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燕の休息
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「何かわかればお知らせいたしますとも申し上げました」
りよは、男の方を見もせずに言った。
「だが、わからないならばわからないで、その報告ぐらいはするべきであろう」
男は、木にもたれて大きな目でりよを見た。
「忙しゅうございましたゆえ」
「そのようなもの、言い訳にならん。忙しくとも、三日に一度は報告をすると言うのが我らの掟ぞ」
そこで、りよは顔を上げ、木にもたれて薄笑いを浮かべている男を鋭く睨んだ。
りよの顔は、目は吊り気味であるが、繊細な美しい造りである。だがそれ故に、その吊り気味の目が光を放つと、、棒手裏剣が空を裂くが如き鋭さがあり、何とも言えぬ凄みがあった。並の者ならば気圧されて固まってしまうであろう。
だが、大男は慣れているのか微塵も動じず、
「本来ならばお前は掟違反で処罰されねばならぬのだぞ。場合によっては斬らねばならぬ。だが、流石にお前にそれはできぬ。だから見逃しておるのだ」
「承知いたしております」
「連判状はまだ見つからぬか」
「どこにも。恐らく別の場所と思われます」
りよは、大男から目を逸らし、素っ気なく言った。
「それについて、黒須が何か言っているのを聞いてはおらぬのか」
「仲間の方は誰もこの屋敷を訪れませぬゆえ」
「ふむ……」
大男が腕を組み、木の影の中で険しい顔をした。
「申し訳ございませぬがすぐにお戻りください。お嬢様がおられます」
「問題ない。眠らせてある」
男が言った瞬間、りよは全身の気を一変させて男に目を剥いた。
「何ですと? 頭、何をしたのですか」
「案ずるな、本当に眠らせただけじゃ」
「…………」
りよは、男を睨みつけたままでいる。
猫目の大男は、どうしようもないな、と言う風に頭を振ると、
「燕よ。折角黒須新九郎の屋敷に入り込むことができたのだ。もう少し働け」
「最低限のことはやっております」
「最低限では許されぬ。できる限りのことをやれ。ここに入ってから、お前は働きが悪いぞ」
「何をおっしゃいますか……そもそも、私がこのお屋敷に入ったのは務めの後の怪我がきっかけで、本当にただの偶然でございます。しかもその時は、ここの旦那さまも大鳥一派には入っておりませなんだ」
りよが反論すると、猫目の男も即座に反論した。
「だがその後、図らずも黒須新九郎は大鳥一派に入り、今や大鳥の信任が篤いようだ。これぞ天が授けてくれた好機ではないか?」
「…………」
「この機を活かしてもっと動け」
「…………」
「わかっているであろう? 殿の悲願が成就すれば、我らはもちろんのこと、お前なぞはもっと良い暮らしができる」
「良い暮らしなど……」
りよは大男を見ながら冷笑した後、庭の草花に目をやった。
大男も、りよの視線の先にある、紫の花を見た。
「先ほど、高そうな櫛を嬉しそうに眺めておったな」
男は、再びりよを見て、皮肉そうに笑った。
「…………」
りよは、無表情で何も答えなかった。
「黒須にもらったのであろう?」
「…………」
「まさか、黒須新九郎に惚れたわけではあるまいな?」
男が言うと、りよは眉をぴくりと動かした後、ふふっと笑った。
「好きになっては行けない人と思うております」
すると、大男は天を見上げてため息をついた。
「好きになっては行けない、か。そう思った時には、すでに惚れてしまっているのだ」
大男がぼそっと言うと、りよは目を伏せた。
しばらく動かずに沈黙した後、りよは顔を上げて屋根を見上げた。
「燕は……桜の季節になると家の軒先を借りて巣を作り、そこで休み、子を育てます。春の一時だけ、人の家を借りて平穏に暮らすのです。一時の……しばしの休息です」
その言葉を聞いて、大男は鋭い眼光を和らげて、りよが見上げた屋根を見た。
「ふむ、そうか。まあ、お前はずっと抜群の働きをしてきたからな。たまには休むのも良かろう。殿もわしも、お前の境遇には思うところがあるゆえな」
