ワケあってこっそり歩いていた王宮で愛妾にされました。

しゃーりん

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はっきり言って、自分の体は令嬢の中でごく平均なものであると思う。

爆乳でも貧乳でもない胸。

寸胴でも細過ぎるわけでもない腰。 

お尻は……よくわからないけど普通の大きさだと思う。

顔も、誰もが見惚れる美人でもなければ可愛がられる愛嬌があるわけでもない。

一体、王太子殿下は自分のどこを気に入ったのかがさっぱりわからない。


なので、ね?どうしてこの姿に、あなたのその股間のモノはそんなに反応するのかしら?

確かに、スケスケだから裸同然なんだけど……ソレってそんなに上を向くモノなのね。


浴室から出てくると、殿下は素っ裸だったの。微妙な角度だったモノが自然に上を向いて、ね。


驚いて目を離せなくなってしまった私を殿下は手を引いてベッドに誘導して行った。


「ごめんね。君の裸を見ただけで暴発しそうなくらいにパンパンになってしまった。」


ほら。と、握らされてしまった。……硬い。熱い。大きい。長い。コレを入れるの?

 
「大丈夫だよ。前もちゃんと入っただろう?痛くないようにじっくりと解すから。」


確かに入ったけど。つまり、あの気持ちいい感覚をまた感じるってことよね。
そう思った途端、アソコが潤んだ気がして戸惑った。
思い出しただけで体が準備し始めているみたいで。






ベッドに座らされて、軽くキスをされた。……すごく嬉しそうな笑顔を見てしまったわ。

あ、妄想ではなくて本当に王太子殿下とのキスだった。この先も……

頭の中でいろいろと考えているうちに、口内に舌が入ってきて深くなった。
殿下のマネをして、舌を吸ってみたり舐め合ったり。
ベッドに押し倒されてからは、息が苦しくなるくらいに貪られた。

スケスケの夜着の上から乳首に吸い付いてどんどん固くなっていくのを味わってる。

どうしよう。前は気づかなかったけど、気持ちいいって思う度にアソコがぬかるんでくるのがわかる。
濡れた方がいいのはわかるけど、恥ずかしすぎるかも。


「ルーチェ?どうした?跡つけるのは嫌?」


少し思考が逸れているうちに、胸の周りには所有欲の証がいくつもあった。


「服で見えないところでしたらいいですけど。」

「この体に跡を残せるのは私だけだからね。嬉しくて、つい。」


またまた嬉しそうな笑顔。

胸を舐め回しながら、手はどんどん下がってきた。下腹を通って繁みの奥へ。

びちゃびちゃになっているソコの中に指が一本根元まで入れられた。
久しぶりの異物。だけど、中が勝手に締め付けるように蠢く。


「ルーチェの体は賢いね。早く入れるようにこんなに濡れて柔らかくなってる。」


指をゆっくりと出し入れしながら、前に舐められて気持ちよかったトコロも指で触れられた。


「あぁ。そこ……あん……あっ。」

「ココ、気持ちいい?女性の快感の芽の場所らしい。粒みたいなのがあるんだ。
 前も舌で舐めたら気持ちよくイッたよね。覚えてる?」


耳元で囁かれながら、3年前の快感を思い出していた。
指でも気持ちいい。だけど、舌も……


「舐めてほしい?」


誘惑に逆らえず、素直に頷くと嬉しそうにキスをしてから私の股間に顔を埋めた。

指が中から抜かれて、少し寂しい。
だけど、代わりに入口に舌が入り込んできた。中を舐められてまた蜜が中から出てくる。
それを舐めとるように舌を動かし、喘ぐことしかできない。
やがて、粒も舐めて吸われた時、あの快感がやってきた。


「あ……もう…んんん…あっ!」


いつの間に指が中に入っていたのだろう。殿下の指を締め付けてから気づいた。


この快感はすごく気持ちいいけれど、すごく疲れる。

脱力していると、中にある指がある場所に触れた時にビクっとなった。


「ここか。」


え?ここって?ちょっと待って?そんなに擦らないで。どうしよう。気持ちいい。また……


「あぁっ!」


嘘でしょ?中にも気持ちいいところがあるの?知らなかった。











 
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