28 / 77
1章、王太子は悪です
25、魔法グミとフライドポテト
しおりを挟む
『五果の二十二枝』……5月22日。
12時30分。『イリュージョンスカイ・ダンジョン』の頂上は、休憩場所にもなっている。座って休むためのテーブルや椅子があるし、お祭りで見かけるような屋台まである。
串に刺さっている焼いたお肉が美味しそう。
それに、果実飴も……!
「おーほっほっほ。我が家の商会が屋台展開させていただきましたの! 地域住民の方も協力してくださってますわ!」
アルティナが誇らしげにお店を紹介して「このお肉は柔らかいのですわっ」とお肉を勧めてくれた。
塔の頂上は、空中にたくさんの風鈴が浮遊して「りん、りん」と涼しい音を立てていた。風鈴に紛れて、カラフルな布でつくられた「てるてる坊主」も浮かんでいる。
「イリュージョンスカイ・ダンジョンを真っ先に攻略したのは、イージス殿下のグループです。解説のカリスト様、コメントをどうぞ」
「うむ。この調子で励むがよい、ガキども。一位になったら賢者家秘伝のぬいぐるみの魔法を教えてあげてもよい。以上」
「ああ、カリスト様はお心をぬいぐるみに移してますもんね。しかし秘伝の魔法の情報をこんなオープンにお話になるなんて相当浮かれておられるようで……以上!」
ミディー先生のアナウンスが聞こえる。
巨大スクリーンは今ごろ、私たちがアップで映し出されているのだろうか。
頂上で待機していた大会スタッフが「あちらにカメラがあるので」と教えてくれたので、私たちは全員で並んで手を振った。
「頂上は景色もいいし、昼食をここで摂ってから降りましょうか」
イージス殿下は風鈴に目を細めて休憩用のテーブルセットを示した。黄色いテーブルに赤い椅子。上は青空――座っているだけで明るい気分になれる場所だ。
「このテーブルをイージス班の拠点にします。それぞれ食料を調達するように」
「了解です、殿下! 僕はあの店の海鮮スープを調達してこようかな」
「わたくしは果実飴を人数分ゲットしてきますわ」
「ライバル班がいないから、のんびり選び放題だね」
私はいそいそと魔法グミ屋さんに近付いた。
グミ活女子の魂がうずうずする。
「わあぁ! 全部のグミに魔法がかかってるんですか?」
「普通のもあるよ」
緑色のカエルはケースから出すと生き物みたいにピョコピョコ跳ねてしまう。
黒いコウモリグミは捕まえてないとどこかに飛んで行ってしまう。
ネコ形グミは口の中で「にゃあ」と鳴く。
……変なグミがいっぱい!
「イージス殿下は、細くカットした揚げポテトがお好きでしたね」
どう見てもフライドポテトにしか見えないし味もソレ。
そんなポテトに「味付けに好みのスパイスを振りかけるのが楽しいんですよ」と言って、イージス殿下は粉末をかけている。ペロッと舐めてみると、ソースみたいな味がした。
「ポテトだけですと栄養が偏ってしまいますよ、イージス殿下」
「では、この野菜味の粉末をかけて……」
「いろんな粉末があるんですね」
「第一、私が栄養を気にしても意味がないと思いませんか、マリンベリーさん。どうせ死ぬ身です」
「むっ」
イージス殿下に未来はないから。
……そう言われると「ずるい」と思ってしまう。
ちょうどアルティナとイアンディールが屋台に行っていて、テーブルについているのが私とイージス殿下だけというのもあって、タイミング的にもずるい。
「イージス殿下。私、さっきのダンジョンで思い出したんですけど、プチ炎上したことがあるんです」
「プチエンジョウ?」
前世での単語は、殿下には伝わらないか。当たり前だよね。
どう伝えたらわかってもらえるだろう。
「えっと、……転校……事情があって、それまでのお友だちとお別れすることになって」
「うん?」
「もうすぐお別れだから、もうすぐお別れだから、って毎日何か呟くたびにチラチラしていたら、お友だちグループが『ウザい』『悲劇のヒロイン気取り』みたいに私のことを悪く言うようになりまして」
「ほう。つまり、マリンベリーは私に今『もうすぐお別れだとチラチラしていてウザい』と言いたいと」
「自分がそう言われたことがあって、確かにそうかもって思ったんですよ」
イージス殿下は気を悪くすることなくニコニコしながらポテトをつまんだ。ポテト好きだな!
