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41.朝活
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パチッと目を覚ますと時計を見る。
5時を少し過ぎたところであった。
「風呂!」
ガバッと起き上がって支度をする。
『ふぁぁ。僕も行く……』
「あっふ……自分も行きます」
眠そうにしているが温泉に行く準備をする。
温泉に入りたいのだ。
いそいそと部屋を出て1階に行き温泉を目指す。
脱衣所に行くと誰もまだ居ないようだ。
「俺達が一番乗りだな!」
浴衣を脱ぐとふろ場に行く。
昨日の汗をよく流す。
「あぁぁぁ。サッパリするなぁ」
『僕は汗とかはかかないけど、気分的にサッパリするなぁ』
「蘇芳は汗とかかかないのか。なんか羨ましいな」
『人間には必要なんだもんね』
「あぁ。体温を冷やすためにな」
『僕は血とか無いからね』
「何それ恐い……」
『恐くないよ! 血の代わりに魔力で運用してるから』
「あぁ。魔物だったな。そういえば」
『えっ? ちょっと嬉しい……』
蘇芳はほっといて温泉に浸かる。
「あぁぁぁ。疲れが癒されるなぁ」
お風呂にプカーッと浮かんでダラける。
「でも、これでこの辺の治安が良くなるといいですね」
『んー。それはどうだろうね……』
「えっ!? 何でですか!?」
一斗が驚いている。
『だってさぁ、あの程度の輩が牛耳ってるんだよ? 自警団が捕まえられないって弱すぎ』
「でも、今回自分達が捕まえたじゃないですか!」
「でもよぉ、一斗、またあんなのが出てこないと思うか?」
「でてこないんじゃないですか? そんなに強い人……」
「アイツはなぁ、解放者としてはそんなに強くねぇ。千大町なら真っ先に潰される。そんなのがこの辺ではのさばってんだ」
「どうしたらいいんですか!?」
「問題はギルドだろうなぁ。全然解放者を制御できてないし、自警団が弱い」
『だねぇ。どうしたもんか』
プカプカ浮きながら天井を見て考える。
「んー。でも、それはギルドの問題だ。俺達が動くようなことじゃないだろ? 茜に報告しておくか。なんとかしてくれるだろ」
『そんな事言ってぇ。もう恋しくなっちゃったの?』
「ち、ちげぇよ。アイツならなんか考えてくれるかと思ってよ」
『ふーん。信頼してるんだね?』
「あぁ。アイツなら間違いない。ちょっと風呂上がったらギルドに行ってくるか」
『僕も行くよ』
「もちろん、自分も行きます!」
「よしっ。皆で行くか」
しばらく風呂に浸かり指の皮がふやけてきた頃、ようやく上がる。
着替えると部屋に向かう。
「あっ! 昨日は本当に有難う御座いました!」
深々と礼をしているのは若女将であった。
「いえいえ。無事でよかったですよ。恐い思いさせてすみませんでした。もっと早く入ればよかったのですが、あまり喧嘩しては若女将に迷惑がかかると思ってしまって……」
「いえ! 本当に助かりました! 貴女方が居なかったらと思うとゾッとします」
「この現状をどうにかできるように動いてみるので。またアイツらみたいなのが現れないように」
「はい! お願いします!」
花が咲いたような笑顔に見惚れてしまう。
「……はい……行ってきます」
部屋に歩いていく。
ずっと若女将の笑顔が離れない。
『これ病気じゃない?』
そう言って一斗を見るとこちらも顔がポヤアっとしている。
『ダメだコイツら。ほら! 早く着替えてギルド行くんでしょ!?』
「あ、あぁ。そうだった」
着替え終えると旅館を出る。
ギルドに行くと朝早いからだろう。
人がほぼいない。
居るのは朝まで飲んでいた輩だ。
輩たちを横目にカウンターに行く。
「すみません。昨日解放者を捕まえたものですけど」
「はい! あのっ! ザ・王を捕まえてくれた方ですね!? 有難う御座いました!」
受付の女の子の声が大きかった。
隣にいた輩がいきり立ってくる。
「おめぇか。ザ・王を捕まえたってのは。俺たちゃあ、アイツらに美味い汁吸わせてもらってたんだわ。どうしてくれるんだ? もやしっ子が。ホントにお前が捕まえたのかぁ? あぁ?」
ニコッと笑ってやる。
「クズが喋んな」
「ああぁぁぁぁ!?」
頭をガシッと掴むと地面に叩きつける。
グシャ
「お前らみたいなのは嫌いだ。そこで見てるお前ら」
隣の酒屋にいた解放者を睨みつける。
「文句あるやつぁ掛かってこい」
誰も動こうとしない。
さっきの男の二の舞になるのは嫌なのだろう。
「はぁ。態度でかいだけか」
受付嬢に向き直り、本題を切り出す。
「あの、ギルド間で通信機ありますよね? 貸して貰えません?」
「あ、あの……あれは、ギルド職員だけが使えるやつで……」
「じゃあ、千大町の赤口茜に繋いでください」
「は、はい!」
奥に行き通信機を取ってくる。
通信機と言っても魔石を改造したもので水晶玉くらいの魔石に相手が写り、声も届けられるのだ。
「こちら調意思町です! 赤口茜さんに繋いで欲しいと言われました!」
『はい! 少々お待ちください』
少し時間を置くと茜が現れた。
『はい! 赤口です!』
受付嬢から手でどうぞと促される。
「茜、俺だ」
『あぁ! 翔真? どうしたの? 出てったばっかりなのに』
「あぁ、すまない。今調意思町に居るんだがこの町にのさばってたタチの悪い解放者は捕まえたんだが、まだまだ他にも同じようなのが出てきそうなんだ。このギルドは解放者達を制御できてない。誰かここで制御出来るやつ配置してくれないか?」
「ちょっ! どういう……」
『あなたは黙って! 分かったわ。その町はウチの傘下、ウチが責任を持つわよ。ギルドマスターに話してすぐに派遣してもらうわ!』
「あぁ、頼んだ。やっぱり頼りになるな?」
『まったく! こき使ってくれちゃって! あんまり無茶しないのよ!?』
茜は言葉とは裏腹に嬉しそうに言う。
「あぁ。心配は無用だよ。じゃあ頼むな」
『えぇ。任せなさい!』
その言葉を最後に通信は切れた。
「どういう事なんですか!? 誰か派遣されるなんて困ります!」
受付嬢が詰め寄ってくる。
「なんで困る? 解放者が制御出来ればいい事じゃねぇか。それとも何か? あんた達ギルドもグルだったのか?」
「ぐ、グルって何ですか! そ、そんなわけないじゃないですか! 王からのお金を受け取ってなんていません!」
「ほう。そういう事か。だから見て見ない振りをしていたと……」
「あっ……いや……えっと」
ガタガタッ
後ろを振り向くと酒場にいた解放者達が立ち上がっている。
「千夏……コイツは完全に気づいちまった。始末しないといけねぇ」
「えっ……ごめん」
「いや、王を制御出来なかったのは俺達にも非はある。コイツを黙らせれば千夏は助かるさ」
「お前達もグルか?」
「んー。それはちっと違うんだな。けど、千夏は助けたい」
5人ほどの解放者がこちらに向かってくる。
「千夏っていったか? ギルドマスターはどうした?」
「今朝から来なくて……」
「アイツが王の金を受け取ってたんだ。だから、千夏は悪くねぇ。窓口にさせられてただけだ。大方、王が捕まって自分も捕まると思って飛んだんだろうな」
「そういう事か……」
「それをあっちのギルドに知られると不味い。すまねぇが、口封じだ」
5人でゾロゾロとこっちに来る。
「冷静になれ。ザ・王を捕まえたのは俺だぞ? その俺に勝てるわけがないだろう?」
「だとしても俺達はここでお前らを殺らなきゃねぇ。千夏のためだ!」
「「「「そうだ!」」」」
先頭の男が殴りかかってくる。
パシッと受け止める。
腕を引こうとするがビクともしない。
「まぁ、慌てんなって。なんなら、俺が説明してやるから。今度派遣されてきた奴に伝えるから大丈夫だ。落ち着くまで俺達が見届けてやるから」
パッと手を離すとその解放者の後ろのやつも一斉に掛かってこようとする。
先頭の解放者が手で制す。
「待て。俺達が何人集まろうがコイツは止められない。相当なステータスだ」
「分かってくれたか?」
「あぁ、今の話は本当だろうな?」
「あぁ。あっちの美人若女将のいる宿にしばらく泊まってると思うから! なんか動きがあったら連絡くれ! 俺達はダンジョン行ってくる!」
そう言ってギルドを出た。
『あんなこと言っちゃってよかったの?』
「ああいうしかないだろ? 俺は知りません、存じませんじゃなんかしまらないだろ?」
『うん。まぁ、そうだね』
「まだ朝早いし、ダンジョンでも潜るか!」
5時を少し過ぎたところであった。
「風呂!」
ガバッと起き上がって支度をする。
『ふぁぁ。僕も行く……』
「あっふ……自分も行きます」
眠そうにしているが温泉に行く準備をする。
温泉に入りたいのだ。
いそいそと部屋を出て1階に行き温泉を目指す。
脱衣所に行くと誰もまだ居ないようだ。
「俺達が一番乗りだな!」
浴衣を脱ぐとふろ場に行く。
昨日の汗をよく流す。
「あぁぁぁ。サッパリするなぁ」
『僕は汗とかはかかないけど、気分的にサッパリするなぁ』
「蘇芳は汗とかかかないのか。なんか羨ましいな」
『人間には必要なんだもんね』
「あぁ。体温を冷やすためにな」
『僕は血とか無いからね』
「何それ恐い……」
『恐くないよ! 血の代わりに魔力で運用してるから』
「あぁ。魔物だったな。そういえば」
『えっ? ちょっと嬉しい……』
蘇芳はほっといて温泉に浸かる。
「あぁぁぁ。疲れが癒されるなぁ」
お風呂にプカーッと浮かんでダラける。
「でも、これでこの辺の治安が良くなるといいですね」
『んー。それはどうだろうね……』
「えっ!? 何でですか!?」
一斗が驚いている。
『だってさぁ、あの程度の輩が牛耳ってるんだよ? 自警団が捕まえられないって弱すぎ』
「でも、今回自分達が捕まえたじゃないですか!」
「でもよぉ、一斗、またあんなのが出てこないと思うか?」
「でてこないんじゃないですか? そんなに強い人……」
「アイツはなぁ、解放者としてはそんなに強くねぇ。千大町なら真っ先に潰される。そんなのがこの辺ではのさばってんだ」
「どうしたらいいんですか!?」
「問題はギルドだろうなぁ。全然解放者を制御できてないし、自警団が弱い」
『だねぇ。どうしたもんか』
プカプカ浮きながら天井を見て考える。
「んー。でも、それはギルドの問題だ。俺達が動くようなことじゃないだろ? 茜に報告しておくか。なんとかしてくれるだろ」
『そんな事言ってぇ。もう恋しくなっちゃったの?』
「ち、ちげぇよ。アイツならなんか考えてくれるかと思ってよ」
『ふーん。信頼してるんだね?』
「あぁ。アイツなら間違いない。ちょっと風呂上がったらギルドに行ってくるか」
『僕も行くよ』
「もちろん、自分も行きます!」
「よしっ。皆で行くか」
しばらく風呂に浸かり指の皮がふやけてきた頃、ようやく上がる。
着替えると部屋に向かう。
「あっ! 昨日は本当に有難う御座いました!」
深々と礼をしているのは若女将であった。
「いえいえ。無事でよかったですよ。恐い思いさせてすみませんでした。もっと早く入ればよかったのですが、あまり喧嘩しては若女将に迷惑がかかると思ってしまって……」
「いえ! 本当に助かりました! 貴女方が居なかったらと思うとゾッとします」
「この現状をどうにかできるように動いてみるので。またアイツらみたいなのが現れないように」
「はい! お願いします!」
花が咲いたような笑顔に見惚れてしまう。
「……はい……行ってきます」
部屋に歩いていく。
ずっと若女将の笑顔が離れない。
『これ病気じゃない?』
そう言って一斗を見るとこちらも顔がポヤアっとしている。
『ダメだコイツら。ほら! 早く着替えてギルド行くんでしょ!?』
「あ、あぁ。そうだった」
着替え終えると旅館を出る。
ギルドに行くと朝早いからだろう。
人がほぼいない。
居るのは朝まで飲んでいた輩だ。
輩たちを横目にカウンターに行く。
「すみません。昨日解放者を捕まえたものですけど」
「はい! あのっ! ザ・王を捕まえてくれた方ですね!? 有難う御座いました!」
受付の女の子の声が大きかった。
隣にいた輩がいきり立ってくる。
「おめぇか。ザ・王を捕まえたってのは。俺たちゃあ、アイツらに美味い汁吸わせてもらってたんだわ。どうしてくれるんだ? もやしっ子が。ホントにお前が捕まえたのかぁ? あぁ?」
ニコッと笑ってやる。
「クズが喋んな」
「ああぁぁぁぁ!?」
頭をガシッと掴むと地面に叩きつける。
グシャ
「お前らみたいなのは嫌いだ。そこで見てるお前ら」
隣の酒屋にいた解放者を睨みつける。
「文句あるやつぁ掛かってこい」
誰も動こうとしない。
さっきの男の二の舞になるのは嫌なのだろう。
「はぁ。態度でかいだけか」
受付嬢に向き直り、本題を切り出す。
「あの、ギルド間で通信機ありますよね? 貸して貰えません?」
「あ、あの……あれは、ギルド職員だけが使えるやつで……」
「じゃあ、千大町の赤口茜に繋いでください」
「は、はい!」
奥に行き通信機を取ってくる。
通信機と言っても魔石を改造したもので水晶玉くらいの魔石に相手が写り、声も届けられるのだ。
「こちら調意思町です! 赤口茜さんに繋いで欲しいと言われました!」
『はい! 少々お待ちください』
少し時間を置くと茜が現れた。
『はい! 赤口です!』
受付嬢から手でどうぞと促される。
「茜、俺だ」
『あぁ! 翔真? どうしたの? 出てったばっかりなのに』
「あぁ、すまない。今調意思町に居るんだがこの町にのさばってたタチの悪い解放者は捕まえたんだが、まだまだ他にも同じようなのが出てきそうなんだ。このギルドは解放者達を制御できてない。誰かここで制御出来るやつ配置してくれないか?」
「ちょっ! どういう……」
『あなたは黙って! 分かったわ。その町はウチの傘下、ウチが責任を持つわよ。ギルドマスターに話してすぐに派遣してもらうわ!』
「あぁ、頼んだ。やっぱり頼りになるな?」
『まったく! こき使ってくれちゃって! あんまり無茶しないのよ!?』
茜は言葉とは裏腹に嬉しそうに言う。
「あぁ。心配は無用だよ。じゃあ頼むな」
『えぇ。任せなさい!』
その言葉を最後に通信は切れた。
「どういう事なんですか!? 誰か派遣されるなんて困ります!」
受付嬢が詰め寄ってくる。
「なんで困る? 解放者が制御出来ればいい事じゃねぇか。それとも何か? あんた達ギルドもグルだったのか?」
「ぐ、グルって何ですか! そ、そんなわけないじゃないですか! 王からのお金を受け取ってなんていません!」
「ほう。そういう事か。だから見て見ない振りをしていたと……」
「あっ……いや……えっと」
ガタガタッ
後ろを振り向くと酒場にいた解放者達が立ち上がっている。
「千夏……コイツは完全に気づいちまった。始末しないといけねぇ」
「えっ……ごめん」
「いや、王を制御出来なかったのは俺達にも非はある。コイツを黙らせれば千夏は助かるさ」
「お前達もグルか?」
「んー。それはちっと違うんだな。けど、千夏は助けたい」
5人ほどの解放者がこちらに向かってくる。
「千夏っていったか? ギルドマスターはどうした?」
「今朝から来なくて……」
「アイツが王の金を受け取ってたんだ。だから、千夏は悪くねぇ。窓口にさせられてただけだ。大方、王が捕まって自分も捕まると思って飛んだんだろうな」
「そういう事か……」
「それをあっちのギルドに知られると不味い。すまねぇが、口封じだ」
5人でゾロゾロとこっちに来る。
「冷静になれ。ザ・王を捕まえたのは俺だぞ? その俺に勝てるわけがないだろう?」
「だとしても俺達はここでお前らを殺らなきゃねぇ。千夏のためだ!」
「「「「そうだ!」」」」
先頭の男が殴りかかってくる。
パシッと受け止める。
腕を引こうとするがビクともしない。
「まぁ、慌てんなって。なんなら、俺が説明してやるから。今度派遣されてきた奴に伝えるから大丈夫だ。落ち着くまで俺達が見届けてやるから」
パッと手を離すとその解放者の後ろのやつも一斉に掛かってこようとする。
先頭の解放者が手で制す。
「待て。俺達が何人集まろうがコイツは止められない。相当なステータスだ」
「分かってくれたか?」
「あぁ、今の話は本当だろうな?」
「あぁ。あっちの美人若女将のいる宿にしばらく泊まってると思うから! なんか動きがあったら連絡くれ! 俺達はダンジョン行ってくる!」
そう言ってギルドを出た。
『あんなこと言っちゃってよかったの?』
「ああいうしかないだろ? 俺は知りません、存じませんじゃなんかしまらないだろ?」
『うん。まぁ、そうだね』
「まだ朝早いし、ダンジョンでも潜るか!」
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