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28.思わぬ収穫
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ショックから立ち直るのに時間を要し、収穫祭は終わってしまった。
「はぁぁ。次の領に行くかぁ」
『次に行って、ここでのことは忘れればいいよ!』
「だな!」
宿を引き払い、町を出る事にした。
「あぁ。なんか思い出の町になりそうだな」
『ははは。まぁ、色んな意味でね』
2人で町を出る。
南に進んで雅義領を目指す。
「っしゃ! 行くぜぇ!」
2人で凄まじいスピードで走る。
あっという間に領境である。
領境を辿って関所を探す。
少し走ると見えてきた。
「ここだ!」
ギルドカードを見せて通してもらう。
関所を通ると、遠くに町が見えた。
とりあえず、あの町に行こう。
町に着くと。
ギルドがなかった。
「あちゃー。マップ確認しなかったもんなぁ。しょうがない。ギルドあるとこに行こう」
『ご飯だけ食べていかない?』
「そうだな」
丁度あったラーメン屋に入る。
「いらっしゃい!」
席についてメニューを見る。
「俺は……味噌ラーメンにするかな。蘇芳は?」
『僕は塩にしよっかな』
「すみません! 味噌ラーメンと塩ラーメン下さい」
「あいよ!」
久しぶりにラーメンを食べる気がする。
寄ってよかったかもな。
少し待つと出てきた。
「へい。おまち」
「いただきます」
『いただきます』
一口食べると美味さが広がる。
なんか懐かしい味だなぁ。
「うん。美味い」
『僕、何故か懐かしいって思っちゃった。僕に懐かしいとかいう感情あったんだね』
「はははっ。たしかに」
他にもお客さんがいて、会話が聞こえてきた。
「この町にはギルドがないから、活気が無いんだよなぁ」
「そうだなぁ。ダンジョンも少ないしなぁ」
「だから、ギルドが出来ないんだろうけどな」
「解放者も殆ど来ないから、商売が成り立たないんだよなぁ」
どっかの店の店主が昼ごはん食べに来てる感じのようだ。
ギルドがない町にはそれなりに苦労があるんだなぁ。
「ご馳走様でしたぁ」
「あいよ! どうもね! 解放者の人かい? 珍しいねぇ」
「はははっ。町が見えたもので、来てみたんです」
「あぁ、ここの町の真ん中にはね、綺麗なお花畑があるですよ。是非見ていってください」
「そうなんですね! 見てみます! 有難う御座います!」
ラーメン屋を出ると、町の真ん中に向かってみる。
「せっかくだから、行ってみるか」
『行ってみよう! 楽しみだな』
当てずっぽうで真ん中に向かう。
見えてきた。
開けた所に出た。
目の前に広がるのは学校のグラウンド位の広さがあるのではないかと思われる綺麗はお花畑だった。
黄色や赤、白と色とりどりなチューリップの咲いている光景が広がっている。
「おぉー」
『これは凄い』
蘇芳がしゃがんで花の状態を見たり土を触ったりしている。
『これは、しっかり手入れがされているね』
「蘇芳は分かるんだな?」
『僕はね、植物系の魔物の系統でもあるから』
「あぁ。身体が植物系だもんな」
『そうなんだよ。だから、炎には弱いです』
「はははっ。だな」
雑談をしながら花を見ていた。
奥から手入れしていそうな格好をしたお爺さんが歩いてきた。
「ふぉっふぉっ。これは珍しい魔物がいるではないか。お主、森の魔物の王ではないか?」
『ガ、ガウ。ガウガウガウ(は、はい。そうですけど)』
「そうですって言ってます。お爺さん、何者ですか?」
「ふぉっふぉっ。ワシはただのこの花壇の管理者じゃよ。むかぁーしになぁ、花を探して森に入ったときに森の中で遭難してしまってのぉ」
「はぁ。それって雅義領で、ですか?」
「いや、北の磐当領じゃったなぁ。そこでのぉ、優しい魔物に人里への下り方を教わったんじゃ。お礼を言おうと思った時にはもう居なくてのぉ」
「へぇー。なるほど。それは蘇芳の可能性が高いな?」