「楽しい場に水を差すのはいけなかったですね」
「うーん。そうですね」
もうすぐお別れなのは事実で、だから思い残すことがないようにしたい。
現在の時間を大切にしたい。特別に感じる。
そんな気持ちが、私にはわかる。
終わりを意識するからこそ、輝いて見えるものがある。
でも、終わりを意識したくないなと思っているときに「終わり、終わり」と意識させられたら、いやだ。
そこまで考えて、私は気づいた。
私は、イージス殿下が私たちを騙しているのではとどこかでずっと疑っていたけれど、今はそうじゃないんだ。
いつの間にか彼を信じている。
「……私、イージス殿下が悪い人じゃなくて、私たちと同じ生徒で、18歳の殿下なんだなって思えちゃいました」
敗北宣言みたいに打ち明けると、イージス殿下は甘酸っぱい雰囲気のはにかみを浮かべた。
ラベンダー色の長い髪が風に揺れて、長いまつげに彩られた白銀の瞳は潤んでいるように見えて、私は見てはいけないものを見てしまったような気分になった。
「ずっと、そう言って欲しかったんです」
小さなイージス殿下のつぶやきは、深い孤独を感じさせる響きで私の胸にまたひとつ、波紋を立てた。
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
私たちが屋台とテーブルを行き来して食べ物の山を築いていると、続々と他の班が頂上にやってくる。
後続は固まっていたようで、一気にみんなが到着するのでスタッフが忙しそうだ。
「みんな、おつかれ! 頂上に着いたぞー!」
パーニス殿下の声がする。
ワアアッと歓声があがっていて、盛り上がっている。
何があったのかわからないが、パーニス殿下は、集団の中心になっていた。
「ギミックがむかついたのでみんなで全部壊してきた!」
……そんな解決の仕方する? パワープレイすぎない?
休憩用のテーブルが、生徒たちで賑やかになっていく。屋台の前に行列ができていく。
「そっちの班は攻略が早かったんだな」
パーニス殿下は、隣のテーブルにやってきた。
「こっちはこれから昼食だ。魔物を結構倒してきたから、ポイントはそんなに差がないんじゃないかな?」
隣のテーブルでは、なぜか疲労の色が濃いクロヴィスが「声を出せというから出したのに」と恨めしそうな黒いオーラを出している。何があったんだろう……。
気にしつつ、私たちは昼食を終えた。
午後は、ここから地上へと降りるのだ。
『アクアリウム・シーダンジョン』の入り口でタイムスタンプを押して、再び箒に乗ったとき。
イージス殿下のささやき声が、私の耳朶をくすぐった。
「弟に先を越されたけど、君が好きです。どうしても伝えたくなって、気持ちが溢れて止められなくて、……ごめんね」
「……!」
ラベンダー色の髪が目の前で揺れて、イージス殿下の箒が飛翔する。
「さあ、後半は魔物も狩っていきますよ」
メンバーに呼びかける声は、楽しそうだった。
「はい、殿下。僕、実は戦闘が苦手だけど」
イアンディールが苦笑気味に言葉を返して、アルティナが「わたくしも!」と笑っている。
「その分、囮にはなれますわー!」
魔女帽子をしっかりとかぶり直し、耳長猫のルビィを抱っこしながら箒を浮かせて、私は気持ちを切り替えた。
「……楽しくやりましょう、殿下」
自分でも驚くほど優しい声が出て、先頭のイージス殿下が「うん」と手を振ってくれる。
『五果の二十二枝』……5月22日。
14時30分。
『アクアリウム・シーダンジョン』攻略は、こうして始まった。
12時30分。『イリュージョンスカイ・ダンジョン』の頂上は、休憩場所にもなっている。座って休むためのテーブルや椅子があるし、お祭りで見かけるような屋台まである。
串に刺さっている焼いたお肉が美味しそう。
それに、果実飴も……!
