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4、奪還のベリル
254、騎士道観覧会3~以下の問題文を読んで、好みの道を選んでください。
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西側と東側で、二つの騎士小隊が同時に第二関門への挑戦を始めている。
迷路の中がどうなっているのかは観覧席からは見えないが、司会進行役と内部の魔法使い、呪術師が連携して盛り上げてくれる。
「最初の分岐路に先に到着したのは、東側の竜騎士小隊です! なお、問題は西も東も同じで、出題順のみが違う状態となっております。公平です!」
内部にいる青国の魔法使いが魔法を使い、ステージの上空に内部映像がゆらりと映し出される。
「おおっ、見えた……!」
観客の目に映ったのは、マーブル模様の壁に囲まれた迷路の中で、竜騎士の小隊が話し合っている風景だ。
左右に道が分かれていて、真ん中に木製の立て札が立っている。魔法使いが気を利かせた様子で、立て札に近付いて文字を見せてくれた。
『以下の問題文を読んで、好みの道を選んでください。
――問題文――
合格するのが難しい試験があり、それに合格することは大変な名誉です。
現在の自分の実力では合格できる可能性は万にひとつもないでしょう。一年間、真面目に努力すれば、あるいは来年はもうすこし実力がついて合格の見込みが出てくるかもしれません。
今年の試験が迫った、ある日。
あなたは、魔導具を手に入れました。離れた場所にいる教師が答案を見て答えを教えることができる魔導具です。
左の道……魔導具を使わず、今年、実力でチャレンジして恐らく不合格になるが、地道に実力を磨いて来年の合格を目指す。
右の道……よしよし、しめしめ。魔導具を使って、今年合格する』
フィロシュネーは侍女ジーナが差し出してくれたオレンジと紫の二色グラデーションのジュースを飲みながら、「右ですわよね」とハルシオンを見た。
青と赤の二色グラデーションのカクテルを飲んでいたハルシオンは、「どちらでもいいのでは」と首をかしげる。
「使えるものがあるのなら、なんでも使って目的を達成するべきだ。戦場では命のやり取りをするのだぞ。次はない!」
東側の騎士小隊の竜騎士たちは、右の道を選んだ。
「東側の騎士小隊は、右の道を進んだようです! おっと、ここで西側の呪術師から映像が届きましたよ。騎士小隊が分岐路に到着したようです!」
映像が切り替わる。
『目の前に、腹が痛いと言って苦しんでいる人がいます。
縁もゆかりもありませんが、近くにいる家族が言うには、日頃の生活が不摂生で体に変調をきたしたと思われる、というのです。
左の道……医者を呼び、医者の到着まで自分にできる応急措置をする。
右の道……生活態度が悪いからそうなるのだぞ、今度は改めよ、と説教をする』
「簡単な問題ではないか。相手は苦しんでいるのだ。まずは助けよ」
西側の騎士小隊は、迷いなく左の道を選んだ。
司会進行役は、目まぐるしく変わる映像をあたふたと解説している。
「おっと、この映像はどっち側のでしょう。あ、東ですね? 簡単な問題です!」
『子どもたちが、珍しいカメを囲んでいじめています。
カメはただ珍しいだけで、毒も持っておらず、狂暴性もありません。
左の道……いじめを止める。
右の道……いっしょにいじめる』
竜騎士たちがどちらを選んだのかを確認する前に、映像が変わる。
「おーい、どっちを選んだのかは見届けさせてくれよおー!」
観覧席から不満の声があがっている――
フィロシュネーは考えた。
「フェリシエン・ブラックタロンさん?」
呼びつけてみると、フェリシエンはこの世が終わるような陰鬱な顔でやってきた。
周囲も「用事があるなら臣下を経由して伝えればいいのに」という目だ。
「なんでしょうかな。青王陛下」
一応、敬意を払ってくれるらしい。フィロシュネーは意外に思いながら確認した。
「ああいった大規模な呪術の仕掛けは、ブラックタロン家が管理なさっているのよね?」
「まあ、そうですな」
思っていた通りだ。よかった!
フィロシュネーはにっこりとした。
「わたくし、思うのだけど。あのコロコロと切り替えている映像、半分ずつ分けて、西側の映像を西側に、東側の映像を東側に、ずーっと映しっぱなしにしてはいかがかしら」
伝えたいことが言えているかしら。
言葉って、難しい――フィロシュネーは身振り手振りをまじえて、「二つの映像を並べて、同時に、ずーっと映すの」ともう一度言った。
「ほう。やってみましょう」
フェリシエンは頷き、すぐに映像を言ったとおりにしてくれた。
ステージ上空、西側の映像では、リュート・アインベルグ侯爵公子が問題文を読んでいる。
『あなたは友人といっしょに旅路を歩いています。二人そろって空腹です。
あるとき、あなたは空腹に耐えかねて、もう歩けないと言って座り込みました。友人はあなたのために食べ物を探しにいき、木の実を見つけてきて、あなたに食べさせてくれました。
元気になって再び旅路を進んでいると、友人が疲労を訴えて座り込んでしまいました。
左の道……食べ物を探しにいき、友人に与える。
右の道……お荷物な友人を置いて先に行く』
ステージ上空、東側の映像では、ジーク・バルトが問題文を読んでいる。
『あなたは道を歩いていて指輪を拾いました。とても美しく、高価な宝石の指輪です。
近くには、目に包帯を巻き、杖をついた老婦人がいます。
あなたには、「亡くなった夫の形見の指輪を落としてしまったみたい」と悲しむ老婦人の声が聞こえました。
左の道……指輪が落ちていました、と言って老婦人に指輪を渡す。
右の道……指輪を自分のものにしてその場を去る』
これには、司会進行役も大喜びだった。
「やった! いいですね。両小隊の動向が同時に映っています!」
観客と司会進行役が「西側はあっちを選んだ、東側がこっちを選んだ」とワイワイ見ているうちに、西側の騎士小隊が第二関門を突破した。
「先に第二関門を突破したのは、西側の騎士小隊です!」
ワアアアアアッ! と歓声が湧く。
「オリヴィア嬢。お待たせしました。途中、あなたの応援の声が届いたように思います。励まされました」
リュート・アインベルグ侯爵が婚約者であるオリヴィア・ペンブルック男爵令嬢をお姫様抱っこで中央エリアから救助すると、観覧席は割れんばかりの拍手をして、おおいに盛り上がった。
迷路の中がどうなっているのかは観覧席からは見えないが、司会進行役と内部の魔法使い、呪術師が連携して盛り上げてくれる。
「最初の分岐路に先に到着したのは、東側の竜騎士小隊です! なお、問題は西も東も同じで、出題順のみが違う状態となっております。公平です!」
内部にいる青国の魔法使いが魔法を使い、ステージの上空に内部映像がゆらりと映し出される。
「おおっ、見えた……!」
観客の目に映ったのは、マーブル模様の壁に囲まれた迷路の中で、竜騎士の小隊が話し合っている風景だ。
左右に道が分かれていて、真ん中に木製の立て札が立っている。魔法使いが気を利かせた様子で、立て札に近付いて文字を見せてくれた。
『以下の問題文を読んで、好みの道を選んでください。
――問題文――
合格するのが難しい試験があり、それに合格することは大変な名誉です。
現在の自分の実力では合格できる可能性は万にひとつもないでしょう。一年間、真面目に努力すれば、あるいは来年はもうすこし実力がついて合格の見込みが出てくるかもしれません。
今年の試験が迫った、ある日。
あなたは、魔導具を手に入れました。離れた場所にいる教師が答案を見て答えを教えることができる魔導具です。
左の道……魔導具を使わず、今年、実力でチャレンジして恐らく不合格になるが、地道に実力を磨いて来年の合格を目指す。
右の道……よしよし、しめしめ。魔導具を使って、今年合格する』
フィロシュネーは侍女ジーナが差し出してくれたオレンジと紫の二色グラデーションのジュースを飲みながら、「右ですわよね」とハルシオンを見た。
青と赤の二色グラデーションのカクテルを飲んでいたハルシオンは、「どちらでもいいのでは」と首をかしげる。
「使えるものがあるのなら、なんでも使って目的を達成するべきだ。戦場では命のやり取りをするのだぞ。次はない!」
東側の騎士小隊の竜騎士たちは、右の道を選んだ。
「東側の騎士小隊は、右の道を進んだようです! おっと、ここで西側の呪術師から映像が届きましたよ。騎士小隊が分岐路に到着したようです!」
映像が切り替わる。
『目の前に、腹が痛いと言って苦しんでいる人がいます。
縁もゆかりもありませんが、近くにいる家族が言うには、日頃の生活が不摂生で体に変調をきたしたと思われる、というのです。
左の道……医者を呼び、医者の到着まで自分にできる応急措置をする。
右の道……生活態度が悪いからそうなるのだぞ、今度は改めよ、と説教をする』
「簡単な問題ではないか。相手は苦しんでいるのだ。まずは助けよ」
西側の騎士小隊は、迷いなく左の道を選んだ。
司会進行役は、目まぐるしく変わる映像をあたふたと解説している。
「おっと、この映像はどっち側のでしょう。あ、東ですね? 簡単な問題です!」
『子どもたちが、珍しいカメを囲んでいじめています。
カメはただ珍しいだけで、毒も持っておらず、狂暴性もありません。
左の道……いじめを止める。
右の道……いっしょにいじめる』
竜騎士たちがどちらを選んだのかを確認する前に、映像が変わる。
「おーい、どっちを選んだのかは見届けさせてくれよおー!」
観覧席から不満の声があがっている――
フィロシュネーは考えた。
「フェリシエン・ブラックタロンさん?」
呼びつけてみると、フェリシエンはこの世が終わるような陰鬱な顔でやってきた。
周囲も「用事があるなら臣下を経由して伝えればいいのに」という目だ。
「なんでしょうかな。青王陛下」
一応、敬意を払ってくれるらしい。フィロシュネーは意外に思いながら確認した。
「ああいった大規模な呪術の仕掛けは、ブラックタロン家が管理なさっているのよね?」
「まあ、そうですな」
思っていた通りだ。よかった!
フィロシュネーはにっこりとした。
「わたくし、思うのだけど。あのコロコロと切り替えている映像、半分ずつ分けて、西側の映像を西側に、東側の映像を東側に、ずーっと映しっぱなしにしてはいかがかしら」
伝えたいことが言えているかしら。
言葉って、難しい――フィロシュネーは身振り手振りをまじえて、「二つの映像を並べて、同時に、ずーっと映すの」ともう一度言った。
「ほう。やってみましょう」
フェリシエンは頷き、すぐに映像を言ったとおりにしてくれた。
ステージ上空、西側の映像では、リュート・アインベルグ侯爵公子が問題文を読んでいる。
『あなたは友人といっしょに旅路を歩いています。二人そろって空腹です。
あるとき、あなたは空腹に耐えかねて、もう歩けないと言って座り込みました。友人はあなたのために食べ物を探しにいき、木の実を見つけてきて、あなたに食べさせてくれました。
元気になって再び旅路を進んでいると、友人が疲労を訴えて座り込んでしまいました。
左の道……食べ物を探しにいき、友人に与える。
右の道……お荷物な友人を置いて先に行く』
ステージ上空、東側の映像では、ジーク・バルトが問題文を読んでいる。
『あなたは道を歩いていて指輪を拾いました。とても美しく、高価な宝石の指輪です。
近くには、目に包帯を巻き、杖をついた老婦人がいます。
あなたには、「亡くなった夫の形見の指輪を落としてしまったみたい」と悲しむ老婦人の声が聞こえました。
左の道……指輪が落ちていました、と言って老婦人に指輪を渡す。
右の道……指輪を自分のものにしてその場を去る』
これには、司会進行役も大喜びだった。
「やった! いいですね。両小隊の動向が同時に映っています!」
観客と司会進行役が「西側はあっちを選んだ、東側がこっちを選んだ」とワイワイ見ているうちに、西側の騎士小隊が第二関門を突破した。
「先に第二関門を突破したのは、西側の騎士小隊です!」
ワアアアアアッ! と歓声が湧く。
「オリヴィア嬢。お待たせしました。途中、あなたの応援の声が届いたように思います。励まされました」
リュート・アインベルグ侯爵が婚約者であるオリヴィア・ペンブルック男爵令嬢をお姫様抱っこで中央エリアから救助すると、観覧席は割れんばかりの拍手をして、おおいに盛り上がった。
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