。
ガコッと床が沈むと横から槍が来る。
クルッと前宙して避ける。
前方にキラリと光る糸が。
手刀で糸を切る。
罠解除。
その後も順調に全部屋探索して降りていく。
最後の三階層でゴブリン三体が出てきた。
僕の場合は衝撃波、三発で終わった。
探索が終わったので来た道のりをまた歩いて戻ってきた。
「戻りましたぁ」
「さすがだな黒襟。危なげなく戻ってきたな」
「E級ダンジョンだからこんなもんじゃないでしょうか?」
うん。全然目立ってないね。
よかった。タイムもまぁまぁでしょ。
時間にしたら五分くらい?
「04:52:23。このダンジョンの最初のアタックで史上最速タイムだ。記録更新おめでとう! はい拍手!」
拍手してんじゃないよ。
なんで最速タイムなの。
そんなわけないでしょ。
僕のE級ダンジョンRTAは12秒だよ?
嘘でしょ。失敗した。もっとゆっくり探索するんだった。
「てなわけで、こんな感じでやってみてくれ。そして、危険だと思ったり、怪我をしたら転送装置を使うこといいか?」
「「「はい!」」」
クラスはなんか一体感が出てる気がする。
なんで? 僕だけ仲間はずれ?
◇◆◇
エリスside
わぁ。ほんとにダンジョンに一人で潜るんだ。リオンくんすごいなぁ。
でも、行かせるってことは、先生もなんか知ってるんだよね。だから、あんな感じに軽く送り出せてるんだと思うのよねぇ。
「いいか? 恐らく、黒襟はこのダンジョンで最速のタイムを出す。目を凝らしてどういう探索をするか目に焼き付けろ!」
この先生がそんなこと言うなんて。
でもそうか。先生でも攻撃を当てられなかったんだもんね。
リオンくんは動きに無駄がない。最小限の動きで罠を避けたり解除したりしてる。
相当場数を踏んでいるみたい。これは、パーティ組んだら足でまといでしかないわね。ほんとに凄い。
みんな真剣に映像を見てる。この前決闘していた、デームくんでさえ食い入るように見てる。みんな真剣にダイバー目指してるんだものね。
「あっ、ちなみにこれダンジョン協会の初心者用動画にアップするから後からでもチェックできるからなぁ」
あらら。またリオンくんの知らないところで黒襟を知る人が増えちゃうね。
本人は不本意だろうけど、ドンドン有名になっちゃう。
ずっと隣にいたいけど……無理なのかな。
えっ?
私今何を思って……。
やだ。恥ずかしい……。
「あぁー。エリスとバアル、アップしたこと言うなよ? あいつに知られたらサーバー壊されそうだから。あいつの存在を公表することによって抑止力にもなるんだ。最近変なやつらがダンジョンを荒らしてる。お前らも学院以外のダンジョンは気をつけろ」
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