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ダンジョン警備員
第22話 鬼さんと猫さん
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「ん……んんんんん~……ッ! ぷはっ。あぁ~、オフ最高~」
八百音やモチャと訓練を始めて1ヶ月。美空は久々に、完全オフの休日を過ごしていた。
昼はソロ特訓。夜は八百音と特訓。週末はモチャの指導。この1ヶ月間はほぼ休みがなく、さすがに疲れが溜まっていた。
そのことをモチャに見抜かれ、今週の土日は完全オフ。
若さゆえか、土曜日にたっぷり寝たら、体力的には全快した。久々に、回復薬に頼らず元気になった気がする。
(今日はどうしよっかなぁ……八百音は定期テストが近いって言ってたから遊べないし……)
いざ休みと言われると、何をすればいいのかわからない。
DTuberになる前は何をしていたのか思い出せない。多分、両親のことで塞ぎ込んで、怠惰な生活を送ってたような気がする。
なら、今は?
ダンジョン探索も、DTuberも休みの今、何をするのが正解なんだろうか。
ソファーに横たわり、横目で時計を見る。
まだ朝の8時を回ったばかりだ。何もしないと、時間が経つのはこんなにも遅いのか。
このまま何もしないのももったいない。とにかく動かないと。
かと言って、家の中を掃除するのは違う。しなきゃいけないとはわかっているけど、掃除をする気は起きない。
そっとため息をついて窓の方を見ると、ベランダに雀の番いが留まっていた。
陽射しの下、気持ちよさそうにしている。
「……買い物ついでに、お散歩行こっと」
老後か。一瞬そう思ったが、苦笑いをして頭を振った。
普段、死と隣り合わせの生活を送っているのだ。こういう時くらい、平和を満喫してもいいじゃないか。
紫外線避けのパーカーを羽織り、外に出る。
少し陽射しはきついが、暑いとは思わない。普段から炎を使ってるからだろうか。暑さや熱さへの耐性がついてる気がする。
いつものコンビニは、10分も歩けば着いてしまう。
さすがにそれでは味気ない。少し寄り道して、コンビニに向かおう。
コンビニに向かう道とは反対の方へ向かい、頭の中を空っぽにして街中を練り歩く。
特に何も考えない。ただただ、歩き回る。
歩くこと20分弱。不意に、今まで来たことのなかった公園が現れた。
かなり広く、遊具も整備されている。子供が元気に遊び、それを親が微笑ましそうに見つめていた。他にも老夫婦、運動不足の解消に来ている中年太りの男など、結構な人数がいる。
(ここにいる人たちのほとんどは、ダンジョン配信って映画の中の世界みたいに思ってるんだろうな……)
本当の死を身近で感じず、平和に遊んでいる光景。
自分が生きている世界とは違う世界に、美空は眩しく思った。
が……そんな世界でも、異様に見える男が1人、ベンチに座っている。
結構な陽射しの中、ロングコートを身にまとっている。柔和な笑みを浮かべ、数匹の野良猫を侍らせているのは……。
「鬼さん……?」
まさかここに鬼さんがいるとは思わなかった。どこにいても様になっているというか、姿形が紳士すぎる。
彼を見ている美空に気付いた猫の1匹が、鬼さんを見て鳴き声を上げた。
「猫さん、どうかしました? ……おや」
「ぁ」
鬼さんと視線が合ってしまった。
一瞬にして顔が熱くなる。太陽のせいではない。自分の中の熱のせいだ。
鬼さんはにこやかに微笑むと、手招きをした。
ここで逃げると、意識していると思われるかもしれない。
意を決して、内面を悟られないように美空もにこやかに近付いた。
「美空さん、お久しぶりです。最近は頑張っているみたいですね」
「お、お久しぶりです、鬼さん。まあ、八百音とモチャさんに助けられっぱなしですけど」
近寄ると、1匹の猫が美空の足元に近づき、擦り寄ってきた。
「おや、珍しい。その子は警戒心が強くて、なかなか懐かないのに」
「そうなんですね。よしよし、いい子ちゃんだね君は」
指の腹で猫の頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じる。
アニマルセラピーとは本当なのかもしれない。猫が傍にいるだけで、こんなにも癒されるのだから。
「美空さん。立っているのもなんですし、どうぞこちらへ」
「は、はい。失礼しますっ」
鬼さんに促され、隣に座る。近付きすぎず、遠すぎず、絶妙な位置に。
座ると、さっきの猫が美空の膝の上に乗った。余程信頼されているのか、丸くなって寝てしまった。
可愛い。可愛すぎる。
自分でもわかるほど顔を弛めていると、鬼さんが話しかけて来た。
「美空さんは、今日はお休みですか?」
「あ、はい。モチャさんに、今週末は休めと言われてしまって」
「正しい判断です。疲れている時にダンジョンに潜れば、死にますから」
サラッと死という言葉を使う鬼さんだが、驚かない。疲れていると判断力や俊敏性が失われるから、その分死ぬリスクが高くなる。
これからは、定期的にもう少し休みを入れた方がいいかもしれない。
そう思い、鬼さんに視線を向けた。
「鬼さんもお休みですか?」
「ええ。私の会社、人数が足りなくてなかなか休みがないんですがね。今日はたまたま休みが取れまして。休みの日はこうして、猫さんたちと戯れるのが日課なのですよ」
鬼さんも、自分の膝の上で寝ている2匹の猫を撫でる。相当気持ちいいのか、2匹とも今にも寝落ちしそうだ。
少し……いや、だいぶ羨ましい。
羨望を込めた目で猫を見ていると、鬼さんが不思議そうな顔で美空を見た。
「どうかしました?」
「いっ、いえ、なんでもないです……!」
「そうですか」
慌てて顔を逸らすと、横目に鬼さんが微笑ましそうにしているのが見えた。
余計恥ずかしくなったが、鬼さんが「ところで」と話題を変えてくれた。
「特訓の方は、順調ですか?」
「あ……まあ、そうですね。前より強くなってるとは思うんですけど、どうしても魔法を球にして放つのが苦手で……」
「ふむ。では見せてもらってもいいですか? 指先で構わないので」
「は、はい」
言われた通り、指先に炎を灯す。
魔力をコントロールして炎を球にすることまではできるが、これを切り離すことができない。どうしても、炎の柱になって伸びるだけになってしまう。
「ふむ、ふむ。原因はそれですね」
「わ、わかるんですか……!?」
「はは、伊達に歳は食っていませんよ。他の人を思い出してください。魔法を使う時に、自分より離れた場所に魔法陣を展開しているのを見たことはありませんか?」
「あ……あります」
思い当たる節はある。モチャさんの雷魔法。八百音の砂魔法。他のDTuberの魔法。
ほとんど、別の場所から魔法を放っていた気がする。
「それと同じです。今の美空さんは、魔法が体の中の魔力と繋がっている状態です。それを切り離すイメージで、魔法を使ってみてください」
「わかりました」
言われた通り、指先の炎と体の中の魔力を、切り離してみる。
なかなかイメージできず、炎がバランスを崩して揺らぐが……何かが切り離されたような感覚が伝わってきた。
多分これが、正解なのだろう。鬼さんもにこやかに頷く。
「そうです。そのまま放てば、炎の球……ファイヤーボールの魔法になります」
「お……おおっ……! す、すごい! こんな簡単に……!」
まさかこんな所で修正できるとは思わなかった。
直ぐに試したいけど、今日は休暇だ。明日、ダンジョンで試せばいいだろう。
「他に何か聞きたいことはありませんか? 私に答えられることなら、お教えしますよ」
「えっ。そ、そうですね……あ」
そう言えば、例のなんでも願いを叶えるアイテムの噂。あれは本当なのだろうか。もしかしたら、鬼さんなら知ってるかもしれない。
「じゃあ、ひとつだけ……モチャさんから聞いたんですけど、最下層のダンジョンボスを倒したら、なんでもない願いの叶うアイテムが手に入るって噂……ほ、本当なのかなーって思……って……?」
自分としては、世間話のひとつとして聞いたつもりだった。
が……噂の内容を聞いた鬼さんは、どこか悲しげな瞳をしていた。
「……さあ、私にはなんとも。そういった噂には疎いもので。申し訳ありません」
「そ……そうですか」
嘘だ。鈍い美空でも、それはわかる。
鬼さんは……噂について、何か知っている──。
────────────────────
ここまでお読みくださり、ありがとうございます!
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よろしくお願いします!!
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昼はソロ特訓。夜は八百音と特訓。週末はモチャの指導。この1ヶ月間はほぼ休みがなく、さすがに疲れが溜まっていた。
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若さゆえか、土曜日にたっぷり寝たら、体力的には全快した。久々に、回復薬に頼らず元気になった気がする。
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いざ休みと言われると、何をすればいいのかわからない。
DTuberになる前は何をしていたのか思い出せない。多分、両親のことで塞ぎ込んで、怠惰な生活を送ってたような気がする。
なら、今は?
ダンジョン探索も、DTuberも休みの今、何をするのが正解なんだろうか。
ソファーに横たわり、横目で時計を見る。
まだ朝の8時を回ったばかりだ。何もしないと、時間が経つのはこんなにも遅いのか。
このまま何もしないのももったいない。とにかく動かないと。
かと言って、家の中を掃除するのは違う。しなきゃいけないとはわかっているけど、掃除をする気は起きない。
そっとため息をついて窓の方を見ると、ベランダに雀の番いが留まっていた。
陽射しの下、気持ちよさそうにしている。
「……買い物ついでに、お散歩行こっと」
老後か。一瞬そう思ったが、苦笑いをして頭を振った。
普段、死と隣り合わせの生活を送っているのだ。こういう時くらい、平和を満喫してもいいじゃないか。
紫外線避けのパーカーを羽織り、外に出る。
少し陽射しはきついが、暑いとは思わない。普段から炎を使ってるからだろうか。暑さや熱さへの耐性がついてる気がする。
いつものコンビニは、10分も歩けば着いてしまう。
さすがにそれでは味気ない。少し寄り道して、コンビニに向かおう。
コンビニに向かう道とは反対の方へ向かい、頭の中を空っぽにして街中を練り歩く。
特に何も考えない。ただただ、歩き回る。
歩くこと20分弱。不意に、今まで来たことのなかった公園が現れた。
かなり広く、遊具も整備されている。子供が元気に遊び、それを親が微笑ましそうに見つめていた。他にも老夫婦、運動不足の解消に来ている中年太りの男など、結構な人数がいる。
(ここにいる人たちのほとんどは、ダンジョン配信って映画の中の世界みたいに思ってるんだろうな……)
本当の死を身近で感じず、平和に遊んでいる光景。
自分が生きている世界とは違う世界に、美空は眩しく思った。
が……そんな世界でも、異様に見える男が1人、ベンチに座っている。
結構な陽射しの中、ロングコートを身にまとっている。柔和な笑みを浮かべ、数匹の野良猫を侍らせているのは……。
「鬼さん……?」
まさかここに鬼さんがいるとは思わなかった。どこにいても様になっているというか、姿形が紳士すぎる。
彼を見ている美空に気付いた猫の1匹が、鬼さんを見て鳴き声を上げた。
「猫さん、どうかしました? ……おや」
「ぁ」
鬼さんと視線が合ってしまった。
一瞬にして顔が熱くなる。太陽のせいではない。自分の中の熱のせいだ。
鬼さんはにこやかに微笑むと、手招きをした。
ここで逃げると、意識していると思われるかもしれない。
意を決して、内面を悟られないように美空もにこやかに近付いた。
「美空さん、お久しぶりです。最近は頑張っているみたいですね」
「お、お久しぶりです、鬼さん。まあ、八百音とモチャさんに助けられっぱなしですけど」
近寄ると、1匹の猫が美空の足元に近づき、擦り寄ってきた。
「おや、珍しい。その子は警戒心が強くて、なかなか懐かないのに」
「そうなんですね。よしよし、いい子ちゃんだね君は」
指の腹で猫の頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じる。
アニマルセラピーとは本当なのかもしれない。猫が傍にいるだけで、こんなにも癒されるのだから。
「美空さん。立っているのもなんですし、どうぞこちらへ」
「は、はい。失礼しますっ」
鬼さんに促され、隣に座る。近付きすぎず、遠すぎず、絶妙な位置に。
座ると、さっきの猫が美空の膝の上に乗った。余程信頼されているのか、丸くなって寝てしまった。
可愛い。可愛すぎる。
自分でもわかるほど顔を弛めていると、鬼さんが話しかけて来た。
「美空さんは、今日はお休みですか?」
「あ、はい。モチャさんに、今週末は休めと言われてしまって」
「正しい判断です。疲れている時にダンジョンに潜れば、死にますから」
サラッと死という言葉を使う鬼さんだが、驚かない。疲れていると判断力や俊敏性が失われるから、その分死ぬリスクが高くなる。
これからは、定期的にもう少し休みを入れた方がいいかもしれない。
そう思い、鬼さんに視線を向けた。
「鬼さんもお休みですか?」
「ええ。私の会社、人数が足りなくてなかなか休みがないんですがね。今日はたまたま休みが取れまして。休みの日はこうして、猫さんたちと戯れるのが日課なのですよ」
鬼さんも、自分の膝の上で寝ている2匹の猫を撫でる。相当気持ちいいのか、2匹とも今にも寝落ちしそうだ。
少し……いや、だいぶ羨ましい。
羨望を込めた目で猫を見ていると、鬼さんが不思議そうな顔で美空を見た。
「どうかしました?」
「いっ、いえ、なんでもないです……!」
「そうですか」
慌てて顔を逸らすと、横目に鬼さんが微笑ましそうにしているのが見えた。
余計恥ずかしくなったが、鬼さんが「ところで」と話題を変えてくれた。
「特訓の方は、順調ですか?」
「あ……まあ、そうですね。前より強くなってるとは思うんですけど、どうしても魔法を球にして放つのが苦手で……」
「ふむ。では見せてもらってもいいですか? 指先で構わないので」
「は、はい」
言われた通り、指先に炎を灯す。
魔力をコントロールして炎を球にすることまではできるが、これを切り離すことができない。どうしても、炎の柱になって伸びるだけになってしまう。
「ふむ、ふむ。原因はそれですね」
「わ、わかるんですか……!?」
「はは、伊達に歳は食っていませんよ。他の人を思い出してください。魔法を使う時に、自分より離れた場所に魔法陣を展開しているのを見たことはありませんか?」
「あ……あります」
思い当たる節はある。モチャさんの雷魔法。八百音の砂魔法。他のDTuberの魔法。
ほとんど、別の場所から魔法を放っていた気がする。
「それと同じです。今の美空さんは、魔法が体の中の魔力と繋がっている状態です。それを切り離すイメージで、魔法を使ってみてください」
「わかりました」
言われた通り、指先の炎と体の中の魔力を、切り離してみる。
なかなかイメージできず、炎がバランスを崩して揺らぐが……何かが切り離されたような感覚が伝わってきた。
多分これが、正解なのだろう。鬼さんもにこやかに頷く。
「そうです。そのまま放てば、炎の球……ファイヤーボールの魔法になります」
「お……おおっ……! す、すごい! こんな簡単に……!」
まさかこんな所で修正できるとは思わなかった。
直ぐに試したいけど、今日は休暇だ。明日、ダンジョンで試せばいいだろう。
「他に何か聞きたいことはありませんか? 私に答えられることなら、お教えしますよ」
「えっ。そ、そうですね……あ」
そう言えば、例のなんでも願いを叶えるアイテムの噂。あれは本当なのだろうか。もしかしたら、鬼さんなら知ってるかもしれない。
「じゃあ、ひとつだけ……モチャさんから聞いたんですけど、最下層のダンジョンボスを倒したら、なんでもない願いの叶うアイテムが手に入るって噂……ほ、本当なのかなーって思……って……?」
自分としては、世間話のひとつとして聞いたつもりだった。
が……噂の内容を聞いた鬼さんは、どこか悲しげな瞳をしていた。
「……さあ、私にはなんとも。そういった噂には疎いもので。申し訳ありません」
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