聖女よ、我に血を捧げよ 〜異世界に召喚されて望まれたのは、生贄のキスでした〜
マスティア王国に来て、もうどのくらい経ったのだろう。
ミアを召喚したのは、銀髪紫眼の美貌を持った男――シルファ。
彼に振り回されながら、元の世界に帰してくれるという約束を信じている。
ある日、具合が悪そうな様子で帰宅したシルファに襲いかかられたミア。偶然の天罰に救われたけれど、その時に見た真紅に染まったシルファの瞳が気にかかる。
王直轄の外部機関、呪術対策局の局長でもあるシルファは、魔女への嫌悪と崇拝を解体することが役割。
いったい彼は何のために、自分を召喚したのだろう。
ミアを召喚したのは、銀髪紫眼の美貌を持った男――シルファ。
彼に振り回されながら、元の世界に帰してくれるという約束を信じている。
ある日、具合が悪そうな様子で帰宅したシルファに襲いかかられたミア。偶然の天罰に救われたけれど、その時に見た真紅に染まったシルファの瞳が気にかかる。
王直轄の外部機関、呪術対策局の局長でもあるシルファは、魔女への嫌悪と崇拝を解体することが役割。
いったい彼は何のために、自分を召喚したのだろう。
第一章 ミアーー高遠美亜
第二章 シルファ=マスティア=サクリード
第三章:王主催の晩餐会
第四章:D(ダアト)サクリード
第五章:王宮の離れにて
第六章:教会の菜園
第七章:シルファの告白
第八章:マスティアの信仰
第九章:甘い香り
第十章:手掛かり
第十一章:仕掛け
第十二章 破られた盟約
第十三章 愚かな嫉妬
第十四章 アラディアと聖なる光(アウル)
終章 終焉のあと
おまけSS
おまけ短編
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