1 / 69
1.バイト中の出会い
しおりを挟む
「お疲れ様でしたぁ!」
清掃のバイトを終えた真仲翔真(まなか しょうま)は帰路についていた。
と、思いきや。
数分後。
次のバイトに行く。
「おはようございます! お疲れ様でーす!」
そう。
翔真は複数のバイトをハシゴするパラレルワーカーであった。
ダンジョンが無数にあるこの世界では、ダンジョン産の鉱石や魔石をギルドに収める事で生計を立てている者が多い。
そんななか清掃や配送の仕事をしているのは、テイマーという世界で最弱と言われる天職になった為である。
「おう! 翔真! 今日はこの荷物を森をぬけた先の椎和町(しいわまち)に届けてくれるか?」
「はい! わかりやしたぁ!」
ステータスが低い翔真でも、何とか持てる重さの荷物を配達する。
「はぁぁぁ。金持ちになりてぇなぁ。金があれば何もしないで暮らせるのになぁ」
汗をかきながら森を抜けようとした時であった。
『ウゥゥゥゥゥ』
何やら声がする。
声のする方へ行ってみる。
『ウウゥゥゥゥゥゥ』
不自然に地面が盛り上がっているところがある。
「おい! 大丈夫か!?」
地面の盛り上がっているところを叩いてみる。
『ウガッ!? ウゴゴッ!?』
起き上がったのは3メートルはありそうな巨大な魔物であった。
体は木で出来ているようだが、身に纏っているのは魔物の骨のようだ。
「くっ!」
テイムしようと思って色んな魔物に会ったつもりだったが、ここまでのプレッシャーを放つ魔物は見たことがないな。
『ウゴォォォ!?』
ズンズンッと翔真に気付くと腕を振りかぶり攻撃してこようとする。
すると翔真は力を抜いて両手を開き待ち構える。
俺には抵抗する力などない。
最弱と言われる天職についた俺はレベルが上がったことも無い。
この世界のテイマーが何故最弱と言われるか。
それは、初期ステータスが低いため魔物をテイムできる可能性が非常に低いということ。
そして、運良くテイムできたとしても魔物が弱い為それ以上強い魔物には、敵わないということ。
おれの人生はここで終わったんだな。
バイトに明け暮れた日々は何気に楽しかったなぁ。
ガシッ
身体を捕まれ足が地面から離れる。
もう片方の魔物の手が伸びてきて目の前まで来る。
ギュッと目を瞑って死を覚悟した。
ナデナデ
何故か頭を撫でられている。
『ウゴッウゴッ』
うん?これは、逆に懐かれたのか?
「なぁ、俺のパートナーになってくれるか?」
『ウゴッ!』
頷く魔物。
「よっしゃ! テイム!」
翔真から魔力が溢れ魔物と魔力を共有する。
何か力が漲ってくる感覚に襲われていた。
なんだ!? 凄い力が湧いてくる感じがする。
「ステータス!」
――――――――――――
NAME:真仲翔真
LV:1
ATK:2018
VIT:2021
DEF:1256
MND:523
テイム中
NAME:魔物の王
ATK:9999
VIT:9999
DEF:8568
MND:1012
――――――――――――
「な、なんだこれ!? どうなってるんだ!?」
テイム前の数値
――――――――――――
NAME:真仲翔真
LV:1
ATK:18
VIT:21
DEF:19
MND:23
――――――――――――
数値が大幅に増えている。
なんでだ?
テイマーの能力と言えば人魔一体という能力がある。
これは、テイムした魔物と共鳴し自身の能力も上がるというもの。
今までテイムに成功したテイマーは最弱の魔物ばかりテイムしていたので有用性にきづかなかったのだ。
「っていうか、お前魔物の王だったのか!? すげぇじゃん!」
『僕はこの辺の一帯の王だったんだ。配下の魔物は召喚もできるよ?』
「マジ!? っていうか、喋ってる言葉がわかる!?」
『テイムされた影響みたいだよ?』
「話し方がなんかギャップ!」
見た目は恐ろしい形相である。
古の木を身体とし、骨の鎧を纏っている。
顔には骨の仮面を付けている。
『なんか仲良くなれそうだなと思ったんだよね! ずっと1人で寂しかったんだ』
「そうか。俺も2年前に両親が死んでからは一人ぼっちだ。仲良くしような! なんか、ステータスが凄いことになってんだけど」
『やったね! 翔真への影響が大きかったんだね!』
「これ、レベル上がったら凄いことになりそうだな……」
『そうだね! レベルって上がる前の数値の数パーセントのステータスが上がるからね』
「だ、だよな……やべぇ……あっ! 配達しねぇと!」
『配達?』
「あぁ! バイト中だったんだ! 急ごう!」
急ごうと思って踏み込んだ瞬間、景色が変わった。
ドゴォンッ
後ろの方で土が舞い、土煙が上がっている。
「うぉっ! はっはっはぁぁ! すげぇ! 身体能力が上がりまくってるぜぇ!」
ドスッドスッと横を併走してくる魔物。
『ねぇねぇ、僕に名前付けてくれない?』
「あぁ、そうだな! んー。何がいいかなぁ。カッコイイのがいいか?」
『そうだなぁ。なんか渋いのがいいなぁ』
「んー。難しいなぁ…………王だったからなぁ……蘇芳(すおう)ってどう?」
『いいねぇ! 渋いかはわかんないけど、気に入ったよ! ありがとう!』
「おう! あっ! あそこが配達先だ! ちょっと待っててくれ」
『うん』
ガチャ
「ひぃーーー! ま、魔物……」
「あっ、大丈夫です! すみません! 俺のテイムしてる魔物なんで!」
「そ、そうなのね! 凄い強そうな魔物ね! 凄いじゃない!」
「ありがとうございます! では、お届け完了のサインをお願いします!」
サインを貰うと帰路に着く。
「よし、蘇芳! 戻るぞ!」
『うん!』
凄まじいスピードで走る2人。
5キロほどある道のりをおよそ4分ほどで戻っていく。
拠点としている町に戻ってきた翔真は、配達の報告をしに蘇芳と共に配送屋に向かう。
「おかえりー! うわぁぁぁ!」
配送屋の店主が腰を抜かす。
「すみません! たまたま魔物のテイムに成功してしまって……一緒に連れてきちゃいました」
「そ、そうなの……し、翔真くんよく働いてくれるけど、魔物と一緒じゃ働けないよ!」
「えっ!? でも、こいつ何にもしな────」
「と、とにかく! 明日からは来なくていいから!」
「えっ!? そんな!」
「これ、今日までのお給料だから! じゃあね!」
チャリンと置かれたのは少し多めな給料。
バイトを失った翔真は途方に暮れる。
「あーぁ。次のバイトに行くかぁ」
再び清掃のバイトに出社する。
すると、先程の配送屋さんと同じような対応をされ、職を失う。
「はぁぁぁ。どうしよう。生活できなくなっちまう」
『ごめん。翔真。でもさ、翔真はダンジョンとか……行かないの?』
「ダンジョン? ダンジョンってのはさ、強いやつじゃないと生きの……こ……れ…………ない」
目を見開いてしばらく停止する。
「そうじゃん! 蘇芳のおかげで強くなったんじゃねぇかよ! そうだよ! ダンジョン行こう!」
『うん! 2人で十分だよ! ダンジョンを攻略しまくろう!』
「いよっしゃあ! 一獲千金! ダンジョンコア取って稼ぐぞぉぉぉ!」
強くなったことを忘れていた翔真はダンジョンに入って稼ぐことに決めた。
