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3章、メイドは死にました
61、ぼきゅ、まじょに、とばちゃれたの
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チラッと見ると、パーニス殿下が風属性のシルフと話している。
そういえばパーニス殿下は、闇属性を持っているのを隠して風属性が得意だということにしていたんだっけ。今は「アークライトの生まれ変わりで光属性も使える」と表明していたはずだけど。
やっぱり、風属性はお得意なんだな。
さて、私は――と周囲を見ていたら、赤いトカゲと目が合った。火属性の小さなサラマンダーだ。
目がくりくりしていて、可愛い。
私は火属性が得意な魔女だし、サラマンダーとお話してみよう。サラマンダーは下級の精霊なので、小さな子どもが相手だと思ってお話するといいんだよね。
教科書にも書いてある。
『明るい言葉がけをする。共感する。短く簡単な言葉で話す。肯定的な相づちを打つ』
私は魔力をこめて言葉を選んでみた。
「こんにちは、はじめまして、サラマンダーさん……くん? 私はマリンベリーです……だよ?」
だめだ、距離感がつかめない。ぎこちなくなっちゃった。
『……』
サラマンダーはポッと火を吐き、尻尾をひょこひょこと揺らした。
……お返事がない。
もうちょっと話しかけてみようか?
でも、何を話したらいいんだろう――と考えていると、サラマンダーは小さく発語した。
『ぼきゅ、どらごんだよ』
わぁっ、幼児みたいな舌足らずな声。
かわいーい! どらごんだって。
「どらごんなの? すごいね。えっと、火竜ってことかな……?」
ドラゴンには翼がありそうだけど、目の前の精霊はどう見てもトカゲだ。
それに、ドラゴンは上級の魔獣で、火竜はこの世界では希少な存在でもある。海に覆われている面積が広い世界だからだ。
彼らはチェラレ火山という場所の周辺にだけ生息していて、間違っても学校の授業に子どもが一匹だけ混ざって出てくるような生き物ではないのだ。
もしかしてこの子、自分のことを火竜だと思い込んでいる……?
わぁ~~、なんて可愛いの……!
『ぼきゅ、まじょに、とばちゃれたのー』
ああっ。サラマンダーくんがお喋りしてくれてる。でも、意味がわからない。
とりあえず相槌だ。
「そ、そうなの? まじょに……とばちゃれたの……?」
『あい』
あい、だって。
サラマンダーくん、首をちょっと右側に傾けて、上目遣いで私を見てる。
「……だ、抱っこしたい」
思わず言えば、サラマンダーくんはパチパチと両目を瞬きさせた。
『いーよ』
いいんだって。
「わー、ありがとう……っ」
そーっと抱っこしてみると、サラマンダーくんはすりすりと顔を腕にこすりつけてきた。
火属性だけあって、体温は高め。あったかい。
触り心地は、すべすべだ。
うわ~~!
「か、かわい~い」
エリナが覗き込んできて目をうるうるさせている。その腕には黄緑色のウサギさんが抱っこされていた。
「エリナ、そのウサギさんは植物の妖精さんなの?」
「あっ、そうですそうです! 仲良くなれました……! ――あっ、逃げちゃった……」
ウサギはサラマンダーくんを見てぴょいっと跳ねて逃げていった。
「属性の相性が悪かったのかも。火属性のサラマンダーくんは、植物を燃やしちゃうから」
「あぁ! 確かに」
エリナと二人でサラマンダーくんを撫でていると、イージス殿下とパーニス殿下が覗き込んできた。
「可愛い精霊を愛でるマリンベリーさん……可愛さ2倍ですね」
「兄上、人の婚約者に軽率に甘い言葉をかけるのをやめてください」
「今のは別に甘い言葉ではありませんよパーニス。事実をそのまま言っただけです」
私たちがサラマンダーくんの愛らしさに夢中になっていると、ミディー先生もやってきた。
「早くもそんなに懐いて……あれ? その子……? んー?」
ミディー先生はサラマンダーに顔を近づけ、真剣な顔で凝視した。
そして、目を見開いた。
「……な、なんでファイアドラゴンの仔がこんなところに紛れ込んでるんだろうっ……?」
えっ?
この子、本当にドラゴンなの?
「えっ、ドラゴン? どれどれ?」
「マリンベリー様がドラゴンの仔を……」
教室は騒然となり、授業は中止になった。
サラマンダーくん――仔ドラゴンくんは尻尾をぺしぺしさせながら右往左往する人間たちを見ている……。
羽とか生えてないけどなぁ。
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
魔法学校の校長室に結界が二重三重に敷かれて、精霊交信士が呼ばれる。
「ファイアドラゴンの仔は初めて拝見しました。これは……親が血眼で探していそうな……人間が攫ったと誤解されれば、大変なことになるかもしれません」
「いるはずのないドラゴンの仔が……なぜ……」
火属性のドラゴンは数の少ない魔獣で、出生率も低いらしい。
ドラゴンという種族には生殖能力のある有性体と生殖能力のない無性体がある。
一体一体の寿命は長くて強靭な肉体と魔力を誇るのだけど、火属性のファイアドラゴンは、居住可能な地域が限定されていることに加えて、生殖能力のない無性体が増加傾向にある。
……絶滅に向かっていると言われる種族だ。
産まれた仔は種族全体にとって大切な存在だ。
本来は成体のドラゴンたちが群れで過保護に守っているはずなんだよね。
「なぜ一体だけ人間の元に来てしまったのかはわからないが、この仔がいなくなってドラゴンたちは血相を変えて探しているに違いないです! 人間が攫ったと誤解されれば、大変なことになりますよ……!」
「幸い、住処はわかっていることだし、チェラレ火山に返しにいくべきだね」
大人たちがあれこれと話し合う中、私は仔ドラゴンくんを精霊交信士さんに預けて教室に戻った。
ところで、チェラレ火山って何かがあった気がする。
なんだっけ。
……あ。
『火竜の巣に隠されていた手紙を読みましたか? 開発者からの隠しメッセージが見れますよ!』
『手紙を読むイベントをこなしたら、通常のエンディングのあとに、ヒロインが世界のバランスを元に戻す隠しエンディングが見れますよ』
前世、日本人だった時のSNSで見かけたんだ。
そういえばパーニス殿下は、闇属性を持っているのを隠して風属性が得意だということにしていたんだっけ。今は「アークライトの生まれ変わりで光属性も使える」と表明していたはずだけど。
やっぱり、風属性はお得意なんだな。
さて、私は――と周囲を見ていたら、赤いトカゲと目が合った。火属性の小さなサラマンダーだ。
目がくりくりしていて、可愛い。
私は火属性が得意な魔女だし、サラマンダーとお話してみよう。サラマンダーは下級の精霊なので、小さな子どもが相手だと思ってお話するといいんだよね。
教科書にも書いてある。
『明るい言葉がけをする。共感する。短く簡単な言葉で話す。肯定的な相づちを打つ』
私は魔力をこめて言葉を選んでみた。
「こんにちは、はじめまして、サラマンダーさん……くん? 私はマリンベリーです……だよ?」
だめだ、距離感がつかめない。ぎこちなくなっちゃった。
『……』
サラマンダーはポッと火を吐き、尻尾をひょこひょこと揺らした。
……お返事がない。
もうちょっと話しかけてみようか?
でも、何を話したらいいんだろう――と考えていると、サラマンダーは小さく発語した。
『ぼきゅ、どらごんだよ』
わぁっ、幼児みたいな舌足らずな声。
かわいーい! どらごんだって。
「どらごんなの? すごいね。えっと、火竜ってことかな……?」
ドラゴンには翼がありそうだけど、目の前の精霊はどう見てもトカゲだ。
それに、ドラゴンは上級の魔獣で、火竜はこの世界では希少な存在でもある。海に覆われている面積が広い世界だからだ。
彼らはチェラレ火山という場所の周辺にだけ生息していて、間違っても学校の授業に子どもが一匹だけ混ざって出てくるような生き物ではないのだ。
もしかしてこの子、自分のことを火竜だと思い込んでいる……?
わぁ~~、なんて可愛いの……!
『ぼきゅ、まじょに、とばちゃれたのー』
ああっ。サラマンダーくんがお喋りしてくれてる。でも、意味がわからない。
とりあえず相槌だ。
「そ、そうなの? まじょに……とばちゃれたの……?」
『あい』
あい、だって。
サラマンダーくん、首をちょっと右側に傾けて、上目遣いで私を見てる。
「……だ、抱っこしたい」
思わず言えば、サラマンダーくんはパチパチと両目を瞬きさせた。
『いーよ』
いいんだって。
「わー、ありがとう……っ」
そーっと抱っこしてみると、サラマンダーくんはすりすりと顔を腕にこすりつけてきた。
火属性だけあって、体温は高め。あったかい。
触り心地は、すべすべだ。
うわ~~!
「か、かわい~い」
エリナが覗き込んできて目をうるうるさせている。その腕には黄緑色のウサギさんが抱っこされていた。
「エリナ、そのウサギさんは植物の妖精さんなの?」
「あっ、そうですそうです! 仲良くなれました……! ――あっ、逃げちゃった……」
ウサギはサラマンダーくんを見てぴょいっと跳ねて逃げていった。
「属性の相性が悪かったのかも。火属性のサラマンダーくんは、植物を燃やしちゃうから」
「あぁ! 確かに」
エリナと二人でサラマンダーくんを撫でていると、イージス殿下とパーニス殿下が覗き込んできた。
「可愛い精霊を愛でるマリンベリーさん……可愛さ2倍ですね」
「兄上、人の婚約者に軽率に甘い言葉をかけるのをやめてください」
「今のは別に甘い言葉ではありませんよパーニス。事実をそのまま言っただけです」
私たちがサラマンダーくんの愛らしさに夢中になっていると、ミディー先生もやってきた。
「早くもそんなに懐いて……あれ? その子……? んー?」
ミディー先生はサラマンダーに顔を近づけ、真剣な顔で凝視した。
そして、目を見開いた。
「……な、なんでファイアドラゴンの仔がこんなところに紛れ込んでるんだろうっ……?」
えっ?
この子、本当にドラゴンなの?
「えっ、ドラゴン? どれどれ?」
「マリンベリー様がドラゴンの仔を……」
教室は騒然となり、授業は中止になった。
サラマンダーくん――仔ドラゴンくんは尻尾をぺしぺしさせながら右往左往する人間たちを見ている……。
羽とか生えてないけどなぁ。
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
魔法学校の校長室に結界が二重三重に敷かれて、精霊交信士が呼ばれる。
「ファイアドラゴンの仔は初めて拝見しました。これは……親が血眼で探していそうな……人間が攫ったと誤解されれば、大変なことになるかもしれません」
「いるはずのないドラゴンの仔が……なぜ……」
火属性のドラゴンは数の少ない魔獣で、出生率も低いらしい。
ドラゴンという種族には生殖能力のある有性体と生殖能力のない無性体がある。
一体一体の寿命は長くて強靭な肉体と魔力を誇るのだけど、火属性のファイアドラゴンは、居住可能な地域が限定されていることに加えて、生殖能力のない無性体が増加傾向にある。
……絶滅に向かっていると言われる種族だ。
産まれた仔は種族全体にとって大切な存在だ。
本来は成体のドラゴンたちが群れで過保護に守っているはずなんだよね。
「なぜ一体だけ人間の元に来てしまったのかはわからないが、この仔がいなくなってドラゴンたちは血相を変えて探しているに違いないです! 人間が攫ったと誤解されれば、大変なことになりますよ……!」
「幸い、住処はわかっていることだし、チェラレ火山に返しにいくべきだね」
大人たちがあれこれと話し合う中、私は仔ドラゴンくんを精霊交信士さんに預けて教室に戻った。
ところで、チェラレ火山って何かがあった気がする。
なんだっけ。
……あ。
『火竜の巣に隠されていた手紙を読みましたか? 開発者からの隠しメッセージが見れますよ!』
『手紙を読むイベントをこなしたら、通常のエンディングのあとに、ヒロインが世界のバランスを元に戻す隠しエンディングが見れますよ』
前世、日本人だった時のSNSで見かけたんだ。
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