44 / 106
Season2
生存者ーSurvivorー2
しおりを挟む
ポラリス達一行は貧民街にある大通りに面した倉庫に到着した。そこは以前はある商人が所有していたものだったが、その商人の店は潰れてしまってからは廃屋同然であった。外観から見た広さは一般的なガラクシアの家屋よりもやや広い程度ではあるが堅牢な門が以前の商店の繁盛を物語っていた。
レオールが門を叩くと門に付けられた覗き窓が開く。数秒、二者の間でやり取りが行われると巨大な門がゆっくりと開いた。
ポラリス達が中に入ると十数人がよそ者を最初は怪訝な目で見る。しかしシリウスとエストレアの姿を認めるとざわめきが広がった。
倉庫の奥から初老の男性がレオール達に近づいてきた。右目には眼帯をしており、無造作に伸ばした髪と髭で顔と認識できる部分は左目くらいしかない。
「レオール、カレンもよく無事に戻ってきた」
男はゴツゴツの手でカレンを撫でる。カレンは嬉しそうな顔をしながら商店から持ち帰った鞄いっぱいの戦利品を見せびらかした。
「ガネシャさん、”月の影“からの連絡は?」
レオールの問いにガネシャと呼ばれた初老の男は黙って首を横に振る。それを見たレオールはガックリと肩を落とした。
「……なに、心配するな。月の影は我々を見捨てることはない。きっとこの状況の打開策を探ってらっしゃることだろう」
月の影とは盗賊ギルドの長にあたる人物とされ、ギルドのメンバーを含めて誰一人その姿を見たことがない。兵隊の間では名前だけで実在しない架空の人物という説が主流だが、様々な手段でギルドのメンバーに指令を送り、報酬を渡していると言われている。
ガネシャはレオール達を助けたシリウス達に礼を言うと奥で休息を取らせてもらえることになった。
彼の話によるとこの倉庫は元の持ち主の手から離れてからは盗賊ギルドの隠れ家の一つとして使われていたらしく、盗賊ギルドの何名かはアンデット騒動を逃れ、ここに避難したらしい。そして昨夜、戦士ギルドの内乱から逃げてきた何名かと偶然合流したらしい。
ポラリス達はその内乱について聞くため戦士ギルドのメンバーのもとに話を聞きに行った。
「ギルドマスターであるダイムラーさんのご子息、メルセデスさんが謀反を起こしたんです。……実の父を手にかけて……」
「あのダイムラーがやられたのか!?」
戦士ギルドは勇者アルタイルに師事した戦士、タイクンが開いたことが始まりであり、実権は国王が持っていた。戦士ギルド内では実権をギルドに返還することを主張する独立派と古くからの風習を守る保守派に二分されていた。七英傑であるギルド長ダイムラーは保守派であったため、表立った抗争は起きていなかった。
しかし、ダイムラーの息子でありながら独立派であるメルセデスはこの状況を好機とし、実の父に反旗を翻したらしい。
「メルセデスさんと側近のバーゲンとフォードを中心に独立派の面々が急に保守派の仲間を殺し始めたんです……。きっと、ずっと前から計画を練っていたのでしょう。保守派である我々は命からがらここまで逃げてきたんです。……不本意ですが盗賊共の手を借りてまで」
戦士ギルドの状況を聞き、三人はこれからの事を話し合った。
「仲間を殺すなんてな。戦士ギルドの奴らは今や暴徒だ」
「……独立派の人たちは国王を狙うんじゃ……」
「……いや、戦士ギルドの奴らの話によると昨晩、俺らと同じ様に大量のアンデットの襲撃があったらしい。恐らく今も防衛で手が回らないはずだ」
「……いずれにしても早くこの街から脱出しなければ。」
「ああ、もう少しで魔力も回復する。半刻ほど休んだら出発しよう」
休息の間、ポラリスはレオールとカレンのもとに向かった。二人はガネシャと次の物資の補給について話し合っていた。
「レオールさん……先程、シリウスさんが言った事で気分を害されたのならば自分が謝ります」
「いや、本当のことだからね。気にしてないよ」
「あの……レオールさんは好きで盗賊をやっているわけではないんですよね……よろしければお話を聞いても?」
「ああ、構わないよ」
レオールはふうと一息つくと語り始めた。
「俺たちがまだ獣人族の村にいた頃だ。俺の妻はカレンがまだ赤子の頃に病で亡くなってね。俺たちは二人でなんとか暮らしてきたんだ」
レオールは目を細めるとボールで遊んでいるカレンを眺めた。
「あの子はああ見えて昔は体が弱くてね。ある時大きな病気を患ってしまったんだ。教会に頼んで直してもらおうとしたがカレンの病は珍しく、その治療魔法はまだ開発されていなかったらしい。唯一の治療法は医療協会が開発した薬だったんだが……それがとても高価でな。俺の稼ぎでは金が貯まる前にカレンが死んでしまう程だ」
この国では教会の治療魔法がとても発達しており、だいたいの病気は教会によって治療される。その反面、医療技術は軽視されており、主に治療魔法が開発されない珍しい病の治療薬を作っていた。しかし、その技術は発展途上であるため、薬は非常に希少であり薬価はとても高価となる。
「あの子は俺に残された最後の宝だ。手段を選んでいる時間もなかった。盗んだ薬でなんとか病気は治ったが村の者達にバレて二人で追放されてしまいこの街に流れ着いたんだ。……しかし、罪人の獣人がまとまな仕事に就けるはずもない……行き倒れそうになったところでガネシャさんに拾われて盗賊ギルドに入ったんだ。……別に軽蔑してくれても構わない……」
「軽蔑なんてするわけないじゃないですか……自分だってレオールさんの立場なら同じことをします!!」
ポラリスの言葉にレオールは胸にあった重いものが少しだけ落ち、少し救われた様な顔をした。ガネシャがポラリスの顔を見ながら話しかけた。
「“月の影”に拾われたもの達は皆それぞれ強い思いがあり、過去を、未来を捨て去れるもの達だ。矜恃の無いものはただのコソ泥だ。我々盗賊ギルドは大いなる目的のために忍び、盗む。……なにを犠牲にしようとな……」
「……それはカレンちゃんも解っているんですか?」
ポラリスはガネシャの目を真っ直ぐ見据える。ガネシャはその眼差しを正面から捉えるとニコッと笑った。
「安心しなさい。月の影も悪魔ではないさ。この親子にはそれほど危険な任務は任せなよさ。……ところで若き兵士よ、名前は何という?」
「ポラリスです」
名前を聞くとガネシャは驚き左目を丸くするとどこか嬉しそうな顔になった。
「ポラリス……導きの星か!!いい名前だな……それにいい目をする……」
ガネシャはポラリスの顔を両手で抑えるとその目を覗き込む。ポラリスは突然のことにたじろいだ。
「ああ、すまんすまん。歳を取ると若者の真っ直ぐな目が懐かしくてな。私も昔はそんな目をしていたものだ」
ポラリスはどこか自分が褒められたようで少し照れ臭くなった。
そんな時であった。突然倉庫が揺れるほどの衝撃が響いた。
レオールが門を叩くと門に付けられた覗き窓が開く。数秒、二者の間でやり取りが行われると巨大な門がゆっくりと開いた。
ポラリス達が中に入ると十数人がよそ者を最初は怪訝な目で見る。しかしシリウスとエストレアの姿を認めるとざわめきが広がった。
倉庫の奥から初老の男性がレオール達に近づいてきた。右目には眼帯をしており、無造作に伸ばした髪と髭で顔と認識できる部分は左目くらいしかない。
「レオール、カレンもよく無事に戻ってきた」
男はゴツゴツの手でカレンを撫でる。カレンは嬉しそうな顔をしながら商店から持ち帰った鞄いっぱいの戦利品を見せびらかした。
「ガネシャさん、”月の影“からの連絡は?」
レオールの問いにガネシャと呼ばれた初老の男は黙って首を横に振る。それを見たレオールはガックリと肩を落とした。
「……なに、心配するな。月の影は我々を見捨てることはない。きっとこの状況の打開策を探ってらっしゃることだろう」
月の影とは盗賊ギルドの長にあたる人物とされ、ギルドのメンバーを含めて誰一人その姿を見たことがない。兵隊の間では名前だけで実在しない架空の人物という説が主流だが、様々な手段でギルドのメンバーに指令を送り、報酬を渡していると言われている。
ガネシャはレオール達を助けたシリウス達に礼を言うと奥で休息を取らせてもらえることになった。
彼の話によるとこの倉庫は元の持ち主の手から離れてからは盗賊ギルドの隠れ家の一つとして使われていたらしく、盗賊ギルドの何名かはアンデット騒動を逃れ、ここに避難したらしい。そして昨夜、戦士ギルドの内乱から逃げてきた何名かと偶然合流したらしい。
ポラリス達はその内乱について聞くため戦士ギルドのメンバーのもとに話を聞きに行った。
「ギルドマスターであるダイムラーさんのご子息、メルセデスさんが謀反を起こしたんです。……実の父を手にかけて……」
「あのダイムラーがやられたのか!?」
戦士ギルドは勇者アルタイルに師事した戦士、タイクンが開いたことが始まりであり、実権は国王が持っていた。戦士ギルド内では実権をギルドに返還することを主張する独立派と古くからの風習を守る保守派に二分されていた。七英傑であるギルド長ダイムラーは保守派であったため、表立った抗争は起きていなかった。
しかし、ダイムラーの息子でありながら独立派であるメルセデスはこの状況を好機とし、実の父に反旗を翻したらしい。
「メルセデスさんと側近のバーゲンとフォードを中心に独立派の面々が急に保守派の仲間を殺し始めたんです……。きっと、ずっと前から計画を練っていたのでしょう。保守派である我々は命からがらここまで逃げてきたんです。……不本意ですが盗賊共の手を借りてまで」
戦士ギルドの状況を聞き、三人はこれからの事を話し合った。
「仲間を殺すなんてな。戦士ギルドの奴らは今や暴徒だ」
「……独立派の人たちは国王を狙うんじゃ……」
「……いや、戦士ギルドの奴らの話によると昨晩、俺らと同じ様に大量のアンデットの襲撃があったらしい。恐らく今も防衛で手が回らないはずだ」
「……いずれにしても早くこの街から脱出しなければ。」
「ああ、もう少しで魔力も回復する。半刻ほど休んだら出発しよう」
休息の間、ポラリスはレオールとカレンのもとに向かった。二人はガネシャと次の物資の補給について話し合っていた。
「レオールさん……先程、シリウスさんが言った事で気分を害されたのならば自分が謝ります」
「いや、本当のことだからね。気にしてないよ」
「あの……レオールさんは好きで盗賊をやっているわけではないんですよね……よろしければお話を聞いても?」
「ああ、構わないよ」
レオールはふうと一息つくと語り始めた。
「俺たちがまだ獣人族の村にいた頃だ。俺の妻はカレンがまだ赤子の頃に病で亡くなってね。俺たちは二人でなんとか暮らしてきたんだ」
レオールは目を細めるとボールで遊んでいるカレンを眺めた。
「あの子はああ見えて昔は体が弱くてね。ある時大きな病気を患ってしまったんだ。教会に頼んで直してもらおうとしたがカレンの病は珍しく、その治療魔法はまだ開発されていなかったらしい。唯一の治療法は医療協会が開発した薬だったんだが……それがとても高価でな。俺の稼ぎでは金が貯まる前にカレンが死んでしまう程だ」
この国では教会の治療魔法がとても発達しており、だいたいの病気は教会によって治療される。その反面、医療技術は軽視されており、主に治療魔法が開発されない珍しい病の治療薬を作っていた。しかし、その技術は発展途上であるため、薬は非常に希少であり薬価はとても高価となる。
「あの子は俺に残された最後の宝だ。手段を選んでいる時間もなかった。盗んだ薬でなんとか病気は治ったが村の者達にバレて二人で追放されてしまいこの街に流れ着いたんだ。……しかし、罪人の獣人がまとまな仕事に就けるはずもない……行き倒れそうになったところでガネシャさんに拾われて盗賊ギルドに入ったんだ。……別に軽蔑してくれても構わない……」
「軽蔑なんてするわけないじゃないですか……自分だってレオールさんの立場なら同じことをします!!」
ポラリスの言葉にレオールは胸にあった重いものが少しだけ落ち、少し救われた様な顔をした。ガネシャがポラリスの顔を見ながら話しかけた。
「“月の影”に拾われたもの達は皆それぞれ強い思いがあり、過去を、未来を捨て去れるもの達だ。矜恃の無いものはただのコソ泥だ。我々盗賊ギルドは大いなる目的のために忍び、盗む。……なにを犠牲にしようとな……」
「……それはカレンちゃんも解っているんですか?」
ポラリスはガネシャの目を真っ直ぐ見据える。ガネシャはその眼差しを正面から捉えるとニコッと笑った。
「安心しなさい。月の影も悪魔ではないさ。この親子にはそれほど危険な任務は任せなよさ。……ところで若き兵士よ、名前は何という?」
「ポラリスです」
名前を聞くとガネシャは驚き左目を丸くするとどこか嬉しそうな顔になった。
「ポラリス……導きの星か!!いい名前だな……それにいい目をする……」
ガネシャはポラリスの顔を両手で抑えるとその目を覗き込む。ポラリスは突然のことにたじろいだ。
「ああ、すまんすまん。歳を取ると若者の真っ直ぐな目が懐かしくてな。私も昔はそんな目をしていたものだ」
ポラリスはどこか自分が褒められたようで少し照れ臭くなった。
そんな時であった。突然倉庫が揺れるほどの衝撃が響いた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

半神の守護者
ぴっさま
ファンタジー
ロッドは何の力も無い少年だったが、異世界の創造神の血縁者だった。
超能力を手に入れたロッドは前世のペット、忠実な従者をお供に世界の守護者として邪神に立ち向かう。
〜概要〜
臨時パーティーにオークの群れの中に取り残されたロッドは、不思議な生き物に助けられこの世界の神と出会う。
実は神の遠い血縁者でこの世界の守護を頼まれたロッドは承諾し、通常では得られない超能力を得る。
そして魂の絆で結ばれたユニークモンスターのペット、従者のホムンクルスの少女を供にした旅が始まる。
■注記
本作品のメインはファンタジー世界においての超能力の行使になります。
他サイトにも投稿中
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる