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その後

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全ての神様がいなくなったその地では、妖魔が消えた。彼らが生み出していたのか、彼らがいたから存在したのか分からない。ひとまず、あんなに暴れて都が滅茶苦茶になったのに死者は一人もいなかった。

 久遠曰く、皇宮も危ないから周りの人は別の場所に移動させておいたといっていた。流石である。結界を張る必要も無くなり、一度あの湖の場所を埋め立ててしまおうという話が出てそこに向かった人たちが言うにはもう水は干からびて壊れた社だけが残っていたという。少しずつ、都の復興が進み日常が戻りつつあった。


そうして人々は、妖魔の脅威に怯えることなく過ごせる日々を手に入れたのだ。
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