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希望へのはじまり
第62話 大宴会
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あれから4ヶ月、叔父と叔母は王都へ護送され現在は騎士団の元で取り調べを受けている。叔父は全ての罪を認め、叔母は未だに言い逃れをしているとか。ジーク様の話では二人は最も重い極刑がほぼ確定しているという。
そしてヴァーレだが、殺害に手を貸していなかったとはいえ、罪状を隠し続けていた事は罪に問われ、数年の投獄と鉱山労働が決まったらしい。
本来貴族に対しての罪状は極刑と決まっているのだが、私が陛下と騎士団に口添えをした事と、本人が深く反省しているというので刑の温情が与えられた。
これで一連の事件が全て解決した事になる。
「お姉さま、これ私とユリネで作ったんです。食べて見てもらえますか?」
私の元にエリスとその専属メイドであるユリネが、手作りのクッキーを持ってきてくれた。
今日はローズマリーを開店してから二周年の記念日。私は一号店と二号店を臨時休業にし、日頃の労をねぎらう為にスタッフ全員でここ二号店の庭園で、慰安パーティーを開く事にした。
現在庭園にはいくつものテーブルの上に、色とりどりの食べ物やスイーツが並べられている。
エリスは今年の春から私が通っていた学園に編入した。あの時は叔父から狙われる可能性があったので、警備が充実していた学園に編入させるよう周りから勧められたのだ。
今はユミナ様とレティシア王女の三人で仲良く学園生活を送っている。
エリスが学園を変わった事によってユリネも同じ学園に急遽変更させた。もし虐められるような事があれば私の名前を出して脅せと言いつけている。
最近では私が妹のように可愛がっていると知ったフィーナ王女が、一つ上のユリネの元に来ては私の話で盛り上がっているという。
「お嬢様、どうでしょうかこれ。新しいケーキとして出してみたいんですが。」
「あら、いいんじゃない? それよりエリク、ちゃんとエスニアを休ませている?」
「お気遣いは無用です。私が見ていないとこの人はダメなんですから。」
「ようやく付き合ったかと思うともう熱々なんだから。」
エリクとエスニアは正式にお付き合いを始めた。そして驚く事にエスニアのお腹には二人の子供が宿っている。全く大人しい性格をしていると思っていたのに意外と手が早いんだから。
二人は年を開けた頃に式を挙げる予定だ。そして私からささやかな贈り物として、商会が全て負担の元、現在一号店の二階は二人の新居の為に改装している。
「お嬢様、パーティーの招待状が届いております」
「パーティーの日にパーティーの招待状を持ってこなくてもいいのに」
執事のグレイとメイド長のノエル、料理長のディオンと庭師のカイエルを含む
二号店で働いていたスタッフの半分は、私とエリスと共に元いた屋敷に戻る事にした。残りのメイド達も新人教育が済み次第順次戻ってくる予定だ。
今回の一件で私たちは両親と暮らしていた屋敷に戻る事にした。そして叔父が雇っていたメイドたちで希望するも者は、現在ローズマリーの二号店スタッフとして働いてもらている。ここなら仕様人用の部屋もあるし、休みの日には実家に帰る事も出来るだろう。
プリンセスブルーロベリアで働いていたスタッフは、半分は屋敷のメイドだったため元いた職場に戻っていたが、残りのスタッフと料理人であるクラウスとダニエルは、一連の事件が解決する前に店が閉店した事もあってどうなったかは分からない。
「ちょっとロベリア、そんなにケーキばかり食べていたら太るわよ」
「仕方がないじゃない、ケーキが悪いんだから」
自分にも経験があるのか、私の専属メイドでもあるエレンはロベリアに注意をしているが、本人はいつぞやエレンが言った事と同じセリフを答えている。
エレンは相変わらず私のメイドとして仕えてくれている。そしてロベリアだが現在ローズマリー商会で働いているのだ。
ロベリアがやらかしら借金は、叔父が立ち上げた商会を閉じた際に戻ってきた預け金と、元クロノス商会の建屋を売却した事で多少相殺する事ができた。
そして足りない分はローズマリー商会が肩代わりすることにしたのだ。正直何をやらかすか分からないロベリアを内に取り込むには抵抗があったが、ルーカスが厳しく取り締まるという事で落ち着いた。
今は雑用係りとして働きながら返済にあたっている。意外とエレンとは気が合うみたいだ。
「お嬢様、ギルベルトさんがお見えになりました」
「ありがとうルーカス」
エスニアの兄でもあるギルベルトは、ローズマリー商会の王都支部でもある倉庫兼工場で支店長として働いてもらっている。後日あちらでもパーティーを行うつもりだが、今日はギルベルトと数名のスタッフを代表としてこちらのパーティーに招いている。
ルーカスは私が屋敷に戻った事によってローズマリー商会の責任者として、商会と店舗の両方を統括してもらっている。
ロベリアが邪魔をしていなければいいんだけれど。
「サウロさんどうですかこれ?」
「いいんじゃないかな?」
「あなた達いつの間にそんな関係になっていたのよ。」
ディオンの元で修行していたパン職人のサウロは、一号店で働いてもらっていたリリアナといつの間にが出来上がっていた。
全くローズマリー最大の謎だわ。
「みんな私が知らない内にくっ付いちゃって、エスニアなんて子供までつくっているんだから」
「何いってるんですか、お嬢様も早くお子様を作って私たちを安心させてくださいよ」
ぶぅー。
私の独り言にいちいちエレンが突っ込んでくる。
私はと言うと先月正式にジーク様との婚約が決定した。今は来年の春に予定している式の準備でいろいろ大忙し。今までは避けていたパーティーなんかもジーク様と一緒に引っ張りだことなっている。
「お嬢様」
「どうしたのグレイ? それに皆んなも」
テーブルからパーティーを楽しむ皆んなを眺めていたら、グレイが私に近づいてくるのを見計らい、スタッフ全員が私を取り囲むように集まってきた。
「一年遅れですが、いつやぞのお約束を果たしに来ました」
「いつやぞのお約束? あぁ、あの事ね」
あれはたしかローズマリーを開店させた当日の話だった。
グレイは私にこう言ったのだ。
『私奴はお嬢様に謝らなければなりません。お嬢様がお店を始めると言い出された時、正直難しいだろうと思っておりました。ですが今はあの時のお嬢様の言葉は正しかったのだと、考えを改めさせて頂きました』っと。
そして私はこう答えた。
『ありがとう今の私にとっては最高の褒め言葉だわ。でも謝るのまだ早いわよ。そうね……一年後、今の気持ちがまだ残っていればもう一度その言葉を聞かせて頂戴。それまでは振り向かずに頑張るから』
そういえば昨年のこの時期は二号店の事でバタバタしていたからね。
「あれから丁度二年なるのね」
私は本当に頑張ってこれたのかしら……ただ自分の置かれた状況に、我武者羅に逃げてきたのでないのだろうか……
「お嬢様、私奴は、いえ、私たちはお嬢様にお仕えする事が出来て幸せにございます。貴方が今まで何を考え、自らを傷つけて来たことも存じております。ですから、その背負った罪をそろそろ降ろしてもよろしいのではないでしょうか?
もし、まだその罪が降せないのであれば、我々が一緒に背負いましょう。私たちは貴方の家族でもあるのですから」
『『『これからもどうぞ宜しくお願いします』』』
グレイの言葉に続き、皆んなが一斉に私へ頭を下げてくる。
エレンやユリネ、ディオンにエリク、そしてエリスやリリー達まで……そこには私の大切な家族の顔がならんでいた。
グレイはそう言ってくれたけど、ここにいる皆んなは以前は私の愚かな行為で苦しめてしまった者も多い、このローズマリーを作ったのだって本心はただの罪滅ぼしの為なのだ。私はこんな時どんな顔で皆んなに返せばいいのだろうか……
(相変わらず難しい事を考えているな、何も難しく考えなくても良いんだ。私たちが近くにいれない分、お前にはこんなにも多く慕ってくれる家族がいるんだ。それをただ素直な気持ちで受け止めればいいだけだ)
(そうよ、お父さんの言う通り。私たちはもう行かなければいけないけど、あなたには支えてくれる大勢の人達がいる。もう一度目の前の光景をよく見て、あなたは一人じゃない、さぁ、笑って)
「!っ」
お父様、お母様!?
私の家族、目の前の光景……
そうか、別に私も笑ってもいいんだ。こんなにも多くの家族が私には付いてくれている、これからも間違えたり立ち止まったりするけど、そんな時は支え、支え会い一歩ずつ進んでいく。それがお父様が、私が、みんなで作り上げた家族なんだ。
「みんな、ありがとう」
そしてヴァーレだが、殺害に手を貸していなかったとはいえ、罪状を隠し続けていた事は罪に問われ、数年の投獄と鉱山労働が決まったらしい。
本来貴族に対しての罪状は極刑と決まっているのだが、私が陛下と騎士団に口添えをした事と、本人が深く反省しているというので刑の温情が与えられた。
これで一連の事件が全て解決した事になる。
「お姉さま、これ私とユリネで作ったんです。食べて見てもらえますか?」
私の元にエリスとその専属メイドであるユリネが、手作りのクッキーを持ってきてくれた。
今日はローズマリーを開店してから二周年の記念日。私は一号店と二号店を臨時休業にし、日頃の労をねぎらう為にスタッフ全員でここ二号店の庭園で、慰安パーティーを開く事にした。
現在庭園にはいくつものテーブルの上に、色とりどりの食べ物やスイーツが並べられている。
エリスは今年の春から私が通っていた学園に編入した。あの時は叔父から狙われる可能性があったので、警備が充実していた学園に編入させるよう周りから勧められたのだ。
今はユミナ様とレティシア王女の三人で仲良く学園生活を送っている。
エリスが学園を変わった事によってユリネも同じ学園に急遽変更させた。もし虐められるような事があれば私の名前を出して脅せと言いつけている。
最近では私が妹のように可愛がっていると知ったフィーナ王女が、一つ上のユリネの元に来ては私の話で盛り上がっているという。
「お嬢様、どうでしょうかこれ。新しいケーキとして出してみたいんですが。」
「あら、いいんじゃない? それよりエリク、ちゃんとエスニアを休ませている?」
「お気遣いは無用です。私が見ていないとこの人はダメなんですから。」
「ようやく付き合ったかと思うともう熱々なんだから。」
エリクとエスニアは正式にお付き合いを始めた。そして驚く事にエスニアのお腹には二人の子供が宿っている。全く大人しい性格をしていると思っていたのに意外と手が早いんだから。
二人は年を開けた頃に式を挙げる予定だ。そして私からささやかな贈り物として、商会が全て負担の元、現在一号店の二階は二人の新居の為に改装している。
「お嬢様、パーティーの招待状が届いております」
「パーティーの日にパーティーの招待状を持ってこなくてもいいのに」
執事のグレイとメイド長のノエル、料理長のディオンと庭師のカイエルを含む
二号店で働いていたスタッフの半分は、私とエリスと共に元いた屋敷に戻る事にした。残りのメイド達も新人教育が済み次第順次戻ってくる予定だ。
今回の一件で私たちは両親と暮らしていた屋敷に戻る事にした。そして叔父が雇っていたメイドたちで希望するも者は、現在ローズマリーの二号店スタッフとして働いてもらている。ここなら仕様人用の部屋もあるし、休みの日には実家に帰る事も出来るだろう。
プリンセスブルーロベリアで働いていたスタッフは、半分は屋敷のメイドだったため元いた職場に戻っていたが、残りのスタッフと料理人であるクラウスとダニエルは、一連の事件が解決する前に店が閉店した事もあってどうなったかは分からない。
「ちょっとロベリア、そんなにケーキばかり食べていたら太るわよ」
「仕方がないじゃない、ケーキが悪いんだから」
自分にも経験があるのか、私の専属メイドでもあるエレンはロベリアに注意をしているが、本人はいつぞやエレンが言った事と同じセリフを答えている。
エレンは相変わらず私のメイドとして仕えてくれている。そしてロベリアだが現在ローズマリー商会で働いているのだ。
ロベリアがやらかしら借金は、叔父が立ち上げた商会を閉じた際に戻ってきた預け金と、元クロノス商会の建屋を売却した事で多少相殺する事ができた。
そして足りない分はローズマリー商会が肩代わりすることにしたのだ。正直何をやらかすか分からないロベリアを内に取り込むには抵抗があったが、ルーカスが厳しく取り締まるという事で落ち着いた。
今は雑用係りとして働きながら返済にあたっている。意外とエレンとは気が合うみたいだ。
「お嬢様、ギルベルトさんがお見えになりました」
「ありがとうルーカス」
エスニアの兄でもあるギルベルトは、ローズマリー商会の王都支部でもある倉庫兼工場で支店長として働いてもらっている。後日あちらでもパーティーを行うつもりだが、今日はギルベルトと数名のスタッフを代表としてこちらのパーティーに招いている。
ルーカスは私が屋敷に戻った事によってローズマリー商会の責任者として、商会と店舗の両方を統括してもらっている。
ロベリアが邪魔をしていなければいいんだけれど。
「サウロさんどうですかこれ?」
「いいんじゃないかな?」
「あなた達いつの間にそんな関係になっていたのよ。」
ディオンの元で修行していたパン職人のサウロは、一号店で働いてもらっていたリリアナといつの間にが出来上がっていた。
全くローズマリー最大の謎だわ。
「みんな私が知らない内にくっ付いちゃって、エスニアなんて子供までつくっているんだから」
「何いってるんですか、お嬢様も早くお子様を作って私たちを安心させてくださいよ」
ぶぅー。
私の独り言にいちいちエレンが突っ込んでくる。
私はと言うと先月正式にジーク様との婚約が決定した。今は来年の春に予定している式の準備でいろいろ大忙し。今までは避けていたパーティーなんかもジーク様と一緒に引っ張りだことなっている。
「お嬢様」
「どうしたのグレイ? それに皆んなも」
テーブルからパーティーを楽しむ皆んなを眺めていたら、グレイが私に近づいてくるのを見計らい、スタッフ全員が私を取り囲むように集まってきた。
「一年遅れですが、いつやぞのお約束を果たしに来ました」
「いつやぞのお約束? あぁ、あの事ね」
あれはたしかローズマリーを開店させた当日の話だった。
グレイは私にこう言ったのだ。
『私奴はお嬢様に謝らなければなりません。お嬢様がお店を始めると言い出された時、正直難しいだろうと思っておりました。ですが今はあの時のお嬢様の言葉は正しかったのだと、考えを改めさせて頂きました』っと。
そして私はこう答えた。
『ありがとう今の私にとっては最高の褒め言葉だわ。でも謝るのまだ早いわよ。そうね……一年後、今の気持ちがまだ残っていればもう一度その言葉を聞かせて頂戴。それまでは振り向かずに頑張るから』
そういえば昨年のこの時期は二号店の事でバタバタしていたからね。
「あれから丁度二年なるのね」
私は本当に頑張ってこれたのかしら……ただ自分の置かれた状況に、我武者羅に逃げてきたのでないのだろうか……
「お嬢様、私奴は、いえ、私たちはお嬢様にお仕えする事が出来て幸せにございます。貴方が今まで何を考え、自らを傷つけて来たことも存じております。ですから、その背負った罪をそろそろ降ろしてもよろしいのではないでしょうか?
もし、まだその罪が降せないのであれば、我々が一緒に背負いましょう。私たちは貴方の家族でもあるのですから」
『『『これからもどうぞ宜しくお願いします』』』
グレイの言葉に続き、皆んなが一斉に私へ頭を下げてくる。
エレンやユリネ、ディオンにエリク、そしてエリスやリリー達まで……そこには私の大切な家族の顔がならんでいた。
グレイはそう言ってくれたけど、ここにいる皆んなは以前は私の愚かな行為で苦しめてしまった者も多い、このローズマリーを作ったのだって本心はただの罪滅ぼしの為なのだ。私はこんな時どんな顔で皆んなに返せばいいのだろうか……
(相変わらず難しい事を考えているな、何も難しく考えなくても良いんだ。私たちが近くにいれない分、お前にはこんなにも多く慕ってくれる家族がいるんだ。それをただ素直な気持ちで受け止めればいいだけだ)
(そうよ、お父さんの言う通り。私たちはもう行かなければいけないけど、あなたには支えてくれる大勢の人達がいる。もう一度目の前の光景をよく見て、あなたは一人じゃない、さぁ、笑って)
「!っ」
お父様、お母様!?
私の家族、目の前の光景……
そうか、別に私も笑ってもいいんだ。こんなにも多くの家族が私には付いてくれている、これからも間違えたり立ち止まったりするけど、そんな時は支え、支え会い一歩ずつ進んでいく。それがお父様が、私が、みんなで作り上げた家族なんだ。
「みんな、ありがとう」
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