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桜蕾春夜の客人
しおりを挟む仮説:スキルの使用は、個体の何かを引き換えにするのではないだろうか
「どうしたの? 大きな笑い声が聞こえたけれど」
「あっ! 桜チャン、いいところに来たね」
「いいところ? 神宮ちゃんと国府ちゃんと2人で、何してたの?」
「ねえ、国府チャン、桜チャンのおっぱいの大きさはどう?」
「え? は!? どういうこと?」
「うふふ! さっちん、きいてきいて。なんと! 私、他人のバストサイズを正確に測れる能力に目覚めちゃったんです! すごいでしょ~」
「バストサイズ? なにそれ、新しい遊びなの??」
「それがさ、桜チャン。本当に正確に、おっぱいの大きさが解るみたいなんだよ」
「おっぱいの大きさって…ああ、目測で、AカップとかBカップとか…」
「おやおや~さっちん、私の超能力をみくびっているようですね~」
「ええ? それって…」
「ボクは国府チャンに、正確にバストサイズを当てられちゃったんだよね…」
「それってつまり、cm単位で? 1の位まで、わかるってこと?」
「そうそう!」
「国府ちゃん、本当に? それって、すごい能力じゃん」
「ふっふっふ…。因みに、さっちんのバストサイズは…」
「ちょっ! あたしのおっぱいのサイズって…や、やめてよね…男子たちが聞いてるよ…」
「あきらめ給へ…。私には既に、さっちんのサイズが見えておるぞよ。ええっとねえ…。おおっ!」
「おおっ!? 大きいの? ねえ、桜チャンのは大きいの?」
「さっちん、そうですか。さすがだねえ…。そのサイズですかあ…」
「やっぱり! 桜チャンは着痩せタイプだもんね~」
「ちょっとお…。国府ちゃん、なんなのよ…」
「ね~? すごいでしょ! 私、超能力を身に着けてしまったのです」
「それでね、みんなのバストのサイズを調べて遊んでたってわけなんだ」
「今のところ、さっちんがトップ争いの上位だよ。よかったね!」
「よ、よかったのかな…。でも、国府ちゃんは、どうしてそんな事が急に解るようになったの?」
「私にもよくわからないんだよね~。今朝起きたら、急にできるようになってました!」
「急にって…。どんなふうにバストサイズが解るの?」
「ええっとねえ。なんていうか…バストサイズを知りたい、と強く思うと、その人のおっぱいに重なって、数値が見えてくるんだよね~」
「数値? それがバストサイズ?」
「そうなのです! 私も、最初は何で数字が見えるのか不思議だったんだけれど…」
「それで国府チャンは、ボクの数値を読み上げたって訳。で、それっておっぱいの大きさじゃないの? ってなって…」
「へええ、それって、凄いね。でも、強く思わないと駄目なんだよね? どうして国府ちゃんは、他人のバストサイズなんて知りたいと思ったの?」
「うっ! うう…。い、いつも登校時に駅で一緒になる社会人のおねえさんのおっぱいがすっごく大きくて…」
「それで調べてみようって思ったの? えへへ、国府ちゃんらしいね」
「桜チャン、国府チャン、せっかくの超能力なんだから、もっといろんな人のおっぱいサイズを調べてみようよ」
「神宮ちゃん、それは悪趣味じゃないかな…」
「あ! もしかして、神宮ちん、それでランキング表を作れば…」
「男子たちに売れるかな!?」
「いい! それ、いいじゃないですかあ。さっちんが何位に食い込むか、見ものですなあ…うふふ」
「ちょっとちょっと、2人ともやめなよ。それよりも、国府ちゃんのその超能力、バストサイズ以外の事はわからないのかな?」
「バストサイズ以外の事?」
「だって、おっぱいの大きさ知りたい! って強く思ったら、おっぱいの大きさが数字として見えてきたんでしょ? だったら、別の事だって…」
「お…おお~! さっちん、そうかも!」
「国府チャン、やってみなよ!」
「よ、よ~し! じゃ、じゃあ、早速、さっちんのおしりのサイズをば…」
「国府ちゃん! なんであたしのスリーサイズばかり知りたがるのよ、もう~」
「おお~、なるほど、そのサイズですかあ」
「なになに? 気になるよ。国府チャン、教えてよ」
「な、なんだか、まる裸の自分を見透かされているみたいで、へ、変な気分…」
「じゃ、じゃあさ、さっき返ってきた数学のテストの点数は?」
「テストの点数? よ、よし、や、やってみますよ~! 神宮ちんの点数は!」
「ボ、ボクの点数はいいんだよ…」
「出ました! 神宮ちん…。私の方に来て、耳を貸して」
「う…うん。なに?」
「神宮ちんの数学の点数は…ゴニョゴニョ…」
「うっぷす…! せ、正解…」
「やりました! 私ってば、凄くない!?」
「国府ちゃん、本当になんでも数字化して見えちゃうんだ…。それって、本当に凄い能力だよ!」
「そ…それじゃあさ…国府チャン。つ、次はさ。い、いままでに…キスした回数とかは…?」
「キキキ、キス!?」
「きゃあ~! 神宮ちんってば、エロい!」
「おいおい、キスくらい、どうってことないよね!?」
「よ、よ~し、神宮ちんが今までにキスをした回数は…」
「だから! ボクの事はいいんだよ。桜チャンの回数を見なよ!」
「おお、そうでした! さっちんが、本当に鳴海せんぱいとキスもしていないのか、はたまた他の誰かとキスをした事があるのか…」
「も、もう~! やめてよ! は、恥ずかしくて死にそう…」
「あ、桜チャン、恥ずかしいって事は、もしかしてキスの経験が…。おい国府チャン。ボクが桜チャンを押さえているから、曇りなき眼でしかと見届け給え」
「了解です! 覚悟しなさいよ~。もしまだ未経験だったら、鳴海せんぱいは私がもらいうける」
「も~!! 2人とも、落ち着きなさい!」
「ねえねえ国府チャン…せっかくだから、もっと攻めようよ。もっと攻めて…今までにエッチした人数とか…わかる?」
「ご、ゴクリ」
「ちょっと! 神宮ちゃんも国府ちゃんも、ストップストップ。ちょっと遊びが過ぎるよ。このくらいにしておこうよ」
「そ、そうだよね…。危なかった…国府チャンの暴走を止められなくなるところだった…」
「わ、私を煽ったのは神宮ちんだよね??」
「あはは、ごめんごめん。でも、あ~、面白かったな~」
「それよりも、国府ちゃん、何か、もっと人の役に立つようなものは数値化できないかな?」
「人に役立つものって?」
「例えばだけれど…人の、残りの寿命…とか…」
「寿命!? 確かに!」
「寿命かあ…それは…ちょっと…き、緊張しちゃうかな~」
「じゃあさ、ボクたちで実験してみなよ」
「え~…。2人とも、100歳まで生きるとかが見えればいいけど…もし、そうじゃなかったら、私、2人に残りの寿命なんて、言えないかも…」
「だから、数値は言わなくていいからさ、見えたかどうかだけ教えてくれればいいんだよ」
「そそそ、そうか~。でも、私、表情に出ちゃうかも…。だって、私たちまだピッチピチの高校生なんだよ~? やっぱり、もし、2人の寿命が凄く短く表示されたら…」
「それは確かに、あたしもちょっと怖いかもだけど…。でも国府ちゃん。そういうデリケートな数値も見ることができたなら、もしかすると、国府ちゃんはその超能力で、すごく多くの人を助けられちゃったりするかもよ? バストのサイズとか、テストの点なんかじゃなくって」
「うんうん、そうだよ国府チャン」
「私の力で、人を助けられる…。それって、なんてステキ!」
「ね? だから、実験してみよう。表情に出ちゃう、とかなら、あたしたち後ろを向いているからさ」
「どうしたの? 大きな笑い声が聞こえたけれど」
「あっ! 桜チャン、いいところに来たね」
「いいところ? 神宮ちゃんと国府ちゃんと2人で、何してたの?」
「ねえ、国府チャン、桜チャンのおっぱいの大きさはどう?」
「え? は!? どういうこと?」
「うふふ! さっちん、きいてきいて。なんと! 私、他人のバストサイズを正確に測れる能力に目覚めちゃったんです! すごいでしょ~」
「バストサイズ? なにそれ、新しい遊びなの??」
「それがさ、桜チャン。本当に正確に、おっぱいの大きさが解るみたいなんだよ」
「おっぱいの大きさって…ああ、目測で、AカップとかBカップとか…」
「おやおや~さっちん、私の超能力をみくびっているようですね~」
「ええ? それって…」
「ボクは国府チャンに、正確にバストサイズを当てられちゃったんだよね…」
「それってつまり、cm単位で? 1の位まで、わかるってこと?」
「そうそう!」
「国府ちゃん、本当に? それって、すごい能力じゃん」
「ふっふっふ…。因みに、さっちんのバストサイズは…」
「ちょっ! あたしのおっぱいのサイズって…や、やめてよね…男子たちが聞いてるよ…」
「あきらめ給へ…。私には既に、さっちんのサイズが見えておるぞよ。ええっとねえ…。おおっ!」
「おおっ!? 大きいの? ねえ、桜チャンのは大きいの?」
「さっちん、そうですか。さすがだねえ…。そのサイズですかあ…」
「やっぱり! 桜チャンは着痩せタイプだもんね~」
「ちょっとお…。国府ちゃん、なんなのよ…」
「ね~? すごいでしょ! 私、超能力を身に着けてしまったのです」
「それでね、みんなのバストのサイズを調べて遊んでたってわけなんだ」
「今のところ、さっちんがトップ争いの上位だよ。よかったね!」
「よ、よかったのかな…。でも、国府ちゃんは、どうしてそんな事が急に解るようになったの?」
「私にもよくわからないんだよね~。今朝起きたら、急にできるようになってました!」
「急にって…。どんなふうにバストサイズが解るの?」
「ええっとねえ。なんていうか…バストサイズを知りたい、と強く思うと、その人のおっぱいに重なって、数値が見えてくるんだよね~」
「数値? それがバストサイズ?」
「そうなのです! 私も、最初は何で数字が見えるのか不思議だったんだけれど…」
「それで国府チャンは、ボクの数値を読み上げたって訳。で、それっておっぱいの大きさじゃないの? ってなって…」
「へええ、それって、凄いね。でも、強く思わないと駄目なんだよね? どうして国府ちゃんは、他人のバストサイズなんて知りたいと思ったの?」
「うっ! うう…。い、いつも登校時に駅で一緒になる社会人のおねえさんのおっぱいがすっごく大きくて…」
「それで調べてみようって思ったの? えへへ、国府ちゃんらしいね」
「桜チャン、国府チャン、せっかくの超能力なんだから、もっといろんな人のおっぱいサイズを調べてみようよ」
「神宮ちゃん、それは悪趣味じゃないかな…」
「あ! もしかして、神宮ちん、それでランキング表を作れば…」
「男子たちに売れるかな!?」
「いい! それ、いいじゃないですかあ。さっちんが何位に食い込むか、見ものですなあ…うふふ」
「ちょっとちょっと、2人ともやめなよ。それよりも、国府ちゃんのその超能力、バストサイズ以外の事はわからないのかな?」
「バストサイズ以外の事?」
「だって、おっぱいの大きさ知りたい! って強く思ったら、おっぱいの大きさが数字として見えてきたんでしょ? だったら、別の事だって…」
「お…おお~! さっちん、そうかも!」
「国府チャン、やってみなよ!」
「よ、よ~し! じゃ、じゃあ、早速、さっちんのおしりのサイズをば…」
「国府ちゃん! なんであたしのスリーサイズばかり知りたがるのよ、もう~」
「おお~、なるほど、そのサイズですかあ」
「なになに? 気になるよ。国府チャン、教えてよ」
「な、なんだか、まる裸の自分を見透かされているみたいで、へ、変な気分…」
「じゃ、じゃあさ、さっき返ってきた数学のテストの点数は?」
「テストの点数? よ、よし、や、やってみますよ~! 神宮ちんの点数は!」
「ボ、ボクの点数はいいんだよ…」
「出ました! 神宮ちん…。私の方に来て、耳を貸して」
「う…うん。なに?」
「神宮ちんの数学の点数は…ゴニョゴニョ…」
「うっぷす…! せ、正解…」
「やりました! 私ってば、凄くない!?」
「国府ちゃん、本当になんでも数字化して見えちゃうんだ…。それって、本当に凄い能力だよ!」
「そ…それじゃあさ…国府チャン。つ、次はさ。い、いままでに…キスした回数とかは…?」
「キキキ、キス!?」
「きゃあ~! 神宮ちんってば、エロい!」
「おいおい、キスくらい、どうってことないよね!?」
「よ、よ~し、神宮ちんが今までにキスをした回数は…」
「だから! ボクの事はいいんだよ。桜チャンの回数を見なよ!」
「おお、そうでした! さっちんが、本当に鳴海せんぱいとキスもしていないのか、はたまた他の誰かとキスをした事があるのか…」
「も、もう~! やめてよ! は、恥ずかしくて死にそう…」
「あ、桜チャン、恥ずかしいって事は、もしかしてキスの経験が…。おい国府チャン。ボクが桜チャンを押さえているから、曇りなき眼でしかと見届け給え」
「了解です! 覚悟しなさいよ~。もしまだ未経験だったら、鳴海せんぱいは私がもらいうける」
「も~!! 2人とも、落ち着きなさい!」
「ねえねえ国府チャン…せっかくだから、もっと攻めようよ。もっと攻めて…今までにエッチした人数とか…わかる?」
「ご、ゴクリ」
「ちょっと! 神宮ちゃんも国府ちゃんも、ストップストップ。ちょっと遊びが過ぎるよ。このくらいにしておこうよ」
「そ、そうだよね…。危なかった…国府チャンの暴走を止められなくなるところだった…」
「わ、私を煽ったのは神宮ちんだよね??」
「あはは、ごめんごめん。でも、あ~、面白かったな~」
「それよりも、国府ちゃん、何か、もっと人の役に立つようなものは数値化できないかな?」
「人に役立つものって?」
「例えばだけれど…人の、残りの寿命…とか…」
「寿命!? 確かに!」
「寿命かあ…それは…ちょっと…き、緊張しちゃうかな~」
「じゃあさ、ボクたちで実験してみなよ」
「え~…。2人とも、100歳まで生きるとかが見えればいいけど…もし、そうじゃなかったら、私、2人に残りの寿命なんて、言えないかも…」
「だから、数値は言わなくていいからさ、見えたかどうかだけ教えてくれればいいんだよ」
「そそそ、そうか~。でも、私、表情に出ちゃうかも…。だって、私たちまだピッチピチの高校生なんだよ~? やっぱり、もし、2人の寿命が凄く短く表示されたら…」
「それは確かに、あたしもちょっと怖いかもだけど…。でも国府ちゃん。そういうデリケートな数値も見ることができたなら、もしかすると、国府ちゃんはその超能力で、すごく多くの人を助けられちゃったりするかもよ? バストのサイズとか、テストの点なんかじゃなくって」
「うんうん、そうだよ国府チャン」
「私の力で、人を助けられる…。それって、なんてステキ!」
「ね? だから、実験してみよう。表情に出ちゃう、とかなら、あたしたち後ろを向いているからさ」
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