「…………」
「だが」
と、言って、大男は再び猫のような目に不気味な光を揺らめかせた。
「黒須新九郎は、今や大鳥派となった敵であると言うことを忘れるな」
「…………」
「お前は特別だ。お前がこの屋敷にいる間は休ませてやろう。この前のように黒須の妹には手を出さぬと約束しよう。そこまで探しても連判状が見つからないならば、屋敷に害を加えることもせぬ」
「誠でございますか……」
りよは無表情のままに言った。
「ああ。だが、外では別だ。外で黒須新九郎に何があっても、文句は言うなよ。そして、お前もだ。もし、外で黒須新九郎を殺さなければならない時が来たら、必ずやれ。それが我々の仕事であり、殿の為になることであり、ひいてはお前自身の為にもなることだ。わかっておろうな」
りよは、男がもたれている木の上を見つめた。
暖かいそよ風が吹いて枝を揺らし、桜の淡紅色を煌めかせている。
「承知いたしております」
長い静寂の後にりよが言った時、大男はすでに姿を消していた。
新九郎を伴った藩主一行が目指したのは、鉢窪村近くを流れる魚野川の源流であり、付近では秋吉川と呼ばれている清流であった。
ちょうど谷間にある地域であり、すぐ近くにはなだらかな山とその麓を覆う雑木林がある。透明な川の向こう側には、川面に枝を伸ばしている樹林があり、こちら側には草混じりの砂利の川辺が広がっている。
およそ半刻ちょっとを経て一行がそこに着いた時には、付近の村の子供らが石投げをして遊んでいたが、一目で偉い人たちとわかる藩主一行の姿を見ると、びっくりして走り去って行った。
「ああ、遊んでおったのか。悪いことをしたのう」
藩主政龍はそれを見て顔をしかめ、
「宇佐美、人をやってあの子供らに我らに構うことはないと伝えて来てくれ」
と、側用人の宇佐美三之丞に言ったが、宇佐美もまた眉をしかめて、
「足が速い、もう追いつけませぬ」
「そうか。かわいそうなことをした。あとで、どこの村の者かわかれば、何か届けてやってくれ」
「はっ」
宇佐美は頭を下げた。
その会話が少し近いところから聞いた新九郎は驚いた。
わずか十五歳で、僻地の山村の子供のことまで思いやっている。
心が実に優しい。だが、
――一国を治める藩主としては優しすぎないか。
と、新九郎は逆に妙な心配をした。
秋吉川の水は澄み切って透明であり、陽光をきらきらと弾くさまは美しい。それでいて、底は浅く流れは緩やかであり、釣りを楽しむのには適していた。
鉢窪村やその近くの村の住人たちも、よく魚を捕りに来る場所である。と言っても、彼らの場合は網などを使うが。
辿り着いた藩主一行は、手ごろな場所を見つけると、側用人宇佐美三之丞の指示で陣幕が張られ、囲った中には藩主政龍が座る床几と机を置き、その両脇には槍を持った二人の小姓が立った。
――まるで戦のような。
新九郎はその大袈裟ぶりに驚いたが、
――藩主ともなればこういうものか、ましてや今の殿ならば。
と、納得すると同時に藩主政龍の今の境遇を思った。
――帰国してまだ三日。いきなりあの連中がここに襲って来るとは考えにくいが。
新九郎は、周囲ののどかな風景に油断のない目を配らせた。
すると、宇佐美三之丞がやって来て新九郎に話しかけた。
「殿は早速釣りをしたがっておる。着いて休憩もなく早々に悪いが、一つ頼む」
「はっ」
「あちらにおる、ついて参れ」
三之丞は、すでに川辺にいて釣り竿を検めている藩主政龍を指した。
だが、すぐにすっと一歩近寄って、鋭い眼光で新九郎を見てささやくように言った。
「知っておるぞ。ご家老の命で密かに色々と動いているのであろう」
新九郎は、どきりとして三之丞の目を見返した。
「軽々しく動くなよ。命が惜しくば、軽挙妄動は慎むのだな」
三之丞の言葉は、まるで隠した匕首で胸をえぐるかのようだった。
――宇佐美さまも……よりによって殿に最も近いこの男も小田一派か。
新九郎は、身体から血の気が引いていく感じを覚えたが、悟られぬように平静に努め、目をそらさずに答えた。
「何のことでございましょうか? よくわからぬのですが」
「ふふ、そうか。よく言ったものだ。大した肝だな」
宇佐美三之丞はにやりと笑うと、
「ついて参れ」
と、背を見せて政龍の方へ歩いた。
りよは、男の方を見もせずに言った。
「だが、わからないならばわからないで、その報告ぐらいはするべきであろう」
男は、木にもたれて大きな目でりよを見た。
「忙しゅうございましたゆえ」
「そのようなもの、言い訳にならん。忙しくとも、三日に一度は報告をすると言うのが我らの掟ぞ」
そこで、りよは顔を上げ、木にもたれて薄笑いを浮かべている男を鋭く睨んだ。
りよの顔は、目は吊り気味であるが、繊細な美しい造りである。だがそれ故に、その吊り気味の目が光を放つと、、棒手裏剣が空を裂くが如き鋭さがあり、何とも言えぬ凄みがあった。並の者ならば気圧されて固まってしまうであろう。
だが、大男は慣れているのか微塵も動じず、
「本来ならばお前は掟違反で処罰されねばならぬのだぞ。場合によっては斬らねばならぬ。だが、流石にお前にそれはできぬ。だから見逃しておるのだ」
「承知いたしております」
「連判状はまだ見つからぬか」
「どこにも。恐らく別の場所と思われます」
りよは、大男から目を逸らし、素っ気なく言った。
「それについて、黒須が何か言っているのを聞いてはおらぬのか」
「仲間の方は誰もこの屋敷を訪れませぬゆえ」
「ふむ……」
大男が腕を組み、木の影の中で険しい顔をした。
「申し訳ございませぬがすぐにお戻りください。お嬢様がおられます」
「問題ない。眠らせてある」
男が言った瞬間、りよは全身の気を一変させて男に目を剥いた。
「何ですと? 頭、何をしたのですか」
「案ずるな、本当に眠らせただけじゃ」
「…………」
りよは、男を睨みつけたままでいる。
猫目の大男は、どうしようもないな、と言う風に頭を振ると、
「燕よ。折角黒須新九郎の屋敷に入り込むことができたのだ。もう少し働け」
「最低限のことはやっております」
「最低限では許されぬ。できる限りのことをやれ。ここに入ってから、お前は働きが悪いぞ」
「何をおっしゃいますか……そもそも、私がこのお屋敷に入ったのは務めの後の怪我がきっかけで、本当にただの偶然でございます。しかもその時は、ここの旦那さまも大鳥一派には入っておりませなんだ」
りよが反論すると、猫目の男も即座に反論した。
「だがその後、図らずも黒須新九郎は大鳥一派に入り、今や大鳥の信任が篤いようだ。これぞ天が授けてくれた好機ではないか?」
「…………」
「この機を活かしてもっと動け」
「…………」
「わかっているであろう? 殿の悲願が成就すれば、我らはもちろんのこと、お前なぞはもっと良い暮らしができる」
「良い暮らしなど……」
りよは大男を見ながら冷笑した後、庭の草花に目をやった。
大男も、りよの視線の先にある、紫の花を見た。
「先ほど、高そうな櫛を嬉しそうに眺めておったな」
男は、再びりよを見て、皮肉そうに笑った。
「…………」
りよは、無表情で何も答えなかった。
「黒須にもらったのであろう?」
「…………」
「まさか、黒須新九郎に惚れたわけではあるまいな?」
男が言うと、りよは眉をぴくりと動かした後、ふふっと笑った。
「好きになっては行けない人と思うております」
すると、大男は天を見上げてため息をついた。
「好きになっては行けない、か。そう思った時には、すでに惚れてしまっているのだ」
大男がぼそっと言うと、りよは目を伏せた。
しばらく動かずに沈黙した後、りよは顔を上げて屋根を見上げた。
「燕は……桜の季節になると家の軒先を借りて巣を作り、そこで休み、子を育てます。春の一時だけ、人の家を借りて平穏に暮らすのです。一時の……しばしの休息です」
その言葉を聞いて、大男は鋭い眼光を和らげて、りよが見上げた屋根を見た。
「ふむ、そうか。まあ、お前はずっと抜群の働きをしてきたからな。たまには休むのも良かろう。殿もわしも、お前の境遇には思うところがあるゆえな」
「…………」
「だが」
と、言って、大男は再び猫のような目に不気味な光を揺らめかせた。
「黒須新九郎は、今や大鳥派となった敵であると言うことを忘れるな」
「…………」
「お前は特別だ。お前がこの屋敷にいる間は休ませてやろう。この前のように黒須の妹には手を出さぬと約束しよう。そこまで探しても連判状が見つからないならば、屋敷に害を加えることもせぬ」
「誠でございますか……」
りよは無表情のままに言った。
「ああ。だが、外では別だ。外で黒須新九郎に何があっても、文句は言うなよ。そして、お前もだ。もし、外で黒須新九郎を殺さなければならない時が来たら、必ずやれ。それが我々の仕事であり、殿の為になることであり、ひいてはお前自身の為にもなることだ。わかっておろうな」
りよは、男がもたれている木の上を見つめた。
暖かいそよ風が吹いて枝を揺らし、桜の淡紅色を煌めかせている。
「承知いたしております」
長い静寂の後にりよが言った時、大男はすでに姿を消していた。
新九郎を伴った藩主一行が目指したのは、鉢窪村近くを流れる魚野川の源流であり、付近では秋吉川と呼ばれている清流であった。
ちょうど谷間にある地域であり、すぐ近くにはなだらかな山とその麓を覆う雑木林がある。透明な川の向こう側には、川面に枝を伸ばしている樹林があり、こちら側には草混じりの砂利の川辺が広がっている。
およそ半刻ちょっとを経て一行がそこに着いた時には、付近の村の子供らが石投げをして遊んでいたが、一目で偉い人たちとわかる藩主一行の姿を見ると、びっくりして走り去って行った。
「ああ、遊んでおったのか。悪いことをしたのう」
藩主政龍はそれを見て顔をしかめ、
「宇佐美、人をやってあの子供らに我らに構うことはないと伝えて来てくれ」
と、側用人の宇佐美三之丞に言ったが、宇佐美もまた眉をしかめて、
「足が速い、もう追いつけませぬ」
「そうか。かわいそうなことをした。あとで、どこの村の者かわかれば、何か届けてやってくれ」
「はっ」
宇佐美は頭を下げた。
その会話が少し近いところから聞いた新九郎は驚いた。
わずか十五歳で、僻地の山村の子供のことまで思いやっている。
心が実に優しい。だが、
――一国を治める藩主としては優しすぎないか。
と、新九郎は逆に妙な心配をした。
秋吉川の水は澄み切って透明であり、陽光をきらきらと弾くさまは美しい。それでいて、底は浅く流れは緩やかであり、釣りを楽しむのには適していた。
鉢窪村やその近くの村の住人たちも、よく魚を捕りに来る場所である。と言っても、彼らの場合は網などを使うが。
辿り着いた藩主一行は、手ごろな場所を見つけると、側用人宇佐美三之丞の指示で陣幕が張られ、囲った中には藩主政龍が座る床几と机を置き、その両脇には槍を持った二人の小姓が立った。
――まるで戦のような。
新九郎はその大袈裟ぶりに驚いたが、
――藩主ともなればこういうものか、ましてや今の殿ならば。
と、納得すると同時に藩主政龍の今の境遇を思った。
――帰国してまだ三日。いきなりあの連中がここに襲って来るとは考えにくいが。
新九郎は、周囲ののどかな風景に油断のない目を配らせた。
すると、宇佐美三之丞がやって来て新九郎に話しかけた。
「殿は早速釣りをしたがっておる。着いて休憩もなく早々に悪いが、一つ頼む」
「はっ」
「あちらにおる、ついて参れ」
三之丞は、すでに川辺にいて釣り竿を検めている藩主政龍を指した。
だが、すぐにすっと一歩近寄って、鋭い眼光で新九郎を見てささやくように言った。
「知っておるぞ。ご家老の命で密かに色々と動いているのであろう」
新九郎は、どきりとして三之丞の目を見返した。
「軽々しく動くなよ。命が惜しくば、軽挙妄動は慎むのだな」
三之丞の言葉は、まるで隠した匕首で胸をえぐるかのようだった。
――宇佐美さまも……よりによって殿に最も近いこの男も小田一派か。
新九郎は、身体から血の気が引いていく感じを覚えたが、悟られぬように平静に努め、目をそらさずに答えた。
「何のことでございましょうか? よくわからぬのですが」
「ふふ、そうか。よく言ったものだ。大した肝だな」
宇佐美三之丞はにやりと笑うと、
「ついて参れ」
と、背を見せて政龍の方へ歩いた。
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