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生まれたばかりの太陽が、凪いだ海に光の道を投げかけていた。
幼い頃、つらく悲しいことをいくつも波の上に載せて、遠い場所へと流した。ルカはあの頃と同じように、寄せては返す温かい波が足を洗うのに任せて、人も疎らな浜辺を歩いた。
何か目的があったわけじゃない。それでも、今日ここに来なければならないと強く思った。
阿形信志という男に惹かれ続けた歳月に終止符を打つ。そのために、彼との日々が始まったこの場所に来ることが必要だった。
波に濡れた砂浜が、太陽の光を受けて鏡のように輝いていた。潮風が髪を梳き、シャツを帆のように膨らませて吹きすぎてゆく。
もうすぐ、夏が訪れる。
彼はいま何をしているだろう。そんな風に思いを馳せることが喜びだった。けれどもう、それも許されない。阿形は彼の人生を選び、そこに自分はいないのだ。
ふと何かの気配を感じた気がして、目をあげる。波にじゃれつく子供や、散歩中の犬、それからルカのように目的らしい目的もなく海辺をそぞろ歩く人たちの中の、たったひとりに、何故か視線が吸い寄せられた。
何かを探しているらしく、あたりをきょろきょろと見回しながら歩く人がいる。
あの人に、似てるなとルカは思った。数か月前なら、どんな人混みの中からでも彼を見つける自信があった。いまじゃ、他人のそら似にまで気をとられる。
頭を振ってまた歩き出そうとしたとき、その人が、ルカの方を見た。何かの糸に引っ張られたかのように。
そして、ルカの心臓は止まりそうになった。
そんな。
間違いなく、彼はそこにいた。海風の中で息を切らし、眩い朝日に目を細めて、いまにもこちらに向かって駆け出そうとしていた。
「嫌だ」ルカは呟き、踵を返した。
「ルカ!」
かつては、その声で名前を呼ばれるたびに、花が開くような幸せを感じた。けれどいま、彼の声はナイフと同じように心を切り裂く。
嫌だ。もう二度と、拒まれたくない。
恐怖、あるいは別の何かのせいで早鐘のように打つ心臓を抱えたまま、もと来た道を足早に戻る。追いつかれる前にバイクにたどり着き、走り去ってしまわなければ。
「ルカ……!」
ルカは追いすがる声を振り払うように頭を振って、さらに歩調を速めた。打ち寄せられた流木や貝殻を裸足で踏みつける痛みよりも、阿形に追いつかれることの方が怖かった。
「ルカ、待ってくれ──頼む」
「嫌だ!」ルカは振り返り、阿形を睨みつけた。「なんでここにいるの?」
「家を尋ねたら、いなかった」阿形は、息を整えてから続けた。「バイクがなかったから、もしかしたらと思って……」
偶然か、必然か。そんなことは関係ない。
今さら、居心地の良い場所に戻ろうとしても、もう遅いのだ。
「何しに来たの」ルカは言った。「ディルドを探してるなら、ここにはないよ」
あけすけな言葉に阿形はたじろいだけれど、目を逸らそうとはしなかった。
「悪かった」そして、一歩踏み出す。「お前を何度も傷つけたこと……許してほしいなんて言えないけど、それでも──」
身を守るように一歩後ずさると、阿形は心臓を捩られたような表情を浮かべた。
「これだけは……伝えておきたくて」
ルカは身動きせず、ただじっと阿形を見つめて、言葉を待った。
「お前と一緒にいる時間が、人生で一番幸せだった」震える息をつく。「お前のことを考えているとき……何かに祝福されているような気分だった」
「じゃあ、どうして……」言いかけて、口をつぐむ。
「怖かった」阿形はなおもルカを見つめたまま答えた。「お前と並んで歩くなら、いつかは、全部知られてしまう。周りから受け入れられないことが怖かった。今後一生、自分のしたことに勝手な意味合いを持たせられてしまうことが怖かった。それに、俺がお前に価しない男だと思われるのも。でも、いまは……」
そのとき、一陣の風が吹き付けて、二人の息を奪った。乱れた髪を掻き上げて阿形を見たとき、ルカは息を呑んだ。
「いまは何より、お前を失うことが怖い」
阿形の頬を、涙が伝っていた。
「信志さん……」
「悪い」ルカの表情を見て自分の涙に気づいた阿形は、掌で乱暴に、それを拭った。彼は潤んだ短い笑い声をあげて、目頭をぎゅっとつまんだ。「こんな風に縋るつもりはなかったんだ。お前に謝れたら、それで……」
この人が最後に泣いたのはいつなのだろうと、ルカは不思議に思っていた。阿形は強姦されても、肉親の死期を知ったときにも涙を流さなかった。彼がもし泣くときがあるのなら、自分がその涙を受け止めたいと──そんな想いを抱いていた。
「今朝の新聞、読んだよ」
あれだけ必死で守ろうとした秘密を、あんな風に堂々と曝け出したことを、賞賛したいのか、叱責したいのか、自分でもよくわからなかった。
「ああ」阿形はほんの一瞬、視線を足元に落とした。「そうか」
「隠し通すつもりなんだと思ってた」
阿形は小さく頷いた。
「最初はそうするつもりだった。でも……最後まで嘘をつくのは嫌だったんだ。お前に、読んでほしかったから」阿形は短く息を吐き出して、濡れた瞳でルカを見た。「手紙のつもりだった」
言葉では言い表せない想いが、出口を求めて身のうちで荒れ狂っている。それは名前をつけることもできないほど混沌として、生々しい感情だった。
「もう……」これ以上は、抗えないと思った。「もう。勝手すぎる……」
「ごめん」阿形が言い、一歩、前に踏み出す。
ルカは後ずさらなかった。
彼の指が、躊躇いがちに腕に触れる。それから、存在を確かめようとするように、ぎゅっと握った。
「ルカ」阿形は、ルカの瞳をまっすぐに見つめた。「愛してる」
その言葉。
待ち焦がれていた言葉が、矢のようにルカの心臓を貫いて、息ができなくなる。
「信志、さん」涙が溢れて、頬を伝った。「信志さん……」
阿形は少し困ったような顔で微笑んで、そっと、ルカの頬を拭った。小さな声で何度も「ごめんな」と囁きながら。
「俺はわがままだよ」ルカは言った。「独占欲が強いから、男にも女にも嫉妬するからね」
「いいよ」
「それに、本当は外でも構わずいちゃいちゃしたい」
「うん」
「手を繋いで歩きたい。二人で色んなところに行きたい」
「ああ、そうしよう」
「もう変装しないよ。サングラスもかけない。それでもいいの?」
「要らない」阿形は微笑んで、前髪をそっと掻き分けた。「お前の瞳が見えなくなるから」
ルカは、わなわなと震える唇で泣きながら笑った。
「どうしよう……涙が止まらない」
「止めなくていい」とても優しい声で、彼は言った。「全部、俺が拭うよ。許してくれるなら」
二人の視線が結ばれて、引き寄せ合う。唇の熱を感じるほど近く、発する言葉を味わえるほど近い。
「愛してる」阿形は、もう一度言った。「俺を、許してくれるか?」
ルカは目を閉じて、頷いた。大粒の涙が零れて、頬を包み込む阿形の手の中に吸い込まれてゆく。
「もう、離れたくない」ルカは言った。
「ああ」阿形は言った。「ずっと一緒にいよう」
温かい息が、唇に触れる。ルカの理性の欠片が、最後の警鐘を鳴らした。
「あ……人が──」
重ねた唇から、ルカは阿形が微笑んだことを知った。
「もう、いいんだ」
そして、二人はキスをした。
その瞬間、骨も肉も内臓も、すべてが溶けてしまったような気がした。身体の中に滞っていた澱みが洗い流され、空っぽになる。それから、待ち焦がれた温もりに触れ、触れられるたびに、思いも寄らなかったものに満たされてゆくのを感じた。それは朝日のように透明で、それでいて、きらきらと輝く何かだった。しがみつき、引き寄せ合い、身体ごと一つに──それが無理なら、魂で一つになろうとする。二人が交わしたのは、そんな口づけだった。
いま、これまでに感じた欠乏も、喪失も哀しみも、すべてが報われたと、ルカは思った。すべては、この瞬間に導かれるために存在していたのだと。
唇が離れ、互いの瞳を覗きこむ。まるで生まれ変わったような――昨日までの自分より、もっと良い存在になったような気がした。
「ずっと一緒?」ルカは言った。
「ずっと一緒だ」阿形は頷いて、ルカの手を握った。「愛してる、ルカ」
その言葉が、何度でも魂を震わせる。
「きっと、もうずっと前から……俺はお前のことを愛してたんだ」
夏を運ぶ風に吹かれて、さざめく波も、砂浜も、すべてが金色に輝いていた。
時が止まれば良いと思ったことは数知れずある。けれど、時がとまらなければ良いと、そのとき初めて、ルカは思った。
この人の隣で、喜びも哀しみも、共に感じていきたいから。
それがどんなに苦難に満ちたものでも構わない。この人と歩く未来が見たいと、そう思うから。
幼い頃、つらく悲しいことをいくつも波の上に載せて、遠い場所へと流した。ルカはあの頃と同じように、寄せては返す温かい波が足を洗うのに任せて、人も疎らな浜辺を歩いた。
何か目的があったわけじゃない。それでも、今日ここに来なければならないと強く思った。
阿形信志という男に惹かれ続けた歳月に終止符を打つ。そのために、彼との日々が始まったこの場所に来ることが必要だった。
波に濡れた砂浜が、太陽の光を受けて鏡のように輝いていた。潮風が髪を梳き、シャツを帆のように膨らませて吹きすぎてゆく。
もうすぐ、夏が訪れる。
彼はいま何をしているだろう。そんな風に思いを馳せることが喜びだった。けれどもう、それも許されない。阿形は彼の人生を選び、そこに自分はいないのだ。
ふと何かの気配を感じた気がして、目をあげる。波にじゃれつく子供や、散歩中の犬、それからルカのように目的らしい目的もなく海辺をそぞろ歩く人たちの中の、たったひとりに、何故か視線が吸い寄せられた。
何かを探しているらしく、あたりをきょろきょろと見回しながら歩く人がいる。
あの人に、似てるなとルカは思った。数か月前なら、どんな人混みの中からでも彼を見つける自信があった。いまじゃ、他人のそら似にまで気をとられる。
頭を振ってまた歩き出そうとしたとき、その人が、ルカの方を見た。何かの糸に引っ張られたかのように。
そして、ルカの心臓は止まりそうになった。
そんな。
間違いなく、彼はそこにいた。海風の中で息を切らし、眩い朝日に目を細めて、いまにもこちらに向かって駆け出そうとしていた。
「嫌だ」ルカは呟き、踵を返した。
「ルカ!」
かつては、その声で名前を呼ばれるたびに、花が開くような幸せを感じた。けれどいま、彼の声はナイフと同じように心を切り裂く。
嫌だ。もう二度と、拒まれたくない。
恐怖、あるいは別の何かのせいで早鐘のように打つ心臓を抱えたまま、もと来た道を足早に戻る。追いつかれる前にバイクにたどり着き、走り去ってしまわなければ。
「ルカ……!」
ルカは追いすがる声を振り払うように頭を振って、さらに歩調を速めた。打ち寄せられた流木や貝殻を裸足で踏みつける痛みよりも、阿形に追いつかれることの方が怖かった。
「ルカ、待ってくれ──頼む」
「嫌だ!」ルカは振り返り、阿形を睨みつけた。「なんでここにいるの?」
「家を尋ねたら、いなかった」阿形は、息を整えてから続けた。「バイクがなかったから、もしかしたらと思って……」
偶然か、必然か。そんなことは関係ない。
今さら、居心地の良い場所に戻ろうとしても、もう遅いのだ。
「何しに来たの」ルカは言った。「ディルドを探してるなら、ここにはないよ」
あけすけな言葉に阿形はたじろいだけれど、目を逸らそうとはしなかった。
「悪かった」そして、一歩踏み出す。「お前を何度も傷つけたこと……許してほしいなんて言えないけど、それでも──」
身を守るように一歩後ずさると、阿形は心臓を捩られたような表情を浮かべた。
「これだけは……伝えておきたくて」
ルカは身動きせず、ただじっと阿形を見つめて、言葉を待った。
「お前と一緒にいる時間が、人生で一番幸せだった」震える息をつく。「お前のことを考えているとき……何かに祝福されているような気分だった」
「じゃあ、どうして……」言いかけて、口をつぐむ。
「怖かった」阿形はなおもルカを見つめたまま答えた。「お前と並んで歩くなら、いつかは、全部知られてしまう。周りから受け入れられないことが怖かった。今後一生、自分のしたことに勝手な意味合いを持たせられてしまうことが怖かった。それに、俺がお前に価しない男だと思われるのも。でも、いまは……」
そのとき、一陣の風が吹き付けて、二人の息を奪った。乱れた髪を掻き上げて阿形を見たとき、ルカは息を呑んだ。
「いまは何より、お前を失うことが怖い」
阿形の頬を、涙が伝っていた。
「信志さん……」
「悪い」ルカの表情を見て自分の涙に気づいた阿形は、掌で乱暴に、それを拭った。彼は潤んだ短い笑い声をあげて、目頭をぎゅっとつまんだ。「こんな風に縋るつもりはなかったんだ。お前に謝れたら、それで……」
この人が最後に泣いたのはいつなのだろうと、ルカは不思議に思っていた。阿形は強姦されても、肉親の死期を知ったときにも涙を流さなかった。彼がもし泣くときがあるのなら、自分がその涙を受け止めたいと──そんな想いを抱いていた。
「今朝の新聞、読んだよ」
あれだけ必死で守ろうとした秘密を、あんな風に堂々と曝け出したことを、賞賛したいのか、叱責したいのか、自分でもよくわからなかった。
「ああ」阿形はほんの一瞬、視線を足元に落とした。「そうか」
「隠し通すつもりなんだと思ってた」
阿形は小さく頷いた。
「最初はそうするつもりだった。でも……最後まで嘘をつくのは嫌だったんだ。お前に、読んでほしかったから」阿形は短く息を吐き出して、濡れた瞳でルカを見た。「手紙のつもりだった」
言葉では言い表せない想いが、出口を求めて身のうちで荒れ狂っている。それは名前をつけることもできないほど混沌として、生々しい感情だった。
「もう……」これ以上は、抗えないと思った。「もう。勝手すぎる……」
「ごめん」阿形が言い、一歩、前に踏み出す。
ルカは後ずさらなかった。
彼の指が、躊躇いがちに腕に触れる。それから、存在を確かめようとするように、ぎゅっと握った。
「ルカ」阿形は、ルカの瞳をまっすぐに見つめた。「愛してる」
その言葉。
待ち焦がれていた言葉が、矢のようにルカの心臓を貫いて、息ができなくなる。
「信志、さん」涙が溢れて、頬を伝った。「信志さん……」
阿形は少し困ったような顔で微笑んで、そっと、ルカの頬を拭った。小さな声で何度も「ごめんな」と囁きながら。
「俺はわがままだよ」ルカは言った。「独占欲が強いから、男にも女にも嫉妬するからね」
「いいよ」
「それに、本当は外でも構わずいちゃいちゃしたい」
「うん」
「手を繋いで歩きたい。二人で色んなところに行きたい」
「ああ、そうしよう」
「もう変装しないよ。サングラスもかけない。それでもいいの?」
「要らない」阿形は微笑んで、前髪をそっと掻き分けた。「お前の瞳が見えなくなるから」
ルカは、わなわなと震える唇で泣きながら笑った。
「どうしよう……涙が止まらない」
「止めなくていい」とても優しい声で、彼は言った。「全部、俺が拭うよ。許してくれるなら」
二人の視線が結ばれて、引き寄せ合う。唇の熱を感じるほど近く、発する言葉を味わえるほど近い。
「愛してる」阿形は、もう一度言った。「俺を、許してくれるか?」
ルカは目を閉じて、頷いた。大粒の涙が零れて、頬を包み込む阿形の手の中に吸い込まれてゆく。
「もう、離れたくない」ルカは言った。
「ああ」阿形は言った。「ずっと一緒にいよう」
温かい息が、唇に触れる。ルカの理性の欠片が、最後の警鐘を鳴らした。
「あ……人が──」
重ねた唇から、ルカは阿形が微笑んだことを知った。
「もう、いいんだ」
そして、二人はキスをした。
その瞬間、骨も肉も内臓も、すべてが溶けてしまったような気がした。身体の中に滞っていた澱みが洗い流され、空っぽになる。それから、待ち焦がれた温もりに触れ、触れられるたびに、思いも寄らなかったものに満たされてゆくのを感じた。それは朝日のように透明で、それでいて、きらきらと輝く何かだった。しがみつき、引き寄せ合い、身体ごと一つに──それが無理なら、魂で一つになろうとする。二人が交わしたのは、そんな口づけだった。
いま、これまでに感じた欠乏も、喪失も哀しみも、すべてが報われたと、ルカは思った。すべては、この瞬間に導かれるために存在していたのだと。
唇が離れ、互いの瞳を覗きこむ。まるで生まれ変わったような――昨日までの自分より、もっと良い存在になったような気がした。
「ずっと一緒?」ルカは言った。
「ずっと一緒だ」阿形は頷いて、ルカの手を握った。「愛してる、ルカ」
その言葉が、何度でも魂を震わせる。
「きっと、もうずっと前から……俺はお前のことを愛してたんだ」
夏を運ぶ風に吹かれて、さざめく波も、砂浜も、すべてが金色に輝いていた。
時が止まれば良いと思ったことは数知れずある。けれど、時がとまらなければ良いと、そのとき初めて、ルカは思った。
この人の隣で、喜びも哀しみも、共に感じていきたいから。
それがどんなに苦難に満ちたものでも構わない。この人と歩く未来が見たいと、そう思うから。
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