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1章
1、どっかん、どっかん
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大陸西方にある正晋国の皇宮内の一室に、パシン、という音が響く。
五歳になったばかりの娘が、母親に頬を叩かれた音だ。
「お前なんて、わたくしの子ではありません。二度と顔も見たくないわ。本日を限りに親子の縁を切ります。この城に住むことも許しません……連れておゆき」
「え……っ? お、おかあさま……っ?」
母は、絶世の美女と称えられし后だ。整った顔が歪むと、驚くほど恐ろしい顔になる。
それにしても、娘には状況が全く飲みこめない。
数日前に会った時は「隣国の白 霞幽公子がお前に花釵を贈ってきたわ。そのうち縁談も申し込んできそう……お前は藍色の艶を帯びた黒髪がわたくしに似ているわ。それに、わたくしの子だからかしら、とても利発。将来が楽しみ」と母親らしさのある愛情をみせて、髪を撫でてくれたのに。
娘が頬に手をあてて呆然としていると、甲冑姿の兵士が近づいてきて、頭を下げる。二十代半ば頃の兵士は、日に焼けた肌をしていた。
北方の騎馬民族出身で、娘の記憶によれば「謀反の疑い」がかけられたところを父に庇ってもらい、処刑を免れた男だ。
「公主様、失礼いたします」
『連れておゆき』という指示は本気のようで、兵士に抱き上げられて、本当に城の外へと連れていかれる。
「抜け道を使って城を出ます」
淡々と報告される。
本当に自分は城を追放されるのだ――そんな実感が少しずつ湧く。
外に出ると、夕暮れ時の世界は赤かった。
それに、金属音や人の声、爆発音が聞こえてくる。どっかん、どっかんと。
――怖い。
日常が崩れてしまって、元に戻らなくなる。自分にはどうしようもない。そんな現実を肌で感じて、娘は涙ぐんだ。
しかし、兵士は。
「公主様、本日はアッチもコッチもどっかんどっかん賑やかですね。これね、お祭りなんです」
「おかあさま……おとうさま……ひっく、ぐすっ……ひっく……どうしてぇ?」
「主上は……いえ、なんでもありません」
兵士は、この状況に陥った理由を教えてくれなかった。
代わりに「どっかんどっかん、わっしょいわっしょい」などと脱力系な単語を繰り返しながら娘を抱っこし、馬に乗る。
お祭りなんて、嘘。お城が攻められてるんだ。怖いことになってるんだ。なのに、この兵士は「怖くありませんよ」って嘘をつくんだ。
「よいしょ、どっかん。出発しましょう、公主様」
「ふええ。うわぁーん、えーん」
「公主様、馬は揺れますから、お歌は舌を噛んじゃうかも」
「歌ってない……!」
私は泣いてるの! と睨みつけると、兵士は「そうではないかと思ってました」と笑う。どうも、緊張感や悲壮感の削がれる青年だ。
視界が揺れて、簪がしゃらりと鳴く。
馬は東方へと疾駆した。
「公主様。馬は、走るのが好きなんです。ほうら、どっかんどっかん蹄を鳴らして元気いっぱいでしょう。はしゃいでるんですよ」
「ぐすん、ぐすん……わ、私、お母様の子じゃないって……」
「藍の艶を放つ美しい黒髪に、紫に煌めく宝石のような瞳。美姫で有名な母君と、公主様はとてもよく似ていらっしゃいます」
「み、みんな、私はお父様に似てるって言う」
「あー。女の子は父親に似るといいって言いますから、良いことですねえ」
西の空は、真っ赤に燃えていた。夕暮れ時、沈む太陽に背を向けて走る馬に揺られながら、娘は「自分たちは逃げているのだ」と思った。でも、どこに?
「ぐすっ、……ねえ。私たち、ど、どこに行くの。どっかんどっかん……て、なに?」
「どっかんどっかんは、雰囲気です。公主様。犬がわんわん吠えるのと同じですよ。自分を奮い立たせたり、気分を盛り上げたりするんです」
「兵士が戦いでウオーッて叫ぶみたいな?」
「おおっ、そうですね。ご参考までに、我々は東にある当晋国の白家にお世話になる予定です。前もって相手側から『占いで貴国に変事あり、公主様の危機、と察知しました。変事は防げませんが、せめて公主様は白家が保護しますよ』と手紙を寄こしてきたんですよ。めちゃくちゃ怪しい話ですが、元気を出してください」
「怪しいのにお世話になるの?」
「他に行く当てもなく……」
「あう」
兵士は当晋国について教えてくれた。
西の正晋国と祖先が同じで、お互いに「自分たちこそ正統な国」と主張しあってきた――そんな歴史だ。
「私、歴史はいっぱいお勉強したから、わかる。昨日受けた試験も全問正解だったのよ。お母様は褒めてくれなかったけど……ぐすっ」
「おお、すごいではありませんか公主様。おれは馬鹿なので、試験と名のつくものは全問不正解で大人になりましたよ」
「それで兵士になれるものなの」
「兵士は腕が立てば脳みその出来を求められないのです」
「そ、そう……?」
教師に褒めてもらった娘は、母が褒めてくれるのを期待した。
しかし、母は褒めるどころか娘を追い出したのだった。
「ちなみに公主様、当晋国では、四大名家が四方を治めています」
「知ってる。北の黒家、南の紅家、東の濫家、西の白家……」
「その通り! これから行く白家は、めちゃくちゃ権力のあるお家ですよ。贅沢させてもらいましょう! 公主様はふんぞり返って、わがままをいっぱい仰るといいですよ! おれは美人とお知り合いになって嫁にしたいなあ」
「……ふふっ、白家の方々が怒って、追い出されちゃうよ」
「笑ってくださいましたね、公主様」
兵士は、嬉しそうに眼を細める。
本当だ。
なんだか、ちょっと元気が出た気がする――娘は目を瞬かせた。
「公主様には、笑顔が似合います」
「……石苞のおかげよ」
「おれの名前をご存じでしたか」
「うん。『真面目にお仕事してる』って、お父様が褒めてたの」
「……主上が」
話をしていると、気が紛れる。心が癒される。
笑顔を見ると、安心する。
だから、この男は意図して明るく笑い、雑談していたのだ――娘は、そんな真実に思い至った。
「ありがとう、石苞」
「公主様は、身分が下の者にもお礼を仰るのですね。素晴らしいですね」
「お父様は、人間はみんな本当は平等で、上も下もないよって仰ったの」
「ああ……おれの主上は、そういうお方でした」
ぽたり、と、水滴が娘の手に落ちる。
雨が降ってきたのだろうか。見上げると、石苞が泣いていた。
娘は、そっと手を伸ばして忠実な臣下の頬を撫でた。
この男も、悲しいんだ。辛いんだ。
でも、「怖がらせまい、励まそう」と思って、無理してたんだ。
そんな事実を胸に受け止めた娘は、「もう、泣かない」と決意した。
これからは自分も励ます側になろうと思った。
決意をこめて、そっと呟く。
「どっかん、どっかん」
娘は、太陽が沈む西空に背を向けて、東の地平に目を向けた。
知らない国、未知の世界が、その先にある。
これは、故国を追われた娘が隣国で才能を開花させ、誰かを救い、誰かに愛されるようになる――そんな前向きで優しい物語。
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
新連載です。
のんびりと更新する予定です。のんびり楽しんでいただけたら嬉しいです!
お気に入りや感想はとっても励みになりますので、もし「応援するよ」という優しい方いらっしゃいましたら、ぜひぜひよろしくお願いします(*^▽^*)
五歳になったばかりの娘が、母親に頬を叩かれた音だ。
「お前なんて、わたくしの子ではありません。二度と顔も見たくないわ。本日を限りに親子の縁を切ります。この城に住むことも許しません……連れておゆき」
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母は、絶世の美女と称えられし后だ。整った顔が歪むと、驚くほど恐ろしい顔になる。
それにしても、娘には状況が全く飲みこめない。
数日前に会った時は「隣国の白 霞幽公子がお前に花釵を贈ってきたわ。そのうち縁談も申し込んできそう……お前は藍色の艶を帯びた黒髪がわたくしに似ているわ。それに、わたくしの子だからかしら、とても利発。将来が楽しみ」と母親らしさのある愛情をみせて、髪を撫でてくれたのに。
娘が頬に手をあてて呆然としていると、甲冑姿の兵士が近づいてきて、頭を下げる。二十代半ば頃の兵士は、日に焼けた肌をしていた。
北方の騎馬民族出身で、娘の記憶によれば「謀反の疑い」がかけられたところを父に庇ってもらい、処刑を免れた男だ。
「公主様、失礼いたします」
『連れておゆき』という指示は本気のようで、兵士に抱き上げられて、本当に城の外へと連れていかれる。
「抜け道を使って城を出ます」
淡々と報告される。
本当に自分は城を追放されるのだ――そんな実感が少しずつ湧く。
外に出ると、夕暮れ時の世界は赤かった。
それに、金属音や人の声、爆発音が聞こえてくる。どっかん、どっかんと。
――怖い。
日常が崩れてしまって、元に戻らなくなる。自分にはどうしようもない。そんな現実を肌で感じて、娘は涙ぐんだ。
しかし、兵士は。
「公主様、本日はアッチもコッチもどっかんどっかん賑やかですね。これね、お祭りなんです」
「おかあさま……おとうさま……ひっく、ぐすっ……ひっく……どうしてぇ?」
「主上は……いえ、なんでもありません」
兵士は、この状況に陥った理由を教えてくれなかった。
代わりに「どっかんどっかん、わっしょいわっしょい」などと脱力系な単語を繰り返しながら娘を抱っこし、馬に乗る。
お祭りなんて、嘘。お城が攻められてるんだ。怖いことになってるんだ。なのに、この兵士は「怖くありませんよ」って嘘をつくんだ。
「よいしょ、どっかん。出発しましょう、公主様」
「ふええ。うわぁーん、えーん」
「公主様、馬は揺れますから、お歌は舌を噛んじゃうかも」
「歌ってない……!」
私は泣いてるの! と睨みつけると、兵士は「そうではないかと思ってました」と笑う。どうも、緊張感や悲壮感の削がれる青年だ。
視界が揺れて、簪がしゃらりと鳴く。
馬は東方へと疾駆した。
「公主様。馬は、走るのが好きなんです。ほうら、どっかんどっかん蹄を鳴らして元気いっぱいでしょう。はしゃいでるんですよ」
「ぐすん、ぐすん……わ、私、お母様の子じゃないって……」
「藍の艶を放つ美しい黒髪に、紫に煌めく宝石のような瞳。美姫で有名な母君と、公主様はとてもよく似ていらっしゃいます」
「み、みんな、私はお父様に似てるって言う」
「あー。女の子は父親に似るといいって言いますから、良いことですねえ」
西の空は、真っ赤に燃えていた。夕暮れ時、沈む太陽に背を向けて走る馬に揺られながら、娘は「自分たちは逃げているのだ」と思った。でも、どこに?
「ぐすっ、……ねえ。私たち、ど、どこに行くの。どっかんどっかん……て、なに?」
「どっかんどっかんは、雰囲気です。公主様。犬がわんわん吠えるのと同じですよ。自分を奮い立たせたり、気分を盛り上げたりするんです」
「兵士が戦いでウオーッて叫ぶみたいな?」
「おおっ、そうですね。ご参考までに、我々は東にある当晋国の白家にお世話になる予定です。前もって相手側から『占いで貴国に変事あり、公主様の危機、と察知しました。変事は防げませんが、せめて公主様は白家が保護しますよ』と手紙を寄こしてきたんですよ。めちゃくちゃ怪しい話ですが、元気を出してください」
「怪しいのにお世話になるの?」
「他に行く当てもなく……」
「あう」
兵士は当晋国について教えてくれた。
西の正晋国と祖先が同じで、お互いに「自分たちこそ正統な国」と主張しあってきた――そんな歴史だ。
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「笑ってくださいましたね、公主様」
兵士は、嬉しそうに眼を細める。
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「……石苞のおかげよ」
「おれの名前をご存じでしたか」
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話をしていると、気が紛れる。心が癒される。
笑顔を見ると、安心する。
だから、この男は意図して明るく笑い、雑談していたのだ――娘は、そんな真実に思い至った。
「ありがとう、石苞」
「公主様は、身分が下の者にもお礼を仰るのですね。素晴らしいですね」
「お父様は、人間はみんな本当は平等で、上も下もないよって仰ったの」
「ああ……おれの主上は、そういうお方でした」
ぽたり、と、水滴が娘の手に落ちる。
雨が降ってきたのだろうか。見上げると、石苞が泣いていた。
娘は、そっと手を伸ばして忠実な臣下の頬を撫でた。
この男も、悲しいんだ。辛いんだ。
でも、「怖がらせまい、励まそう」と思って、無理してたんだ。
そんな事実を胸に受け止めた娘は、「もう、泣かない」と決意した。
これからは自分も励ます側になろうと思った。
決意をこめて、そっと呟く。
「どっかん、どっかん」
娘は、太陽が沈む西空に背を向けて、東の地平に目を向けた。
知らない国、未知の世界が、その先にある。
これは、故国を追われた娘が隣国で才能を開花させ、誰かを救い、誰かに愛されるようになる――そんな前向きで優しい物語。
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