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深い安堵に包まれたまま、目を覚ました。
背中から回された腕はずっしりと重く、枕はおかしな方向に捻れているし、掛け布団は縒れてしまって身体の半分が外に出ている。それでも、こんなに満ち足りた気分で目覚めたのは初めてな気がした。誰かの腕枕で眠るのは、間違いなく初めてだ。
もぞもぞと身体を動かして、守るような抱擁からそっと抜け出す。暗い部屋の中を見回すと、ベッドサイドの時計は九時二十三分を示していた。
窓がないラブホテルの部屋では、昼夜の感覚を失ってしまう。ベッドの傍の壁に、窓を塞ぐ鎧戸があった。それを開くと、磨り硝子越しに差し込む朝日が部屋の中を満たした。
わずかに怠い腰を引きずり、ヘッドボードにもたれて一息つく。明るい中で見ると、クイーンサイズのマットレスの大部分がローションでびしょ濡れになっているのがわかった。どうやら二人は、辛うじて難を逃れた三分の一ほどの面積に寄り添って眠っていたらしい。傍に転がっていたローションのボトルを見ると、すでに半分以上がなくなっている。
「使いすぎだろ」思わず笑みが零れる。
身体に残る倦怠感を言い訳に、ベッドから降りるのを先延ばしにしながら、眠るルカを見た。
真新しい朝の光が、彼の産毛や髪の毛や睫毛に宿って、輪郭を静かに燃え立たせている。ルーカスという名の語源がラテン語の『Lux』であることを思い、また少し微笑みながら、阿形はルカの顔にかかる解れ毛をつまんだ。
あどけないとさえ形容できそうな寝顔は安らかで、それが余計に、彼の拳に残された暴力の跡を引き立たせていた。
自分の秘密は、彼に血を流させてまで……あんな風に自責の念を抱かせてまで、守るべきものだっただろうかと思う。
このご時世、閉鎖的な企業に勤めるサラリーマンならいざ知らず、フリーのライターが自分のセクシャリティを隠し通すことに何の意味があるのか。
いままで面と向かって尋ねられたことこそないが、頑なにカムアウトを拒むことに疑問を抱かれていると感じることは一度ならずあった。もし尋ねられても、相手が納得するような答えを用意できる自信はない。
一言で言えば、恐怖だろうか。
それを公にすることは、自分と関わるものとの繋がりを少なからず見直されることだと思う。仕事、家族、友人……網の目のような人間関係。自分がこれまで下してきた選択に、他者が新たな意味合いを見出してしまうこともあるだろう。そんなつもりはなくても。
――ライターの阿形って奴。あの人、ゲイなんだってさ。
――ああ、どおりで。
その、何の気なしの一言が怖い。
若い頃は無鉄砲でいられた。ゲイビデオの世界に足を踏み入れたのも、恐れを知らぬ若気の至りだ。
それを変えたのは、弟の死だった。
芝浦が自宅にビデオを送りつけてから、《サーカス》が潰れ、阿形の出演作が根こそぎ回収されるまでの間、実家と阿形の橋渡しをしていたのが信彦だった。
父親の秘蔵っ子にして将来有望な弁護士の卵。信彦は父親を尊敬していて、彼を喜ばせることに生き甲斐を感じていた。阿形に対して投げつけるべき父親からの非難を受け取り、その中から連絡事項だけをより分けて兄に手渡していた彼は、自分がゲイであることを、阿形以外の誰にも告げずに逝った。
「誰にも言わないで」
カムアウトについて考えるたびに、命を繋ぎ止めるための管に埋もれて、それでも阿形の手をとろう必死で指を動かしていた信彦の姿が頭から離れない。
「誰にも言わない」
きっと、そのほうが良い。
受け入れてもらえる喜びのために、拒まれる絶望を受け取らなければならないのなら、すべてを灰の中に埋めて沈黙するほうが良い。
自分らしく生きることへの渇望を理解できない人間がいる。それは仕方のないことだ。
そうした人たちの声を笑い飛ばして、ルカのように生きられたらとも思う。だが、自分には彼のような強さはない。この恐怖を認めるだけで精一杯の自分には。
阿形は深いため息をついて、もう一度、眠るルカを見つめた。
守れなくてごめんと、彼は言った。信じてほしいと。
未だかつて、これほどの献身を受けたことはない。
「お前も、もの好きだな」
最初の夜に抱いたのと同じ思いを、いまもずっと抱えている。けれども今朝は──自分にその資格があるのかもよくわからないけれど──自嘲と同じくらいの喜びを感じずにはいられなかった。
「ん……」
ルカの左手が、抱いていたはずのものを無意識に探る。それから、そこに誰もいないことに気づいて目を開けた。
「あ……おはよ……」ぼんやりとした笑顔を浮かべて、阿形を見上げる。「からだ、痛くない?」
寝起きの頭でもそんなことを考える彼の過保護さに笑みが漏れる。
「ああ」
「良かった」
ルカがベッドの上で伸びをすると、大きな身体の脹ら脛あたりまでがベッドからはみ出した。しなやかな肉体と、黄金色の肌。まるで微睡む豹だ。
「うわー、全然残ってない」ルカは、傍に転がっていたローションのボトルを手にして笑った。
「おかげで大変なことになってるよ」被せた布団の下にあるものを示唆するように視線を落とす。
ルカはくすぐったそうな顔をして、言った。「また、お風呂いれようか」
彼はたったいま目覚めたばかりとは思えないほどきびきびと立ち上がった。そうして風呂場に向かいかけたところで「そうだった」と言い、ベッドに戻って阿形にキスをした。
「なに?」困惑しながらも、微笑んでしまう。
「なんでもない」ルカは言い、今度こそ風呂に向かった。
程なくして、ドアから上半身を突き出したルカが阿形に声をかけた。
「ジャクジーついてるよ、ねえ」
「良かったな」
昨日のことを忘れるために、わざと明るく振る舞っているのだろうか。そうでなかったとしても、彼に救われている自分がいるのは否定のしようがない。
本当に、光のような男だと思う。
「ね、一緒に入る?」ルカはドア枠に両手でしがみついたまま、拾ってもらうのを待つ捨て犬のような目で阿形を見た。「ローション使いすぎたお詫びに、洗ってあげるから」
「いいよ。お前と入ると、また変な気分になる」
「なってよ」ルカは笑って、ベッドに腰かける阿形のところまで戻ってきて、手をとった。
阿形は首を振った。「さすがに、もう何も出ないよ」
「ふーん」どう見ても納得した顔はしていなかったけれど、ルカはそれ以上の言葉を飲み込んで阿形の手を引いた。「じゃ、洗うだけ」
優しいキスにほだされて、腰をあげる。
結局、阿形の言葉は間違いだったことが証明された。
背中から回された腕はずっしりと重く、枕はおかしな方向に捻れているし、掛け布団は縒れてしまって身体の半分が外に出ている。それでも、こんなに満ち足りた気分で目覚めたのは初めてな気がした。誰かの腕枕で眠るのは、間違いなく初めてだ。
もぞもぞと身体を動かして、守るような抱擁からそっと抜け出す。暗い部屋の中を見回すと、ベッドサイドの時計は九時二十三分を示していた。
窓がないラブホテルの部屋では、昼夜の感覚を失ってしまう。ベッドの傍の壁に、窓を塞ぐ鎧戸があった。それを開くと、磨り硝子越しに差し込む朝日が部屋の中を満たした。
わずかに怠い腰を引きずり、ヘッドボードにもたれて一息つく。明るい中で見ると、クイーンサイズのマットレスの大部分がローションでびしょ濡れになっているのがわかった。どうやら二人は、辛うじて難を逃れた三分の一ほどの面積に寄り添って眠っていたらしい。傍に転がっていたローションのボトルを見ると、すでに半分以上がなくなっている。
「使いすぎだろ」思わず笑みが零れる。
身体に残る倦怠感を言い訳に、ベッドから降りるのを先延ばしにしながら、眠るルカを見た。
真新しい朝の光が、彼の産毛や髪の毛や睫毛に宿って、輪郭を静かに燃え立たせている。ルーカスという名の語源がラテン語の『Lux』であることを思い、また少し微笑みながら、阿形はルカの顔にかかる解れ毛をつまんだ。
あどけないとさえ形容できそうな寝顔は安らかで、それが余計に、彼の拳に残された暴力の跡を引き立たせていた。
自分の秘密は、彼に血を流させてまで……あんな風に自責の念を抱かせてまで、守るべきものだっただろうかと思う。
このご時世、閉鎖的な企業に勤めるサラリーマンならいざ知らず、フリーのライターが自分のセクシャリティを隠し通すことに何の意味があるのか。
いままで面と向かって尋ねられたことこそないが、頑なにカムアウトを拒むことに疑問を抱かれていると感じることは一度ならずあった。もし尋ねられても、相手が納得するような答えを用意できる自信はない。
一言で言えば、恐怖だろうか。
それを公にすることは、自分と関わるものとの繋がりを少なからず見直されることだと思う。仕事、家族、友人……網の目のような人間関係。自分がこれまで下してきた選択に、他者が新たな意味合いを見出してしまうこともあるだろう。そんなつもりはなくても。
――ライターの阿形って奴。あの人、ゲイなんだってさ。
――ああ、どおりで。
その、何の気なしの一言が怖い。
若い頃は無鉄砲でいられた。ゲイビデオの世界に足を踏み入れたのも、恐れを知らぬ若気の至りだ。
それを変えたのは、弟の死だった。
芝浦が自宅にビデオを送りつけてから、《サーカス》が潰れ、阿形の出演作が根こそぎ回収されるまでの間、実家と阿形の橋渡しをしていたのが信彦だった。
父親の秘蔵っ子にして将来有望な弁護士の卵。信彦は父親を尊敬していて、彼を喜ばせることに生き甲斐を感じていた。阿形に対して投げつけるべき父親からの非難を受け取り、その中から連絡事項だけをより分けて兄に手渡していた彼は、自分がゲイであることを、阿形以外の誰にも告げずに逝った。
「誰にも言わないで」
カムアウトについて考えるたびに、命を繋ぎ止めるための管に埋もれて、それでも阿形の手をとろう必死で指を動かしていた信彦の姿が頭から離れない。
「誰にも言わない」
きっと、そのほうが良い。
受け入れてもらえる喜びのために、拒まれる絶望を受け取らなければならないのなら、すべてを灰の中に埋めて沈黙するほうが良い。
自分らしく生きることへの渇望を理解できない人間がいる。それは仕方のないことだ。
そうした人たちの声を笑い飛ばして、ルカのように生きられたらとも思う。だが、自分には彼のような強さはない。この恐怖を認めるだけで精一杯の自分には。
阿形は深いため息をついて、もう一度、眠るルカを見つめた。
守れなくてごめんと、彼は言った。信じてほしいと。
未だかつて、これほどの献身を受けたことはない。
「お前も、もの好きだな」
最初の夜に抱いたのと同じ思いを、いまもずっと抱えている。けれども今朝は──自分にその資格があるのかもよくわからないけれど──自嘲と同じくらいの喜びを感じずにはいられなかった。
「ん……」
ルカの左手が、抱いていたはずのものを無意識に探る。それから、そこに誰もいないことに気づいて目を開けた。
「あ……おはよ……」ぼんやりとした笑顔を浮かべて、阿形を見上げる。「からだ、痛くない?」
寝起きの頭でもそんなことを考える彼の過保護さに笑みが漏れる。
「ああ」
「良かった」
ルカがベッドの上で伸びをすると、大きな身体の脹ら脛あたりまでがベッドからはみ出した。しなやかな肉体と、黄金色の肌。まるで微睡む豹だ。
「うわー、全然残ってない」ルカは、傍に転がっていたローションのボトルを手にして笑った。
「おかげで大変なことになってるよ」被せた布団の下にあるものを示唆するように視線を落とす。
ルカはくすぐったそうな顔をして、言った。「また、お風呂いれようか」
彼はたったいま目覚めたばかりとは思えないほどきびきびと立ち上がった。そうして風呂場に向かいかけたところで「そうだった」と言い、ベッドに戻って阿形にキスをした。
「なに?」困惑しながらも、微笑んでしまう。
「なんでもない」ルカは言い、今度こそ風呂に向かった。
程なくして、ドアから上半身を突き出したルカが阿形に声をかけた。
「ジャクジーついてるよ、ねえ」
「良かったな」
昨日のことを忘れるために、わざと明るく振る舞っているのだろうか。そうでなかったとしても、彼に救われている自分がいるのは否定のしようがない。
本当に、光のような男だと思う。
「ね、一緒に入る?」ルカはドア枠に両手でしがみついたまま、拾ってもらうのを待つ捨て犬のような目で阿形を見た。「ローション使いすぎたお詫びに、洗ってあげるから」
「いいよ。お前と入ると、また変な気分になる」
「なってよ」ルカは笑って、ベッドに腰かける阿形のところまで戻ってきて、手をとった。
阿形は首を振った。「さすがに、もう何も出ないよ」
「ふーん」どう見ても納得した顔はしていなかったけれど、ルカはそれ以上の言葉を飲み込んで阿形の手を引いた。「じゃ、洗うだけ」
優しいキスにほだされて、腰をあげる。
結局、阿形の言葉は間違いだったことが証明された。
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