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桜花爛漫
第1話 仮面少女の序曲(1)
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「風華、動きを止めて! 行くわよ白銀!!」
私の掛け声と共に風が吹き荒れたかと思うと、目の前の黒く靄のような影に風が絡みつき、続けて手にした薙刀から稲妻が迸る。
この現代日本には人々から認知されていない裏の世界が存在する。
単純にこの言葉だけ聞けば人はまず最初に、殺し屋さんとかスパイさんとかを思い浮かべるのではないだろうか? 私だって普通のご家庭に生まれていればそう考えていたとは思うが、残念な事に世の中にはその者達すら恐れる闇の部分が存在する。
彼ら……と表現していいのかわからないが、この闇は幾たび歴史上に登場しては大小様々な影響を及ぼし、今もなお近代化したこの日本で、確実にその存在を刻みつけているといわれている。
皆さんは妖怪や妖魔、というオカルト話を耳にしたことはないだろうか? その出現は定かではないのだが、歴史書には払う者として陰陽師という職業が飛鳥時代から登場し、戦国時代にはそれらを滅する流派が確立さたと言われる術士の一族。
一概に妖魔といってもいろんな種類が存在するのだが、説明には少々時間がかかるため、今は一旦そういう闇が存在するとだけご理解頂きたい。
『グギャーー!!』
悲鳴とも金切り音とも言えない声をはっしながら、今まで対峙していた黒い靄……妖魔が四散する。
「よし、お仕事終了!」
「お疲れ様です、沙姫……じゃなかった、システィーナ様」
「風華もお疲れ!」
気持ちを戦闘モードから待機モードに切り替え、初仕事の労いの言葉をかけてきた風華に向けてハイタッチ。
私……水城 沙姫は、一見どこにでもいる黒髪の日本美人なのだが、現在その見た目は金髪ロングに外人特有の碧眼(カラコン使用)、服装こそ和服を連想させる姿なのだが、何処でどう日本の良き和服を誤解したのか、着物の裾は動けば下着が見える長さしかなく、腰の裏に結ばれた帯はリボンのように長く垂れ下がっている。
これだけでも既にダッシュで逃げて隠れたいのだが、顔にはこれで本当に隠しているのか? と問いたいレベルで、目の周りを覆うようにマスクまで付け、ご丁寧な事に慣れない横文字の偽名まで名乗る始末。
先に誤解なきよう伝えておくが、私はコスプレだとかゴスロリだとか、そういった趣味は無いのだと予めご理解していただきたい。
ならば何故このような姿で妖魔退治なんてしているかと問われると、そこには少々複雑な事情が関わってくるのだが、とりあえず今は生活のためにはお金を稼がなければいけないという事で、なんとかご理解いただきたい。
まぁ私だって年頃の女の子なので、多少可愛い服だとか、変身願望が無かったとは言い切れないが、依頼から初仕事までの時間がなく、とにかく姿を誤魔化したかった私は、事もあろうか完全に他人任せにしてしまったのだ。その結果が今のこっ恥ずかしい姿が生まれたというわけ。
全く、他人事だと思ってこんな姿で妖魔退治をさせられるなんて、帰ったらあの二人にはキツイお仕置きをしなくちゃいけないわよね。
「白銀、念のためにこの辺りの浄化をお願い」
『心得た』
私の言葉を受け、薙刀から本来の姿に戻った白銀が、辺りを浄化するよう光を放つ。
妖魔の類は滅した後もその場で悪い気が残ってしまう場合があり、何もせずに放置しておくと再び別の妖魔を誘き寄せたり、事件や事故といったよくない出来事が起こったりするとも言われている。
「うん、大丈夫そうね」
辺りから完全に闇の気配が消えた事を確認し、改めて初仕事完了に安堵感を示す。
『当然だ、我を誰だと思っている』
白銀が私の隣に並ぶように立つと、偉そうな言葉と共に仕事の完遂を自慢げなく呟いてくる。
既にお気付きの人もいるかと思うが、先ほどから時折でてくる風華と白銀は、実は私と同じ人間ではない。
私たち精霊術師は幼少の頃に呼び出した精霊と契約をし、共に生涯を過ごしながら互いに成長していく、いわば家族を超えたパートーナーのような存在。そんな私も幼少の頃に召喚した子猫のシロを相棒として過ごしてきたのだが、残念な事に私には術者としての才能に恵まれず、幼少の頃より無能だ一族の汚点だと随分責められて来たのだ。
それでも最愛の母だけは、無能な私にも愛情を注いでくれたのだが、不幸な事に若くして病気で亡くなってしまい、益々私は孤立していくことになる。
そんな辛い日々も幸運か不運か、それともそういう星の定めなのかは分からないのだが、ある日突如目覚めてしまった力と共に、真っ白で可愛い子猫姿のシロが、黒の縞模様が入った身の丈ほどの大虎へと姿を変え、私自身も皆無といわれていた霊力が、一気に数百倍にも増大してしまう。
なぜ其のような現象に見舞われたのかは、少々企業秘密に触れてしまうのだが、成長した白銀曰く、霊力が強すぎて幼少時代には自然とリミッターが掛かっていたのだという話だった。
もしこのとき私が事実を父に報告していれば、また違った未来を送っていたかもしれないのだが、私はこの事実をひた隠しにし、実家から追い出された今でも白銀の存在と、この常識外れの力を隠し続けているというわけ。
だってそうでしょ? 今まで散々父や優秀な兄や妹、関係のない一族の人たちから無能だ役立たずだと言われ続けて来たのだ。それがいきなり100年に一人の逸材とも言われている兄すら、軽く超える程の力を手に入れてしまえば、興味を超えて不気味がられるのではないだろうか。
他の一族の事はよく知らないけれど、私が生まれた北条家では力のある者が当主となる事が定められており、この事実が露見すれば間違いなくお家騒動に巻き込まれてしまう。
もちろん私に愛情を注いでくれなかった父や、嫌味を言われ続けてきた兄や妹への仕返し、という感情も無かったとは言い切れないが、その時の私はとにかくあの監獄のような実家から逃れることしか頭になく、些細な口論の末にめでたく実家から勘当されたのだ。
その後は居場所を特定されないよう、姓を北条から水城へと改めた。
「それじゃ帰りましょうか」
『了解だ』
「はい、システィーナ様」
それぞれ一言ずつ残すと、白銀と風華とは初めからそこには何もなかったかのように、その姿を消していく。
私の契約精霊である白銀と風華は、具現していれば人の目にも写るし、物理的な攻撃が効かない妖魔に対しても、傷を負わす事が出来るようになる。だけど人型の風華は誤魔化しようが効くが、大型の獣である白銀は、その姿を見れば当然のごとく騒ぎになる。
今は補助に当たってくださっている術者や警察の方々が、あたり一面に結界や交通規制をしてもらっているお陰で、暴れたり吠えたり出来ているが、それも仕事が完遂したと報告すれば結界や交通規制は解かれてしまう。
そのため二人は私が頼むまでもなく、それぞれ夜の闇に溶け込むよう、その姿を人の目には見えない霊体へと変えてくれたのだ。
「風華もすっかり姿を消すのが上手くなったわね」
『ありがとうございます、いっぱい練習しましたので!』
姿は見えずとも、固い絆で結ばれた私には二人の存在が感じ取れる。
褒められた事が嬉しかったのか、風華の感情が見えない力を通して私へと伝わって来る。
私は風華と出会った当時の事を思い出し、クスっと笑い声をもらしながら、仕事完了の報告をすべき歩き出す。
幼少の頃に呼び出した白銀と違い、風華と精霊契約をしたのはほんの数ヶ月前の話。出会いから私と契約するまでちょっとした事件があったのだが、その部分は結構おおっぴらに語れるような内容ではないので、おいおい説明させていただきたい。
私の掛け声と共に風が吹き荒れたかと思うと、目の前の黒く靄のような影に風が絡みつき、続けて手にした薙刀から稲妻が迸る。
この現代日本には人々から認知されていない裏の世界が存在する。
単純にこの言葉だけ聞けば人はまず最初に、殺し屋さんとかスパイさんとかを思い浮かべるのではないだろうか? 私だって普通のご家庭に生まれていればそう考えていたとは思うが、残念な事に世の中にはその者達すら恐れる闇の部分が存在する。
彼ら……と表現していいのかわからないが、この闇は幾たび歴史上に登場しては大小様々な影響を及ぼし、今もなお近代化したこの日本で、確実にその存在を刻みつけているといわれている。
皆さんは妖怪や妖魔、というオカルト話を耳にしたことはないだろうか? その出現は定かではないのだが、歴史書には払う者として陰陽師という職業が飛鳥時代から登場し、戦国時代にはそれらを滅する流派が確立さたと言われる術士の一族。
一概に妖魔といってもいろんな種類が存在するのだが、説明には少々時間がかかるため、今は一旦そういう闇が存在するとだけご理解頂きたい。
『グギャーー!!』
悲鳴とも金切り音とも言えない声をはっしながら、今まで対峙していた黒い靄……妖魔が四散する。
「よし、お仕事終了!」
「お疲れ様です、沙姫……じゃなかった、システィーナ様」
「風華もお疲れ!」
気持ちを戦闘モードから待機モードに切り替え、初仕事の労いの言葉をかけてきた風華に向けてハイタッチ。
私……水城 沙姫は、一見どこにでもいる黒髪の日本美人なのだが、現在その見た目は金髪ロングに外人特有の碧眼(カラコン使用)、服装こそ和服を連想させる姿なのだが、何処でどう日本の良き和服を誤解したのか、着物の裾は動けば下着が見える長さしかなく、腰の裏に結ばれた帯はリボンのように長く垂れ下がっている。
これだけでも既にダッシュで逃げて隠れたいのだが、顔にはこれで本当に隠しているのか? と問いたいレベルで、目の周りを覆うようにマスクまで付け、ご丁寧な事に慣れない横文字の偽名まで名乗る始末。
先に誤解なきよう伝えておくが、私はコスプレだとかゴスロリだとか、そういった趣味は無いのだと予めご理解していただきたい。
ならば何故このような姿で妖魔退治なんてしているかと問われると、そこには少々複雑な事情が関わってくるのだが、とりあえず今は生活のためにはお金を稼がなければいけないという事で、なんとかご理解いただきたい。
まぁ私だって年頃の女の子なので、多少可愛い服だとか、変身願望が無かったとは言い切れないが、依頼から初仕事までの時間がなく、とにかく姿を誤魔化したかった私は、事もあろうか完全に他人任せにしてしまったのだ。その結果が今のこっ恥ずかしい姿が生まれたというわけ。
全く、他人事だと思ってこんな姿で妖魔退治をさせられるなんて、帰ったらあの二人にはキツイお仕置きをしなくちゃいけないわよね。
「白銀、念のためにこの辺りの浄化をお願い」
『心得た』
私の言葉を受け、薙刀から本来の姿に戻った白銀が、辺りを浄化するよう光を放つ。
妖魔の類は滅した後もその場で悪い気が残ってしまう場合があり、何もせずに放置しておくと再び別の妖魔を誘き寄せたり、事件や事故といったよくない出来事が起こったりするとも言われている。
「うん、大丈夫そうね」
辺りから完全に闇の気配が消えた事を確認し、改めて初仕事完了に安堵感を示す。
『当然だ、我を誰だと思っている』
白銀が私の隣に並ぶように立つと、偉そうな言葉と共に仕事の完遂を自慢げなく呟いてくる。
既にお気付きの人もいるかと思うが、先ほどから時折でてくる風華と白銀は、実は私と同じ人間ではない。
私たち精霊術師は幼少の頃に呼び出した精霊と契約をし、共に生涯を過ごしながら互いに成長していく、いわば家族を超えたパートーナーのような存在。そんな私も幼少の頃に召喚した子猫のシロを相棒として過ごしてきたのだが、残念な事に私には術者としての才能に恵まれず、幼少の頃より無能だ一族の汚点だと随分責められて来たのだ。
それでも最愛の母だけは、無能な私にも愛情を注いでくれたのだが、不幸な事に若くして病気で亡くなってしまい、益々私は孤立していくことになる。
そんな辛い日々も幸運か不運か、それともそういう星の定めなのかは分からないのだが、ある日突如目覚めてしまった力と共に、真っ白で可愛い子猫姿のシロが、黒の縞模様が入った身の丈ほどの大虎へと姿を変え、私自身も皆無といわれていた霊力が、一気に数百倍にも増大してしまう。
なぜ其のような現象に見舞われたのかは、少々企業秘密に触れてしまうのだが、成長した白銀曰く、霊力が強すぎて幼少時代には自然とリミッターが掛かっていたのだという話だった。
もしこのとき私が事実を父に報告していれば、また違った未来を送っていたかもしれないのだが、私はこの事実をひた隠しにし、実家から追い出された今でも白銀の存在と、この常識外れの力を隠し続けているというわけ。
だってそうでしょ? 今まで散々父や優秀な兄や妹、関係のない一族の人たちから無能だ役立たずだと言われ続けて来たのだ。それがいきなり100年に一人の逸材とも言われている兄すら、軽く超える程の力を手に入れてしまえば、興味を超えて不気味がられるのではないだろうか。
他の一族の事はよく知らないけれど、私が生まれた北条家では力のある者が当主となる事が定められており、この事実が露見すれば間違いなくお家騒動に巻き込まれてしまう。
もちろん私に愛情を注いでくれなかった父や、嫌味を言われ続けてきた兄や妹への仕返し、という感情も無かったとは言い切れないが、その時の私はとにかくあの監獄のような実家から逃れることしか頭になく、些細な口論の末にめでたく実家から勘当されたのだ。
その後は居場所を特定されないよう、姓を北条から水城へと改めた。
「それじゃ帰りましょうか」
『了解だ』
「はい、システィーナ様」
それぞれ一言ずつ残すと、白銀と風華とは初めからそこには何もなかったかのように、その姿を消していく。
私の契約精霊である白銀と風華は、具現していれば人の目にも写るし、物理的な攻撃が効かない妖魔に対しても、傷を負わす事が出来るようになる。だけど人型の風華は誤魔化しようが効くが、大型の獣である白銀は、その姿を見れば当然のごとく騒ぎになる。
今は補助に当たってくださっている術者や警察の方々が、あたり一面に結界や交通規制をしてもらっているお陰で、暴れたり吠えたり出来ているが、それも仕事が完遂したと報告すれば結界や交通規制は解かれてしまう。
そのため二人は私が頼むまでもなく、それぞれ夜の闇に溶け込むよう、その姿を人の目には見えない霊体へと変えてくれたのだ。
「風華もすっかり姿を消すのが上手くなったわね」
『ありがとうございます、いっぱい練習しましたので!』
姿は見えずとも、固い絆で結ばれた私には二人の存在が感じ取れる。
褒められた事が嬉しかったのか、風華の感情が見えない力を通して私へと伝わって来る。
私は風華と出会った当時の事を思い出し、クスっと笑い声をもらしながら、仕事完了の報告をすべき歩き出す。
幼少の頃に呼び出した白銀と違い、風華と精霊契約をしたのはほんの数ヶ月前の話。出会いから私と契約するまでちょっとした事件があったのだが、その部分は結構おおっぴらに語れるような内容ではないので、おいおい説明させていただきたい。
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