『んー。ココ最近は人に会ってなかったからなぁ。それってどれくらい前の事かな?』
「それって、どのくらい前の事ですか?」
「あぁー。あれはかれこれ50年前になるかのぉ」
『あぁ! それなら会ったかも! ちょっと覚えてるよ! すごい花が好きな人で、花のことを凄いいっぱいおしえてくれたんだ。あの時はまだ若者だったけど、変わるもんだね』
「覚えているそうです。花のことを教えて貰ったと言ってます」
「ふぉっふぉっ。それは良かったわい」
そういうと片膝をついて祈り始めた。
「あの時は、どうも有難う御座いました。あなた様に助けて頂いて、生きていたから孫の顔まで拝めましたわい。私にとっては救いの神じゃ」
『そういって頂けて、僕も嬉しいです。末永く生きてください』
「蘇芳も嬉しいと、末永く生きてくださいと言ってます」
お爺さんは涙を流し始め。
しばらくそのままの姿勢で祈っていた。
「いやぁ。死ぬ前に会えて幸せだ」
「お爺さん、昔は磐当領に居たんですか?」
「そうじゃ。雅義領に来たのは20年ほど前かのう。解放者を引退して余生をここで過ごすためにのう」
「そうなんですね。もし、覚えていたら教えて欲しいんですけど……空翔ける翼っていうパーティをご存じですか?」
「うーん」
腕組みをして記憶を遡ってくれている。
しばらく考えていると。
「おぉ。そういえばそんなパーティがルーキーの時にいろいろギルドの仕事で指導したりした気がするわい。しかしのぉ、それも40年前くらい前の話じゃからのぉ」
「そのパーティの中に俺の両親が居たんですが」
ジィっと見つめられる。
「その青い髪、確かにそんな色の髪をそのパーティのリーダーもしておったな。あの頃は期待のルーキーだと言われていてなぁ。ギルドからも色々教えてやるように言われたもんじゃった」
「そんなことがあったんですね」
少し昔のことだけど、自分の親の話が聞けて良かった。
期待のルーキーか。
流石父さんと、母さんだな。
「そのご両親は今はどうしてるんじゃ?」
「それが、2年前にギルドから死亡通知が来ました。俺は留守番をしていて……」
「ふむ。そうじゃったのか……もしや、それで生きているのではと探しているという事かのぉ?」
「まぁ。そんなところです。半分は諦めているんですけど。もう半分はもしかしてっていう気持ちもあって。だから旅をすることにしたんです。本当に死んでしまったのか。それを明らかにしたい」
「それは中々に険しい道のりじゃな」
キリッとした目で見つめてくる。
「やっぱり厳しいですかね……」
「そうじゃのぉ。まず、ダンジョンで全滅していた場合。この場合じゃと死んだ痕跡も残らん。ただ行方不明でどこかにいる場合、手掛かりがあればラッキーじゃ。ダンジョンではない何処かで死んでいた場合。これはもはや生きていた痕跡を見つけるのも困難じゃ」
「ですよね……」
「じゃが、望みもある。遺体がないということは生きているかもしれない。若者よ。諦めるでない。希望は時にこ困難にも打ち勝つ力となるじゃろう」
「はい! 俺は、信じて探します!」
翔真の目に光が宿ったのをお爺さんは見た。
「ふぉっふぉっ。やはり若い者はいい。少しアドバイスをしただけでこうも目つきが変わる。貪欲に色んなことを吸収して生きるんじゃぞ? そしたら強くなれるのじゃ」
「有難う御座います! なんだか、力が漲ってきました! やるぞぉぉぉ!」
力を漲らせて南へ走る。
蘇芳が慌てたようにお爺さんにペコリとして翔真の後を追う。
翔真達が行った後。
「あれ? 剣聖様。お花の手入れですか? さっき若者が来ませんでした? 魔物連れたやつ」
現れたのはお花畑を進めたラーメン屋の店主であった。
「面白い若者にじゃったのう。楽しませてもらったわい。若いとは希望に満ちていていいものじゃなぁ。ワシも力をもらったわい」
「あの子達も為になったでしょうねぇ。三大ダンジョンの一つを攻略した史上最強の剣聖様と話ができたんですから」
「ワシはただの爺として話したまでじゃ。その方が面白かろう」
意外な所で最強と言われる人物に巡り合い。
言葉で力を貰った翔真達。
これからの旅の活力になる事だろう。
「はぁぁ。次の領に行くかぁ」
『次に行って、ここでのことは忘れればいいよ!』
「だな!」
宿を引き払い、町を出る事にした。
「あぁ。なんか思い出の町になりそうだな」
『ははは。まぁ、色んな意味でね』
2人で町を出る。
南に進んで雅義領を目指す。
「っしゃ! 行くぜぇ!」
2人で凄まじいスピードで走る。
あっという間に領境である。
領境を辿って関所を探す。
少し走ると見えてきた。
「ここだ!」
ギルドカードを見せて通してもらう。
関所を通ると、遠くに町が見えた。
とりあえず、あの町に行こう。
町に着くと。
ギルドがなかった。
「あちゃー。マップ確認しなかったもんなぁ。しょうがない。ギルドあるとこに行こう」
『ご飯だけ食べていかない?』
「そうだな」
丁度あったラーメン屋に入る。
「いらっしゃい!」
席についてメニューを見る。
「俺は……味噌ラーメンにするかな。蘇芳は?」
『僕は塩にしよっかな』
「すみません! 味噌ラーメンと塩ラーメン下さい」
「あいよ!」
久しぶりにラーメンを食べる気がする。
寄ってよかったかもな。
少し待つと出てきた。
「へい。おまち」
「いただきます」
『いただきます』
一口食べると美味さが広がる。
なんか懐かしい味だなぁ。
「うん。美味い」
『僕、何故か懐かしいって思っちゃった。僕に懐かしいとかいう感情あったんだね』
「はははっ。たしかに」
他にもお客さんがいて、会話が聞こえてきた。
「この町にはギルドがないから、活気が無いんだよなぁ」
「そうだなぁ。ダンジョンも少ないしなぁ」
「だから、ギルドが出来ないんだろうけどな」
「解放者も殆ど来ないから、商売が成り立たないんだよなぁ」
どっかの店の店主が昼ごはん食べに来てる感じのようだ。
ギルドがない町にはそれなりに苦労があるんだなぁ。
「ご馳走様でしたぁ」
「あいよ! どうもね! 解放者の人かい? 珍しいねぇ」
「はははっ。町が見えたもので、来てみたんです」
「あぁ、ここの町の真ん中にはね、綺麗なお花畑があるですよ。是非見ていってください」
「そうなんですね! 見てみます! 有難う御座います!」
ラーメン屋を出ると、町の真ん中に向かってみる。
「せっかくだから、行ってみるか」
『行ってみよう! 楽しみだな』
当てずっぽうで真ん中に向かう。
見えてきた。
開けた所に出た。
目の前に広がるのは学校のグラウンド位の広さがあるのではないかと思われる綺麗はお花畑だった。
黄色や赤、白と色とりどりなチューリップの咲いている光景が広がっている。
「おぉー」
『これは凄い』
蘇芳がしゃがんで花の状態を見たり土を触ったりしている。
『これは、しっかり手入れがされているね』
「蘇芳は分かるんだな?」
『僕はね、植物系の魔物の系統でもあるから』
「あぁ。身体が植物系だもんな」
『そうなんだよ。だから、炎には弱いです』
「はははっ。だな」
雑談をしながら花を見ていた。
奥から手入れしていそうな格好をしたお爺さんが歩いてきた。
「ふぉっふぉっ。これは珍しい魔物がいるではないか。お主、森の魔物の王ではないか?」
『ガ、ガウ。ガウガウガウ(は、はい。そうですけど)』
「そうですって言ってます。お爺さん、何者ですか?」
「ふぉっふぉっ。ワシはただのこの花壇の管理者じゃよ。むかぁーしになぁ、花を探して森に入ったときに森の中で遭難してしまってのぉ」
「はぁ。それって雅義領で、ですか?」
「いや、北の磐当領じゃったなぁ。そこでのぉ、優しい魔物に人里への下り方を教わったんじゃ。お礼を言おうと思った時にはもう居なくてのぉ」
「へぇー。なるほど。それは蘇芳の可能性が高いな?」
『んー。ココ最近は人に会ってなかったからなぁ。それってどれくらい前の事かな?』
「それって、どのくらい前の事ですか?」
「あぁー。あれはかれこれ50年前になるかのぉ」
『あぁ! それなら会ったかも! ちょっと覚えてるよ! すごい花が好きな人で、花のことを凄いいっぱいおしえてくれたんだ。あの時はまだ若者だったけど、変わるもんだね』
「覚えているそうです。花のことを教えて貰ったと言ってます」
「ふぉっふぉっ。それは良かったわい」
そういうと片膝をついて祈り始めた。
「あの時は、どうも有難う御座いました。あなた様に助けて頂いて、生きていたから孫の顔まで拝めましたわい。私にとっては救いの神じゃ」
『そういって頂けて、僕も嬉しいです。末永く生きてください』
「蘇芳も嬉しいと、末永く生きてくださいと言ってます」
お爺さんは涙を流し始め。
しばらくそのままの姿勢で祈っていた。
「いやぁ。死ぬ前に会えて幸せだ」
「お爺さん、昔は磐当領に居たんですか?」
「そうじゃ。雅義領に来たのは20年ほど前かのう。解放者を引退して余生をここで過ごすためにのう」
「そうなんですね。もし、覚えていたら教えて欲しいんですけど……空翔ける翼っていうパーティをご存じですか?」
「うーん」
腕組みをして記憶を遡ってくれている。
しばらく考えていると。
「おぉ。そういえばそんなパーティがルーキーの時にいろいろギルドの仕事で指導したりした気がするわい。しかしのぉ、それも40年前くらい前の話じゃからのぉ」
「そのパーティの中に俺の両親が居たんですが」
ジィっと見つめられる。
「その青い髪、確かにそんな色の髪をそのパーティのリーダーもしておったな。あの頃は期待のルーキーだと言われていてなぁ。ギルドからも色々教えてやるように言われたもんじゃった」
「そんなことがあったんですね」
少し昔のことだけど、自分の親の話が聞けて良かった。
期待のルーキーか。
流石父さんと、母さんだな。
「そのご両親は今はどうしてるんじゃ?」
「それが、2年前にギルドから死亡通知が来ました。俺は留守番をしていて……」
「ふむ。そうじゃったのか……もしや、それで生きているのではと探しているという事かのぉ?」
「まぁ。そんなところです。半分は諦めているんですけど。もう半分はもしかしてっていう気持ちもあって。だから旅をすることにしたんです。本当に死んでしまったのか。それを明らかにしたい」
「それは中々に険しい道のりじゃな」
キリッとした目で見つめてくる。
「やっぱり厳しいですかね……」
「そうじゃのぉ。まず、ダンジョンで全滅していた場合。この場合じゃと死んだ痕跡も残らん。ただ行方不明でどこかにいる場合、手掛かりがあればラッキーじゃ。ダンジョンではない何処かで死んでいた場合。これはもはや生きていた痕跡を見つけるのも困難じゃ」
「ですよね……」
「じゃが、望みもある。遺体がないということは生きているかもしれない。若者よ。諦めるでない。希望は時にこ困難にも打ち勝つ力となるじゃろう」
「はい! 俺は、信じて探します!」
翔真の目に光が宿ったのをお爺さんは見た。
「ふぉっふぉっ。やはり若い者はいい。少しアドバイスをしただけでこうも目つきが変わる。貪欲に色んなことを吸収して生きるんじゃぞ? そしたら強くなれるのじゃ」
「有難う御座います! なんだか、力が漲ってきました! やるぞぉぉぉ!」
力を漲らせて南へ走る。
蘇芳が慌てたようにお爺さんにペコリとして翔真の後を追う。
翔真達が行った後。
「あれ? 剣聖様。お花の手入れですか? さっき若者が来ませんでした? 魔物連れたやつ」
現れたのはお花畑を進めたラーメン屋の店主であった。
「面白い若者にじゃったのう。楽しませてもらったわい。若いとは希望に満ちていていいものじゃなぁ。ワシも力をもらったわい」
「あの子達も為になったでしょうねぇ。三大ダンジョンの一つを攻略した史上最強の剣聖様と話ができたんですから」
「ワシはただの爺として話したまでじゃ。その方が面白かろう」
意外な所で最強と言われる人物に巡り合い。
言葉で力を貰った翔真達。
これからの旅の活力になる事だろう。
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