「おーほっほっほ。我が家の商会が屋台展開させていただきましたの! 地域住民の方も協力してくださってますわ!」
アルティナが誇らしげにお店を紹介して「このお肉は柔らかいのですわっ」とお肉を勧めてくれた。
塔の頂上は、空中にたくさんの風鈴が浮遊して「りん、りん」と涼しい音を立てていた。風鈴に紛れて、カラフルな布でつくられた「てるてる坊主」も浮かんでいる。
「イリュージョンスカイ・ダンジョンを真っ先に攻略したのは、イージス殿下のグループです。解説のカリスト様、コメントをどうぞ」
「うむ。この調子で励むがよい、ガキども。一位になったら賢者家秘伝のぬいぐるみの魔法を教えてあげてもよい。以上」
「ああ、カリスト様はお心をぬいぐるみに移してますもんね。しかし秘伝の魔法の情報をこんなオープンにお話になるなんて相当浮かれておられるようで……以上!」
ミディー先生のアナウンスが聞こえる。
巨大スクリーンは今ごろ、私たちがアップで映し出されているのだろうか。
頂上で待機していた大会スタッフが「あちらにカメラがあるので」と教えてくれたので、私たちは全員で並んで手を振った。
「頂上は景色もいいし、昼食をここで摂ってから降りましょうか」
イージス殿下は風鈴に目を細めて休憩用のテーブルセットを示した。黄色いテーブルに赤い椅子。上は青空――座っているだけで明るい気分になれる場所だ。
「このテーブルをイージス班の拠点にします。それぞれ食料を調達するように」
「了解です、殿下! 僕はあの店の海鮮スープを調達してこようかな」
「わたくしは果実飴を人数分ゲットしてきますわ」
「ライバル班がいないから、のんびり選び放題だね」
私はいそいそと魔法グミ屋さんに近付いた。
グミ活女子の魂がうずうずする。
「わあぁ! 全部のグミに魔法がかかってるんですか?」
「普通のもあるよ」
緑色のカエルはケースから出すと生き物みたいにピョコピョコ跳ねてしまう。
黒いコウモリグミは捕まえてないとどこかに飛んで行ってしまう。
ネコ形グミは口の中で「にゃあ」と鳴く。
……変なグミがいっぱい!
「イージス殿下は、細くカットした揚げポテトがお好きでしたね」
どう見てもフライドポテトにしか見えないし味もソレ。
そんなポテトに「味付けに好みのスパイスを振りかけるのが楽しいんですよ」と言って、イージス殿下は粉末をかけている。ペロッと舐めてみると、ソースみたいな味がした。
「ポテトだけですと栄養が偏ってしまいますよ、イージス殿下」
「では、この野菜味の粉末をかけて……」
「いろんな粉末があるんですね」
「第一、私が栄養を気にしても意味がないと思いませんか、マリンベリーさん。どうせ死ぬ身です」
「むっ」
イージス殿下に未来はないから。
……そう言われると「ずるい」と思ってしまう。
ちょうどアルティナとイアンディールが屋台に行っていて、テーブルについているのが私とイージス殿下だけというのもあって、タイミング的にもずるい。
「イージス殿下。私、さっきのダンジョンで思い出したんですけど、プチ炎上したことがあるんです」
「プチエンジョウ?」
前世での単語は、殿下には伝わらないか。当たり前だよね。
どう伝えたらわかってもらえるだろう。
「えっと、……転校……事情があって、それまでのお友だちとお別れすることになって」
「うん?」
「もうすぐお別れだから、もうすぐお別れだから、って毎日何か呟くたびにチラチラしていたら、お友だちグループが『ウザい』『悲劇のヒロイン気取り』みたいに私のことを悪く言うようになりまして」
「ほう。つまり、マリンベリーは私に今『もうすぐお別れだとチラチラしていてウザい』と言いたいと」
「自分がそう言われたことがあって、確かにそうかもって思ったんですよ」
イージス殿下は気を悪くすることなくニコニコしながらポテトをつまんだ。ポテト好きだな!
「楽しい場に水を差すのはいけなかったですね」
「うーん。そうですね」
もうすぐお別れなのは事実で、だから思い残すことがないようにしたい。
現在の時間を大切にしたい。特別に感じる。
そんな気持ちが、私にはわかる。
終わりを意識するからこそ、輝いて見えるものがある。
でも、終わりを意識したくないなと思っているときに「終わり、終わり」と意識させられたら、いやだ。
そこまで考えて、私は気づいた。
私は、イージス殿下が私たちを騙しているのではとどこかでずっと疑っていたけれど、今はそうじゃないんだ。
いつの間にか彼を信じている。
「……私、イージス殿下が悪い人じゃなくて、私たちと同じ生徒で、18歳の殿下なんだなって思えちゃいました」
敗北宣言みたいに打ち明けると、イージス殿下は甘酸っぱい雰囲気のはにかみを浮かべた。
ラベンダー色の長い髪が風に揺れて、長いまつげに彩られた白銀の瞳は潤んでいるように見えて、私は見てはいけないものを見てしまったような気分になった。
「ずっと、そう言って欲しかったんです」
小さなイージス殿下のつぶやきは、深い孤独を感じさせる響きで私の胸にまたひとつ、波紋を立てた。
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
私たちが屋台とテーブルを行き来して食べ物の山を築いていると、続々と他の班が頂上にやってくる。
後続は固まっていたようで、一気にみんなが到着するのでスタッフが忙しそうだ。
「みんな、おつかれ! 頂上に着いたぞー!」
パーニス殿下の声がする。
ワアアッと歓声があがっていて、盛り上がっている。
何があったのかわからないが、パーニス殿下は、集団の中心になっていた。
「ギミックがむかついたのでみんなで全部壊してきた!」
……そんな解決の仕方する? パワープレイすぎない?
休憩用のテーブルが、生徒たちで賑やかになっていく。屋台の前に行列ができていく。
「そっちの班は攻略が早かったんだな」
パーニス殿下は、隣のテーブルにやってきた。
「こっちはこれから昼食だ。魔物を結構倒してきたから、ポイントはそんなに差がないんじゃないかな?」
隣のテーブルでは、なぜか疲労の色が濃いクロヴィスが「声を出せというから出したのに」と恨めしそうな黒いオーラを出している。何があったんだろう……。
気にしつつ、私たちは昼食を終えた。
午後は、ここから地上へと降りるのだ。
『アクアリウム・シーダンジョン』の入り口でタイムスタンプを押して、再び箒に乗ったとき。
イージス殿下のささやき声が、私の耳朶をくすぐった。
「弟に先を越されたけど、君が好きです。どうしても伝えたくなって、気持ちが溢れて止められなくて、……ごめんね」
「……!」
ラベンダー色の髪が目の前で揺れて、イージス殿下の箒が飛翔する。
「さあ、後半は魔物も狩っていきますよ」
メンバーに呼びかける声は、楽しそうだった。
「はい、殿下。僕、実は戦闘が苦手だけど」
イアンディールが苦笑気味に言葉を返して、アルティナが「わたくしも!」と笑っている。
「その分、囮にはなれますわー!」
魔女帽子をしっかりとかぶり直し、耳長猫のルビィを抱っこしながら箒を浮かせて、私は気持ちを切り替えた。
「……楽しくやりましょう、殿下」
自分でも驚くほど優しい声が出て、先頭のイージス殿下が「うん」と手を振ってくれる。
『五果の二十二枝』……5月22日。
14時30分。
『アクアリウム・シーダンジョン』攻略は、こうして始まった。
1
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説

【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
苺のクリームケーキを食べるあなた
メカ喜楽直人
恋愛
その人は、高い所にある本を取りたくて本棚と格闘しているサリを助けてくれた人。
背が高くて、英雄と称えられる王族医師団の一員で、医療技術を認められて、爵位を得た素晴らしい人。
けれども、サリにだけは冷たい。
苺のクリームケーキが好きな教授と真面目すぎる女学生の恋のお話。
ムカつく偏屈ヒーローにぎりぎりしながら、初恋にゆれるヒロインを見守ってみませんか。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【完結】悪役令嬢は婚約者を差し上げたい
三谷朱花
恋愛
アリス・デッセ侯爵令嬢と婚約者であるハース・マーヴィン侯爵令息の出会いは最悪だった。
そして、学園の食堂で、アリスは、「ハース様を解放して欲しい」というメルル・アーディン侯爵令嬢の言葉に、頷こうとした。

【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。

【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる