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告白するまで
自分だけが見る彼の顔-4-C-
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改めて深く口づけると同時に舌が入り込んでくる。
大きく口を開いて受け入れると同時に息を飲む動き。薄暗い部屋の中、手探りでスーツのボタンをはずされ、シャツを引き出されて行く。
「…ん、ぅ……」
息苦しさもあるが、それ以上に触れ合わせた箇所から伝わる熱に息が乱れる。飲み込み切れぬ唾液が肌を伝うのを追いかけるよう、口端から顎先、喉仏の辺りまで滑り落ちる唇の動きに自然と顎を仰け反らせてしまう。
ネクタイを緩め、シャツのボタンが外されると、喉から鎖骨、さらにその下へと舌が這わされていく。
ボタンを外すのももどかしいのか、佑の指先がもだもだと動く。シャツの布で肌が擦れるだけで小さく声をあげてしまい、顔が熱くなるのを感じた。
「……ごめん…シャツ、買いに行こう──」
え、と問いかける間もなく、両手がシャツの合わせを掴むと、強引に前を開いた。外しそびれたボタンが2、3個外れて転がる。
体の中心を通り、へその辺りまで唇と舌が這わされて行く。同時に伸びた指が、洋佑の胸の突起を探して彷徨う。
「ん──ッ、く……」
ホテルの時はただ触れられている──それだけだったのに。
今、佑の指先で転がされている小さな粒から伝わってくるものが声の響きを甘くしていく。
「ぁ、あ…、な、んで…ッ……」
記憶と違う混乱に頭を振る。同時に布の上から中のものを確かめるように啄まれて、びくりと大きく体が跳ねた。
「た、すく…何……」
何をしているのか、と問いかける言葉が喘ぎに紛れる。スラックスの上から頬ずりをするように股間に顔を埋められ、羞恥に思わず頭を太腿で挟んでしまう。
「あ!……、ゃ、あ…、ァ…あっ……」
声が大きくなる。布越しに息を吹き込まれ、全身を震わせながら声を上げる。布の中で熱を集めるそれへと口淫するように布ごと咥えられて、舌でなぞられ、唾液だけではない濡れが薄く広がっていく。
乾いた布の感触が、少しずつ湿り気を帯び、ぬるついたものへと変わり始めた。
「ん……濡れて来た」
じゅ、と音を立てて吸い上げられる。指を伸ばして佑の頭を押さえようとするが、上手く力が入らない。
「……洋佑さん…気持ちいい?」
水音を立ててスラックスを吸いながら問いかけてくる。答えられずにいると、指で軽く乳首に爪を立てられた。
軽い痛みと強い快感。またベッドが大きく軋む。同時に股間の濡れがじわりと広がった。
「つ……、ぅ……、た、すく…ズボン…脱がせて……」
にちゃにちゃと音が立つほどに吐き零したものの上から更に唾液で濡らされ、粗相でもしたかのように色が変わってしまっている。
「んんっ……!く、ぁ…出る、っから…」
反射的に強く髪を掴んでしまった。痛くしたかと慌てて手を緩めるが、またすぐにくしゃりと乱してしまう。
「……後でスーツも買おう。ね」
やわやわと啄んでいた唇が布越しに先端へと被せられた。強く吸い上げられて、堪え切れず熱を吐き出してしまう。
頭を抑えていた手から力が抜ける。体の横に投げ出すように滑り落ちた手を持ち上げる余力もなく、小刻みに全身を震わせる。
下肢を覆う布に広がる淫臭。じゅる、と中身を全部吸い上げるよう。しばらく布越しに震える性器を吸い上げていた佑がゆっくりと顔を上げると、唇と服をつなぐ細い糸が白く濁っているのが見えた。
「────は、……っ……」
ようやく解放された。そう思ったのも束の間、ベルトが外され、下肢を覆っていた布が引き下げられる。下着ごとまとめて、ついでのように靴も脱がされて床へと落とされる。
散々に中で吐き散らかしたもので汚れた肌を撫でられ、羞恥心から眼を閉じた。見ないで欲しいと思う心と裏腹に、窮屈な布から解放された自身の性器は緩く頭をもたげている。
「……洋佑さん」
名を呼ばれて顔を向けた。困ったような笑みを浮かべて佑が自分を見ている。
「な……に……?」
ゆっくりとした動きで佑が指を滑らせた。両手で同時に乳首を摘まみ上げられて、腰が跳ねた。
「ひゃっ……」
「呼んだだけ……本当に僕の部屋に洋佑さんがいるなんて」
信じられない。
うっとりとした眼で見つめられると、自分も嬉しくなる。が、思いの強さ故に洋佑への行為が容赦ない。少しでも洋佑に気持ち良くなって欲しい。
その思いは嬉しいし有難いのだが──少し手加減して欲しい。このままずっと責め立てられたら持ちそうにない。
だが、今までずっと我慢──というか、自分を気遣ってくれていた佑に対して告げることは躊躇われた。
せめて今日は──佑の思うようにして欲しい。
だから命にかかわるようなことでなければ、出来るだけ受け止めようと息を飲んだ。
「……!……んんっ……は、あ、ぁっ……」
親指と人差し指で摘まみ上げた乳首を上へと引っ張られる。伸びた肌が限界を迎えると、指の間から自然に抜けて元の位置へと戻る。
かと思えば、親指と中指で摘まみ上げた先端を人差し指の先で突かれる。転がされたり、押しつぶされたり、たまに抓られたり。
痛みと快感を交互に与えられ、ただ声を上げて体を揺らす洋佑の目は蕩け切って、口端からは唾液が幾筋も肌を濡らしている。
「……胸、ばっか…っ……ふ……」
漸く指を離す頃、散々に弄り回された小さな突起は赤く腫れたように色を変えていた。ふにふにと指先が先端部分を軽く突くと、それだけでまた声を上げてしまう。
念入りに弄り回されたせいで、性器もすっかり熱を取り戻し、新しい先走りが滲んでいる。
「…洋佑、さん……」
「……?」
佑の声が掠れている。大きく足を開かせた後、指が嚢の更に奥へと入り込んできた。遠慮がちに指先で突かれる度に、きゅ、とその場所が収縮を繰り返す。
暫く襞を撫でていた指が、つぷりと中へ埋め込まれた。指の先だけの浅い侵入。すぐに抜いて、また埋めて……を繰り返しながら、少しずつ奥へ奥へと入り込んでくる。
「……あ、……佑の…指、……?」
異物感に眉を寄せる。ぐにぐにと中で動く指の違和感。気持ち良いとも悪いとも言えず、ただただ異物感に困惑した表情が浮かぶのを見て、佑はすぐに指を引き抜いた。
「………僕……洋佑さん、と気持ちよくなりたい、から」
無理はさせたくない。
言い終わると、軽く額へと口づけて来た。体を起こすと、改めて腰を抱え直される。
「だから……一緒に、したい」
いい?と聞きながら、自身の性器へとぬるついたものが押し付けられる。
それが佑のものだと気づいて、あ、と声を上げた。ぬる、と押し付けられた性器が肌を滑る。添えられた佑の手が互いのものを重ね合わせ、上下に動き始める。
「え、ぁ…た、すくの…これ…────ッ、ぁ」
時々、腰を揺らして違う刺激を与えられると、大袈裟な程に身体が跳ねた。どちらが零したとも分からない先走りの量が増え、ぐちゅぐちゅと水音が大きくなっていく。
「……あ、…すごく、いい、です……僕、……」
洋佑の性器へと自分のそれを押し付けながら、顔を覗き込んでくる。
自分も気持ちいいと伝えたくて口を開くが、言葉にならない喘ぎ声だけが溢れ、身体をくねらせてしまう。
「……んん、…佑、…俺、また…でそ……」
「……出して…僕も、────ッ……」
ぐ、と強く押し付けられると同時、互いの吐き出したものが肌を濡らした。余韻に浸るよう、互いに腰を揺らしながら、残滓を吐き出していく。
ぎし、ぎし、と軋む感覚が徐々にゆっくりになり、やがて止まった。
「………よう……すけ、さん……」
ゆっくりと体を倒して、洋佑の身体を抱きしめてくる。自分も抱きしめ返そうと腕を持ち上げるが、余力がなさ過ぎて途中でベッドに落ちる。
「……」
荒い呼吸。吐息交じりにささやかれる言葉に表情だけで笑みを浮かべた。
───好き。
それだけを繰り返し囁かれる。自分も同じ言葉をささやき返しながら、洋佑の意識はゆっくりと落ちて行った。
大きく口を開いて受け入れると同時に息を飲む動き。薄暗い部屋の中、手探りでスーツのボタンをはずされ、シャツを引き出されて行く。
「…ん、ぅ……」
息苦しさもあるが、それ以上に触れ合わせた箇所から伝わる熱に息が乱れる。飲み込み切れぬ唾液が肌を伝うのを追いかけるよう、口端から顎先、喉仏の辺りまで滑り落ちる唇の動きに自然と顎を仰け反らせてしまう。
ネクタイを緩め、シャツのボタンが外されると、喉から鎖骨、さらにその下へと舌が這わされていく。
ボタンを外すのももどかしいのか、佑の指先がもだもだと動く。シャツの布で肌が擦れるだけで小さく声をあげてしまい、顔が熱くなるのを感じた。
「……ごめん…シャツ、買いに行こう──」
え、と問いかける間もなく、両手がシャツの合わせを掴むと、強引に前を開いた。外しそびれたボタンが2、3個外れて転がる。
体の中心を通り、へその辺りまで唇と舌が這わされて行く。同時に伸びた指が、洋佑の胸の突起を探して彷徨う。
「ん──ッ、く……」
ホテルの時はただ触れられている──それだけだったのに。
今、佑の指先で転がされている小さな粒から伝わってくるものが声の響きを甘くしていく。
「ぁ、あ…、な、んで…ッ……」
記憶と違う混乱に頭を振る。同時に布の上から中のものを確かめるように啄まれて、びくりと大きく体が跳ねた。
「た、すく…何……」
何をしているのか、と問いかける言葉が喘ぎに紛れる。スラックスの上から頬ずりをするように股間に顔を埋められ、羞恥に思わず頭を太腿で挟んでしまう。
「あ!……、ゃ、あ…、ァ…あっ……」
声が大きくなる。布越しに息を吹き込まれ、全身を震わせながら声を上げる。布の中で熱を集めるそれへと口淫するように布ごと咥えられて、舌でなぞられ、唾液だけではない濡れが薄く広がっていく。
乾いた布の感触が、少しずつ湿り気を帯び、ぬるついたものへと変わり始めた。
「ん……濡れて来た」
じゅ、と音を立てて吸い上げられる。指を伸ばして佑の頭を押さえようとするが、上手く力が入らない。
「……洋佑さん…気持ちいい?」
水音を立ててスラックスを吸いながら問いかけてくる。答えられずにいると、指で軽く乳首に爪を立てられた。
軽い痛みと強い快感。またベッドが大きく軋む。同時に股間の濡れがじわりと広がった。
「つ……、ぅ……、た、すく…ズボン…脱がせて……」
にちゃにちゃと音が立つほどに吐き零したものの上から更に唾液で濡らされ、粗相でもしたかのように色が変わってしまっている。
「んんっ……!く、ぁ…出る、っから…」
反射的に強く髪を掴んでしまった。痛くしたかと慌てて手を緩めるが、またすぐにくしゃりと乱してしまう。
「……後でスーツも買おう。ね」
やわやわと啄んでいた唇が布越しに先端へと被せられた。強く吸い上げられて、堪え切れず熱を吐き出してしまう。
頭を抑えていた手から力が抜ける。体の横に投げ出すように滑り落ちた手を持ち上げる余力もなく、小刻みに全身を震わせる。
下肢を覆う布に広がる淫臭。じゅる、と中身を全部吸い上げるよう。しばらく布越しに震える性器を吸い上げていた佑がゆっくりと顔を上げると、唇と服をつなぐ細い糸が白く濁っているのが見えた。
「────は、……っ……」
ようやく解放された。そう思ったのも束の間、ベルトが外され、下肢を覆っていた布が引き下げられる。下着ごとまとめて、ついでのように靴も脱がされて床へと落とされる。
散々に中で吐き散らかしたもので汚れた肌を撫でられ、羞恥心から眼を閉じた。見ないで欲しいと思う心と裏腹に、窮屈な布から解放された自身の性器は緩く頭をもたげている。
「……洋佑さん」
名を呼ばれて顔を向けた。困ったような笑みを浮かべて佑が自分を見ている。
「な……に……?」
ゆっくりとした動きで佑が指を滑らせた。両手で同時に乳首を摘まみ上げられて、腰が跳ねた。
「ひゃっ……」
「呼んだだけ……本当に僕の部屋に洋佑さんがいるなんて」
信じられない。
うっとりとした眼で見つめられると、自分も嬉しくなる。が、思いの強さ故に洋佑への行為が容赦ない。少しでも洋佑に気持ち良くなって欲しい。
その思いは嬉しいし有難いのだが──少し手加減して欲しい。このままずっと責め立てられたら持ちそうにない。
だが、今までずっと我慢──というか、自分を気遣ってくれていた佑に対して告げることは躊躇われた。
せめて今日は──佑の思うようにして欲しい。
だから命にかかわるようなことでなければ、出来るだけ受け止めようと息を飲んだ。
「……!……んんっ……は、あ、ぁっ……」
親指と人差し指で摘まみ上げた乳首を上へと引っ張られる。伸びた肌が限界を迎えると、指の間から自然に抜けて元の位置へと戻る。
かと思えば、親指と中指で摘まみ上げた先端を人差し指の先で突かれる。転がされたり、押しつぶされたり、たまに抓られたり。
痛みと快感を交互に与えられ、ただ声を上げて体を揺らす洋佑の目は蕩け切って、口端からは唾液が幾筋も肌を濡らしている。
「……胸、ばっか…っ……ふ……」
漸く指を離す頃、散々に弄り回された小さな突起は赤く腫れたように色を変えていた。ふにふにと指先が先端部分を軽く突くと、それだけでまた声を上げてしまう。
念入りに弄り回されたせいで、性器もすっかり熱を取り戻し、新しい先走りが滲んでいる。
「…洋佑、さん……」
「……?」
佑の声が掠れている。大きく足を開かせた後、指が嚢の更に奥へと入り込んできた。遠慮がちに指先で突かれる度に、きゅ、とその場所が収縮を繰り返す。
暫く襞を撫でていた指が、つぷりと中へ埋め込まれた。指の先だけの浅い侵入。すぐに抜いて、また埋めて……を繰り返しながら、少しずつ奥へ奥へと入り込んでくる。
「……あ、……佑の…指、……?」
異物感に眉を寄せる。ぐにぐにと中で動く指の違和感。気持ち良いとも悪いとも言えず、ただただ異物感に困惑した表情が浮かぶのを見て、佑はすぐに指を引き抜いた。
「………僕……洋佑さん、と気持ちよくなりたい、から」
無理はさせたくない。
言い終わると、軽く額へと口づけて来た。体を起こすと、改めて腰を抱え直される。
「だから……一緒に、したい」
いい?と聞きながら、自身の性器へとぬるついたものが押し付けられる。
それが佑のものだと気づいて、あ、と声を上げた。ぬる、と押し付けられた性器が肌を滑る。添えられた佑の手が互いのものを重ね合わせ、上下に動き始める。
「え、ぁ…た、すくの…これ…────ッ、ぁ」
時々、腰を揺らして違う刺激を与えられると、大袈裟な程に身体が跳ねた。どちらが零したとも分からない先走りの量が増え、ぐちゅぐちゅと水音が大きくなっていく。
「……あ、…すごく、いい、です……僕、……」
洋佑の性器へと自分のそれを押し付けながら、顔を覗き込んでくる。
自分も気持ちいいと伝えたくて口を開くが、言葉にならない喘ぎ声だけが溢れ、身体をくねらせてしまう。
「……んん、…佑、…俺、また…でそ……」
「……出して…僕も、────ッ……」
ぐ、と強く押し付けられると同時、互いの吐き出したものが肌を濡らした。余韻に浸るよう、互いに腰を揺らしながら、残滓を吐き出していく。
ぎし、ぎし、と軋む感覚が徐々にゆっくりになり、やがて止まった。
「………よう……すけ、さん……」
ゆっくりと体を倒して、洋佑の身体を抱きしめてくる。自分も抱きしめ返そうと腕を持ち上げるが、余力がなさ過ぎて途中でベッドに落ちる。
「……」
荒い呼吸。吐息交じりにささやかれる言葉に表情だけで笑みを浮かべた。
───好き。
それだけを繰り返し囁かれる。自分も同じ言葉をささやき返しながら、洋佑の意識はゆっくりと落ちて行った。
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