14 / 83
第三章:王主催の晩餐会
5:ドミニオ王子
しおりを挟む
ミアの蹴りごときでは全く痛手にならないのか、シルファはミアを離してからも笑みを湛えている。ようやく自由を取り戻したミアは、改めてシルファと目が合うと途端に恥ずかしくなった。
やはり見間違いだったのか、シルファの瞳は綺麗な藤色をしている。
目の覚めるような真紅の鮮やかさは、どこにもない。
ミアはほっと緊張が解けるのを感じた。
瞬間、きゅうっと盛大にお腹が鳴る。
(ーーさ、さいあく)
恥ずかしくて身動きできずにいると、シルファの長い指先がミアの前髪に触れた。大爆笑されるかと覚悟したが、一向に声が響いてこない。頬を染めたまま、おそるおそる顔をあげると、彼は意外に優し気な目でミアを見ている。
「せっかくだから、美味いものを食って帰ろうか」
「……どうせ私は料理がへたくそですからね」
「卑屈だな。でもまぁ、そこは否定できないか」
シルファは小さく笑いながら「料理をもらってくる」と告げて、露台から姿を消した。ミアは未だ頬に熱が巡ったまま冷めない。
彼の立ち去った露台には、ほのかに残り香が漂っている。まるで姿を見失ってもミアの傍にいるかのように、甘い香りが触れる。
ミアはぎゅうっとドレスを握りしめて、立ち尽くす。
(そういうところが、ずるい)
さりげなく与えられる労わり。
甘い毒に侵されたように、胸に痛みを感じる。シルファへの想いが全身を巡って、ミアを捉えた。
露台の勾欄から身を乗り出すようにして、ミアは緩やかな夜風に当たっていた。火照っていた顔から少しずつ熱が引いていく。考えてみればお昼から何も食べていない。ようやく空腹を自覚するだけの余裕が生まれてくると、シルファがどんな料理を持ってくるのかと期待が高まってくる。
味覚を失ってからも、食に対する楽しみは想像よりは保たれている。空腹のもたらす欲求は絶大であり、嗅覚と舌触りだけでも、思った以上に美味しいと言う感覚は働くものだ。けれど、人と共有することはできない。
居候の身として、せめて家事くらいは担いたいが、料理に関してはシルファに申し訳ないと思っている。幸い彼は素直に不平を表に出してくれるので、ミアの罪悪感は薄い。それだけが救いだった。
(ーーたまに当てずっぽうな味付けが当たるみたいだけど。分量を緻密に計算すると良いのかな)
シルファはきっとミアが毎日遊んで暮らしていても何も言わない。自分を無理やり召喚したという責任を感じている気がするのだ。けれど、ミアは彼が自分の面倒を見るのが当たり前だとは、開き直れない。月日を経るほどに、その気持ちは強くなっていく。
ミアを元の世界に戻す。
シルファはきっと約束を果たしてくれるだろう。彼が徒らに自分を召喚したとも思えず、何か事情があるのは明白だった。
自分がシルファに望んで良いのは、元の世界に帰すという約束だけ。
その日までは、できるだけ迷惑をかけたくない。シルファが身分の有る立場で資産家なのだとしても、ミアにはこの世界に拠り所がなく、彼に甘えているのだと言う気持ちが芽生えつつあった。
(とりあえず、不味くないものを作れるようになりたいな)
料理について考えを巡らせていると、露台から見渡せる宮殿の中庭で何かが動いた気がした。中庭は所々に火が灯されているが、灯りの届かないところは闇に呑まれている。
ミアが動きを感じた木陰に目を凝らしていると、段々と視界が暗さに慣れてくる。
白い衣装がぼんやりと浮かび上がってきた。顔を見分けることはできないが、あの衣装には見覚えがある。最近ミアが顔馴染みになった教会の司祭と同じだった。
(……ドラクル司祭かな?)
