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66.本拠地判明
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「ふぁぁぁ」
窓から射す朝日が気持ちがいい朝を思わせる。
「この部屋サイコー!」
『んんーーーー!』
蘇芳も伸びをして起きる。
一斗はまだ寝ている。
『今日は何する?』
「周りのダンジョン見てみるかなぁ。その前にギルドに行ってみるか」
『さんせー! 一斗! 起きて!』
ガバッと布団をとる。
「んー。あと2時間……」
『どんだけ寝る気なの! こら! 起きろー!』
結局、部屋を出たのは2時間後であった。
ギルドに向かっている3人。
『もー! 一斗が起きないからぁ!』
「だってベッド気持ちよかったんですもーん」
蘇芳がプリプリしながら歩いている。
後ろから俺と一斗が続く。
ギルドに入ると騒がしかった。
「あのダンジョンが……」
「うそだろ?何年……」
「攻略するやつが……」
口々にダンジョンに関して何か言っている。
受付に行き聞いてみる。
「すみませーん。昨日のダンジョンの件って……」
「はい! ただいま!」
やたら元気のいい受付嬢である。
この前までそんなこと無かったけどなぁ?
そんな事を思っていると奥からギルドマスターがやって来た。
「昨日はすまなかったね。あの後急いで確認したんだが、たしかに九尾のダンジョンは攻略されていた事を確認した。感謝する。ありがとう。何年も放置されていたんだ。ガーディアンが強くなる一方でね……」
「そうですか。ギミックあるタイプでしたからね」
「ん? ギミックというと?」
「最初は身体に攻撃をしてもダメージにならないんですよ。物理無効。しっぽを全部切ると今度は身体が魔法無効になってたんです」
「手強かったんだな……それで多くの人が犠牲になったんだ」
「そうなんですか……そんなに苦戦していたダンジョンなら、なおさら攻略できて良かったです」
「遺留品みたいなのは無かったですか?」
「それが不思議となかったんですよね……」
「そうですか。コアの換金代ですが、大規模ダンジョンほどじゃないですが、8500万になりますが……」
「あっ、一斗と半分にして下さい」
「畏まりました。一斗さんもギルドカード貸して貰えますか?」
「はい。お願いします」
受付嬢に渡すと処理してくれている。
「本日はダンジョンに行く予定ですか?」
「はい。行きます!」
「では、そっちの方は手続きしておきますね」
「お願いします! では、行ってきます!」
後からついて行った影には誰も気が付かなかった。
マップを見て、行くダンジョンを見繕う。
「ここがいいんじゃないですか? 近いですし」
「あぁ。そうだな。ここにしよう」
町から5キロ離れたところぐらいの所に1個赤い点がある。またいつもと同じように走っていくことにした。
ものの数分でダンジョンに着くと準備してダンジョンの中に入る。
中の様子が洞窟上で周りが土であった。
これは新しいダンジョンである事を意味していた。
「このダンジョンは小規模かもね。久しぶりだなぁ」
『そうだね。さっさと片付けちゃおう』
「自分も小規模ダンジョンあんまりないですね」
雑談しながら歩いていると出現したのはゴブリンであった。
「おおぉぉぉ。久しぶりに見た気がする」
『ホントだぁ』
切りかかってきたのを最低限で避け、通り抜けざまに切れ伏す。
そのまま階段を目指して危なげなく進んだ。
階段を下りるとまだ階層は続いている。
歩いているのだが一般の解放者に比べると圧倒的に早い。
5階まで下りるとガーディアンの部屋であった。
「もうガーディアン。消化不良だなぁ」
扉を開けると一応ゴブリンキングがいた。
「おっ! 一応キングだね」
「雷雨!」
バリバリバリバリィィィ
全滅である。
「おい一斗! 何すんだよ!」
「だって自分の活躍の場がなかったじゃないですか! キングぐらいいいじゃないですか!」
『まぁまぁ。次に行こう?』
ダダダダダダダダッ
後から何かの迫る音がしている。
「んっ? 何の音だ?」
「巨大な岩とかですかね?」
「どこかの冒険者かよ……」
『岩なら砕くけどね?』
現れたのは見た頃がないみすぼらしい装備を付けた解放者達だった。
「もうこんなところに居やがった!」
「はぁ。はぁ。はぁ」
「俺達。はぁ。はぁ。俺達の食い扶持を倒しやがって貴様らぁ!」
十数人くらいの集団で文句を言ってきた。
なんの話かさっぱりわからない。
「何の話だ? このゴブリンキング倒したかったのか? そりゃすまなかった」
「ちげぇよ! 九尾の話だよ!」
「あいつが食い扶持だったのか?」
こんな弱そうな奴らがあいつを食い扶持にできるか?
思わず怪訝な顔になってしまう。
「あの九尾は綺麗好きで、倒した奴らを遺留品を外に投げるんだ!」
「それを拾って生活してたのによぉ!」
「ほぉ」
再びその集団を見る。
その九尾が弱いとでも思っていたのだろうか。
九尾を倒した俺達が弱いとでも思うのか?
「お前達よ、その何人もの解放者を殺していた九尾を始末した俺達はもっと強いとは思わないのか?」
「しょせん人間よ!」
「そうだぜ! 俺達は最強の組織! サイパトラの一員よぉ! 俺達に手を出したら組織が黙っちゃいねぇぜ!?」
リーダーらしき男は意気揚々と組織名を明らかにしている。
こいつちょっと頭弱そうだな。
「サイパトラこぇえ! お前達の組織はどこで活動してるんだ? ここまで来るのか?」
「俺達の組織は塔狂町の中の暗黒区にあると言われているんだ。こえぇだろぉ!?」
「こえぇ! 一体誰がリーダーなんだ!? 知らねぇとこえぇよ」
「はっはっはっ! ビビりやがって! リーダーは就任式で一度会ったが姿はみてねぇ。が、一人で全ての構成員を牛耳ってるんだ!」
「それはこえぇぇ! 名前はなんて言うんだ!?」
「それはな……」
「それは!?」
「……知らん」
ドテッと思わずズッコケてしまった。
「知らねぇのかよ!」
「リーダーはリーダーだ! ただな、傍にいたやつは側近らしいが、青い髪だったぞ! 真ん中とか言ったかな?」
「!?……もしかして、真仲か?」
「あー。そうだったかもなぁ」
「おい! その青いヤツは髪長かったか?」
「あぁ。長かったぞ? なんで知ってんだ?」
「そいつも刺青してるのか?」
「あー。してたと思うぞ? たぶん……」
「ダメだコイツ。後はなんも知らねぇみたいだな」
『だね。良かったね! 色々知れて!』
「この人大丈夫ですか?」
「何がだよ! 知られたってカンケーねぇーよ! これから死ぬんだからな!」
その言葉に驚く。
「おぉ。一応アイツも考えてたわ」
『翔真! 馬鹿にしすぎ!』
「あっ、ごめん。一斗先生! ここは一発お願いします!」
「苦しゅうないです! 自分がやりましょう!」
「雷撃波!」
ブゥーンバリバリバリバリッッッ
射線に居たものはみな黒焦げになった。
起き上がっては来ない。
ん?
もしかして雷だと全身に影響するから起き上がってこないのか?
やっぱり前に見たミミズみたいなやつ……。
『あれ? これで死んだ?』
「だよな。前は起き上がってきたのに……」
――――――――――――
レベルアップ確認。
ステータスが上昇します。
レベル40に到達。
新たな能力を付与。
――――――――――――
あれ?いつの間に40?
『どうしたの?』
「レベル40になったわ。そんなに上がってたっけ?」
『この前確認した時38だったよ?』
「うそ!? 30の時の能力みてないぞ!」
ステータスを開き能力の欄を見る。
――――――――――
人魔一体
感覚共有
魔力共有
身体共有
魔物眼
――――――――――
「『あっ!』」
人魔一体に身体が引っ張られてると思ってたけど、これのせいじゃん!
「何したんですか?」
「急にステータス上がったの能力のお陰だったわ。けど、これは閉じれないみたいだな……そりゃそうか。肉体変わってんだから」
『そうだね! でもよかったじゃん! 理由がわかって! ちゃんと能力で化け物になってたじゃん!』
「それは、ちゃんとって言うのか?」
奥に行ってダンジョンコアを取り地上に戻る。
「もう1個行こう!」
戦い足りない翔真は別のダンジョンへ向かうのであった。
窓から射す朝日が気持ちがいい朝を思わせる。
「この部屋サイコー!」
『んんーーーー!』
蘇芳も伸びをして起きる。
一斗はまだ寝ている。
『今日は何する?』
「周りのダンジョン見てみるかなぁ。その前にギルドに行ってみるか」
『さんせー! 一斗! 起きて!』
ガバッと布団をとる。
「んー。あと2時間……」
『どんだけ寝る気なの! こら! 起きろー!』
結局、部屋を出たのは2時間後であった。
ギルドに向かっている3人。
『もー! 一斗が起きないからぁ!』
「だってベッド気持ちよかったんですもーん」
蘇芳がプリプリしながら歩いている。
後ろから俺と一斗が続く。
ギルドに入ると騒がしかった。
「あのダンジョンが……」
「うそだろ?何年……」
「攻略するやつが……」
口々にダンジョンに関して何か言っている。
受付に行き聞いてみる。
「すみませーん。昨日のダンジョンの件って……」
「はい! ただいま!」
やたら元気のいい受付嬢である。
この前までそんなこと無かったけどなぁ?
そんな事を思っていると奥からギルドマスターがやって来た。
「昨日はすまなかったね。あの後急いで確認したんだが、たしかに九尾のダンジョンは攻略されていた事を確認した。感謝する。ありがとう。何年も放置されていたんだ。ガーディアンが強くなる一方でね……」
「そうですか。ギミックあるタイプでしたからね」
「ん? ギミックというと?」
「最初は身体に攻撃をしてもダメージにならないんですよ。物理無効。しっぽを全部切ると今度は身体が魔法無効になってたんです」
「手強かったんだな……それで多くの人が犠牲になったんだ」
「そうなんですか……そんなに苦戦していたダンジョンなら、なおさら攻略できて良かったです」
「遺留品みたいなのは無かったですか?」
「それが不思議となかったんですよね……」
「そうですか。コアの換金代ですが、大規模ダンジョンほどじゃないですが、8500万になりますが……」
「あっ、一斗と半分にして下さい」
「畏まりました。一斗さんもギルドカード貸して貰えますか?」
「はい。お願いします」
受付嬢に渡すと処理してくれている。
「本日はダンジョンに行く予定ですか?」
「はい。行きます!」
「では、そっちの方は手続きしておきますね」
「お願いします! では、行ってきます!」
後からついて行った影には誰も気が付かなかった。
マップを見て、行くダンジョンを見繕う。
「ここがいいんじゃないですか? 近いですし」
「あぁ。そうだな。ここにしよう」
町から5キロ離れたところぐらいの所に1個赤い点がある。またいつもと同じように走っていくことにした。
ものの数分でダンジョンに着くと準備してダンジョンの中に入る。
中の様子が洞窟上で周りが土であった。
これは新しいダンジョンである事を意味していた。
「このダンジョンは小規模かもね。久しぶりだなぁ」
『そうだね。さっさと片付けちゃおう』
「自分も小規模ダンジョンあんまりないですね」
雑談しながら歩いていると出現したのはゴブリンであった。
「おおぉぉぉ。久しぶりに見た気がする」
『ホントだぁ』
切りかかってきたのを最低限で避け、通り抜けざまに切れ伏す。
そのまま階段を目指して危なげなく進んだ。
階段を下りるとまだ階層は続いている。
歩いているのだが一般の解放者に比べると圧倒的に早い。
5階まで下りるとガーディアンの部屋であった。
「もうガーディアン。消化不良だなぁ」
扉を開けると一応ゴブリンキングがいた。
「おっ! 一応キングだね」
「雷雨!」
バリバリバリバリィィィ
全滅である。
「おい一斗! 何すんだよ!」
「だって自分の活躍の場がなかったじゃないですか! キングぐらいいいじゃないですか!」
『まぁまぁ。次に行こう?』
ダダダダダダダダッ
後から何かの迫る音がしている。
「んっ? 何の音だ?」
「巨大な岩とかですかね?」
「どこかの冒険者かよ……」
『岩なら砕くけどね?』
現れたのは見た頃がないみすぼらしい装備を付けた解放者達だった。
「もうこんなところに居やがった!」
「はぁ。はぁ。はぁ」
「俺達。はぁ。はぁ。俺達の食い扶持を倒しやがって貴様らぁ!」
十数人くらいの集団で文句を言ってきた。
なんの話かさっぱりわからない。
「何の話だ? このゴブリンキング倒したかったのか? そりゃすまなかった」
「ちげぇよ! 九尾の話だよ!」
「あいつが食い扶持だったのか?」
こんな弱そうな奴らがあいつを食い扶持にできるか?
思わず怪訝な顔になってしまう。
「あの九尾は綺麗好きで、倒した奴らを遺留品を外に投げるんだ!」
「それを拾って生活してたのによぉ!」
「ほぉ」
再びその集団を見る。
その九尾が弱いとでも思っていたのだろうか。
九尾を倒した俺達が弱いとでも思うのか?
「お前達よ、その何人もの解放者を殺していた九尾を始末した俺達はもっと強いとは思わないのか?」
「しょせん人間よ!」
「そうだぜ! 俺達は最強の組織! サイパトラの一員よぉ! 俺達に手を出したら組織が黙っちゃいねぇぜ!?」
リーダーらしき男は意気揚々と組織名を明らかにしている。
こいつちょっと頭弱そうだな。
「サイパトラこぇえ! お前達の組織はどこで活動してるんだ? ここまで来るのか?」
「俺達の組織は塔狂町の中の暗黒区にあると言われているんだ。こえぇだろぉ!?」
「こえぇ! 一体誰がリーダーなんだ!? 知らねぇとこえぇよ」
「はっはっはっ! ビビりやがって! リーダーは就任式で一度会ったが姿はみてねぇ。が、一人で全ての構成員を牛耳ってるんだ!」
「それはこえぇぇ! 名前はなんて言うんだ!?」
「それはな……」
「それは!?」
「……知らん」
ドテッと思わずズッコケてしまった。
「知らねぇのかよ!」
「リーダーはリーダーだ! ただな、傍にいたやつは側近らしいが、青い髪だったぞ! 真ん中とか言ったかな?」
「!?……もしかして、真仲か?」
「あー。そうだったかもなぁ」
「おい! その青いヤツは髪長かったか?」
「あぁ。長かったぞ? なんで知ってんだ?」
「そいつも刺青してるのか?」
「あー。してたと思うぞ? たぶん……」
「ダメだコイツ。後はなんも知らねぇみたいだな」
『だね。良かったね! 色々知れて!』
「この人大丈夫ですか?」
「何がだよ! 知られたってカンケーねぇーよ! これから死ぬんだからな!」
その言葉に驚く。
「おぉ。一応アイツも考えてたわ」
『翔真! 馬鹿にしすぎ!』
「あっ、ごめん。一斗先生! ここは一発お願いします!」
「苦しゅうないです! 自分がやりましょう!」
「雷撃波!」
ブゥーンバリバリバリバリッッッ
射線に居たものはみな黒焦げになった。
起き上がっては来ない。
ん?
もしかして雷だと全身に影響するから起き上がってこないのか?
やっぱり前に見たミミズみたいなやつ……。
『あれ? これで死んだ?』
「だよな。前は起き上がってきたのに……」
――――――――――――
レベルアップ確認。
ステータスが上昇します。
レベル40に到達。
新たな能力を付与。
――――――――――――
あれ?いつの間に40?
『どうしたの?』
「レベル40になったわ。そんなに上がってたっけ?」
『この前確認した時38だったよ?』
「うそ!? 30の時の能力みてないぞ!」
ステータスを開き能力の欄を見る。
――――――――――
人魔一体
感覚共有
魔力共有
身体共有
魔物眼
――――――――――
「『あっ!』」
人魔一体に身体が引っ張られてると思ってたけど、これのせいじゃん!
「何したんですか?」
「急にステータス上がったの能力のお陰だったわ。けど、これは閉じれないみたいだな……そりゃそうか。肉体変わってんだから」
『そうだね! でもよかったじゃん! 理由がわかって! ちゃんと能力で化け物になってたじゃん!』
「それは、ちゃんとって言うのか?」
奥に行ってダンジョンコアを取り地上に戻る。
「もう1個行こう!」
戦い足りない翔真は別のダンジョンへ向かうのであった。
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