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44.ギルドに来たのは
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「ふぁぁぁっふぅ」
部屋に差し込む朝日で目を覚まし、伸びをして起きる。
「……おはようございます」
『おはよー』
一斗目を擦りながら。
蘇芳は元気に挨拶をする。
「おはよう」
コンコンッ
「あっ、はぁーい」
部屋から顔を出すと、部屋の外にいたのは若女将であった。
「おはようございます! ギルドから連絡が届いてます。千大町からのギルド員が派遣されてきたそうです。準備が出来たらギルドに来て欲しいとの事でした」
「わかりました。有難う御座います!」
出る準備をすると、宿を出てギルドに向かった。
向かう道すがら3人はギルド員について話していた。
「動きが早かったなぁ。一体をどんな奴を派遣してきたんだろうな?」
『んー。信頼できる人ってことは間違いないだろうけど……』
「全くわかんないです。千大町にいるギルド員知りませんしねぇ」
ウンウンと頷く。
「俺もだ。茜しか知らない」
『僕も茜ちゃんしか知らない』
「それ言ったら自分もですよ」
「それじゃあ、誰も予想出来ねぇじゃん! 話しても仕方ねぇな」
早歩きでギルドに向かう。
なんか変なやつが来てたらどうしよ。
ギルド相手だからなぁ。
あんまり無茶出来ないよなぁ。
バッとギルドに入る。
「あっ! 翔真さんお久しぶりです! もぉ、ちゃんとお別れ言わないで行っちゃうんですからぁ」
「おっ! 来たな」
目を見開いて固まってしまう。
ん?
なぜ、美晴さん?
と、千大町のギルドマスター。
まさかの別の領からの派遣。
「ど、どういう状況ですか?」
『これはこれは。久しぶりの美晴ちゃんだ』
「あれは、どなたですか?」
「ん? あぁ。暁至領のギルド職員の美晴さんだ」
ニコニコしながらこちらに歩いてくる美晴さん。
「翔真さんがここのギルドにはしっかりとした職員が必要だと進言して下さったんですよね!?」
顔を近づけて話してくる。
近いよ? 美晴さん?
「桃野を知ってたんなら話が早えな。俺もな、しっかりとした地盤ができるまでこの町のギルドマスターをやるように全国ギルド連盟に指示されたのさ」
「そうなんですか? 千大町は大丈夫なんですか?」
「あっちは副ギルマスが代理で指揮を執ってる。下にはお前もよく知ってる赤口もいるしな?」
近くにあった美晴さんの顔が険しい顔になる。
キッっとギルドマスターを見る。
「あのっ! その人は女の人ですか!?」
「あぁ? そうだが? 何か問題があるのか?」
「大ありですよ! 翔真さん!? なんで各地でライバル増やしてるんですか!?」
「いや……そんなつもりは……」
「(ボソッ)もしかして翔真さんの被害者の?」
『(ボソッ)そうそう。最初の方の子だからさ。しかも同じギルドでもう一人良い感じになった子がいてさ……』
「(ボソッ)罪な男ですねぇ」
後ろを見るとボソボソと話している。
「お前らぁ。うる────」
「翔真さん! 話は終わってませんよ! 風香のこともあります! そうポンポンライバル作られたら困ります!」
両手を腰に当て、怒ってますという感じ全開で、すぐ近くで怒鳴っている。
「だから……俺はそんなつもりじゃ……」
「言い訳はいりません! だいたいですねぇ……」
これしばらくお説教かな?
風香ちゃんとやってること一緒じゃん。
勘弁してくれよなぁ。
1時間後。
「桃野……もういいんじゃねぇか? 流石に本題に入らないとよぉ」
ギルドマスター。もっと早く助けてくれよぉ。
美晴の前で正座をさせられていて1時間。
流石に足痺れて動けねぇよ。
「仕方ありませんね。今日はこの辺にしておきましょう」
『クックックッ』
「これで少し懲りるといいんですけどねぇ」
2人を睨み付ける。
あいつ等面白がってやがる!
ゲス共がぁぁぁぁ。
「本題に入ろう。以前いたギルドマスターが解放者から金を受け取っていて、犯罪まがいのことをしていても目を瞑っていたということだったな?」
「そうです」
「それはこのギルド全体の問題という事だな?」
「いや、受付嬢は命令されていたようです。解放者から金を受け取ってギルドマスターに渡すように言われていたと証言しています」
「ふむ。ギルドマスターの独断だったってことか?」
「そのようです。他の解放者がその子を命をかけて庇う位なので間違いないかと」
「なるほど……グルの解放者もいたんだろうな」
「俺が殲滅したのはほぼ解放者でした。無理に招集されたのかもしれないですが。そこまでは……」
顎に手を当てながら考えているギルドマスター。
目を瞑り今後どうするかを考えているのであろう。
どこまでの解放者がグルだったのかは特定するのは難しいだろう。
この前まではグルだったが、捕まったからと素知らぬ顔をしていればわかる者はいない。
「少しどのようにするか対策を考えた方が良さそうだな。第二のそいつらが現れてもおかしくはないな」
「はい。今回ザ・王が捕まったことで、より捕まらないように狡猾な活動をするようになるかもしれません」
2人で腕を組んで考え込む。
ギルドの知らない所でまた犯罪者まがいのことがなされては意味がない。
残党を狩るしかないが……んっ?
「あぁ──────」
ギルドマスターに自分ありきの作戦を伝えて、実行して貰えるように綿密な計画を練る。
一通りの会議が終わったあと。
「翔真さん、元気そうでよかった!」
美晴さんとギルドマスターと俺達3人で昼ご飯を食べに行くことになった。
店までの道すがら、美晴さんが隣にきてくれた。
「美晴さん、こんな遠くまで大変でしたね?」
「ふふふっ。実は……(ボソッ)秘密になってるんだけど、各ギルドには転移ポータルがあるの」
「そうなんですか!?」
「シーーーーッ」
笑顔のまま立てた指を唇に当てて可愛い仕草をしている。
「だ、か、ら、一瞬なんだ!」
「そうなんですねぇ。そりゃ凄い」
「緊急時にしか使えないのよ? ダンジョンコア1個を消費するんだから」
「そりゃ、貴重ですね」
「でしょぉ? そうそう。前に翔真さんが帰った後はギルドにいた解放者の人達が私と風香の所に押し寄せて質問攻めで凄かったのよ?」
「はははっ! すみません!」
頭をかきながらペコりと謝る。
「まぁ、いいんだけどね。結局良い奴だったからしょうがねぇなぁってなったから」
「それは良かったです! 次も安心していけますね!」
「そうねぇ。風香が会いたがってたわ。ものすっごい羨ましがられて大変だったんだからぁ」
「そんなにですか?」
「そうよぉ。それだけ、風香も翔真さんに会いたいのよ?」
「……はい。色々なことが片付いたらまた会いに行きますよ」
「そう。何時になるんだろうね?」
「俺にも分からないですね」
「そうよねぇ。私も会いたかったのよ?」
髪をかきあげながら、斜め下から見上げるように見つめられると……。
可愛いです。
ドキドキしちゃいます。
「ちゃんとお別れ言えなくてすみませんでした。今回偶然ですけど会えて良かったです」
「ふふふっ。嬉しい?」
「はい!」
◇◆◇
後ろではギルドマスターと一斗、蘇芳が話していた。
「一斗は翔真のパーティーメンバーなんだよな?」
「はい! 自分から売り込んで入れてもらいました!」
「一斗は見る目あるよ。アイツはすげぇ男だ。これから上にのし上がって行くことは間違いないだろう。いい男の元に付いたな?」
「はい! 自分はそう思ったからパーティーに入れて欲しいって言ったんです」
「そうか。ただなぁ。凄い女に好かれるな?」
「何故です?」
「今回の派遣の件でここに来たいと言ったギルド職員が4人いた。暁至領の桃野と青井、盛丘領の樋口、そして千大町の赤口だ。みんな女。その中で何故桃野かというとだな……自分がいかにして役に立つかということを2時間くらいだな。熱弁されてなぁ。皆、熱意が凄かったんだが、特に凄かったのが桃野だ」
『美晴ちゃん、風香ちゃん、美麗ちゃん、茜ちゃんね。みんな翔真と関わった人だよ。みんなといい感じになった』
「そうなんですね。蘇芳さんは皆を知ってるみたいです」
「おぉ。そうか。そりゃそうだよな。翔真と一緒に居るんだからな」
蘇芳がコクコク頷く。
「やっぱり翔真は女ったらしなのか?」
首を捻る蘇芳。
『多分、翔真は無自覚』
「翔真さん、無自覚らしいですよ?」
ギルドマスターに向かって言うと、納得したように頷いた。
「そうか。無自覚と言うのが1番怖いな」
『ですよねぇ?』
「蘇芳が強く賛同してます」
「ハッハッハッ! 罪な男だな」
2グループでそんな会話をしながらお昼を食べ、作戦に備えるのであった。
部屋に差し込む朝日で目を覚まし、伸びをして起きる。
「……おはようございます」
『おはよー』
一斗目を擦りながら。
蘇芳は元気に挨拶をする。
「おはよう」
コンコンッ
「あっ、はぁーい」
部屋から顔を出すと、部屋の外にいたのは若女将であった。
「おはようございます! ギルドから連絡が届いてます。千大町からのギルド員が派遣されてきたそうです。準備が出来たらギルドに来て欲しいとの事でした」
「わかりました。有難う御座います!」
出る準備をすると、宿を出てギルドに向かった。
向かう道すがら3人はギルド員について話していた。
「動きが早かったなぁ。一体をどんな奴を派遣してきたんだろうな?」
『んー。信頼できる人ってことは間違いないだろうけど……』
「全くわかんないです。千大町にいるギルド員知りませんしねぇ」
ウンウンと頷く。
「俺もだ。茜しか知らない」
『僕も茜ちゃんしか知らない』
「それ言ったら自分もですよ」
「それじゃあ、誰も予想出来ねぇじゃん! 話しても仕方ねぇな」
早歩きでギルドに向かう。
なんか変なやつが来てたらどうしよ。
ギルド相手だからなぁ。
あんまり無茶出来ないよなぁ。
バッとギルドに入る。
「あっ! 翔真さんお久しぶりです! もぉ、ちゃんとお別れ言わないで行っちゃうんですからぁ」
「おっ! 来たな」
目を見開いて固まってしまう。
ん?
なぜ、美晴さん?
と、千大町のギルドマスター。
まさかの別の領からの派遣。
「ど、どういう状況ですか?」
『これはこれは。久しぶりの美晴ちゃんだ』
「あれは、どなたですか?」
「ん? あぁ。暁至領のギルド職員の美晴さんだ」
ニコニコしながらこちらに歩いてくる美晴さん。
「翔真さんがここのギルドにはしっかりとした職員が必要だと進言して下さったんですよね!?」
顔を近づけて話してくる。
近いよ? 美晴さん?
「桃野を知ってたんなら話が早えな。俺もな、しっかりとした地盤ができるまでこの町のギルドマスターをやるように全国ギルド連盟に指示されたのさ」
「そうなんですか? 千大町は大丈夫なんですか?」
「あっちは副ギルマスが代理で指揮を執ってる。下にはお前もよく知ってる赤口もいるしな?」
近くにあった美晴さんの顔が険しい顔になる。
キッっとギルドマスターを見る。
「あのっ! その人は女の人ですか!?」
「あぁ? そうだが? 何か問題があるのか?」
「大ありですよ! 翔真さん!? なんで各地でライバル増やしてるんですか!?」
「いや……そんなつもりは……」
「(ボソッ)もしかして翔真さんの被害者の?」
『(ボソッ)そうそう。最初の方の子だからさ。しかも同じギルドでもう一人良い感じになった子がいてさ……』
「(ボソッ)罪な男ですねぇ」
後ろを見るとボソボソと話している。
「お前らぁ。うる────」
「翔真さん! 話は終わってませんよ! 風香のこともあります! そうポンポンライバル作られたら困ります!」
両手を腰に当て、怒ってますという感じ全開で、すぐ近くで怒鳴っている。
「だから……俺はそんなつもりじゃ……」
「言い訳はいりません! だいたいですねぇ……」
これしばらくお説教かな?
風香ちゃんとやってること一緒じゃん。
勘弁してくれよなぁ。
1時間後。
「桃野……もういいんじゃねぇか? 流石に本題に入らないとよぉ」
ギルドマスター。もっと早く助けてくれよぉ。
美晴の前で正座をさせられていて1時間。
流石に足痺れて動けねぇよ。
「仕方ありませんね。今日はこの辺にしておきましょう」
『クックックッ』
「これで少し懲りるといいんですけどねぇ」
2人を睨み付ける。
あいつ等面白がってやがる!
ゲス共がぁぁぁぁ。
「本題に入ろう。以前いたギルドマスターが解放者から金を受け取っていて、犯罪まがいのことをしていても目を瞑っていたということだったな?」
「そうです」
「それはこのギルド全体の問題という事だな?」
「いや、受付嬢は命令されていたようです。解放者から金を受け取ってギルドマスターに渡すように言われていたと証言しています」
「ふむ。ギルドマスターの独断だったってことか?」
「そのようです。他の解放者がその子を命をかけて庇う位なので間違いないかと」
「なるほど……グルの解放者もいたんだろうな」
「俺が殲滅したのはほぼ解放者でした。無理に招集されたのかもしれないですが。そこまでは……」
顎に手を当てながら考えているギルドマスター。
目を瞑り今後どうするかを考えているのであろう。
どこまでの解放者がグルだったのかは特定するのは難しいだろう。
この前まではグルだったが、捕まったからと素知らぬ顔をしていればわかる者はいない。
「少しどのようにするか対策を考えた方が良さそうだな。第二のそいつらが現れてもおかしくはないな」
「はい。今回ザ・王が捕まったことで、より捕まらないように狡猾な活動をするようになるかもしれません」
2人で腕を組んで考え込む。
ギルドの知らない所でまた犯罪者まがいのことがなされては意味がない。
残党を狩るしかないが……んっ?
「あぁ──────」
ギルドマスターに自分ありきの作戦を伝えて、実行して貰えるように綿密な計画を練る。
一通りの会議が終わったあと。
「翔真さん、元気そうでよかった!」
美晴さんとギルドマスターと俺達3人で昼ご飯を食べに行くことになった。
店までの道すがら、美晴さんが隣にきてくれた。
「美晴さん、こんな遠くまで大変でしたね?」
「ふふふっ。実は……(ボソッ)秘密になってるんだけど、各ギルドには転移ポータルがあるの」
「そうなんですか!?」
「シーーーーッ」
笑顔のまま立てた指を唇に当てて可愛い仕草をしている。
「だ、か、ら、一瞬なんだ!」
「そうなんですねぇ。そりゃ凄い」
「緊急時にしか使えないのよ? ダンジョンコア1個を消費するんだから」
「そりゃ、貴重ですね」
「でしょぉ? そうそう。前に翔真さんが帰った後はギルドにいた解放者の人達が私と風香の所に押し寄せて質問攻めで凄かったのよ?」
「はははっ! すみません!」
頭をかきながらペコりと謝る。
「まぁ、いいんだけどね。結局良い奴だったからしょうがねぇなぁってなったから」
「それは良かったです! 次も安心していけますね!」
「そうねぇ。風香が会いたがってたわ。ものすっごい羨ましがられて大変だったんだからぁ」
「そんなにですか?」
「そうよぉ。それだけ、風香も翔真さんに会いたいのよ?」
「……はい。色々なことが片付いたらまた会いに行きますよ」
「そう。何時になるんだろうね?」
「俺にも分からないですね」
「そうよねぇ。私も会いたかったのよ?」
髪をかきあげながら、斜め下から見上げるように見つめられると……。
可愛いです。
ドキドキしちゃいます。
「ちゃんとお別れ言えなくてすみませんでした。今回偶然ですけど会えて良かったです」
「ふふふっ。嬉しい?」
「はい!」
◇◆◇
後ろではギルドマスターと一斗、蘇芳が話していた。
「一斗は翔真のパーティーメンバーなんだよな?」
「はい! 自分から売り込んで入れてもらいました!」
「一斗は見る目あるよ。アイツはすげぇ男だ。これから上にのし上がって行くことは間違いないだろう。いい男の元に付いたな?」
「はい! 自分はそう思ったからパーティーに入れて欲しいって言ったんです」
「そうか。ただなぁ。凄い女に好かれるな?」
「何故です?」
「今回の派遣の件でここに来たいと言ったギルド職員が4人いた。暁至領の桃野と青井、盛丘領の樋口、そして千大町の赤口だ。みんな女。その中で何故桃野かというとだな……自分がいかにして役に立つかということを2時間くらいだな。熱弁されてなぁ。皆、熱意が凄かったんだが、特に凄かったのが桃野だ」
『美晴ちゃん、風香ちゃん、美麗ちゃん、茜ちゃんね。みんな翔真と関わった人だよ。みんなといい感じになった』
「そうなんですね。蘇芳さんは皆を知ってるみたいです」
「おぉ。そうか。そりゃそうだよな。翔真と一緒に居るんだからな」
蘇芳がコクコク頷く。
「やっぱり翔真は女ったらしなのか?」
首を捻る蘇芳。
『多分、翔真は無自覚』
「翔真さん、無自覚らしいですよ?」
ギルドマスターに向かって言うと、納得したように頷いた。
「そうか。無自覚と言うのが1番怖いな」
『ですよねぇ?』
「蘇芳が強く賛同してます」
「ハッハッハッ! 罪な男だな」
2グループでそんな会話をしながらお昼を食べ、作戦に備えるのであった。
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