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その日は、プロモーションムービーの撮影計画を練るために用意した最後の日だった。ルカは阿形と二人、文字通り額を突き合わせて、ロケ地の候補や撮影班のメンバー、それからや音入れやCGに関わる人選のあたりをつけ、完成までのスケジュールを決めた。
阿形が家族の話をしたがらないことは知っていた。それでも、父親が入院していて、死期が近いと聞かされて、それを無視することなどできない。
その夜は、先まで連なるマイルストーンの一つに到達したことで、気が大きくなっていたのかもしれない。それともただ、阿形が憔悴して見えたせいかもしれない。狭いベッドで絡み合うようなセックスをしたあとで、いつもは決して立ち入らない領域に、足を踏み入れた。
「お父さん……どうだった?」
阿形の表情を見れば、ベッドの中で父親の話などしたくないと思っているのはわかった。
芝浦の事件の少しあとで、阿形は弟の話をしてくれた。母の死と、父親との確執のことも。家族のことをこんなに話したのは初めてだと言っていた。
その信頼が嬉しかった。だからこそ、家族に対するわだかまりがあるなら、自分にぶちまけてほしいと思った。泥でもいい。毒でもいい。『それでも、知りたい』と言った気持ちは、あの夜のバスルームで阿形に告げたときから、ほんの少しも変わっていなかった。
「長くはないだろうな」阿形は言った。
「本当に、もう会わないつもりなの?」
阿形は、真意を推し量ろうとするかのように、じっとルカを見た。「ああ」
カウンセリングでも始めるつもりか? と、その眼は言っているように見えた。不信の目。警戒の目だ。
「どうしても、許せない?」
阿形は深いため息をついて、両手の中に顔をうずめた。顔をあげたとき、ずいぶん老け込んでしまったように見えたのは、光の悪戯ではなかっただろう。
「お袋が自宅のベッドで死にかけてた時、俺は十三歳だった」阿形は、感情のない声で話し始めた。「モルヒネで誤魔化しきれない痛みに呻くお袋の声を、俺は隣で毎晩聞いてたんだ。謝られながら下の世話をして、身体を拭いて、医療行為以外のことは全部やった。きっと治ると励まし続けて。その間、親父はろくに家にも帰ってこなかったんだぞ」
「うん」
しばらくの間、沈黙が二人を包んだ。阿形は、常夜灯の薄明かりが届かない部屋の隅の暗闇を見つめていたが、やがて、小さな声で話し始めた。
「最後の夜」一瞬の躊躇。「ベッドの横で泣いた。多分、精神に限界が来たんだろう。声をあげずに泣いたつもりだったけど、お袋は気づいて、何か言った。俺は……無視した。そのまま眠って、起きたときには、もう──」
ルカの腕が伸びてきて、阿形を抱き寄せた。
「ああ……信志さん」
阿形は身を起こし、ルカの抱擁から逃れた。「あの人は、もっといい死に方をするべきだった」
「あなたの隣でそのときを迎えられたのは、幸せなことだと思うよ」
「孤独だったよ。世間体を気にして離婚もできないまま、ただ見捨てられて、息子には……」大きなため息をつく。「お袋の顔を見るたびに、死んだら楽になるのにと思った。お袋も……俺も」
阿形は、背中で笑って言った。「惨めな最期だよ」
ルカには、何も言うことができなかった。
「せめて、見返してやれるまで生きていてくれたら良かったのにな」
「ノブさん」背中から阿形を抱きしめる。「許せるよ。大丈夫」
阿形は抱きしめ返さなかった。「許したくない」
回した腕で頑なな肩を優しく撫でて、ルカは言った。「お父さんを許さないと、あなたが自分を許せない」
「俺が、自分を……?」
「俺、小五の時に、父さんが死んだって話をしたでしょ」
「ああ」
過労だと、医者は言った。心筋梗塞で、家に帰る途中の道端で亡くなっていたのだ。警察からかかってきた電話を母に通訳してやったのはルカだった。
「俺は小さすぎて、自分に責任があるなんて思いもしなかったけど、母さんはずっと、父さんを助けられなかったことを気に病んでた。自分以外の全部を手当たり次第に責めて、そうすることで自分を責めてたんだ」
長いトンネルの中にいるようだった、あの日々に思いを馳せる。多分いまでも、静かに、そして穏やかに、母は自分を責めているだろう。悲しみが癒えないのと同じように。だが、彼女の傍には父がもたらした祝福が生きている。ちょっと騒々しくて手がかかるけれど――自分や、弟妹たちが母を救ったように、自分も彼の助けになれたらいい。
「あなたは、あなたにできることをしたんだ。みんなそうなんだ。誰のせいでもない。お母さんも、きっとわかってくれてるよ」
「ルカ」阿形は、強張ったままの背中で言った。「慰めが欲しいときは、そう言う。でも、いまは要らない」
頬を叩かれた気がした。
「そんなつもりじゃ……」
「もういいだろ、この話は」阿形は言い、立ち上がった。
自分の目の前に、分厚い壁がたちはだかっているのを感じる。けれど、ここで手を離したくなかった。
「お父さんを憎むことで、自分を許せない気持ちを誤魔化してるなら」ルカはなおも言った。「お父さんを許さないまま死なせた後悔を、今度は一人で全部背負わなくちゃいけなくなるんだよ。あなたがそんな風になるのを、見たくない」
お願いだから、あなたの心に触れさせて。
祈りにも近い気持ちだった。だが、阿形は差し伸べた手をとらなかった。
「なら、見なければいいだろ」落ちていた服を拾い集めて身につけてゆく。「クソ、靴下が片方見つからない」
「はい、これ」ルカが布団の中に紛れていた靴下を拾い上げて、阿形に渡した。「そういうわけにはいかないよ。わかってるくせに」
「じゃあ、俺がこの話を終わらせたがってることを、わかれよ!」
「ノブさんこそ、いい加減に俺を突き放そうとするのはやめてよ!」
背中を向けたまま、阿形は嗅ぎ取れそうなほどの苛立ちを発散していた。だが、それはルカも同じだった。まずい方向に向かっているとわかっていても、止められなかった。
「本当は誰よりもお父さんに認めてほしいと思ってるくせに!」
「認める!?」阿形が振り向いた。その顔は怒りに強張っていた。「親父が俺の何を認めてくれるって? ゲイだってことをか? 奴の思い通りの人生を選ばなかったことをか?」
「自分がゲイだってことを認められないのはあなたでしょ!」ルカは人差し指を阿形の胸に突きつけた。「俺は! 本当の自分を隠すためだけに、好きでもない相手に身体を差し出したりしない!」
その言葉は、まるで銃声だった。その場の空気を一変させる暴発。それが響いたら、もう平和な時には戻れない。
たったいま、口に出してわかった。阿形と同じくらい──ひょっとしたらそれ以上に、彼が芝浦に抱かれたことに傷ついていたのだと。
「終わったことだろ」阿形の声は小さかった。
「終わってなかったら?」拳を握りしめる。「同じことが起こったら? また同じようにしないって言える?」
阿形は、その質問には答えなかった。
「自分の指向を隠して生きてたら、ゲイ失格か?」昂ぶり、震えそうな声で、阿形は言った。「それなら、俺がカミングアウトすれば満足か? この先一生、珍獣扱いされて生きろってのか?」
まさか、阿形から『珍獣』呼ばわりされるとは思わなかった。
「そんな風に思う人たちばかりじゃないよ! なんでそう悲観的なの?」
「お前が楽観的すぎるだけだ。残念ながら、俺の周りは『そんな風に思う人』だらけなんだよ。ゲイを趣味だとか病気だと思ってるような奴で溢れかえってる。カミングアウトしたら最後、体の良い事情を並べられて、仕事も人間関係も切られる。それで終わりだ。世の中は甘くない」
「俺がそれを知らないと思うの?」
憤りと同じだけ、自分のことを理解してほしい気持ちが同じだけ胸に溢れて、苦しい。
わかり合えるはずだ。わかり合えるはずなんだ。
「俺は闘ったんだよ。待ってたってどうしようもないから。立ち上がって、声をあげて」
居心地の悪さが煙のように部屋に充満してゆく。阿形がちらりとルカを見て、また目を逸らした。
「俺は……お前とは違う」
「そんなことない! やってみてもいないくせに、そんな風に逃げるのは卑怯だよ!」
ルカは阿形の手をとった。他ならぬあなたが、俺に勇気をくれたんだと、そう告げるつもりだった。
だが、阿形はその手を引き抜いた。
「悪かったな、お前みたいに立派な人間じゃなくて」
強張った声で言い、阿形は身を引いた。ひび割れた瞳の中で、怒りと悲しみと、言葉にできない失望が燃えていた。
「今度は、見せびらかして歩ける男を捕まえろよ」
何も言えなかった。背中を向けて歩み去る彼に、手を伸ばすこともできなかった。
自分が──阿形が、一線を越えてしまったのがわかったから。
呆然と立ち尽くす。時が止まったように、動くことさえできなかった。
やがて、ドアが閉まる音が、暗い部屋に響いた。まるで、ピリオドを打つように。
これで、終わりだと告げるように。
「まじかよ……」
膝から力が抜けて、ルカはその場にへたり込んだ。
これで終わり?
これが、二人の終わり?
「まじかよ……っ」
蹲り、頭を抱えた。涙は出なかった。心が砕けてしまったときには、涙を流すこともできないのだと、ルカはその日、初めて知った。
阿形が家族の話をしたがらないことは知っていた。それでも、父親が入院していて、死期が近いと聞かされて、それを無視することなどできない。
その夜は、先まで連なるマイルストーンの一つに到達したことで、気が大きくなっていたのかもしれない。それともただ、阿形が憔悴して見えたせいかもしれない。狭いベッドで絡み合うようなセックスをしたあとで、いつもは決して立ち入らない領域に、足を踏み入れた。
「お父さん……どうだった?」
阿形の表情を見れば、ベッドの中で父親の話などしたくないと思っているのはわかった。
芝浦の事件の少しあとで、阿形は弟の話をしてくれた。母の死と、父親との確執のことも。家族のことをこんなに話したのは初めてだと言っていた。
その信頼が嬉しかった。だからこそ、家族に対するわだかまりがあるなら、自分にぶちまけてほしいと思った。泥でもいい。毒でもいい。『それでも、知りたい』と言った気持ちは、あの夜のバスルームで阿形に告げたときから、ほんの少しも変わっていなかった。
「長くはないだろうな」阿形は言った。
「本当に、もう会わないつもりなの?」
阿形は、真意を推し量ろうとするかのように、じっとルカを見た。「ああ」
カウンセリングでも始めるつもりか? と、その眼は言っているように見えた。不信の目。警戒の目だ。
「どうしても、許せない?」
阿形は深いため息をついて、両手の中に顔をうずめた。顔をあげたとき、ずいぶん老け込んでしまったように見えたのは、光の悪戯ではなかっただろう。
「お袋が自宅のベッドで死にかけてた時、俺は十三歳だった」阿形は、感情のない声で話し始めた。「モルヒネで誤魔化しきれない痛みに呻くお袋の声を、俺は隣で毎晩聞いてたんだ。謝られながら下の世話をして、身体を拭いて、医療行為以外のことは全部やった。きっと治ると励まし続けて。その間、親父はろくに家にも帰ってこなかったんだぞ」
「うん」
しばらくの間、沈黙が二人を包んだ。阿形は、常夜灯の薄明かりが届かない部屋の隅の暗闇を見つめていたが、やがて、小さな声で話し始めた。
「最後の夜」一瞬の躊躇。「ベッドの横で泣いた。多分、精神に限界が来たんだろう。声をあげずに泣いたつもりだったけど、お袋は気づいて、何か言った。俺は……無視した。そのまま眠って、起きたときには、もう──」
ルカの腕が伸びてきて、阿形を抱き寄せた。
「ああ……信志さん」
阿形は身を起こし、ルカの抱擁から逃れた。「あの人は、もっといい死に方をするべきだった」
「あなたの隣でそのときを迎えられたのは、幸せなことだと思うよ」
「孤独だったよ。世間体を気にして離婚もできないまま、ただ見捨てられて、息子には……」大きなため息をつく。「お袋の顔を見るたびに、死んだら楽になるのにと思った。お袋も……俺も」
阿形は、背中で笑って言った。「惨めな最期だよ」
ルカには、何も言うことができなかった。
「せめて、見返してやれるまで生きていてくれたら良かったのにな」
「ノブさん」背中から阿形を抱きしめる。「許せるよ。大丈夫」
阿形は抱きしめ返さなかった。「許したくない」
回した腕で頑なな肩を優しく撫でて、ルカは言った。「お父さんを許さないと、あなたが自分を許せない」
「俺が、自分を……?」
「俺、小五の時に、父さんが死んだって話をしたでしょ」
「ああ」
過労だと、医者は言った。心筋梗塞で、家に帰る途中の道端で亡くなっていたのだ。警察からかかってきた電話を母に通訳してやったのはルカだった。
「俺は小さすぎて、自分に責任があるなんて思いもしなかったけど、母さんはずっと、父さんを助けられなかったことを気に病んでた。自分以外の全部を手当たり次第に責めて、そうすることで自分を責めてたんだ」
長いトンネルの中にいるようだった、あの日々に思いを馳せる。多分いまでも、静かに、そして穏やかに、母は自分を責めているだろう。悲しみが癒えないのと同じように。だが、彼女の傍には父がもたらした祝福が生きている。ちょっと騒々しくて手がかかるけれど――自分や、弟妹たちが母を救ったように、自分も彼の助けになれたらいい。
「あなたは、あなたにできることをしたんだ。みんなそうなんだ。誰のせいでもない。お母さんも、きっとわかってくれてるよ」
「ルカ」阿形は、強張ったままの背中で言った。「慰めが欲しいときは、そう言う。でも、いまは要らない」
頬を叩かれた気がした。
「そんなつもりじゃ……」
「もういいだろ、この話は」阿形は言い、立ち上がった。
自分の目の前に、分厚い壁がたちはだかっているのを感じる。けれど、ここで手を離したくなかった。
「お父さんを憎むことで、自分を許せない気持ちを誤魔化してるなら」ルカはなおも言った。「お父さんを許さないまま死なせた後悔を、今度は一人で全部背負わなくちゃいけなくなるんだよ。あなたがそんな風になるのを、見たくない」
お願いだから、あなたの心に触れさせて。
祈りにも近い気持ちだった。だが、阿形は差し伸べた手をとらなかった。
「なら、見なければいいだろ」落ちていた服を拾い集めて身につけてゆく。「クソ、靴下が片方見つからない」
「はい、これ」ルカが布団の中に紛れていた靴下を拾い上げて、阿形に渡した。「そういうわけにはいかないよ。わかってるくせに」
「じゃあ、俺がこの話を終わらせたがってることを、わかれよ!」
「ノブさんこそ、いい加減に俺を突き放そうとするのはやめてよ!」
背中を向けたまま、阿形は嗅ぎ取れそうなほどの苛立ちを発散していた。だが、それはルカも同じだった。まずい方向に向かっているとわかっていても、止められなかった。
「本当は誰よりもお父さんに認めてほしいと思ってるくせに!」
「認める!?」阿形が振り向いた。その顔は怒りに強張っていた。「親父が俺の何を認めてくれるって? ゲイだってことをか? 奴の思い通りの人生を選ばなかったことをか?」
「自分がゲイだってことを認められないのはあなたでしょ!」ルカは人差し指を阿形の胸に突きつけた。「俺は! 本当の自分を隠すためだけに、好きでもない相手に身体を差し出したりしない!」
その言葉は、まるで銃声だった。その場の空気を一変させる暴発。それが響いたら、もう平和な時には戻れない。
たったいま、口に出してわかった。阿形と同じくらい──ひょっとしたらそれ以上に、彼が芝浦に抱かれたことに傷ついていたのだと。
「終わったことだろ」阿形の声は小さかった。
「終わってなかったら?」拳を握りしめる。「同じことが起こったら? また同じようにしないって言える?」
阿形は、その質問には答えなかった。
「自分の指向を隠して生きてたら、ゲイ失格か?」昂ぶり、震えそうな声で、阿形は言った。「それなら、俺がカミングアウトすれば満足か? この先一生、珍獣扱いされて生きろってのか?」
まさか、阿形から『珍獣』呼ばわりされるとは思わなかった。
「そんな風に思う人たちばかりじゃないよ! なんでそう悲観的なの?」
「お前が楽観的すぎるだけだ。残念ながら、俺の周りは『そんな風に思う人』だらけなんだよ。ゲイを趣味だとか病気だと思ってるような奴で溢れかえってる。カミングアウトしたら最後、体の良い事情を並べられて、仕事も人間関係も切られる。それで終わりだ。世の中は甘くない」
「俺がそれを知らないと思うの?」
憤りと同じだけ、自分のことを理解してほしい気持ちが同じだけ胸に溢れて、苦しい。
わかり合えるはずだ。わかり合えるはずなんだ。
「俺は闘ったんだよ。待ってたってどうしようもないから。立ち上がって、声をあげて」
居心地の悪さが煙のように部屋に充満してゆく。阿形がちらりとルカを見て、また目を逸らした。
「俺は……お前とは違う」
「そんなことない! やってみてもいないくせに、そんな風に逃げるのは卑怯だよ!」
ルカは阿形の手をとった。他ならぬあなたが、俺に勇気をくれたんだと、そう告げるつもりだった。
だが、阿形はその手を引き抜いた。
「悪かったな、お前みたいに立派な人間じゃなくて」
強張った声で言い、阿形は身を引いた。ひび割れた瞳の中で、怒りと悲しみと、言葉にできない失望が燃えていた。
「今度は、見せびらかして歩ける男を捕まえろよ」
何も言えなかった。背中を向けて歩み去る彼に、手を伸ばすこともできなかった。
自分が──阿形が、一線を越えてしまったのがわかったから。
呆然と立ち尽くす。時が止まったように、動くことさえできなかった。
やがて、ドアが閉まる音が、暗い部屋に響いた。まるで、ピリオドを打つように。
これで、終わりだと告げるように。
「まじかよ……」
膝から力が抜けて、ルカはその場にへたり込んだ。
これで終わり?
これが、二人の終わり?
「まじかよ……っ」
蹲り、頭を抱えた。涙は出なかった。心が砕けてしまったときには、涙を流すこともできないのだと、ルカはその日、初めて知った。
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