この世界のダンジョンとは、無数にあり、どんどん成長していくと言われている。
最奥にあるダンジョンコアや途中にある鉱石などを求めて皆潜っている。
ダンジョンコアは失われるとそのダンジョンは自然消滅するが何時しかまたどこかに現れるのだ。
コアは魔道具と呼ばれるコアを使った道具に使われ、大ダンジョンと言われる100層を越えるダンジョンには巨大なダンジョンコアが発見されるという。
巨大なダンジョンコアは小国の国家予算並みの金額で取引され、国を守る為の守護魔法等の使用に用いられる。
一攫千金といわれるダンジョンコアを求めて翔真と蘇芳の無双劇が始まる。
清掃のバイトを終えた真仲翔真(まなか しょうま)は帰路についていた。
と、思いきや。
数分後。
次のバイトに行く。
「おはようございます! お疲れ様でーす!」
そう。
翔真は複数のバイトをハシゴするパラレルワーカーであった。
ダンジョンが無数にあるこの世界では、ダンジョン産の鉱石や魔石をギルドに収める事で生計を立てている者が多い。
そんななか清掃や配送の仕事をしているのは、テイマーという世界で最弱と言われる天職になった為である。
「おう! 翔真! 今日はこの荷物を森をぬけた先の椎和町(しいわまち)に届けてくれるか?」
「はい! わかりやしたぁ!」
ステータスが低い翔真でも、何とか持てる重さの荷物を配達する。
「はぁぁぁ。金持ちになりてぇなぁ。金があれば何もしないで暮らせるのになぁ」
汗をかきながら森を抜けようとした時であった。
『ウゥゥゥゥゥ』
何やら声がする。
声のする方へ行ってみる。
『ウウゥゥゥゥゥゥ』
不自然に地面が盛り上がっているところがある。
「おい! 大丈夫か!?」
地面の盛り上がっているところを叩いてみる。
『ウガッ!? ウゴゴッ!?』
起き上がったのは3メートルはありそうな巨大な魔物であった。
体は木で出来ているようだが、身に纏っているのは魔物の骨のようだ。
「くっ!」
テイムしようと思って色んな魔物に会ったつもりだったが、ここまでのプレッシャーを放つ魔物は見たことがないな。
『ウゴォォォ!?』
ズンズンッと翔真に気付くと腕を振りかぶり攻撃してこようとする。
すると翔真は力を抜いて両手を開き待ち構える。
俺には抵抗する力などない。
最弱と言われる天職についた俺はレベルが上がったことも無い。
この世界のテイマーが何故最弱と言われるか。
それは、初期ステータスが低いため魔物をテイムできる可能性が非常に低いということ。
そして、運良くテイムできたとしても魔物が弱い為それ以上強い魔物には、敵わないということ。
おれの人生はここで終わったんだな。
バイトに明け暮れた日々は何気に楽しかったなぁ。
ガシッ
身体を捕まれ足が地面から離れる。
もう片方の魔物の手が伸びてきて目の前まで来る。
ギュッと目を瞑って死を覚悟した。
ナデナデ
何故か頭を撫でられている。
『ウゴッウゴッ』
うん?これは、逆に懐かれたのか?
「なぁ、俺のパートナーになってくれるか?」
『ウゴッ!』
頷く魔物。
「よっしゃ! テイム!」
翔真から魔力が溢れ魔物と魔力を共有する。
何か力が漲ってくる感覚に襲われていた。
なんだ!? 凄い力が湧いてくる感じがする。
「ステータス!」
――――――――――――
NAME:真仲翔真
LV:1
ATK:2018
VIT:2021
DEF:1256
MND:523
テイム中
NAME:魔物の王
ATK:9999
VIT:9999
DEF:8568
MND:1012
――――――――――――
「な、なんだこれ!? どうなってるんだ!?」
テイム前の数値
――――――――――――
NAME:真仲翔真
LV:1
ATK:18
VIT:21
DEF:19
MND:23
――――――――――――
数値が大幅に増えている。
なんでだ?
テイマーの能力と言えば人魔一体という能力がある。
これは、テイムした魔物と共鳴し自身の能力も上がるというもの。
今までテイムに成功したテイマーは最弱の魔物ばかりテイムしていたので有用性にきづかなかったのだ。
「っていうか、お前魔物の王だったのか!? すげぇじゃん!」
『僕はこの辺の一帯の王だったんだ。配下の魔物は召喚もできるよ?』
「マジ!? っていうか、喋ってる言葉がわかる!?」
『テイムされた影響みたいだよ?』
「話し方がなんかギャップ!」
見た目は恐ろしい形相である。
古の木を身体とし、骨の鎧を纏っている。
顔には骨の仮面を付けている。
『なんか仲良くなれそうだなと思ったんだよね! ずっと1人で寂しかったんだ』
「そうか。俺も2年前に両親が死んでからは一人ぼっちだ。仲良くしような! なんか、ステータスが凄いことになってんだけど」
『やったね! 翔真への影響が大きかったんだね!』
「これ、レベル上がったら凄いことになりそうだな……」
『そうだね! レベルって上がる前の数値の数パーセントのステータスが上がるからね』
「だ、だよな……やべぇ……あっ! 配達しねぇと!」
『配達?』
「あぁ! バイト中だったんだ! 急ごう!」
急ごうと思って踏み込んだ瞬間、景色が変わった。
ドゴォンッ
後ろの方で土が舞い、土煙が上がっている。
「うぉっ! はっはっはぁぁ! すげぇ! 身体能力が上がりまくってるぜぇ!」
ドスッドスッと横を併走してくる魔物。
『ねぇねぇ、僕に名前付けてくれない?』
「あぁ、そうだな! んー。何がいいかなぁ。カッコイイのがいいか?」
『そうだなぁ。なんか渋いのがいいなぁ』
「んー。難しいなぁ…………王だったからなぁ……蘇芳(すおう)ってどう?」
『いいねぇ! 渋いかはわかんないけど、気に入ったよ! ありがとう!』
「おう! あっ! あそこが配達先だ! ちょっと待っててくれ」
『うん』
ガチャ
「ひぃーーー! ま、魔物……」
「あっ、大丈夫です! すみません! 俺のテイムしてる魔物なんで!」
「そ、そうなのね! 凄い強そうな魔物ね! 凄いじゃない!」
「ありがとうございます! では、お届け完了のサインをお願いします!」
サインを貰うと帰路に着く。
「よし、蘇芳! 戻るぞ!」
『うん!』
凄まじいスピードで走る2人。
5キロほどある道のりをおよそ4分ほどで戻っていく。
拠点としている町に戻ってきた翔真は、配達の報告をしに蘇芳と共に配送屋に向かう。
「おかえりー! うわぁぁぁ!」
配送屋の店主が腰を抜かす。
「すみません! たまたま魔物のテイムに成功してしまって……一緒に連れてきちゃいました」
「そ、そうなの……し、翔真くんよく働いてくれるけど、魔物と一緒じゃ働けないよ!」
「えっ!? でも、こいつ何にもしな────」
「と、とにかく! 明日からは来なくていいから!」
「えっ!? そんな!」
「これ、今日までのお給料だから! じゃあね!」
チャリンと置かれたのは少し多めな給料。
バイトを失った翔真は途方に暮れる。
「あーぁ。次のバイトに行くかぁ」
再び清掃のバイトに出社する。
すると、先程の配送屋さんと同じような対応をされ、職を失う。
「はぁぁぁ。どうしよう。生活できなくなっちまう」
『ごめん。翔真。でもさ、翔真はダンジョンとか……行かないの?』
「ダンジョン? ダンジョンってのはさ、強いやつじゃないと生きの……こ……れ…………ない」
目を見開いてしばらく停止する。
「そうじゃん! 蘇芳のおかげで強くなったんじゃねぇかよ! そうだよ! ダンジョン行こう!」
『うん! 2人で十分だよ! ダンジョンを攻略しまくろう!』
「いよっしゃあ! 一獲千金! ダンジョンコア取って稼ぐぞぉぉぉ!」
強くなったことを忘れていた翔真はダンジョンに入って稼ぐことに決めた。
この世界のダンジョンとは、無数にあり、どんどん成長していくと言われている。
最奥にあるダンジョンコアや途中にある鉱石などを求めて皆潜っている。
ダンジョンコアは失われるとそのダンジョンは自然消滅するが何時しかまたどこかに現れるのだ。
コアは魔道具と呼ばれるコアを使った道具に使われ、大ダンジョンと言われる100層を越えるダンジョンには巨大なダンジョンコアが発見されるという。
巨大なダンジョンコアは小国の国家予算並みの金額で取引され、国を守る為の守護魔法等の使用に用いられる。
一攫千金といわれるダンジョンコアを求めて翔真と蘇芳の無双劇が始まる。
0
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる