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26.外での護衛
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「ローラ・マッコールですわ。この度は感謝いたしますわ」
この人は貴族のようだ。
貴族ってのは国のために働いている人。
ようは、お偉いさんだ。
「いえいえ、間に合ってよかったです。まぁ、犠牲は出てしまったようですけど……」
視線を亡くなってしまった兵士に向けてそう呟いた。
「仕方がありませんわ。でも、ワタクシは本当に運が良かったですわ。あなた達のお陰で死なずにすみましたわ」
「カレロまで俺達も行くんです。護衛しますよ」
そう提案するとローラの顔は華やかになった。
「まぁ! いいんですの? 助かりますわぁ!」
「ここで見放して死なれちゃあ、目覚めが悪りぃからな」
すかさずヤマトがそう呟いた。
お偉いさんの期限を損ないそうな発言はやめて欲しいものだ。
「ちょっ! ヤマトさん! この人どこかのお姫様じゃないですか? こんな服装して」
サーヤが心配してくれているようだ。
「お姫様ではないが、ご令嬢ではあるみたいだな」
「そんなぁ。お姫様だなんて……」
ローラは両頬に手を当ててクネクネしている。
なんだか、めちゃくちゃ照れているようだ。
「あー。すまんな。それで、御者は無事なんですよね?」
「そうですわね!」
「じゃあ、ゆっくり走ってもらって、俺達は周りを警戒しながら歩いてついていきますから」
「恩人を歩かせるだなんてそんなことできません!」
顔をしかめながらそういうローラ。だが、馬車に一緒に乗っていては危機察知がしづらい。
「乗れるだけ乗ればいいんじゃねぇか?」
「んー。サーヤ、乗せてもらえ。俺とヤマトは外でいい」
サーヤが乗るだけでも移動速度はアップする。やはりまだまだ体力がないからな。
「はーい。じゃあ、お嬢様、すみません。ワタシを乗せてもらっていいですか?」
「ローラでいいですわ」
「サーヤです。よろしくお願いします」
「さっ、いらっしゃい?」
馬車の中から手を伸ばしてくれている。その手を掴み、乗り込んでいくサーヤ。仲良くしていてくれればいいのだが。
「二人きりだな? ガイル?」
「兵士さんが居るから二人ではない」
「つれねぇなぁ」
ヤマトが隣で耳打ちしているのを不思議に思いながら兵士さんが近づいてきた。
「あのー、どうかしましたか?」
「いやいや。なんでもないですよ。俺はガイルです。こっちは」
「ヤマトだ。はぁぁ」
大きなため息を吐くヤマト。本当にやめて欲しいものだ。
「私はミルトです。カレロまでよろしくお願いします!」
頭を下げてくるので「まぁまぁ」と言ってそれを制する。どうせ行くのだからあまり変わらないだろう。
「出発します!」
ミルトさんの合図で馬車が進んでいく。ゆっくりとついていく三人。
「ガイルさんとヤマトさんは探索者なんですか?」
「そうですよ。最近復帰したんですけどね」
「へぇぇ。凄いですなぁ。ブランクがあるのにその強さということですか。凄まじい」
ミルトさんは目をキラキラしながらそう俺達を褒めてくれている。褒められると照れるな。
「私兵はこういう時の護衛なんかもするんですね?」
「あまりないのですが、お嬢様が探索者の方を信用しないとおっしゃってまして……」
「なぜです?」
「ご両親は良い探索者に恵まれたのですが、以前頼んだ探索者の方の素行が悪くて襲われそうになったみたいで……」
「あぁ。それはなんというか申し訳ない。同業者の中には素行が悪い奴らもいるのは事実で。悪い奴らばかりではないのですが。そのへんは年長者がなんとかせにゃならんと思います」
ミルトさんの言った通り、探索者を指導する立場になればいいのだろうが。しかし、本部で指導しないと他の支所に行きわたらないだろう。
「なんだぁ? ガイルは娘を探したらギルド職員にでもなるのかぁ?」
ヤマトが馬鹿にするように鼻で笑った。
自分の中でそのような選択肢はなかったが、それをしてもいいかもしれない。そう思えるようになった。
「それもいいかもな」
「おいおい。本気か?」
本当に心配そうにこちらを覗き込むヤマト。
何がそんなに心配なのだろうか。
サーヤと旅をしてみてわかった。俺は最近の探索者事情を知らない。だから俺も学びつつ素行の悪い奴らを指導したりする。それもいいかもしれない。
「ギルドなんてよぉ、ろくな──」
「──おい。敵さんのお出ましだぞ?」
ヤマトはグチグチと話したそうだったが、魔物の接近を察知した俺は会話を切る。
ウルフ系の単体では中級魔物だな。群れを率いているリーダーのいる集団だ。集団となると上級魔物に分類される。
「はっ! 馬車を一回停めますか!?」
「大丈夫です。このまま進んでください」
「えっ? は、はい!」
ミルトさんが慌てているが、停まると囲まれて余計面倒だ。
群れは様子を伺いながらこちらへと近づいてくる。
群れでいるうちに始末しよう。
「俺が食っちまうかぁ?」
「そうだな。一気にやってくれ」
ヤマトは獰猛な笑みを浮かべると。
「ごちそうだぞぉ! 食い散らかせぇ!」
それを合図にネックレスの口が開き黒い何かは集団で移動していたウルフを上からバクリと飲み込んだ。
「おぉ。魔力が吸われるな」
「食いすぎたか?」
「まぁ、大丈夫だぁこれくらい」
ウルフたちがいた所は地面もろとも跡形もなくなった。
そこを見たミルトさんは体を震わせてこちらを見つめた。
「す、すさまじいですな!」
