148 / 208
披露その後のおまけ……?
しおりを挟む
おまけ……?
「感謝してよね!!本当!!父さんのせいでしーちゃんは憎まれ役を買って出たんだから!!」
「す、すまない、彼がしーちゃんだったとは気づかず……」
「気づいてても同じ事しただろ。もっとボコボコにされればよかったのに」
「本当にすまない……」
静紀のお陰で恵比寿の当主は幼子に負けたと言う誹謗中傷を最小限に抑えられ、大人として情けないと彼は肩を落とす。そんな彼に容赦なく息子二人は冷たい言葉を浴びせた。
後日、静紀が青年に変化していたことに驚くがならばあのとき本当に静紀に庇われた父に腹が立ち、母に告げ口をした二人。
暫く彼のお膳の中身は嫌いな物で埋め尽くされていたそうだ。
****
(あいつまじで何なの。俺の友達を馬鹿にしやがって!!)
むしゃくしゃと宗太は皇宮の塀に一蹴り入れよとしてやめた。しかし、この怒りは収まらず思わず叫んでしまう。
「楓みたいに強くてかっこいい剣技だったじゃん!!」
「え?」
「え?」
通りでそう叫ぶと不意に二人の少女が振り返る。先ほどの楓のような人物を見て興奮状態にあった二人はまさか同士に会えると思わず、すぐに宗太に駆け寄っていく。
「「今楓様って言わなかった!?」」
「……まさか、君たちも?」
彼らはすぐに意気投合した。迎えに来たお兄ちゃんたちを差し置いて、きゃっきゃっととにかく先ほどの静紀の戦いぶりを語り合っていた。
流し目が最高。木刀を握り返したところとかやばい。髪がなびいて美しすぎる!!
まさしく、絵巻物の中にいる楓を体現したかのような!!
その後、楓様を着飾る楽しさを噛みしめ、仲良くなっていくと、どうして!どうして!妖魔退治に一人で行ったの!!行くなら誘ってっていったじゃん!!と言うようになる。
「感謝してよね!!本当!!父さんのせいでしーちゃんは憎まれ役を買って出たんだから!!」
「す、すまない、彼がしーちゃんだったとは気づかず……」
「気づいてても同じ事しただろ。もっとボコボコにされればよかったのに」
「本当にすまない……」
静紀のお陰で恵比寿の当主は幼子に負けたと言う誹謗中傷を最小限に抑えられ、大人として情けないと彼は肩を落とす。そんな彼に容赦なく息子二人は冷たい言葉を浴びせた。
後日、静紀が青年に変化していたことに驚くがならばあのとき本当に静紀に庇われた父に腹が立ち、母に告げ口をした二人。
暫く彼のお膳の中身は嫌いな物で埋め尽くされていたそうだ。
****
(あいつまじで何なの。俺の友達を馬鹿にしやがって!!)
むしゃくしゃと宗太は皇宮の塀に一蹴り入れよとしてやめた。しかし、この怒りは収まらず思わず叫んでしまう。
「楓みたいに強くてかっこいい剣技だったじゃん!!」
「え?」
「え?」
通りでそう叫ぶと不意に二人の少女が振り返る。先ほどの楓のような人物を見て興奮状態にあった二人はまさか同士に会えると思わず、すぐに宗太に駆け寄っていく。
「「今楓様って言わなかった!?」」
「……まさか、君たちも?」
彼らはすぐに意気投合した。迎えに来たお兄ちゃんたちを差し置いて、きゃっきゃっととにかく先ほどの静紀の戦いぶりを語り合っていた。
流し目が最高。木刀を握り返したところとかやばい。髪がなびいて美しすぎる!!
まさしく、絵巻物の中にいる楓を体現したかのような!!
その後、楓様を着飾る楽しさを噛みしめ、仲良くなっていくと、どうして!どうして!妖魔退治に一人で行ったの!!行くなら誘ってっていったじゃん!!と言うようになる。
30
お気に入りに追加
3,622
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
お前が結婚した日、俺も結婚した。
jun
BL
十年付き合った慎吾に、「子供が出来た」と告げられた俺は、翌日同棲していたマンションを出た。
新しい引っ越し先を見つける為に入った不動産屋は、やたらとフレンドリー。
年下の直人、中学の同級生で妻となった志帆、そして別れた恋人の慎吾と妻の美咲、絡まりまくった糸を解すことは出来るのか。そして本田 蓮こと俺が最後に選んだのは・・・。
*現代日本のようでも架空の世界のお話しです。気になる箇所が多々あると思いますが、さら〜っと読んで頂けると有り難いです。
*初回2話、本編書き終わるまでは1日1話、10時投稿となります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
僕がハーブティーを淹れたら、筆頭魔術師様(♂)にプロポーズされました
楠結衣
BL
貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたエリオット伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。
ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。
喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。
「エリオット・ハワード――俺と結婚しよう」
契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。
エリオットのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる