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魔法
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双方が違う思いを抱えながらも朝食を終え魔法を使うためにカミラとノアは家から少し離れた広い平野にいた。
「まずはお前にあった魔法を見極めるがそのためには自分のオーラの色が何色かを見つけなければならない」
「オーラ?色があるんですか?」
「ああ、オーラは魔法を使うときに重要な材料のようなものだ。色でいうと大まかには火属性の赤・水属性の青・風属性の緑・土属性のオレンジだな。まぁ、その他にも光属性の薄い黄色や闇属性の黒もあるがそれを使えるものは少ない」
「へー凄い!俺はなんですか?」
「自分のオーラは自覚しないと周りに見えない。だからまず目をつぶり心臓のところに手を当て自分の手の平と心臓に集中する。そして何かを感じてきたらそれを体中に広げるんだ。ひとまずやってみろ。」
「分かりました」
ノアはカミラに言われたように心臓に手を当て目をつぶる。
声をかけても気づかないということは凄まじい集中力のようだ。しかしこれでオーラが分かるようになるまで実は本当は半年ほどかかるが、まぁやってみたほうがいいだろうと実践させる。しかし、その行動はカミラが予想もしていなかった結果となった。
これは凄い。もうオーラが分かってきているようだ。こいつはもしかしたら天才かもしれんな、色は何色なんだろうか?聞いてみるか。
「ノア、見えたか?」
「はい…なんとなくは」
「何色だった?」
「それが、なんか白いんです。あっ、でも少しだけ水色もあります!」
「…白か…凄いな。まさか白いオーラとは」
「え?白いオーラは何なんですか?」
「白はな、他の色に染まりやすい色なんだ。簡単に言えばないろんな色、つまり魔法が使えるということなんだ。あと少し見えたと言っていた水色だがおそらくそれは水属性というより特に氷属性が得意なんだろう」
「そんなに白が凄いんですか?」
「ああ、これまで数人いたぐらいか?まぁとても珍しい。ただこのオーラには使えないのがあってな」
「使えない?」
「黒、つまり闇属性だ。使えばまぁ闇魔法しか使えなくなることが多い。でも頑張れば使えるようになるかもね」
「そうなんですね。あ、師匠は何色なんですか?」
「私か?うーん、オーラはあるが…色は無いな。透明だ」
「透明?そんなオーラもあるんですね」
「さぁ?他にそんなやつあったことないからな。でも魔法が全部使えるのは良いところだな」
ん?そっちのほうが凄いんじゃ。あったこと無いって…白でも数人いるって言っていたのに。しかも全属性使えるなんてそんなことあるのだろうか。…まぁ今考えるのはよそう。次の段階へ入るようだ。
「オーラが感じられるのなら次の段階に行くか。次は体全体に行き渡ったものを…そうだな、手の平に集めてみろ。その時に手の外に出して出したものを手の上に乗せるイメージだ」
「はい、やってみます」
これはできるんだろうか?…おぉこれもできるのか。やはり筋がいい。オーラも白だし…これは将来が楽しみだ。
「これでいいんですか?師匠」
「ああ、上出来だ。通常なら1年かかるものをここまで早くしてみせるとは…筋がいいようだな」
凄いぞと褒めているとノアはありがとうございますと顔を赤くして照れていた。
なるほど、褒めた方が伸びやすそうだな。ならご褒美でもあげたほうがいいか、でも何を?
この子へのご褒美が全く思いつかない。まぁ変に欲しくない物をあげるよりも本人に聞いたほうがいいか。
「なぁノア、ご褒美はなにがいい?」
「え…ご褒美?あ!いや、でも…」
「遠慮しないで言うといい。私にできる事ならな」
「そ、それなら……頭」
「頭?」
「はい、昨日みたいに頭を撫でて欲しいです…」
「え?」
「だめ…ですか?」
昨日のアレをノアは気に入っていたのか。もうしないほうがいいと思っていたのだがそれがいいのなら…
「まさかここまでを1日で習得するとは凄いな」
チラチラと私を見ているノアを撫でると照れくさそうだかどこか嬉しそうな顔をしていた。
これでいいのか?まぁ当の本人は喜んでるみたいだな、なら今度から褒めるときはこうするか。
もういいだろうと撫でるのをやめようとすると「え?もう?」と子犬みたいな顔をしたのでもうちょっと延長でカミラは撫でていたのだった。
「まずはお前にあった魔法を見極めるがそのためには自分のオーラの色が何色かを見つけなければならない」
「オーラ?色があるんですか?」
「ああ、オーラは魔法を使うときに重要な材料のようなものだ。色でいうと大まかには火属性の赤・水属性の青・風属性の緑・土属性のオレンジだな。まぁ、その他にも光属性の薄い黄色や闇属性の黒もあるがそれを使えるものは少ない」
「へー凄い!俺はなんですか?」
「自分のオーラは自覚しないと周りに見えない。だからまず目をつぶり心臓のところに手を当て自分の手の平と心臓に集中する。そして何かを感じてきたらそれを体中に広げるんだ。ひとまずやってみろ。」
「分かりました」
ノアはカミラに言われたように心臓に手を当て目をつぶる。
声をかけても気づかないということは凄まじい集中力のようだ。しかしこれでオーラが分かるようになるまで実は本当は半年ほどかかるが、まぁやってみたほうがいいだろうと実践させる。しかし、その行動はカミラが予想もしていなかった結果となった。
これは凄い。もうオーラが分かってきているようだ。こいつはもしかしたら天才かもしれんな、色は何色なんだろうか?聞いてみるか。
「ノア、見えたか?」
「はい…なんとなくは」
「何色だった?」
「それが、なんか白いんです。あっ、でも少しだけ水色もあります!」
「…白か…凄いな。まさか白いオーラとは」
「え?白いオーラは何なんですか?」
「白はな、他の色に染まりやすい色なんだ。簡単に言えばないろんな色、つまり魔法が使えるということなんだ。あと少し見えたと言っていた水色だがおそらくそれは水属性というより特に氷属性が得意なんだろう」
「そんなに白が凄いんですか?」
「ああ、これまで数人いたぐらいか?まぁとても珍しい。ただこのオーラには使えないのがあってな」
「使えない?」
「黒、つまり闇属性だ。使えばまぁ闇魔法しか使えなくなることが多い。でも頑張れば使えるようになるかもね」
「そうなんですね。あ、師匠は何色なんですか?」
「私か?うーん、オーラはあるが…色は無いな。透明だ」
「透明?そんなオーラもあるんですね」
「さぁ?他にそんなやつあったことないからな。でも魔法が全部使えるのは良いところだな」
ん?そっちのほうが凄いんじゃ。あったこと無いって…白でも数人いるって言っていたのに。しかも全属性使えるなんてそんなことあるのだろうか。…まぁ今考えるのはよそう。次の段階へ入るようだ。
「オーラが感じられるのなら次の段階に行くか。次は体全体に行き渡ったものを…そうだな、手の平に集めてみろ。その時に手の外に出して出したものを手の上に乗せるイメージだ」
「はい、やってみます」
これはできるんだろうか?…おぉこれもできるのか。やはり筋がいい。オーラも白だし…これは将来が楽しみだ。
「これでいいんですか?師匠」
「ああ、上出来だ。通常なら1年かかるものをここまで早くしてみせるとは…筋がいいようだな」
凄いぞと褒めているとノアはありがとうございますと顔を赤くして照れていた。
なるほど、褒めた方が伸びやすそうだな。ならご褒美でもあげたほうがいいか、でも何を?
この子へのご褒美が全く思いつかない。まぁ変に欲しくない物をあげるよりも本人に聞いたほうがいいか。
「なぁノア、ご褒美はなにがいい?」
「え…ご褒美?あ!いや、でも…」
「遠慮しないで言うといい。私にできる事ならな」
「そ、それなら……頭」
「頭?」
「はい、昨日みたいに頭を撫でて欲しいです…」
「え?」
「だめ…ですか?」
昨日のアレをノアは気に入っていたのか。もうしないほうがいいと思っていたのだがそれがいいのなら…
「まさかここまでを1日で習得するとは凄いな」
チラチラと私を見ているノアを撫でると照れくさそうだかどこか嬉しそうな顔をしていた。
これでいいのか?まぁ当の本人は喜んでるみたいだな、なら今度から褒めるときはこうするか。
もういいだろうと撫でるのをやめようとすると「え?もう?」と子犬みたいな顔をしたのでもうちょっと延長でカミラは撫でていたのだった。
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