ヤマトはでたらめなんだ。俺を一緒にしないでほしいな。
ミルトさんの質問に答えながらカレロへと向かうのであった。
この人は貴族のようだ。
貴族ってのは国のために働いている人。
ようは、お偉いさんだ。
「いえいえ、間に合ってよかったです。まぁ、犠牲は出てしまったようですけど……」
視線を亡くなってしまった兵士に向けてそう呟いた。
「仕方がありませんわ。でも、ワタクシは本当に運が良かったですわ。あなた達のお陰で死なずにすみましたわ」
「カレロまで俺達も行くんです。護衛しますよ」
そう提案するとローラの顔は華やかになった。
「まぁ! いいんですの? 助かりますわぁ!」
「ここで見放して死なれちゃあ、目覚めが悪りぃからな」
すかさずヤマトがそう呟いた。
お偉いさんの期限を損ないそうな発言はやめて欲しいものだ。
「ちょっ! ヤマトさん! この人どこかのお姫様じゃないですか? こんな服装して」
サーヤが心配してくれているようだ。
「お姫様ではないが、ご令嬢ではあるみたいだな」
「そんなぁ。お姫様だなんて……」
ローラは両頬に手を当ててクネクネしている。
なんだか、めちゃくちゃ照れているようだ。
「あー。すまんな。それで、御者は無事なんですよね?」
「そうですわね!」
「じゃあ、ゆっくり走ってもらって、俺達は周りを警戒しながら歩いてついていきますから」
「恩人を歩かせるだなんてそんなことできません!」
顔をしかめながらそういうローラ。だが、馬車に一緒に乗っていては危機察知がしづらい。
「乗れるだけ乗ればいいんじゃねぇか?」
「んー。サーヤ、乗せてもらえ。俺とヤマトは外でいい」
サーヤが乗るだけでも移動速度はアップする。やはりまだまだ体力がないからな。
「はーい。じゃあ、お嬢様、すみません。ワタシを乗せてもらっていいですか?」
「ローラでいいですわ」
「サーヤです。よろしくお願いします」
「さっ、いらっしゃい?」
馬車の中から手を伸ばしてくれている。その手を掴み、乗り込んでいくサーヤ。仲良くしていてくれればいいのだが。
「二人きりだな? ガイル?」
「兵士さんが居るから二人ではない」
「つれねぇなぁ」
ヤマトが隣で耳打ちしているのを不思議に思いながら兵士さんが近づいてきた。
「あのー、どうかしましたか?」
「いやいや。なんでもないですよ。俺はガイルです。こっちは」
「ヤマトだ。はぁぁ」
大きなため息を吐くヤマト。本当にやめて欲しいものだ。
「私はミルトです。カレロまでよろしくお願いします!」
頭を下げてくるので「まぁまぁ」と言ってそれを制する。どうせ行くのだからあまり変わらないだろう。
「出発します!」
ミルトさんの合図で馬車が進んでいく。ゆっくりとついていく三人。
「ガイルさんとヤマトさんは探索者なんですか?」
「そうですよ。最近復帰したんですけどね」
「へぇぇ。凄いですなぁ。ブランクがあるのにその強さということですか。凄まじい」
ミルトさんは目をキラキラしながらそう俺達を褒めてくれている。褒められると照れるな。
「私兵はこういう時の護衛なんかもするんですね?」
「あまりないのですが、お嬢様が探索者の方を信用しないとおっしゃってまして……」
「なぜです?」
「ご両親は良い探索者に恵まれたのですが、以前頼んだ探索者の方の素行が悪くて襲われそうになったみたいで……」
「あぁ。それはなんというか申し訳ない。同業者の中には素行が悪い奴らもいるのは事実で。悪い奴らばかりではないのですが。そのへんは年長者がなんとかせにゃならんと思います」
ミルトさんの言った通り、探索者を指導する立場になればいいのだろうが。しかし、本部で指導しないと他の支所に行きわたらないだろう。
「なんだぁ? ガイルは娘を探したらギルド職員にでもなるのかぁ?」
ヤマトが馬鹿にするように鼻で笑った。
自分の中でそのような選択肢はなかったが、それをしてもいいかもしれない。そう思えるようになった。
「それもいいかもな」
「おいおい。本気か?」
本当に心配そうにこちらを覗き込むヤマト。
何がそんなに心配なのだろうか。
サーヤと旅をしてみてわかった。俺は最近の探索者事情を知らない。だから俺も学びつつ素行の悪い奴らを指導したりする。それもいいかもしれない。
「ギルドなんてよぉ、ろくな──」
「──おい。敵さんのお出ましだぞ?」
ヤマトはグチグチと話したそうだったが、魔物の接近を察知した俺は会話を切る。
ウルフ系の単体では中級魔物だな。群れを率いているリーダーのいる集団だ。集団となると上級魔物に分類される。
「はっ! 馬車を一回停めますか!?」
「大丈夫です。このまま進んでください」
「えっ? は、はい!」
ミルトさんが慌てているが、停まると囲まれて余計面倒だ。
群れは様子を伺いながらこちらへと近づいてくる。
群れでいるうちに始末しよう。
「俺が食っちまうかぁ?」
「そうだな。一気にやってくれ」
ヤマトは獰猛な笑みを浮かべると。
「ごちそうだぞぉ! 食い散らかせぇ!」
それを合図にネックレスの口が開き黒い何かは集団で移動していたウルフを上からバクリと飲み込んだ。
「おぉ。魔力が吸われるな」
「食いすぎたか?」
「まぁ、大丈夫だぁこれくらい」
ウルフたちがいた所は地面もろとも跡形もなくなった。
そこを見たミルトさんは体を震わせてこちらを見つめた。
「す、すさまじいですな!」
ヤマトはでたらめなんだ。俺を一緒にしないでほしいな。
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