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29.嫌がらせ
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「マップ」
青い点を目指して進もうと思っていたが、ちょうど赤い点が中間にあるのを発見した。
「ここに寄ってから行こうかなぁ」
『せっかくだから攻略したいよね』
「だなぁ。行ってみよう」
赤い点の所に向かう。
意外と近かった。
大きめな扉であった。
何かのマークが描かれている。
「こういうのあんまり無いよな? なんのマークだ?」
『んー。丸みのある長方形? 角……かな?』
「あー。もしかして牛?」
『あぁー! そうかも!』
「まっ、入ってみるか」
ギギギィィィ
扉を開けて入っていく。
草原が広がっていた。
「真っ直ぐ進むぞ!」
言葉通り真っ直ぐ進む。
ドドドドドドッ
前方から土煙が迫ってくる。
「なんだ?」
『闘牛じゃない?』
「あぁ。そういうこと」
太刀を横に構えて魔力を巡らせる。
「ウラァァァ! 【扇閃(おうせん)】!」
扇状に魔力波が飛び、その後ろを斬撃が飛んでいく。
二重の斬撃が牛達を横に真っ二つにする。
核のある側は消滅したが、それ以外は残っている。
「おい! 肉だ! 回収!」
『おぉ! 回収! 焼き肉焼き肉!』
2人とも肉のことしか考えていない。
だが、いい状態の肉が手に入る。
「なぁ、これってもしかして、勝手に攻略したら不味いんじゃないか?」
『あっ。育てては居ないかもだけど、魔物を間引きして管理してるかもね。こんだけ肉が取れると……』
「これ、一回戻るか」
初めてのことだが、入口に戻る。
「ちょっと、一回確認しよう」
ダッシュで青い点の町に行く。
中に入るとギルドを探す。
「あっ! あそこだ!」
中に入ると、人が多い。
凄い賑わっている。
窓口に並ぶ。
順番が来ると聞いてみる。
「すみません。北の領から来たんですけど、この町から北の牛がいるダンジョンって、もしかして管理されて間引きとかしてます?」
「他の領から来たのね? ようこそ千大町へ。北の牛のダンジョンはギルドで管理されているわ。攻略されると困るから聞いてくれて助かったわ。後ろにいる魔物は……」
「あっ! コイツは相棒の蘇芳っていいます。俺、テイマーなんでテイムした魔物なんです」
「テイマーなの? よくダンジョン攻略なんてしてるわね?」
イラッとしたぞぉ。
今のはなんかイラッときた。
「蘇芳は強いですし、強い魔物をテイムした事による恩恵は誰も知らないでしょうね」
「ふーん。まぁ、いいわ。この領にはダンジョンが常に30はあるわ。攻略しても発生するし、攻略が難しいダンジョンが残るから中規模ダンジョンが殆どね。ここの領でダンジョン攻略は難しいんじゃないかしら?」
はぁぁ?
何様なんだ? この受付嬢。
中規模ダンジョンなんか何個も攻略してんだわこっちわ!
引き攣った笑顔で対応する。
「ははは。そうですか。頑張ります。あっ、ダンジョンに挑戦するんで手続きお願いします」
ギルドカードを出す。
それを翳して処理する。
「へぇ。テイマーでもDランクになれるんですねぇ。手伝ってもらったんですか? はい。手続き終わりましたよ?」
はい! アウトー!
コイツ完全に俺の事ナメてる。
あぁ。イラッと所じゃねぇ。
コイツに頭下げさせる。
「どうもぉ。ダンジョン攻略してきまぁす」
「無理なさらないようにぃ」
コイツ……
どこまでバカにしてんだ?
「おいお前、テイマーなんだって? ダンジョンなんて攻略できんのかよぉ」
馴れ馴れしく肩を組んできた男がいた。
笑顔で頭を鷲掴みする。
ズガァァァァンッッッ
パラパラパラッ
壁に大穴が開き、男がピクピクしている。
余りのイライラで力が入りすぎてしまった。
「ちょっと!? 何してるんですかぁ!?」
「あぁ。力入っちゃいました」
「力が入ったからって……壁に穴……」
「あぁ。修理代ですか? 後で見積もり下さい。ギルドカードで払うんで」
「そんなに簡単に……」
受付嬢が戸惑うがお構い無しにまくしたてる。
「じゃあ、俺はダンジョン攻略してくるんで。あっ、お金用意しててくださいね? 中規模ダンジョンいっぱい攻略してくるんで」
人だかりが出来ているが、出口に向かうと、人が避ける。
ギルドから出ると、ダンジョンに向かう前に食料を調達する。
「おばちゃん、ここにあるお弁当2個ずつちょうだい」
「そんなに買ってくれるのかい? 有難うねぇ」
「これからダンジョン攻略頑張るから。その為の買い出しだよ」
「解放者なのかい? 精つけて頑張んなよ!?」
「有難う!」
「それより、さっきギルドから凄い音が聞こえたけど、大丈夫だったのかね?」
「あぁ。大丈夫だよ。解放者同士のいざこざだからさ」
「そうなのかい。解放者は元気なもんだね」
「ホントだよね。どうもね!」
お金を払って店を後にする。
そのまま町を出る。
「マップ」
常に30あるというダンジョン。
その内の7つくらいは映っているだろうか。
「蘇芳。全速力で攻略する。付いてこい!」
『オッケー!』
1個は洞窟系のダンジョン。
中に入るが、走る走る。
魔物は爬虫類系であった。
一撃で始末する。
次々土に返す。
あっと言う間に50層。
なんと4時間で制覇した。
まだ半日だ。
「よっしゃ! まずは1個!」
次々ダンジョンを攻略し、7個を4日間という短さで攻略してみせた。
◇◆◇
その頃、ギルドでは。
「どうせあのテイマーはズルしてるのよ! この近辺でそんなにうまくいくわけがないわ!」
翔真をバカにしていた受付嬢はまだわめいていた。
「だよなぁ。所詮テイマーは強い魔物もテイムできないはずだし。この前の壁に叩きつけられたのは壁が腐っていたんだろう」
「きっとそうよ! 大袈裟にやられちゃって情けない!」
「そ、そんなこというなよ」
「私が色々教えてあげてるんだから早くダンジョン攻略してお金分けなさいよ」
「わかってるって、まぁそうそうダンジョンは攻略され────」
バンッ
ギルドの扉が開け放たれる。
バカにされた受付嬢の所に袋をドカッと置く。
「これ、全部換金して」
「なっ!? 何よこれ!?」
「ダンジョンコアだ。全部現金でな」
「こ、こんなにどこから持ってきたのよ!?」
「まだわかんねぇのかよ。攻略して来たんだよ」
「嘘よ! そんなわけない!」
袋を持ち上げると外に出て行く。
「話にならねぇな。他の町で換金するわ」
「そんなの許されるわけ────」
「ちょっと待ってくれないか」
後ろを振り返ると渋めのおじさんがいた。
「うちの受付嬢が失礼した。そのダンジョンコアは是非こちらで換金させてくれないか?」
「この人がやたらとテイマーをバカにするもんで。こっちも気分が悪いんですよ」
「申し訳なかった。この子にはよく言って聞かせるよ。実はこの子の親がテイマーでねぇ。小さい頃からバカにされていて苦労をした経験があるんだ。今はギルド員で生計を立てているが、それまでが大変だったようでね」
「はぁ。でも、それは俺には関係ない」
「その通りだ。どうだろう。報酬に色を付けよう。中規模ダンジョンのコアは高くて1500万が相場だ今回は1700万で換金でどうかな?」
「全部で1億1900万か?」
「1億2000万出そう」
カウンターに袋を置く。
「換金を頼む」
おじさんはニッコリして礼を言ってきた。
「すまないね。有難う」
それを黙ってみていた受付嬢は完全にショボンとしている。
おじさんはその子を見て言い放った。
「君は何かこの方に言うことがあるのではないかい? 君たちがされてきた嫌がらせと同じようなことをこの方にしていたんだよ? 結局君も加害者じゃないか」
目を見開いてハッとした顔をする。
その事にも気づいていなかったのだろう。
潤んだ瞳でこちらを見てくる。
「酷いこと言って、すみませんでした……」
「わかってくれればいいですよ。俺もイライラしすぎたし。感情的になってしまったので」
2人で話していると、受付の後ろからアタッシュケースのようなものを持ってきた。
「これが換金のお金になるけど、本当に全部現金でいいのかい?」
「いや、100万だけ現金で後はギルドカードに入れてください。俺からの嫌がらせのつもりだったんで。あっ、壁の修理費差っ引いてくださいね」
「そういうことだったのかい。じゃあ、まず現金ね。後は、カード入れておくから」
「お願いします」
受付嬢を見ると指示を出した。
「君は今日はもう上がりなさい」
「えっ!? でも……」
こちらを見ながらおじさんが面倒なことを言い始めた。
「落ち込んでしまったこの子の話を聞いてくれる人がいるといいんだけどなぁ。テイマーのことについてだとなかなか相談に乗れる人もいないんだよなぁ」
めっちゃ棒読み。
俺に話を聞いて欲しいってか。
うわぁ面倒な。
「この子落ち込んで明日も来れないと困るなぁ」
その棒読み止めろよ。
わかったよ!
聞けばいいんでしょ!
「俺が話聞いてやってもいいぞ」
「えっ!?」
「それは良かった! はい! 行っておいで!」
そのままギルドから送り出されたのであった。
青い点を目指して進もうと思っていたが、ちょうど赤い点が中間にあるのを発見した。
「ここに寄ってから行こうかなぁ」
『せっかくだから攻略したいよね』
「だなぁ。行ってみよう」
赤い点の所に向かう。
意外と近かった。
大きめな扉であった。
何かのマークが描かれている。
「こういうのあんまり無いよな? なんのマークだ?」
『んー。丸みのある長方形? 角……かな?』
「あー。もしかして牛?」
『あぁー! そうかも!』
「まっ、入ってみるか」
ギギギィィィ
扉を開けて入っていく。
草原が広がっていた。
「真っ直ぐ進むぞ!」
言葉通り真っ直ぐ進む。
ドドドドドドッ
前方から土煙が迫ってくる。
「なんだ?」
『闘牛じゃない?』
「あぁ。そういうこと」
太刀を横に構えて魔力を巡らせる。
「ウラァァァ! 【扇閃(おうせん)】!」
扇状に魔力波が飛び、その後ろを斬撃が飛んでいく。
二重の斬撃が牛達を横に真っ二つにする。
核のある側は消滅したが、それ以外は残っている。
「おい! 肉だ! 回収!」
『おぉ! 回収! 焼き肉焼き肉!』
2人とも肉のことしか考えていない。
だが、いい状態の肉が手に入る。
「なぁ、これってもしかして、勝手に攻略したら不味いんじゃないか?」
『あっ。育てては居ないかもだけど、魔物を間引きして管理してるかもね。こんだけ肉が取れると……』
「これ、一回戻るか」
初めてのことだが、入口に戻る。
「ちょっと、一回確認しよう」
ダッシュで青い点の町に行く。
中に入るとギルドを探す。
「あっ! あそこだ!」
中に入ると、人が多い。
凄い賑わっている。
窓口に並ぶ。
順番が来ると聞いてみる。
「すみません。北の領から来たんですけど、この町から北の牛がいるダンジョンって、もしかして管理されて間引きとかしてます?」
「他の領から来たのね? ようこそ千大町へ。北の牛のダンジョンはギルドで管理されているわ。攻略されると困るから聞いてくれて助かったわ。後ろにいる魔物は……」
「あっ! コイツは相棒の蘇芳っていいます。俺、テイマーなんでテイムした魔物なんです」
「テイマーなの? よくダンジョン攻略なんてしてるわね?」
イラッとしたぞぉ。
今のはなんかイラッときた。
「蘇芳は強いですし、強い魔物をテイムした事による恩恵は誰も知らないでしょうね」
「ふーん。まぁ、いいわ。この領にはダンジョンが常に30はあるわ。攻略しても発生するし、攻略が難しいダンジョンが残るから中規模ダンジョンが殆どね。ここの領でダンジョン攻略は難しいんじゃないかしら?」
はぁぁ?
何様なんだ? この受付嬢。
中規模ダンジョンなんか何個も攻略してんだわこっちわ!
引き攣った笑顔で対応する。
「ははは。そうですか。頑張ります。あっ、ダンジョンに挑戦するんで手続きお願いします」
ギルドカードを出す。
それを翳して処理する。
「へぇ。テイマーでもDランクになれるんですねぇ。手伝ってもらったんですか? はい。手続き終わりましたよ?」
はい! アウトー!
コイツ完全に俺の事ナメてる。
あぁ。イラッと所じゃねぇ。
コイツに頭下げさせる。
「どうもぉ。ダンジョン攻略してきまぁす」
「無理なさらないようにぃ」
コイツ……
どこまでバカにしてんだ?
「おいお前、テイマーなんだって? ダンジョンなんて攻略できんのかよぉ」
馴れ馴れしく肩を組んできた男がいた。
笑顔で頭を鷲掴みする。
ズガァァァァンッッッ
パラパラパラッ
壁に大穴が開き、男がピクピクしている。
余りのイライラで力が入りすぎてしまった。
「ちょっと!? 何してるんですかぁ!?」
「あぁ。力入っちゃいました」
「力が入ったからって……壁に穴……」
「あぁ。修理代ですか? 後で見積もり下さい。ギルドカードで払うんで」
「そんなに簡単に……」
受付嬢が戸惑うがお構い無しにまくしたてる。
「じゃあ、俺はダンジョン攻略してくるんで。あっ、お金用意しててくださいね? 中規模ダンジョンいっぱい攻略してくるんで」
人だかりが出来ているが、出口に向かうと、人が避ける。
ギルドから出ると、ダンジョンに向かう前に食料を調達する。
「おばちゃん、ここにあるお弁当2個ずつちょうだい」
「そんなに買ってくれるのかい? 有難うねぇ」
「これからダンジョン攻略頑張るから。その為の買い出しだよ」
「解放者なのかい? 精つけて頑張んなよ!?」
「有難う!」
「それより、さっきギルドから凄い音が聞こえたけど、大丈夫だったのかね?」
「あぁ。大丈夫だよ。解放者同士のいざこざだからさ」
「そうなのかい。解放者は元気なもんだね」
「ホントだよね。どうもね!」
お金を払って店を後にする。
そのまま町を出る。
「マップ」
常に30あるというダンジョン。
その内の7つくらいは映っているだろうか。
「蘇芳。全速力で攻略する。付いてこい!」
『オッケー!』
1個は洞窟系のダンジョン。
中に入るが、走る走る。
魔物は爬虫類系であった。
一撃で始末する。
次々土に返す。
あっと言う間に50層。
なんと4時間で制覇した。
まだ半日だ。
「よっしゃ! まずは1個!」
次々ダンジョンを攻略し、7個を4日間という短さで攻略してみせた。
◇◆◇
その頃、ギルドでは。
「どうせあのテイマーはズルしてるのよ! この近辺でそんなにうまくいくわけがないわ!」
翔真をバカにしていた受付嬢はまだわめいていた。
「だよなぁ。所詮テイマーは強い魔物もテイムできないはずだし。この前の壁に叩きつけられたのは壁が腐っていたんだろう」
「きっとそうよ! 大袈裟にやられちゃって情けない!」
「そ、そんなこというなよ」
「私が色々教えてあげてるんだから早くダンジョン攻略してお金分けなさいよ」
「わかってるって、まぁそうそうダンジョンは攻略され────」
バンッ
ギルドの扉が開け放たれる。
バカにされた受付嬢の所に袋をドカッと置く。
「これ、全部換金して」
「なっ!? 何よこれ!?」
「ダンジョンコアだ。全部現金でな」
「こ、こんなにどこから持ってきたのよ!?」
「まだわかんねぇのかよ。攻略して来たんだよ」
「嘘よ! そんなわけない!」
袋を持ち上げると外に出て行く。
「話にならねぇな。他の町で換金するわ」
「そんなの許されるわけ────」
「ちょっと待ってくれないか」
後ろを振り返ると渋めのおじさんがいた。
「うちの受付嬢が失礼した。そのダンジョンコアは是非こちらで換金させてくれないか?」
「この人がやたらとテイマーをバカにするもんで。こっちも気分が悪いんですよ」
「申し訳なかった。この子にはよく言って聞かせるよ。実はこの子の親がテイマーでねぇ。小さい頃からバカにされていて苦労をした経験があるんだ。今はギルド員で生計を立てているが、それまでが大変だったようでね」
「はぁ。でも、それは俺には関係ない」
「その通りだ。どうだろう。報酬に色を付けよう。中規模ダンジョンのコアは高くて1500万が相場だ今回は1700万で換金でどうかな?」
「全部で1億1900万か?」
「1億2000万出そう」
カウンターに袋を置く。
「換金を頼む」
おじさんはニッコリして礼を言ってきた。
「すまないね。有難う」
それを黙ってみていた受付嬢は完全にショボンとしている。
おじさんはその子を見て言い放った。
「君は何かこの方に言うことがあるのではないかい? 君たちがされてきた嫌がらせと同じようなことをこの方にしていたんだよ? 結局君も加害者じゃないか」
目を見開いてハッとした顔をする。
その事にも気づいていなかったのだろう。
潤んだ瞳でこちらを見てくる。
「酷いこと言って、すみませんでした……」
「わかってくれればいいですよ。俺もイライラしすぎたし。感情的になってしまったので」
2人で話していると、受付の後ろからアタッシュケースのようなものを持ってきた。
「これが換金のお金になるけど、本当に全部現金でいいのかい?」
「いや、100万だけ現金で後はギルドカードに入れてください。俺からの嫌がらせのつもりだったんで。あっ、壁の修理費差っ引いてくださいね」
「そういうことだったのかい。じゃあ、まず現金ね。後は、カード入れておくから」
「お願いします」
受付嬢を見ると指示を出した。
「君は今日はもう上がりなさい」
「えっ!? でも……」
こちらを見ながらおじさんが面倒なことを言い始めた。
「落ち込んでしまったこの子の話を聞いてくれる人がいるといいんだけどなぁ。テイマーのことについてだとなかなか相談に乗れる人もいないんだよなぁ」
めっちゃ棒読み。
俺に話を聞いて欲しいってか。
うわぁ面倒な。
「この子落ち込んで明日も来れないと困るなぁ」
その棒読み止めろよ。
わかったよ!
聞けばいいんでしょ!
「俺が話聞いてやってもいいぞ」
「えっ!?」
「それは良かった! はい! 行っておいで!」
そのままギルドから送り出されたのであった。
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