マスティア王国で教会が何を崇拝しているのか、元々これといった信仰のないミアは興味がない。ただ教会や彼らの纏う祭服などは綺麗だと感じる。
自分の知り合いの司祭なのか見極めようとしていると、司祭の向かいに誰かがいるのがわかる。姿が半分くらい木の陰に隠れているが、衣装の輪郭から女性だと感じた。
「ミア、お待たせ。……どうしたんだ?」
「あ、シルファ」
さらに身を乗り出すようにして中庭を凝視していたミアは、シルファを振り返って勾欄から離れた。彼はどうやら給仕の者に料理を運ばせたらしい。露台にある卓の一つに料理が並べられていく。シルファはミアの隣に立って同じように中庭を眺めた。
「ーーあれは、司祭か」
ミアが見ていたものを同じように辿り、シルファも司祭の向かいの人影に目を凝らしているようだ。
「Dサクリード」
思いのほか中庭の人影に食いついているシルファに声がかかる。ミアが振り返ると大げさな衣装をまとった人影が露台に来ていた。
ドミニオ王子だった。
「王子」
シルファも露台を振り返って王子を見つけると、途端に表情を曇らせた。ミアは一国の王子を相手にこれほどあからさまに嫌悪を表に出すシルファが心配になる。
「そんなに警戒しないでおくれよ。取り巻きは連れていない、僕一人だ。君が唯一を決めてしまったのは正直残念だよ。仲間を失った気分だ」
「あなたの浮名と同列に扱われる謂れはありませんよ」
露台に漏れてくる光を背後に受けて、王子の金髪に一筋の後光ができる。王子の様子からはシルファの態度に気を悪くした様子はない。互いに憎まれ口を叩いている感じからは、親しげな雰囲気があった。王子と仲が良いという感覚がミアには驚きだが、もしかすると思っていたより近い親戚なのかもしれない。
「まぁでも、君の女神の前でこんな話は不謹慎だね」
王子はミアに視線を移すと屈託のない顔で笑う。
「ようこそ、Dサクリードの女神。僕はドミニオと申します」
「あ、あの、ミアです。ごめんなさい。王子に碌にご挨拶もせずに」
礼儀作法もわからないまま慌てて頭を下げると、ふふっと軽やかな笑い声が降ってきた。
「王子と言っても七番目。僕の場合はほぼ肩書きのようなものだから。そんなに畏まらないで。ーーシルファの想い人か。こんなに美しいのに、とても可愛いらしい人だね」
ドミニオは歯の浮くような台詞を当たり前のように紡ぐ人種のようだ。軽薄というよりは、それが許される立場で見目も良く、ただ人懐こいのかもしれない。
「二人きりのところに水を差すようで悪いけど、僕もご一緒していいかな?」
露台の卓に用意された食事を振り返ってから、ドミニオがもう一度ミアに聞いた。
「駄目かな?」
ドミニオからは貴婦人達のような悪意は感じない。無下に断るのも気がひける。シルファを仰ぐと、彼はやれやれと言いたげに吐息をついた。
「取り巻きを蹴散らして来るところをみると、私に何か聞きたいことでもあるようですね、王子」
「やっぱりシルファには見抜かれちゃうよね」
「伯爵の娘のことですか」
「ーーそう。僕も交流のあった娘だから、事件のことが気になって」
伯爵の娘惨殺事件のことだと、ミアの好奇心が急激に頭をもたげる。まさかドミニオがそんな事件に関心を寄せているとは思いも寄らなかった。ミアは面白い話題に舵が切られたと、目を輝かせてしまう。シルファに導かれて、三人は料理の用意された卓についた。
やはり見間違いだったのか、シルファの瞳は綺麗な藤色をしている。
目の覚めるような真紅の鮮やかさは、どこにもない。
ミアはほっと緊張が解けるのを感じた。
瞬間、きゅうっと盛大にお腹が鳴る。
(ーーさ、さいあく)
恥ずかしくて身動きできずにいると、シルファの長い指先がミアの前髪に触れた。大爆笑されるかと覚悟したが、一向に声が響いてこない。頬を染めたまま、おそるおそる顔をあげると、彼は意外に優し気な目でミアを見ている。
「せっかくだから、美味いものを食って帰ろうか」
「……どうせ私は料理がへたくそですからね」
「卑屈だな。でもまぁ、そこは否定できないか」
シルファは小さく笑いながら「料理をもらってくる」と告げて、露台から姿を消した。ミアは未だ頬に熱が巡ったまま冷めない。
彼の立ち去った露台には、ほのかに残り香が漂っている。まるで姿を見失ってもミアの傍にいるかのように、甘い香りが触れる。
ミアはぎゅうっとドレスを握りしめて、立ち尽くす。
(そういうところが、ずるい)
さりげなく与えられる労わり。
甘い毒に侵されたように、胸に痛みを感じる。シルファへの想いが全身を巡って、ミアを捉えた。
露台の勾欄から身を乗り出すようにして、ミアは緩やかな夜風に当たっていた。火照っていた顔から少しずつ熱が引いていく。考えてみればお昼から何も食べていない。ようやく空腹を自覚するだけの余裕が生まれてくると、シルファがどんな料理を持ってくるのかと期待が高まってくる。
味覚を失ってからも、食に対する楽しみは想像よりは保たれている。空腹のもたらす欲求は絶大であり、嗅覚と舌触りだけでも、思った以上に美味しいと言う感覚は働くものだ。けれど、人と共有することはできない。
居候の身として、せめて家事くらいは担いたいが、料理に関してはシルファに申し訳ないと思っている。幸い彼は素直に不平を表に出してくれるので、ミアの罪悪感は薄い。それだけが救いだった。
(ーーたまに当てずっぽうな味付けが当たるみたいだけど。分量を緻密に計算すると良いのかな)
シルファはきっとミアが毎日遊んで暮らしていても何も言わない。自分を無理やり召喚したという責任を感じている気がするのだ。けれど、ミアは彼が自分の面倒を見るのが当たり前だとは、開き直れない。月日を経るほどに、その気持ちは強くなっていく。
ミアを元の世界に戻す。
シルファはきっと約束を果たしてくれるだろう。彼が徒らに自分を召喚したとも思えず、何か事情があるのは明白だった。
自分がシルファに望んで良いのは、元の世界に帰すという約束だけ。
その日までは、できるだけ迷惑をかけたくない。シルファが身分の有る立場で資産家なのだとしても、ミアにはこの世界に拠り所がなく、彼に甘えているのだと言う気持ちが芽生えつつあった。
(とりあえず、不味くないものを作れるようになりたいな)
料理について考えを巡らせていると、露台から見渡せる宮殿の中庭で何かが動いた気がした。中庭は所々に火が灯されているが、灯りの届かないところは闇に呑まれている。
ミアが動きを感じた木陰に目を凝らしていると、段々と視界が暗さに慣れてくる。
白い衣装がぼんやりと浮かび上がってきた。顔を見分けることはできないが、あの衣装には見覚えがある。最近ミアが顔馴染みになった教会の司祭と同じだった。
(……ドラクル司祭かな?)
マスティア王国で教会が何を崇拝しているのか、元々これといった信仰のないミアは興味がない。ただ教会や彼らの纏う祭服などは綺麗だと感じる。
自分の知り合いの司祭なのか見極めようとしていると、司祭の向かいに誰かがいるのがわかる。姿が半分くらい木の陰に隠れているが、衣装の輪郭から女性だと感じた。
「ミア、お待たせ。……どうしたんだ?」
「あ、シルファ」
さらに身を乗り出すようにして中庭を凝視していたミアは、シルファを振り返って勾欄から離れた。彼はどうやら給仕の者に料理を運ばせたらしい。露台にある卓の一つに料理が並べられていく。シルファはミアの隣に立って同じように中庭を眺めた。
「ーーあれは、司祭か」
ミアが見ていたものを同じように辿り、シルファも司祭の向かいの人影に目を凝らしているようだ。
「Dサクリード」
思いのほか中庭の人影に食いついているシルファに声がかかる。ミアが振り返ると大げさな衣装をまとった人影が露台に来ていた。
ドミニオ王子だった。
「王子」
シルファも露台を振り返って王子を見つけると、途端に表情を曇らせた。ミアは一国の王子を相手にこれほどあからさまに嫌悪を表に出すシルファが心配になる。
「そんなに警戒しないでおくれよ。取り巻きは連れていない、僕一人だ。君が唯一を決めてしまったのは正直残念だよ。仲間を失った気分だ」
「あなたの浮名と同列に扱われる謂れはありませんよ」
露台に漏れてくる光を背後に受けて、王子の金髪に一筋の後光ができる。王子の様子からはシルファの態度に気を悪くした様子はない。互いに憎まれ口を叩いている感じからは、親しげな雰囲気があった。王子と仲が良いという感覚がミアには驚きだが、もしかすると思っていたより近い親戚なのかもしれない。
「まぁでも、君の女神の前でこんな話は不謹慎だね」
王子はミアに視線を移すと屈託のない顔で笑う。
「ようこそ、Dサクリードの女神。僕はドミニオと申します」
「あ、あの、ミアです。ごめんなさい。王子に碌にご挨拶もせずに」
礼儀作法もわからないまま慌てて頭を下げると、ふふっと軽やかな笑い声が降ってきた。
「王子と言っても七番目。僕の場合はほぼ肩書きのようなものだから。そんなに畏まらないで。ーーシルファの想い人か。こんなに美しいのに、とても可愛いらしい人だね」
ドミニオは歯の浮くような台詞を当たり前のように紡ぐ人種のようだ。軽薄というよりは、それが許される立場で見目も良く、ただ人懐こいのかもしれない。
「二人きりのところに水を差すようで悪いけど、僕もご一緒していいかな?」
露台の卓に用意された食事を振り返ってから、ドミニオがもう一度ミアに聞いた。
「駄目かな?」
ドミニオからは貴婦人達のような悪意は感じない。無下に断るのも気がひける。シルファを仰ぐと、彼はやれやれと言いたげに吐息をついた。
「取り巻きを蹴散らして来るところをみると、私に何か聞きたいことでもあるようですね、王子」
「やっぱりシルファには見抜かれちゃうよね」
「伯爵の娘のことですか」
「ーーそう。僕も交流のあった娘だから、事件のことが気になって」
伯爵の娘惨殺事件のことだと、ミアの好奇心が急激に頭をもたげる。まさかドミニオがそんな事件に関心を寄せているとは思いも寄らなかった。ミアは面白い話題に舵が切られたと、目を輝かせてしまう。シルファに導かれて、三人は料理の用意された卓についた。
0
お気に入りに追加
450
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
帝国の花嫁は夢を見る 〜政略結婚ですが、絶対におしどり夫婦になってみせます〜
長月京子
恋愛
辺境の小国サイオンの王女スーは、ある日父親から「おまえは明日、帝国に嫁入りをする」と告げられる。
幼い頃から帝国クラウディアとの政略結婚には覚悟を決めていたが、「明日!?」という、あまりにも突然の知らせだった。
ろくな支度もできずに帝国へ旅立ったスーだったが、お相手である帝国の皇太子ルカに一目惚れしてしまう。
絶対におしどり夫婦になって見せると意気込むスーとは裏腹に、皇太子であるルカには何か思惑があるようで……?
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる