14 / 69
14.解放者の企み
しおりを挟む
暁至町に戻ろうとしていたが、暗くなってきたのだ。
「今日はこの辺で野営にしようか」
『いいねぇ! 野営! 野営!』
楽しそうにテンションが上がってる蘇芳。
焚き火台を用意する。
その辺に落ちている落ち葉と枝を積む。
「これで火をつける」
カチッと魔道具で火をつける。
すぐに燃え始め当たりを明るくする。
「蘇芳! おめでとうございます弁当出して!」
『はーい! 僕とんかつ弁当! 翔真には、焼肉弁当!』
「サンキュー!」
火の近くに置いて温める。
パクッとひと口食べると口に肉の旨みが広がりタレの味が肉の味とマッチして芳醇な味を醸し出している。
「うぅぅめぇぇぇ!」
『美味しいぃぃ!』
「最っ高だなぁ!」
食べ終わるとテントを出す。
テントの箱をパカッと開くと目の前にテントが飛び出てきた。
「おぉー! すげぇ! 中入ってみようぜ!」
中に入るとアパートのリビングぐらい。
10畳くらいだろうか。
広い空間にベッドが2つ並んでいる。
「広っ! 蘇芳! すげぇよ!?」
『わぁぁーー! ホントだぁ! これ、宿いらないね!』
「だな! これで十分だわ。あっ!こっちにシャワールームとトイレと洗面のユニットがあるわ」
『至れり尽くせりだね』
「すげぇな? よしっ! 寝よぉー!」
バフッとベッドに飛び込む。
「あぁーーー。気持ちぃぃぃー」
『翔真? シャワー浴びてから寝なよ?』
「ぐぅぅぅぅぅ……ぐぅぅぅぅ」
『寝ちゃったの!? はやっ!』
それを見て蘇芳も寝てしまうのであった。
◇◆◇
「ふぁぁぁーーーー」
身体を伸ばして解す。
「よく寝たわぁーーーー」
隣を見ると蘇芳が寝ている。
まじまじと見る。
コイツ、何処で息してんだ?
っていうか息するのか?
何処で息してんだ?
息づかいが聞こえるくらい近くまで近づく。
『何?』
「うおあぁぁぁぁ! びっくりしたぁぁ!」
『ビックリしたのはこっちだよ。目を覚ましたらメッチャ近くに翔真の顔があるんだもん』
「すまんすまん。何処で息してんのか気になってな」
『息? してないよ? 魔物だよ? 僕』
「そうなん!? 息してないん!?」
『なんでいきなり西の言葉になってんの!?』
「いやー。ビックリして……」
『核はあるけど肺とかないし』
「そうなんか。喋るのとかは?」
『僕の言葉分かるの翔真だけだよ? 放出する音は聞いてるのと違うと思うけど?』
「はっ! テレパシー的な!?」
『かもね』
「うぅわっ! マジかよ!? すげぇ!」
『まぁ、落ち着いて? シャワー浴びよう? 昨日浴びてないでしょ?』
「そうだった!」
いそいそとシャワーを浴びる。
上がると着替える。
その間に朝ごはんを出してくれていた。
「おぉ! サンキュー! サンドイッチ?」
『そっ! 買った中にあったから』
「いいね!」
ムシャムシャと朝食を食べ、準備をする。
テントから出ると、テントの箱を出して開くとシュルンッと箱の中にテントが入った。
「おぉー。流石高かっただけある。楽だ」
機嫌よく町に向かう。
「ぉはざまーす!」
門番の人に挨拶をして入る。
ギルドに付くと、早い時間だからかあまり人はいなかった。
「ぉはざまーす!」
「おはようございます! 早いですね?」
昨日説教された風香さんである。
「あっ、昨日ダンジョンを2個攻略したんですけど、これ、ダンジョンコアです。それ以外は収穫なかったです」
「はい! お疲れ様でした!……これはどちらも小規模ダンジョンですね。こっちの小さい方は5万円でもう一個は10万円です!」
「あっ、はぁーい」
「一気に2個も攻略するなんて凄いですね!?」
「いやー、そんな事ないっす。まだEランクですし……」
「あっ。すみません。昨日は私が言い過ぎてしまって……悪い癖なんですよね」
ポカッと頭を拳で小突く風香さん。
ちょっと可愛いと思ってしまった。
そういうロリ巨乳不思議ちゃん属性か!?
属性が渋滞してるな。
「いえ……事実ですし。何にも知らなかったので。あっ、それでこのコアでランクアップまではどのくらいですか?」
「えぇーと、まだランクアップしてから小規模ダンジョンコアを2つなので、あと小規模13個か、中規模5個ですね!」
「先は長いですね……」
「そうですね。でも、登録日から考えるとEランクなのも驚きですよ?」
「そうっすかねぇ。どうしよっかなぁ。勢いで出てきたけど、1回戻ろうかな……」
「ん? 真仲さんって何処から来たんですか?」
「あぁ、隣の領から大規模ダンジョンがあるってんで、見に来てみたんです」
「そうだったんですね! どうりで見ない顔だと思いましたよ! 目立つ魔物も連れてるし、テイマーですよね? 最弱と言われる」
「はははっ! はっきり言うね。そうだよ。最弱の職業と言われたテイマーさ。俺にとっては最高の職業だったんですけどね!」
そんな話をしていると、横から男が入ってきた。
「おめぇ、よそもんの癖に風香ちゃん独り占めしてんじゃねぇぞ!?」
「あぁ。悪い悪い。換金も終わったんでどうぞ?」
横から入ってきた男がイチャモンを付けてきた。
「お前、この辺の小規模ダンジョン攻略したのか?」
「あぁ。そうだ」
「余計なことすんなよ! 中規模になるように手をつけないで育ててたのによ」
発見されているダンジョンのコアを大きくするために暗黙の了解で攻略していなかったのだそうだ。
「昨日来た時に言ってくれれば分かったんですけど? 昨日隣の酒場にいましたよね? なんでずっと見てたんです?」
「う、うるせぇ! よそ者が!」
ダンッとカウンターを叩く。
「このギルドは金儲けのために小規模ダンジョンを放置することを容認しているんですか?」
風香さんを見てみるとオロオロしている。
「風香さん、このことを知っていましたか?」
「し、知りませんでした!」
「では、解放者達が独断で行っていたんですねぇ。風香さん、上の方を呼んで貰えますか?」
「はい! 直ぐに!」
奥の方へ消えていく風香さん。
「お前なんなんだよ! この町に来たと思ったらイチャモンつけやがって!」
「で? 言いたいのはそれだけですか? この町の解放者、皆でグルだったんですか? ダンジョンを育てるなんて、解放者失格では?」
「うるせえ! コノヤロー!」
大柄な男は背中に担いでいた斧を上段に構えた。
「キャーーー!」
「お、おい。誰か止めろって!」
「あれはまずい」
他の受付嬢や解放者の悲鳴や焦りの声が聞こえる。
振り下ろされる。
斧が目前に迫る。
皆これから起こる惨劇を脳裏に浮かべながら、目をつぶった。
ズンッッッ
振り下ろした衝撃が身体に伝わってくる。
「な、何もんだお前……」
その声に恐る恐る目を開くと。
大柄な男の斧を片手で受け止めていたのだ。
「何者って言われても……ただのテイマーだけど?」
「テイマーだと!? あの最弱のか!? そんな訳ねぇ」
斧を引こうとするがビクともしない。
「おい! 俺の斧離せ!」
「ん? あぁ」
パッと離すと反動で後ろに倒れる。
「ば、化け物!」
逃げようと後ろを振り返ると。
腕組みをした更なる大男に出口を塞がれていた。
「お前はもう終わりだ。同業者を殺そうとしただけではなく、ダンジョンを放置して育ててただと? 詳しく話を聞かせてもらおうか?」
「お、俺が言い出したことじゃねぇよ!?」
無理矢理連行される男。
「真仲さん! だ、大丈夫でしたか!?」
「えぇ。俺は大丈夫っす! しかし、このギルドの解放者達、どうなっちゃうんでしょうねぇ」
「本部には報告されると思います。誰が主犯かは分かりませんが……」
「誰かに唆されたんですかねぇ」
「あの、この前はすみませんでした。弱いみたいな事言って」
「ううん。だってランクは低いからしょうがないですよ。1回戻ろうかな……」
「あの! 解放者が大量処罰されるかもしれないんです! 落ち着くまで周辺のダンジョン、攻略してくれませんか!?」
「そうっすねぇ。ランクも上げたいしそれでもいいかな。あっ、今日のコア小さい方1つは貰います」
「ホントですか!? ありがとうございます! コアは小さい方お返しします!」
勢いよく深々と例をして勢いよく頭をあげる風香さん。
バインッバインッと跳ねる山を見ないようにするのに必死だった。
「今日はこの辺で野営にしようか」
『いいねぇ! 野営! 野営!』
楽しそうにテンションが上がってる蘇芳。
焚き火台を用意する。
その辺に落ちている落ち葉と枝を積む。
「これで火をつける」
カチッと魔道具で火をつける。
すぐに燃え始め当たりを明るくする。
「蘇芳! おめでとうございます弁当出して!」
『はーい! 僕とんかつ弁当! 翔真には、焼肉弁当!』
「サンキュー!」
火の近くに置いて温める。
パクッとひと口食べると口に肉の旨みが広がりタレの味が肉の味とマッチして芳醇な味を醸し出している。
「うぅぅめぇぇぇ!」
『美味しいぃぃ!』
「最っ高だなぁ!」
食べ終わるとテントを出す。
テントの箱をパカッと開くと目の前にテントが飛び出てきた。
「おぉー! すげぇ! 中入ってみようぜ!」
中に入るとアパートのリビングぐらい。
10畳くらいだろうか。
広い空間にベッドが2つ並んでいる。
「広っ! 蘇芳! すげぇよ!?」
『わぁぁーー! ホントだぁ! これ、宿いらないね!』
「だな! これで十分だわ。あっ!こっちにシャワールームとトイレと洗面のユニットがあるわ」
『至れり尽くせりだね』
「すげぇな? よしっ! 寝よぉー!」
バフッとベッドに飛び込む。
「あぁーーー。気持ちぃぃぃー」
『翔真? シャワー浴びてから寝なよ?』
「ぐぅぅぅぅぅ……ぐぅぅぅぅ」
『寝ちゃったの!? はやっ!』
それを見て蘇芳も寝てしまうのであった。
◇◆◇
「ふぁぁぁーーーー」
身体を伸ばして解す。
「よく寝たわぁーーーー」
隣を見ると蘇芳が寝ている。
まじまじと見る。
コイツ、何処で息してんだ?
っていうか息するのか?
何処で息してんだ?
息づかいが聞こえるくらい近くまで近づく。
『何?』
「うおあぁぁぁぁ! びっくりしたぁぁ!」
『ビックリしたのはこっちだよ。目を覚ましたらメッチャ近くに翔真の顔があるんだもん』
「すまんすまん。何処で息してんのか気になってな」
『息? してないよ? 魔物だよ? 僕』
「そうなん!? 息してないん!?」
『なんでいきなり西の言葉になってんの!?』
「いやー。ビックリして……」
『核はあるけど肺とかないし』
「そうなんか。喋るのとかは?」
『僕の言葉分かるの翔真だけだよ? 放出する音は聞いてるのと違うと思うけど?』
「はっ! テレパシー的な!?」
『かもね』
「うぅわっ! マジかよ!? すげぇ!」
『まぁ、落ち着いて? シャワー浴びよう? 昨日浴びてないでしょ?』
「そうだった!」
いそいそとシャワーを浴びる。
上がると着替える。
その間に朝ごはんを出してくれていた。
「おぉ! サンキュー! サンドイッチ?」
『そっ! 買った中にあったから』
「いいね!」
ムシャムシャと朝食を食べ、準備をする。
テントから出ると、テントの箱を出して開くとシュルンッと箱の中にテントが入った。
「おぉー。流石高かっただけある。楽だ」
機嫌よく町に向かう。
「ぉはざまーす!」
門番の人に挨拶をして入る。
ギルドに付くと、早い時間だからかあまり人はいなかった。
「ぉはざまーす!」
「おはようございます! 早いですね?」
昨日説教された風香さんである。
「あっ、昨日ダンジョンを2個攻略したんですけど、これ、ダンジョンコアです。それ以外は収穫なかったです」
「はい! お疲れ様でした!……これはどちらも小規模ダンジョンですね。こっちの小さい方は5万円でもう一個は10万円です!」
「あっ、はぁーい」
「一気に2個も攻略するなんて凄いですね!?」
「いやー、そんな事ないっす。まだEランクですし……」
「あっ。すみません。昨日は私が言い過ぎてしまって……悪い癖なんですよね」
ポカッと頭を拳で小突く風香さん。
ちょっと可愛いと思ってしまった。
そういうロリ巨乳不思議ちゃん属性か!?
属性が渋滞してるな。
「いえ……事実ですし。何にも知らなかったので。あっ、それでこのコアでランクアップまではどのくらいですか?」
「えぇーと、まだランクアップしてから小規模ダンジョンコアを2つなので、あと小規模13個か、中規模5個ですね!」
「先は長いですね……」
「そうですね。でも、登録日から考えるとEランクなのも驚きですよ?」
「そうっすかねぇ。どうしよっかなぁ。勢いで出てきたけど、1回戻ろうかな……」
「ん? 真仲さんって何処から来たんですか?」
「あぁ、隣の領から大規模ダンジョンがあるってんで、見に来てみたんです」
「そうだったんですね! どうりで見ない顔だと思いましたよ! 目立つ魔物も連れてるし、テイマーですよね? 最弱と言われる」
「はははっ! はっきり言うね。そうだよ。最弱の職業と言われたテイマーさ。俺にとっては最高の職業だったんですけどね!」
そんな話をしていると、横から男が入ってきた。
「おめぇ、よそもんの癖に風香ちゃん独り占めしてんじゃねぇぞ!?」
「あぁ。悪い悪い。換金も終わったんでどうぞ?」
横から入ってきた男がイチャモンを付けてきた。
「お前、この辺の小規模ダンジョン攻略したのか?」
「あぁ。そうだ」
「余計なことすんなよ! 中規模になるように手をつけないで育ててたのによ」
発見されているダンジョンのコアを大きくするために暗黙の了解で攻略していなかったのだそうだ。
「昨日来た時に言ってくれれば分かったんですけど? 昨日隣の酒場にいましたよね? なんでずっと見てたんです?」
「う、うるせぇ! よそ者が!」
ダンッとカウンターを叩く。
「このギルドは金儲けのために小規模ダンジョンを放置することを容認しているんですか?」
風香さんを見てみるとオロオロしている。
「風香さん、このことを知っていましたか?」
「し、知りませんでした!」
「では、解放者達が独断で行っていたんですねぇ。風香さん、上の方を呼んで貰えますか?」
「はい! 直ぐに!」
奥の方へ消えていく風香さん。
「お前なんなんだよ! この町に来たと思ったらイチャモンつけやがって!」
「で? 言いたいのはそれだけですか? この町の解放者、皆でグルだったんですか? ダンジョンを育てるなんて、解放者失格では?」
「うるせえ! コノヤロー!」
大柄な男は背中に担いでいた斧を上段に構えた。
「キャーーー!」
「お、おい。誰か止めろって!」
「あれはまずい」
他の受付嬢や解放者の悲鳴や焦りの声が聞こえる。
振り下ろされる。
斧が目前に迫る。
皆これから起こる惨劇を脳裏に浮かべながら、目をつぶった。
ズンッッッ
振り下ろした衝撃が身体に伝わってくる。
「な、何もんだお前……」
その声に恐る恐る目を開くと。
大柄な男の斧を片手で受け止めていたのだ。
「何者って言われても……ただのテイマーだけど?」
「テイマーだと!? あの最弱のか!? そんな訳ねぇ」
斧を引こうとするがビクともしない。
「おい! 俺の斧離せ!」
「ん? あぁ」
パッと離すと反動で後ろに倒れる。
「ば、化け物!」
逃げようと後ろを振り返ると。
腕組みをした更なる大男に出口を塞がれていた。
「お前はもう終わりだ。同業者を殺そうとしただけではなく、ダンジョンを放置して育ててただと? 詳しく話を聞かせてもらおうか?」
「お、俺が言い出したことじゃねぇよ!?」
無理矢理連行される男。
「真仲さん! だ、大丈夫でしたか!?」
「えぇ。俺は大丈夫っす! しかし、このギルドの解放者達、どうなっちゃうんでしょうねぇ」
「本部には報告されると思います。誰が主犯かは分かりませんが……」
「誰かに唆されたんですかねぇ」
「あの、この前はすみませんでした。弱いみたいな事言って」
「ううん。だってランクは低いからしょうがないですよ。1回戻ろうかな……」
「あの! 解放者が大量処罰されるかもしれないんです! 落ち着くまで周辺のダンジョン、攻略してくれませんか!?」
「そうっすねぇ。ランクも上げたいしそれでもいいかな。あっ、今日のコア小さい方1つは貰います」
「ホントですか!? ありがとうございます! コアは小さい方お返しします!」
勢いよく深々と例をして勢いよく頭をあげる風香さん。
バインッバインッと跳ねる山を見ないようにするのに必死だった。
3
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる