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ダイラ 旧ベイルズ ガーナリン/硲
文身を剥がされる痛みなんて、今まで想像したこともなかった。
暗闇の中を落ちていく最中、マタルは自分の身体から、アシュタハの力が奪われてゆくのを感じた。一枚ずつ薄皮を剥ぎ取るような痛み。それが、気が遠くなるほど長い間続いた。
ようやく固い地面の上に辿り着いたときには、マタルは全身の骨を抜かれたような気分だった。とは言え、文身が消えたことを除けば、外見に大きな変化はない。ただ、身体の中から力が失われてしまったことだけはわかった。
森の木々で墜落の衝撃を和らげつつ着地するという試みが無様な失敗に終わったせいで、実際、満身創痍になってはいた。そこら中切り傷だらけだ。だが、文身が無くなったのに比べれば、なんてことはない。
マタルは地面に這いつくばり、頬に直接、草の感触を味わっていた。身体の下で、地面は震動している。
落ちる前に空から状況を見ていたから、そこが何処で、いまどんな状況なのかはわかった。ここでは、いままさに戦いが勃発しようとしている。一つの都市を巡って。一つの信仰を巡って。
マタルは、目眩と頭痛と……身体中の不調を堪えて身を起こした。
ホラスとは、落ちる途中で離ればなれになってしまった。これからここでどんな戦いが起こるにせよ、まずは彼と合流するのが最優先だ。義肢は日ごとホラスの身体に馴染んで、日常的な動作なら難なくこなせる。それでも、たったひとりで戦いに巻き込まれたら──。
「俺がついてるって、約束したんだ」
よろめきながら森を出ると、視界に飛び込んできたのは巨大な城壁だ。
黒い百合の紋章を掲げた壁。ここはガーナリン、旧ベイルズの都市だ。広大なエリトロスの森と、魔女の叫び岬に守られた内海の合間にある、難攻不落の要塞都市。長い歴史の中で、この城を巡っていくつもの戦が興った。そして戦はいつでも、城の鍵を手にしている者の勝利に終わった。ガーナリン平野の地面の下には何万もの兵士が眠っていると言われている。
ガーナリンの壁の前には大軍勢が詰めかけていた。棚引く戦旗に描かれた紋章は、白い馬と菫──紛う方なき、エレノア女王の紋章だ。
あの会談での約束通り、女王はベイルズに戦を仕掛けた。地方の叛乱分子をことごとく封じて回ったエレノア女王が獲るべき最後の駒が、この地にある。ガーナリンの市壁の最奥に建つクレアモント城には、六年前の叛乱を企てたアドリエンヌ元王妃と、その息子のリカルドがいるのだ。
どういう理屈か知らないが、マタルは、よりによってダイラとベイルズの間で行われる決戦のまっただ中に墜落してしまったらしかった。
岩の隙間から、硲の世界に入ったところまでは覚えている。もしかして、気付かないうちにはじき出されてしまったのだろうか。
硲の領域にホラスを置き去りにしてしまったのかも知れないと考えると、心臓が凍るような思いがした。
まずは手の届く範囲から確かめていくしかない。もしホラスがそう遠くないところにいるなら、間違いなくエレノア女王に加勢することを選ぶはずだ。マタルは森を出て、城を取り囲む大軍勢に近づいていった。
いつ戦闘が始まってもおかしくない状況で、アシュモール人がいきなり話しかけてきたら警戒するかもしれないが、とにかく……ホラスを見た者がいないか尋ねてみないと。
まるで積み木のようにきっちりと並んだ隊列。その一つ一つが掲げる旗竿に、大昔、ホラスに教えてもらった名家の紋章が翻っている。中には見慣れないものもあった。
「月と猟犬?」そんな紋章の家、聞いたこともない。
どうも気になって近寄ってみる。すると、そこにいたのは兵士ではなく魔術師たちだった。大軍の背後に並ぶ投石機の周りで、みな忙しそうに走り回っている。
「〈アラニ〉の魔術師たちか」
マタルは独りごちた。
魔術師なら、マタルの姿格好を見てもそれほど警戒しないかも知れない。マタルは投石機の傍に立つ男に声をかけた。
「人を探してるんだ。左手と右足に義肢をつけた男なんだけど」
男は答えなかった。それどころか、こちらを見ようともしない。
そこに存在していないかのような扱いを、幼い頃は散々うけてきた。いまとなっては久々すぎて、あっけにとられてしまう。
マタルは気を取り直して、男の肩に手を掛けようとした。
「なあ、ちょっと話を──うわ!」
そして、自分の手が男の身体をすり抜けたのを見て、頓狂な声を上げた。
「なんだ、これ……どうなってるんだ」
そう言いながら、男の腕を掴もうと闇雲に手を伸ばしてみる。結果は変わらなかった。
「そうか。ここはまだ、硲の領域なんだ」マタルはようやく納得した。「参ったな。これじゃ探しようがない」
途方に暮れて辺りを見回すと、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。マタルはとりあえず、声のする方を目指すことにした。
マタルは気兼ねなく、輝く鎧を纏った兵士たちの列をすり抜けて進んだ。城門前の広場まで来ると、そこでは今まさに、ガーナリンから遣わされた使者に向かって、エレノア女王そのひとが最後通告を突きつけているところだった。
「降伏なさい、諸侯たちよ」女王が言った。「わたしは、お前たちの自由を奪うために来たのではない。全てのものに自由を与えるために来たのです」
女王と対峙する壮年の男は、険しい顔を一層険しくした。
「我々の信仰を脅かしておいて自由とは、片腹痛いですな」
「わたしは、他者を踏みにじるいかなる信仰をも擁護しません」女王は言った。「己の信ずるもののために他者を踏みにじるならば、それは自由ではない。抑圧です」
「ナドカは異端。そして、異端は悪だ」別の騎士が頑なな声で言った。「我々は何百年も、この教えを拠り所として生きてきた。それを変えろと仰る陛下こそ、われわれを抑圧している」
ガーナリンの使者たちが口々に同意する。
「ハリントン卿、そなたの孫娘は魔女なのですよ」女王は言った。「彼女はいま、あなた方がこの国に蔓延らせてしまった、真の悪と戦っています。そのものたちは虚偽の恐怖を撒き散らし、銀の剣を掲げて、罪のないものたちを惨殺している。わたしの治める国では、そうしたものたちこそが悪です。それに加担するのなら、あなた方も同罪と見なします」
女王は馬上で姿勢を正した。すると、彼女が身に纏った白銀の鎧に光が宿り、彼女の姿を神々しく輝かせた。
「わたくしはダイラの法の擁護者である。罪を裁くのは抑圧とは言わぬ」
動揺を感じ取ったのか、使者たちの馬たちが不安げに足を踏みならした。
女王はさらに言った。
「アドリエンヌにきかせておやりなさい。あなた方の『信仰』を守るために死んでいった者たちの最後の様子を」女王は厳しい声で告げた。「過ちを認めて降伏するのであれば、幼い王子の命は助けましょう。しかし、全てを心得た上でなお我らに剣を向けるというのであれば、もはや相容れぬ。城壁の中で、裁きの時が訪れるのを待つがよい」
使者たちは──おそらく、内面の不安を押し隠して──憤然と顎をあげた。
一言言い返そうとして口を開いたハリントン卿を遮って、女王は言った。
「もう下がってよい。申したきことあらば、戦場で見えた時に述べよ!」
使者たちは、憤怒の表情を浮かべたまま、城へと戻っていった。
彼らが駆けていった先を見て、マタルはアッと声を上げた。そして気付いた。自分の身体を離れた九重薔薇の文身がどこへ消えたのかを。
ガーナリンの街が──市壁が、黒い茨に覆われている。この世のものならざる、黒い茨に。
「曙神……」
街を包み込む蔦の中央で、巨大な九重薔薇が花開いていた。マタルには、花の中心から空に向かって赤い緒が伸びているのが、はっきりと見えた。
薔薇は萎れかけ、今にも全ての花弁を散らしてしまいそうなほど衰えている。
あの緒に、力を吸われているんだ。
マタルはその場を離れて、城壁へと駆け出した。曙神の力を使わずに走るのがこれほど苦しいとは思っても見なかった。遙か先で、使者たちの姿が城門の向こうに消える。
そしてマタルは、目の前に迫る高い壁にもうひとつの衝撃を見た。
門楼の上に、ホラスが立っている。
「なんだってあんなところに!」
だが、驚きはそれでは終わらなかった。
マタルがみている前で、ホラスが剣を抜いたのだ。彼は今、何かと戦おうとしている。たった一人で。
「ちょっと待ってくれよ……!」
間合いを取って後退るホラスに向かって詰め寄る男たちの姿を見たとき、マタルはほとんど叫んでいた。
「嘘だろ!?」
マタルはそれ以上時間を無駄にせず、無我夢中で走り出した。
最後に奴らを見たのは、もう何年も前だ。中には、十年以上経っている奴もいる。けれど、顔を見た瞬間に名前が浮かんだ。当然だ。忘れようにも忘れられない。
マンロー、ノースモア、コルボーン、オーツ、ソザートン、ヨークス、ダウリング、イェゴル、オスニエルにゲラン、そして、ブライア。
ホラスが対峙していたのは、いままでに葬ってきた者たちだ。ホラスの幼なじみを魔女狩りで殺した連中。ホラスとマタルが二人して復讐を遂げた──その相手だった。
ダイラ 旧ベイルズ ガーナリン/硲
文身を剥がされる痛みなんて、今まで想像したこともなかった。
暗闇の中を落ちていく最中、マタルは自分の身体から、アシュタハの力が奪われてゆくのを感じた。一枚ずつ薄皮を剥ぎ取るような痛み。それが、気が遠くなるほど長い間続いた。
ようやく固い地面の上に辿り着いたときには、マタルは全身の骨を抜かれたような気分だった。とは言え、文身が消えたことを除けば、外見に大きな変化はない。ただ、身体の中から力が失われてしまったことだけはわかった。
森の木々で墜落の衝撃を和らげつつ着地するという試みが無様な失敗に終わったせいで、実際、満身創痍になってはいた。そこら中切り傷だらけだ。だが、文身が無くなったのに比べれば、なんてことはない。
マタルは地面に這いつくばり、頬に直接、草の感触を味わっていた。身体の下で、地面は震動している。
落ちる前に空から状況を見ていたから、そこが何処で、いまどんな状況なのかはわかった。ここでは、いままさに戦いが勃発しようとしている。一つの都市を巡って。一つの信仰を巡って。
マタルは、目眩と頭痛と……身体中の不調を堪えて身を起こした。
ホラスとは、落ちる途中で離ればなれになってしまった。これからここでどんな戦いが起こるにせよ、まずは彼と合流するのが最優先だ。義肢は日ごとホラスの身体に馴染んで、日常的な動作なら難なくこなせる。それでも、たったひとりで戦いに巻き込まれたら──。
「俺がついてるって、約束したんだ」
よろめきながら森を出ると、視界に飛び込んできたのは巨大な城壁だ。
黒い百合の紋章を掲げた壁。ここはガーナリン、旧ベイルズの都市だ。広大なエリトロスの森と、魔女の叫び岬に守られた内海の合間にある、難攻不落の要塞都市。長い歴史の中で、この城を巡っていくつもの戦が興った。そして戦はいつでも、城の鍵を手にしている者の勝利に終わった。ガーナリン平野の地面の下には何万もの兵士が眠っていると言われている。
ガーナリンの壁の前には大軍勢が詰めかけていた。棚引く戦旗に描かれた紋章は、白い馬と菫──紛う方なき、エレノア女王の紋章だ。
あの会談での約束通り、女王はベイルズに戦を仕掛けた。地方の叛乱分子をことごとく封じて回ったエレノア女王が獲るべき最後の駒が、この地にある。ガーナリンの市壁の最奥に建つクレアモント城には、六年前の叛乱を企てたアドリエンヌ元王妃と、その息子のリカルドがいるのだ。
どういう理屈か知らないが、マタルは、よりによってダイラとベイルズの間で行われる決戦のまっただ中に墜落してしまったらしかった。
岩の隙間から、硲の世界に入ったところまでは覚えている。もしかして、気付かないうちにはじき出されてしまったのだろうか。
硲の領域にホラスを置き去りにしてしまったのかも知れないと考えると、心臓が凍るような思いがした。
まずは手の届く範囲から確かめていくしかない。もしホラスがそう遠くないところにいるなら、間違いなくエレノア女王に加勢することを選ぶはずだ。マタルは森を出て、城を取り囲む大軍勢に近づいていった。
いつ戦闘が始まってもおかしくない状況で、アシュモール人がいきなり話しかけてきたら警戒するかもしれないが、とにかく……ホラスを見た者がいないか尋ねてみないと。
まるで積み木のようにきっちりと並んだ隊列。その一つ一つが掲げる旗竿に、大昔、ホラスに教えてもらった名家の紋章が翻っている。中には見慣れないものもあった。
「月と猟犬?」そんな紋章の家、聞いたこともない。
どうも気になって近寄ってみる。すると、そこにいたのは兵士ではなく魔術師たちだった。大軍の背後に並ぶ投石機の周りで、みな忙しそうに走り回っている。
「〈アラニ〉の魔術師たちか」
マタルは独りごちた。
魔術師なら、マタルの姿格好を見てもそれほど警戒しないかも知れない。マタルは投石機の傍に立つ男に声をかけた。
「人を探してるんだ。左手と右足に義肢をつけた男なんだけど」
男は答えなかった。それどころか、こちらを見ようともしない。
そこに存在していないかのような扱いを、幼い頃は散々うけてきた。いまとなっては久々すぎて、あっけにとられてしまう。
マタルは気を取り直して、男の肩に手を掛けようとした。
「なあ、ちょっと話を──うわ!」
そして、自分の手が男の身体をすり抜けたのを見て、頓狂な声を上げた。
「なんだ、これ……どうなってるんだ」
そう言いながら、男の腕を掴もうと闇雲に手を伸ばしてみる。結果は変わらなかった。
「そうか。ここはまだ、硲の領域なんだ」マタルはようやく納得した。「参ったな。これじゃ探しようがない」
途方に暮れて辺りを見回すと、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。マタルはとりあえず、声のする方を目指すことにした。
マタルは気兼ねなく、輝く鎧を纏った兵士たちの列をすり抜けて進んだ。城門前の広場まで来ると、そこでは今まさに、ガーナリンから遣わされた使者に向かって、エレノア女王そのひとが最後通告を突きつけているところだった。
「降伏なさい、諸侯たちよ」女王が言った。「わたしは、お前たちの自由を奪うために来たのではない。全てのものに自由を与えるために来たのです」
女王と対峙する壮年の男は、険しい顔を一層険しくした。
「我々の信仰を脅かしておいて自由とは、片腹痛いですな」
「わたしは、他者を踏みにじるいかなる信仰をも擁護しません」女王は言った。「己の信ずるもののために他者を踏みにじるならば、それは自由ではない。抑圧です」
「ナドカは異端。そして、異端は悪だ」別の騎士が頑なな声で言った。「我々は何百年も、この教えを拠り所として生きてきた。それを変えろと仰る陛下こそ、われわれを抑圧している」
ガーナリンの使者たちが口々に同意する。
「ハリントン卿、そなたの孫娘は魔女なのですよ」女王は言った。「彼女はいま、あなた方がこの国に蔓延らせてしまった、真の悪と戦っています。そのものたちは虚偽の恐怖を撒き散らし、銀の剣を掲げて、罪のないものたちを惨殺している。わたしの治める国では、そうしたものたちこそが悪です。それに加担するのなら、あなた方も同罪と見なします」
女王は馬上で姿勢を正した。すると、彼女が身に纏った白銀の鎧に光が宿り、彼女の姿を神々しく輝かせた。
「わたくしはダイラの法の擁護者である。罪を裁くのは抑圧とは言わぬ」
動揺を感じ取ったのか、使者たちの馬たちが不安げに足を踏みならした。
女王はさらに言った。
「アドリエンヌにきかせておやりなさい。あなた方の『信仰』を守るために死んでいった者たちの最後の様子を」女王は厳しい声で告げた。「過ちを認めて降伏するのであれば、幼い王子の命は助けましょう。しかし、全てを心得た上でなお我らに剣を向けるというのであれば、もはや相容れぬ。城壁の中で、裁きの時が訪れるのを待つがよい」
使者たちは──おそらく、内面の不安を押し隠して──憤然と顎をあげた。
一言言い返そうとして口を開いたハリントン卿を遮って、女王は言った。
「もう下がってよい。申したきことあらば、戦場で見えた時に述べよ!」
使者たちは、憤怒の表情を浮かべたまま、城へと戻っていった。
彼らが駆けていった先を見て、マタルはアッと声を上げた。そして気付いた。自分の身体を離れた九重薔薇の文身がどこへ消えたのかを。
ガーナリンの街が──市壁が、黒い茨に覆われている。この世のものならざる、黒い茨に。
「曙神……」
街を包み込む蔦の中央で、巨大な九重薔薇が花開いていた。マタルには、花の中心から空に向かって赤い緒が伸びているのが、はっきりと見えた。
薔薇は萎れかけ、今にも全ての花弁を散らしてしまいそうなほど衰えている。
あの緒に、力を吸われているんだ。
マタルはその場を離れて、城壁へと駆け出した。曙神の力を使わずに走るのがこれほど苦しいとは思っても見なかった。遙か先で、使者たちの姿が城門の向こうに消える。
そしてマタルは、目の前に迫る高い壁にもうひとつの衝撃を見た。
門楼の上に、ホラスが立っている。
「なんだってあんなところに!」
だが、驚きはそれでは終わらなかった。
マタルがみている前で、ホラスが剣を抜いたのだ。彼は今、何かと戦おうとしている。たった一人で。
「ちょっと待ってくれよ……!」
間合いを取って後退るホラスに向かって詰め寄る男たちの姿を見たとき、マタルはほとんど叫んでいた。
「嘘だろ!?」
マタルはそれ以上時間を無駄にせず、無我夢中で走り出した。
最後に奴らを見たのは、もう何年も前だ。中には、十年以上経っている奴もいる。けれど、顔を見た瞬間に名前が浮かんだ。当然だ。忘れようにも忘れられない。
マンロー、ノースモア、コルボーン、オーツ、ソザートン、ヨークス、ダウリング、イェゴル、オスニエルにゲラン、そして、ブライア。
ホラスが対峙していたのは、いままでに葬ってきた者たちだ。ホラスの幼なじみを魔女狩りで殺した連中。ホラスとマタルが二人して復讐を遂げた──その相手だった。
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